この一走に全てを駆けた   作:デーニッツ

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お〇んこぉ~(気さくな挨拶)
今度はメジロライアン姉貴との邂逅です。
今回は(ライアン姉貴の描写はほぼ)無いです。


第五話~走る者達~

 今日はマックイーンお嬢様のレース教練の日だ。まだ、小学校に入ってすらいない内から…とも思うがここはメジロ家なのだ。そして、メジロ家の悲願、"親子三代での天皇賞春秋連覇"の期待が掛けられているのがメジロマックイーンというウマ娘なのだ。私の様に、母親からレースに出ることを反対される様な"ハズレ"のウマ娘等ではないのだ。

だから、何故私が動きやすいトレーニングウェアを着てマックイーンとそして、メジロライアン"お嬢様"と共に並走等しているのかが分からない。分からないがマックイーン辺りの我が儘だろう。私は考えるのをやめ、せめて年下の妹分達の練習の邪魔とならない様、脚を動かした。

 

 

 数刻後、メジロタイタンは疲労困憊だった。まぁ、当然の事ではある。メジロマックイーンも、メジロライアンもメジロ家の次世代を担う優駿だ。対してタイタンはあくまで傍流も傍流で、名前だけメジロ家に名を列ねている分家筋のウマ娘である。母や父方の曾祖母がウマ娘ではあったが有力なウマ娘とは言えず、地方レベルで中堅、中央レベルまでいくと、ギリギリメイクデビューを果たせた程度の戦績しか残していない。それにタイタンが一人の子供として過ごしていた間に、二人はレースの教練を受けている。タイタンもウマ娘として、最低限のモノは受けているがあくまで学校教育の、それも小学生低学年レベルまでである。そもそも、メジロ家専属のトレーナーからの教育を受けている二人とは初めからレベルが違う。

 

「ゴホッ、ゴホッ…。ヴッ。」

 

 乙女として、他人には凡そ聞かせることの出来ない声を出しつつ息を整える。何故、こんな自分までメジロ家の英才教育を一緒に受けているのだ。余りにも荷が重すぎる。しかし、マックイーンやライアンお嬢様は息は上がっていても無様な姿は見せていない。

 

「大丈夫ですか?お姉さま?」

 

「…ご心配には及びません。」

 

マックイーンの優しさが心を苛む。いくらなんでも年下の前で辛い等という言葉は出せない。ましてや自分はお付きのメイドなのだ。時々、マックイーンやドーベルと遊ぶことは有っても、本当の意味での親戚付き合いという形にはならず、一歩引いた所から遊ぶことになる。

 つまり年上としてのプライドと、使用人という立場から、主達よりも先に音を上げる事などタイタンには考えられない事であった。

 

 

 それはそれとして、メジロライアンがとても静かだ。マックイーンから聞く限りではこのような様な場だと活き活きとしだす様な娘のはずだ。

 結局、二言三言、言葉を交わしたのみで並走やフォームの指導、そして3人でのレースを行いその日の教練を終えた。

後日、プライドだけでマックイーン達と競り合った反動か、起き上がることすら億劫になる程の筋肉痛に苛まれる事になり、マックイーンに心配される事になるのであった。

 

 




はぁ"ぁ"ぁ"(畏怖)
なんだこのウマ娘は、たまげたなぁ。
マックイーンやライアンと同じトレーニングを受けて音を上げないとかおかしい…おかしくない?

タイタンちゃんはマックイーン達の様にレースのトレーニング等していません。あくまで子供です。

ライアン姉貴を待ってた兄貴姉貴達、次回からネットリ(当社比)描写してやるからななぁ?
楽しみにしとけよ?

次回をお楽しみにお待ち下さい。
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