続いたので初投稿です。
こうなんと言うかですね。コンスタントに投稿出来る人は尊敬します。
追記
脱字の修正を行いました。
今日の私は機嫌が悪かった。マックイーンに会えるのは嬉しい。しかし、そのマックイーンにメイドが付いたというのだ。それが気に入らない。
私達の一族は名家だ。顔どころか名前すら知らない"親戚"が大勢いる。だから、メイドがメジロを名乗っている事自体はどうでも良い。しかし、メジロを名乗るウマ娘というのが気に入らない。メジロを名乗り私達に近づき家の威光にすがろうとするウマ娘がいる。きっとメジロタイタンとかいうウマ娘もそんな輩の一人なのだ。だからマックイーンに近づく敵は排除しなくてはと思う。決して、マックイーンがあまり構ってくれなくなったのが理由ではない。最近、マックイーンがあまり構ってくれなくなり、会えてもメジロタイタンとの話ばかりされるのが気に入らないとかでは無いのだ。
お茶会で初めての顔合わせ。第一印象は良くも悪くも普通であった。他のメジロに連なるウマ娘達のような覇気が感じられない。どこまでも平凡なウマ娘。ウマ娘である以上、走ることには拘りは有るのだろう。プライドや思いも有るのだろう。しかし、名を残す名バ達の様な"オーラ"が感じられないのだ。だから、今までもそうだった様に顔も知らない"親戚達"の一人として私達に取り入ろうとしている一人だと思った。
「貴女からマックイーンを盗ったりしないわ」
自己紹介の後、私だけに聞こえる様に耳元で囁かれた。
その時、私はメジロタイタンを勘違いしていた事に気が付いた。彼女はメジロの家に執着などしていない。今まではマックイーンと親しい親戚を除けば皆、私の機嫌取りばかりしてきた。
でも、タイタンは私の様子を見てその上で本当に心の底からそう言った。少なくとも、私へ取り入ろうとしての言葉では無いことだけは分かった。私にはそう感じられた。
お茶会の後、私はタイタンと連絡を取り合う様になった。とりとめのない日々の事だったり、マックイーンの事だったりを沢山話した。そして、他のメジロ家の者達には隠していた少女漫画の話も。笑われるかなとも思った。でもそんなことはなく、むしろ彼女の方から少女漫画の話題をふって来てくれるぐらいだった。
私にとって初めての年上の、しかし、両親やメジロ家の重鎮達よりも年の近い親戚。私はいつの間にか、マックイーンだけでなく、タイタンと遊ぶことも増える様になっていた。互いの家に呼び合ったり、流行りの少女漫画を貸し合ったり。マックイーンが姉と慕い、他の目が無いとき等は崩した話し方をする様に、私もまた、タイタンをお姉さまと呼びメイド達や両親の目が無い時にはマックイーンと同じ様に話す様になった。
「ねぇ、お姉さま。私、貴女に会えて良かったわ。」
「唐突ね。何か有ったの?」
「ううん。ただそう思っただけ。」
私はタイタンお姉さまに抱き付き、少し困ったような顔をされながら抱き締め返された。
嗚呼、だから、私達の罪はきっと彼女に会ってしまった事。過度な期待を掛けてしまった事。何よりも彼女と一緒に居たいと、"走りたい"と思ってしまった事だと気付くのが遅すぎたのだ。それが私達三人の罪…。
次の話はメジロライアン姉貴との邂逅になります。
それからメジロ家総裁と"お話"してトレセン学園へ入学していきます。
曇らせはもう少しだけ先になるんじゃ。