ルパン三世~月下に女怪盗は笑う~   作:makky

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Gunslinger's Logic

 ――重い銃撃音が鳴り響き、僕の隠れている柱がまた小さくなる

 

 今ので六発目、ちょうどリロード中のはずだ

 その隙を縫って僕は相対しているであろうガンマン目掛けでエンフィールドを撃ち込む

 

 硝煙の臭いが充満し、そして相手の隠れている柱の残骸が飛び散る

 (めくら)撃ちではないものの、ほぼ勘で装填数全弾を撃ち込めばお返しと言わんばかりに同じ数の弾丸が飛んでくる

 

 あぁ、どうしてこうなったんだと柱の陰から見えている黒い帽子を被ったガンマンとの出会いを僕は思い出していた

 

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

~Side Luna~

 

 

 

 やぁみんな、美少女怪盗のルナだよ

 前回ルパン三世からまさかのプロポーズ――じゃないお誘いを受けてテンパっちゃったけど僕は元気だよ

 

 あの後変装して警察に潜り込んだりいろんな国の新聞取り寄せたりして分かったんだけど――ルパンってまだソロ怪盗だったんだね

 

 てっきり次元や五右衛門と一緒に泥棒家業してるとばっかり思ってたよ、ルナったらお茶目さん☆

 

 …いやふざけている場合じゃないのよ

 ルパンの相棒?15歳のおこちゃまが?冗談はブルズ・アイだけにしてくれ

 とりあえずベルギー周辺、というか中央ヨーロッパにいるとルパンに補足される可能性が急上昇しそうなので、今僕はロシアのサンクトペテルブルクに来ています

 

 今回狙うお宝はロシア帝国最後の王朝ロマノフ家の財宝――じゃなくてソヴィエト連邦時代に作られたという金細工だ

 

 えーなんかしょぼくない?と思うなかれ、狙うは共産党結成80周年記念に制作された純金製の鎌と槌をあしらった勲章なのだ

 

 本当は結構多めに作る予定だったらしいんだけど…ほら、結党80年を目前にしてソヴィエト壊れちゃったから…

 結局試作で造った唯一の勲章だけがこの世に出ることとなった

 これはもうプレミア価格が付いて凄い値段に――ならなかったんだよねぇ

 

 そらそうだ、いくら純金製でこの世に一つしかないと言っても結党80周年記念は流石にキリが悪すぎるし、探せば金製の勲章なんて山ほど出てくる

 コレクターの間ではそこそこ有名だけど、無理して集めるものかと聞かれればそうでもないらしい

 

 まぁ僕はそういうお宝が大好きなんだけどねぇ!(ニンマリ)

 

 保有しているのはいつも通りの個人資産家

 オリガルヒ?っていうソヴィエト崩壊後のロシアに生まれた新興財閥が持っているらしい

 

 事前に手に入れた見取り図によると…ふむふむ、結構しっかりとした防犯設備がそろっているみたいだ

 

 暗証番号式の防火扉に、赤外線センサー、それから…おぉ、この時代じゃまだ普及してない指紋認証式の機密扉まであるじゃないか

 

 滅茶苦茶厳重だけど、これは多分表に出せないまっ黒な書類や密輸品やらをしこたま溜め込んでますねぇ間違いない

 

 とりあえず侵入方法を考えよう

 

 何はともあれ指紋認証が最大のカギだろう、開けるにはおそらく幹部級か社長本人の指紋でしか開かないはず

 最低でも警備担当の指紋がないと突破は不可能だ、こういう所は通気口とかもないパターンが多い

 

 それならやることは一つ――正面突破だ

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

『…認証いたしました、ロックを解除します』

 

「無事に開きましたわね…お手伝いありがとうございましたわ」

 

「うっ…ぐぅ…」

 

 

 うめき声を出して床に倒れた警備責任者を一瞥して保管庫へと歩き出す

 

 さて、今回僕が取った作戦はこうだ

 気密性の高い保管庫とはいえ監視カメラなどの防犯設備はまた別に用意されていた

 そしてだいたいそういうのは壁に埋め込んであるのが大半だけど、部屋と部屋の間に通っているケーブルも必ずある

 

 そこで事前にこっそり侵入して遠隔操作で特定の監視カメラだけ落ちるように細工をしておく

 これだけならただの監視カメラの故障と思うかもしれないけどそこで効果を発揮するのが予告状だ

 

 「今日お前んちに無断で入って色々物色しちゃうからね~」と言われているところに監視カメラの故障、まず間違いなく疑ってくれるだろう

 

 そうなると建物全体が警戒態勢に入る、一見すると悪手だけど該当区域以外に警備員が回される可能性がグッと上がる

 ここで肝心なのは保管庫に繋がる通路の監視カメラを順に落としていくことだ

 こうすることで僕が順番にカメラを切っていると思わせられる

 ついでにド素人って侮ってくれれば儲けものだね

 

 案の定僕がのんびりと保管庫に近づいていると思って警備をそっちに廻して、扉を開けられる警備担当が1人だけ連れて中の確認へと向かってくれた

 

 え?結局僕はどこにいたのかって?やだなぁ――警備担当の後ろにちゃんといるじゃないか

 暗証番号の解除も、赤外線センサーの解除も、そして指紋認証もぜーんぶ警備責任者の人しかできないって言うのは確認済みなんだよ

 後ろからついてくる警備員がここに来た時から入れ替わっているとは思うまい

 でもこれじゃあ一緒に保管庫まで行けるかどうかわからないって?そこそこ役職高い人選んだし、これもしかして保管庫に近づいてるんじゃねって煽ってすぐ行きましょうって進言するというテクニックも使ったからね

 

