日本国召喚国内閑話   作:ボルドーワイン

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農業の話

 転移後、いくらか経過し、余裕が出てきたところで、農林水産省でとある計画が立案されていた。

 「とりあえずの食料の輸入はできたが量と質はなんとかなったが種類が足りない、大規模な港と鉄道もできたことだし、プロジェクトを始めよう。」

 クワトイネとの国交が開始され、国の情報が入ってきて、もともと構想はされていたが、とりあえず国内の備蓄を消費しつつ、カロリーの維持を目標としていたが、問題なくなってきたため、このプロジェクトが開始された。

 「大規模農業開発計画、具体的にはコーヒー豆やカカオなどの亜熱帯産植物の嗜好品や、果物や野菜、穀物など日本で作れない物すべてを、クワトイネのチート土壌で育て、日本に持ってくるというものだ。すでに農業用地としての大規模な租借地の許可は下りている。また各産業界からの協賛も問題なく得られている。とりあえずは官民共同の大規模な農業メジャーを設立、欧米の大規模生産をもとにした生産ラインなどを生産する、もちろん日本国内で生産できる物に関しては、国内農業を維持するためにある程度調整する。」

 とはいえコーヒー豆などは消費量に反して生産量はとても小さいため、国内の倉庫で大規模備蓄などをすることが検討されている。

 「しかし、ある程度の作物は現地人の農家か、移住する農家や企業などに任せた方がよいのでは?特に果物などは消費量も少ないものもありますし。」

 「確かに何もせわしなくても生育する土壌とはいえ、現地では農業技術の発展がほぼない、それこそ肥沃土に胡坐をかいた、種をまいてほぼ放置してるだけのようだ、移住者も再転移のリスクがあり、少ない、機械化して大規模にやった方が人的コストも少なくて済む、それにドローンに関しての規制も何もないから、経産省も5G網の整備、ドローンや無人トラクターの大規模実験ができると息巻いている。であればこちらが主導で行ったほうが管理しやすい。」

 「それだけでなく転移でいろいろと失った産業界からもすごい期待が寄せられています、作物を輸入できなくなった飲食・食品業界、売り先をうしなった商社や農業機械メーカーなども息巻いています。極端な話、上は産業界に対してのアピールとしての役割も期待しているようです、経団連からも対策を要請されていますし、進めるべきでしょう。」

 「国民からも少なくない現状への不満があがっています、カロリーの充足がなった以上次の段階、質と種類の追求に進めます。」

 「以上、あとは詳しい報告書を作成しておいてくれ、この会議は以上とする。」

 




実際原作でも似たような計画は立てられてたと思う。
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