会話が殆どです。
クイーン・デンドロビウムにトレーナー室の前まで連れてこられた。部屋の前に表札が架かっており、"チーム・アルビオン:浦木 光"と書かれている。
「ここ?」
「そう!しっつれいしまーす!」
「ちょっ、ちょっと!」
遠慮無く扉を開けて中へ入って行く友人に引っ張られながら、入室する。
「相変わらずなんだな。デンドロビウム。」
入室すると、トレーナー用のデスクだろう無機質で武骨なそれの向こうから声がした。
「いや~、おじ様に会いたくって。」
「まだ、おじ様と呼ばれるには早いな。」
「またまた、若い娘に比べたらおじさんでしょ?」
「一体何の用だ?」
うんざりしたようにトレーナーが先を促す。
「いやぁ、アタシの親友を紹介しようと思って…。」
「皆まで言うな。こうなるのは分かっていた。だが、彼女の意思はどうなんだ?」
「…えっとぉ…。」
「私は…、私はメジロ家に勝ちたいです。貴方は勝たせてくれますか?」
ここで何も言わなければ始まれない。タイタンが考えるより先に口が言葉を紡いでいた。
「…勝つのはお前さんだ。俺は勝てる為の道を探す手伝いをするだけだ。」
「さっすがトレーナー!話が分かるぅ!」
「茶化すな…、デンドロビウム。」
「勝たせてやるとは言ってくれないんですね。」
「…当然だ。走るのは俺じゃない。お前達だからな。俺達のやっていることは唯の手伝いだ。」
「なら…、なら手伝って欲しい。私は勝ちたいんです。」
「自己紹介もしてないのに決めてしまっていいのか?」
「私の親友が信頼してる人なんです。疑う理由はありません。」
参ったなという風に空を仰ぎ見るトレーナー、デンドロビウムは何やらニヤニヤしている。かなり恥ずかしい事を口走ってしまったと気付く。しかし、もう止まらない。一度言ってしまったことは取り消せない。
「俺は浦木 光(うらき こう)だ。チームアルビオンを受け持っている。そこのデンドロビウムもチームメイトになる予定だ。」
「私は…、私はメジロタイタン。どんな事をしてでも勝ちたいです。」
「そうか…。君の事は話に聞いていた。どんなウマ娘なのかもある程度リサーチしている。だが、クイーン・デンドロビウムもそうなのだが、選抜レースは走ってもらう。」
「"実際にレースを走っている所を見せろ"と言うことですか?」
「それもある。が、正確には走っている所を見た上で、正式に担当として受け持つかを決める。」
「…それは、いえ、そうですよね。」
「…分かってくれるなら助かる。」
それは、浦木トレーナーにとっての矜持でもあった。
彼女達ウマ娘は人生を賭けてレースを走る。彼等トレーナーは人生を賭けて彼女達を勝たせる為のトレーニングを施す。つまり、才能があるのか、或いはその才能を伸ばしてやれるのか、そういった部分を見た上で決める。互いに人生を賭ける以上そこはケジメとして譲れないという事であった。
「選抜レースの日は当然俺は見に行く。まだ日にちは有った筈だが、出走距離が決まっているなら教えて欲しい。」
「今のところ、長距離、中距離は走ります。」
「メジロ家に挑戦するのなら妥当だな。」
「それから、後一走はまだ、決めかねています。」
「…そうか。なら、決まり次第教えてもらえると有難い。」
「分かりました。」
「はい!はーい!アタシは~…。」
「お前はもう知ってる。」
「だって、アタシだけ蚊帳の外じゃん!」
こうして、メジロタイタンの新しい戦いが始まることになった。まずは選抜レース。そこが彼女の目指す先となった。
どっかで聞いたチーム名に、トレーナー名?
何のこったよ?(すっとぼけ)
どっかの機動戦士とは関係有りません。
これだけははっきりと伝えたかった。
お仕事が繁忙期に入るので、更に亀更新になります。
何でもしませんが、許して下さい。オナシャス。
いつも応援してくれる兄貴姉貴、これからも応援オナシャス!