ライスシャワー×マンハッタンカフェ ウマ娘アンソロジー   作:ぴちかー党

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 原作「酒の追憶」のオマージュ

 タイトル通り、今回は馬娘プリティーダービーの私が思う諸々を原作の書き方を真似して書き記しただけの作品です。
 ご了承ください

*今回も原文は2~3改行しようと思いましたが、原文まま使っているところが少ないため、改行ができませんでした。比率的には 原文:オリジナル=2:8といったところです


馬娘の追憶

 馬娘の追憶とはいっても、馬娘が追憶するという意味ではない。馬娘プリティイダアビイについての追憶、もしくは、馬娘プリティイダアビイについての追憶ならびに、その追憶を中心にしたもろもろの過去の私の生活形体についての追憶、とでもいったような意味なのであるが、それでは、題名として長すぎるし、また、ことさらに奇をてらったキザなもののような感じの題名になることをおそれて、かりに、「馬娘の追憶」として置いたまでのことである。

 

 

 

 私は最近、少し懐の調子を悪くして(俗に言う金欠である)、神妙にしばらく馬娘プリティイダアビイから遠ざかっていたのであるが、ふと、それも馬鹿らしくなって、スマホの画面をつけ、アプリを起動させ、少額の課金でチビチビ、デイリイガチャだけ引いてみた。そうして私は、実に非常なる感慨にふけった。

 

 

 課金は、それは、するにしても少額で、毎日毎日デイリイを引く。そのくらいチビチビやるくらいが、精神衛生上良いにきまっている。当たり前のことである。

 私が課金をするようになったのは、社会人になってからであったが、どうもアプリに対する課金というのは、ファミコンのカセツトを購入するのとは異なり、影も形もなく、提供が終了してしまったらそれまでで、デイリイをチビチビ回すのにさえ、大いなる難儀を覚え

 

 

 「○○回でヒシアマゾン当たりました」とか、「無課金で○○と○○自分の欲しい馬娘全て当たりました」なぞと某集会所や映像サイトで、愛好家たちが己の運の強さを自慢し、大いなる幸運に一喜一憂している様をみていると、自身の引きの弱さも相まって羨望と嫉妬と恐怖を感じていたものであった。いや、本当の話である。

 

 

 けれども、やがて私も、課金をすることには慣れたが、しかし、それは「長いスパンで考えれば、お気に入りのキャラを全て揃えてしまえばあとは、無課金でやっていけばよい。俗に言う初期投資とおなじではないか」という、自身の完璧なる筋書があったからで、決してやみくもに引いていたわけではない。

 

 

 にがいにがいと思いつつ、チビチビ引いて、そうして必ず、すっくと立って、風の如く御不浄に走り行き、おもむろに携帯を開き愛好家たちの呟きを目にし、悔しさに涙をながしていいね!を押し、必ず呻いて徒労を吐いて、ときには{手綱}に最低保証なぞのお恵みを貰って、真蒼な顔をしてその結果をみて、そのうちにだんだん課金にも馴れた、という甚だ情無い苦行の末の結実なのであった。

 

 

 デイリイガチヤで、チビチビ引いても、既にかくの如き過激の有り様である。いわんや、「○○出るまで回します」とか、「○○万円、ぶんまわし」などに至っては、それはほとんど戦慄の自殺行為と全く同一である、と私は思い込んでいたのである。

 

 

 しかし、今となっては・・・・・

 誰の言葉であったか「人というものは、はじめから悪の道を知っているわけではない。何かの拍子で、小さな悪事を起こしてしまい、それを世間の目にふれさせぬため、また、つぎの悪事をする。そして、これを隠そうとして、さらに大きな悪の道へ踏み込んでいくものなのだ」

 

 全くうまい例えである。勿論、課金=悪と私が認識しているのではないことは伝えておこう。しかし、この言葉、「悪事」を「課金」にかえると、成る程。しっくりと来るではないか。課金は魔の囁きとはよくいったものである。

 

 

・・・・ところで

 私がはじめて、10連を回したのは、摩天楼の幻影。あの馬娘を目撃したときからである。まさに、運命的な出会いであった。ビジュアル、性格、雰囲気、話し方、そしてアニメとのギャップ。全てが私の追い求める馬娘にピタリと当てはまった。

 

 そして、喜び勇んで近くの小売店で林檎のカアドを購入し、馬娘ガチヤを引きはじめた・・・そう、そのときはまだ知らなかったのだ。この馬娘がその二つ名の通り、このゲエムにおいて摩天楼の幻影であるべき存在ということなぞ。

 

 

 アプリを起動させガチヤの画面へ向かうと、手綱君が

 

「君、10連をまわすんだろう?」

 

と、言っているように見えてくるので、私はムッとした。

カアドは買ってきたがなにもまだ、引くと決まったわけではないのである。

 

「まだ、引くと決まったわけではない。なにも、このカアドは課金にしか使えない訳ではないのだからな」

 

