GATE 勝った日本と負けた日本 彼の地にて、斯く戦えり【仮】 作:イキ過太郎
大日本特地派遣特別航空隊:所属三名
デルタ1
TACネーム:ドミニク
本名:岩泉亮介 階級:大佐
搭乗機体:23式ステルス戦闘機(F22)
大日本特地派遣特別航空隊のリーダー、だがちょっと抜けてる一面もあるためエレベスから度々起こられる
エレベス、バデッシイとは同期で自他共に認める親友同士
デルタ2
TACネーム:エレベス
本名:ケネディ・ケイルマン 階級:大佐
搭乗機体:23式ステルス戦闘機(F22)
ドミニクとバデッシイの行動に頭を悩ませている
アメリカ人、彼女絶賛募集中である。皆をまとめるお兄さん的存在
デルタ3
TACネーム:バデッシイ
本名:熱海春隆 階級:大佐
搭乗機体:23式ステルス戦闘機(F22)
女ったらしのアホ、悪知恵の働く情報通
電車の中で痴漢冤罪を掛けられてから女ったらしは少し減った
伊丹耀司二尉率いる第三偵察隊はファルマート大陸を車両で走っていた
ファルマート大陸の空は蒼く、隊員達の好奇心を掻き立てていた
「いやぁーー!!空が蒼いねえー!!」
「こんなの北海道にもあるっすよ、せっかく異世界と思ったのにガッカリっす」
他愛もない話を続けていると、栗原曹長が口を開く
「ファンタジーもいいがもう一つ俺達は気にしなくちゃならん問題がある」
「日本軍?」
「そうです、伊丹二尉」
日本軍、今アルヌスに進駐している自衛官で知らないものはいない話題だ
「大体おかしいでしょ!!」
「どうした倉田」
「あの日の丸が書いてあった機体、ありゃF22ですよ!?アメリカ合衆国の航空機でアメリカ以外持ってませんよ!!??しかも爆撃されそうになったし!!」
息継ぎもせず超早口で説明する倉田に対し伊丹二尉が宥めるような口調で話す
「日本軍の目的が帝国軍で良かったな、でなきゃ今頃門ごと爆撃されてた、しかし日本軍がF22は驚きだよな」
「でも!容赦の欠片もありませんでしたよ!?」
「俺達もあと少しで帝国軍と戦ってたんだ今さら容赦とか言ってる場合じゃないだろ」
と言いあくびしようとした伊丹の目にある建物が映る
「おいあれ!!」
伊丹が指差したさきには
「基地!?あんなでっかい!」
まさに城塞と言うべき基地が建っていた
「おやっさん!あれって!」
「間違いなく日本軍の基地だろうな、こんな短期間であんな強固な基地を作れるとは、あっちの技術力は自衛隊以上だろう、どうしますか?伊丹二尉」
「接触を計ってみよう」
伊丹は考えた、目の前にいる日本軍、F22を独自で作れるほどの技術力、資源力、経済力、どれもが自衛隊を上回っている、もしも敵に回してしまったら特地派遣部隊は易々と消されるだろう
ならばここで味方に付ければ大いなる戦力になる、ここで接触するのも悪くない
「栗林ちゃんはどう思う?」
「私も接触に賛成です、この特地でもし味方にできれば頼もしいかと」
「よし決まりだな!」
第三偵察隊は日本軍の基地へハンドルを切った
***
「もう少しで着くぞ、念のために安全装置を外そう」
伊丹達は基地へもう少しの所に近づいていた、ここからは戦闘もあり得るため伊丹は他の隊員に銃のセーフティを外すよう命令した
『おい!!そこの軍用車達!!今すぐ引き返せ、さもなくば容赦なく攻撃する!!』
警告と同時に基地のなかから戦車、歩兵、軍用ヘリが続々と出てくる、その目的はもちろん伊丹達である
「流石の警備ですね・・・伊丹二尉お願いしますよ」
「分かってる」
押し潰されそうなプレッシャーのなか、伊丹は拡声器にてを掛ける
『こ、こちら日本国陸上自衛隊!特地方面派遣部隊第三偵察隊!そちらの司令官にお会いしたい!!』
『何を言っている!!今すぐ引き返・・・・・・・げ、元帥!?』
突然、門番が慌てる
「どうしたんでしょう、随分慌てているようですが」
『第三偵察隊、許可する』
それからはトントン拍子で進んだ
粘り強い交渉が必要かと思ったがそんなことはなく、急に許可が出された
***
「君らが陸上自衛隊かね?」
日本兵に連れられた先には優しそうなおじさんがいた、コーヒーを片手に猫を抱えながら山奥に隠居してそうな見た目である
だが伊丹には奥底に眠る闘気を理解していた、これは何度も戦場をくぐり抜けて来た歴戦だと言うことが
「はっ!!貴方が日本軍の司令官でしょうか!?」
「うむ、私が大日本特派遣軍総司令、大鷹五十六、階級は元帥だ」
「「はっ!!」」
隊員達の体が緊張で硬くなる、目の前にいるのは元帥、一番上の階級である
「ほっほっほ、そう硬くならないで、この世界では協力した方がお互いのためだろう?ほらコーヒーも用意した」
大鷹元帥は微笑みながらコーヒーをならべだした
「「ありがとうございます!!」」
「さて本題だが君たちを指揮している者は誰かね?」
「わ、私です!」
「名前はなんと言うんだい?」
「伊丹耀司です!」
「じゃあ、伊丹君」
「はい?」
「君らの司令官に会わせてくれないかい?」