 

私は心のなかでそう強がった。

 

 

「しかしそういいながら、引くんだろう」

 

「引いてもいい」

 

「引いてもいい、じゃない、当てたいんだろう?」

 

 

 手綱君には、その頃、ちょっとしつっこいところがあった。私はアプリを閉じてしまおうかと思った。

 

 

「おうい。」と手綱君は、サポートカードの画面を呼んで、「サポートカードにはまだ彼女の排出率が上がっているだろう。持ってきなさい。Rでいい。」

 

 

 私はも少し、いようかと思った。ガチヤの誘惑はおそろしいものである。

 

 

「馬娘ガチヤを私は引きたいのです」

 

「そういうな。まずはサポートカードを引いて彼女を存分に堪能するといい」

 

 

 手綱君は、ひどく傲然たるものである。 

 私も向っ腹が立っていたので、忠告も聞かず黙って{馬娘ガチヤ}の10連をグイとまわした。私の記憶する限りにては、これが私の生まれてはじめての、10連をまわした経験であった。

 

 

 手綱君は私が10連を回したのをじろじろと確認して、そうして扉を開きレエス所へと駆けていった。

 

 

「10連てのは、これは、的屋のくじみたいなものじゃないか。ちっとも当たらない」

 

「そうかね。いつか当たるさ」

 

 

たちまち、10連を3回も引いてしまった。

 

 

「もうやめよう」

 

「そうか。彼女は出てないぜ」

 

 私はひとり、アプリを閉じた。傷を癒すため動画サイトで彼女の動画を漁り、そしてとある勇姿が作成した俗に言うMAD動画で真実を知り、ひどく悲しくなり、小さい声で

 

 

 

わたしゃ

売られて行くわいな

というお軽の唄を歌った

 

 突如、実に全く突如、えも言えぬ徒労感が発した。

 酷く後悔して、私の頭上から巨大な竜巻が舞い上り、私の意識は宙に浮き、ふわりふわりと雲霧の中を漂っているというあんばいである。

 

 そんな状態でも腹は減るもので、台所に向かっていったところ、途中でタンスに足をぶつけ、転倒し、

 

 

 

 わたしゃ 

 売られて行くわいな

 と小声で呟き、起き上って、数歩進みまた転倒し、視界がなにか靄でもかかっているかのようにボヤけ、屈折し

 

 わたしゃ

 売られて行くわいな

 その蚊の鳴くが如き、あわれにかぼそい歌声だけが、はるか雲煙のかなたから聞こえて来るような気持ちで 

 

 

 わたしゃ

 売られて行くわいな

 また転倒し、また起き上がり、そうこうしているうちに、その1日はあっという間に過ぎ去ってしまった。

 

 

 その後、私は現在まで、恐らく数回10連をまわしたが、しかし、あんなにひどいめに逢った事がなかった。

 

 10連に就いて、忘れられない少し嬉しく、そして少しもったいない思い出が、もうひとつある。

 

 

 少し話は前後し始めに貰った星3交換チケットで迷わず「黒い刺客」の二つ名を持つ馬娘を交換した頃であったか。その馬娘を家の画面におき、楽しんでいるとどうにもむず痒い、幸せな気持ちになれる。

 

 そうして、「もっと馬娘が欲しいな」と欲が出て初の10連引いたとき虹色に光るゲエトが3つ・・・いや2つだったかも知れぬ・・・兎に角その虹色のゲートから先程交換したばかりの彼女が再び現れたのだ。

 

 

 こんなことなら、最後まで迷っていた「スーパーカー」を交換した方が良かったかもしれないと思っていたが、その迷いもこのガチヤで晴らすことができた。しかし、{ならあのとき、坂路の申し子を選択した方が・・・}とどんどん、どんどん湯水のごとく、過去の自分への後悔が出てくるのだからどうしようもない。

 

 人の欲と言うものは再現がなく、そして改めてガチヤと言うものはその欲をうまく刺激するように作られているなと関心させられる。

 

 

 まぁ、今の私にはあまり関係のないことだが・・・

 摩天楼の幻影。彼女が出るまでは、しばらくは節約をし、マイペースに遊んでいこうではないか。 

 

 黒い刺客、スーパーカー、坂路の申し子、ターフの名優。彼女以外の欲しい馬娘は全て揃えたのだから・・・・




 馬娘プリティーダービーについて語るはずが途中から 
ゲーム→ガチャ→10連と語る対象がぐちゃぐちゃと変わってましたね。

 文面だけをまねしているだけなので、なかなか難しい。それと実体験をもとにして作成しているのでどうしても、感情が前面に出てしまいますね。


 とりあえず、10連ガチャから得られた教訓は、ガチャであれ仕事であれ事前の情報収集は大事ということですかね?
 それと、サポートカードでいいのでナースカフェ是非是非実装していただきたいですね
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