 ――まぁマッチポンプってやつだね☆

 

 僕がその泥棒とは知らず責任者さんは大半の隊員を配置につかせて、保管庫に案内してくれました

 

 無線で聞こえてくるのは監視カメラと一緒に通路の電源を落として真っ暗になってるという報告

 しかもどんどん保管庫に向けて照明とカメラが落ちるから警備は混乱していた

 

 そんな無線を聴きながら保管庫に向かい、責任者さんに全部開けてもらう

 

 最後に指紋認証中に残りのカメラと保管庫以外の照明を落とせば完成

 

 無線が飛んでくる前に責任者さんをノックダウンして、無線で責任者さんに成りすまして「ここも照明が落ちた、中を確認するので警戒態勢を保て」っていえばもう終わったも同然ってね

 

 保管庫に入ると…ヴォースゲー…所狭しと並ぶ芸術品や美術品の数々

 

 小さな書類入れも並んでいてちょっと中を見てみたら…うわぁワルシャワ条約機構のあーんな報告書やこーんな報告書が山ほどあるし

 これはいざって時に西側へ高飛びするときのお土産で間違いないなぁ…

 

 まあこれは今回欲しいものじゃないからいいんだ、お目当てのものは――お、あった

 

 色々な勲章と一緒に飾られていたのでちょちょいと開けていただきまーす

 

 さーて用は済んだ、後はいつも通り脱出して――

 

 

 

 

「――おいおい、騒いでいるから来てみれば、なんだこりゃ」

 

 

 

 

 保管庫入り口から聞こえてきたダンディな声

 かすかに煙草の臭いも漂ってくる

 

 入り口を見ると、そこに男が立っていた

 

 黒い帽子に黒いスーツ、黒の靴と全身黒ずくめ

 

 火気厳禁であろう保管庫で平然と煙草を吸っている東洋人――

 

 

「とりあえず懐にしまったもん出して手を挙げてもらおうか、嬢ちゃん」

 

 

 射撃の名手、次元大介がそこにいた――

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

 以上回想、そして冒頭に戻る

 

 いやーやっちゃったぜ☆

 咄嗟にエンフィールドで威嚇射撃を試みようとして――そう言えばこの人早撃ちの名人じゃん、と思い出して大慌てで後ろに飛びのいた

 次の瞬間僕が照準を合わせるより早く僕のいたところを弾丸が通り過ぎていった

 

 次元大介に一発撃たせてしまったけど僕も遅れて一発撃ち込む

 当たったかどうかを確認することなく保管庫の柱の裏に隠れる

 するとすぐに弾が撃ち込まれて、冒頭の状況が出来上がったってわけだ

 

 ……どうしよう(汗)

 

 まずい、流石に撃ち合いは想定してなかった

 エンフィールドの弾2ダース分しかねぇや

 撃ち合いになったら確実に僕が不利だ

 しかも今ので多分異変に気が付いて応援にやってくる警備員もいるだろう

 そうなったら絶体絶命だ

 

 どうする?どうやって脱出する?

 ぶっちゃけ最初に得物抜いたのは僕だからごめんなさいして許される可能性は低い

 かといってこのまま無駄に時間を消費するのは愚策中の愚策

 

 …あ、そう言えば見取り図になんか使えそうなのが書かれていたな

 えぇっと確か…あった

 

 ふっふっふ、すまないね次元く…いえ次元さん

 悪いけど僕は逃げさせてもらうよ

 

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

~Side:Daisuke Jigen~

 

 

 

 俺がこの会社の用心棒を請け負ったのは今から一月ほど前だった

 

 世界中を転々としながら用心棒だけじゃなく傭兵や暗殺の仕事なんかも請け負っていた俺は、妙に金払いのいいここに雇われた

 

 入ってみれば、なんてことない

 現ロシア政府に睨まれているだけじゃなく、地元のマフィアにも恨まれている大企業ってだけの話だった

 他人の島を荒らして金を稼いで、その稼いだ金で密輸や他の企業への恐喝なんかもやっているらしい

 

 ま、俺にとっちゃどうでもいい話だがな、金さえ払ってもらえれば

 

 そんな会社に入って一か月、俺は警備の連中がしている妙なうわさ話を耳にした

 

 

 ――ヨーロッパ各地で盗みをしている女怪盗がここに予告状を送ってきた、と

 

 

 聞いた時は最初、ずいぶん陳腐な泥棒がいたもんだと呆れた

 泥棒に入るのにわざわざ相手に教えるだなんて、伊達や酔狂じゃねぇんだぞ

 警備の連中もどうせ大した奴じゃないし、ここの警備を見れば諦めるだろうと高を括っていた

 

 予告当日になっても、怪しい人間が入り込んだ様子はなかった

 俺はあくまで用心棒だからって自分の部屋で待機していた

 

 

 夜21時前になって、建物内がざわつき始めた

 

 出てみると廊下のあちこちで停電が起きていやがる

 近くにいた警備に話を聞くと、例の女怪盗とやらが照明と監視カメラを切りながら保管庫に向かってるらしい

 

 ――いやな予感がする

 

 どうもこいつはただのコソ泥がやってるちんけな盗みとは思えない

 まるでこっちにわざと誘導しているようだ

 

 俺は警備員が廊下を右往左往している合間を縫って保管庫へ向かう

 仮にも用心棒だ、雇い主の大事なものが盗まれたんじゃ面目丸つぶれだからな

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

 保管庫前の指紋認証装置の前で倒れている警備隊長の横を通り過ぎる

 

 部屋の前には警備員の服が落ちていて、扉は開きっぱなしだ

 

 

(警備員に成りすまして侵入したってところか、こりゃちょいと厄介だな…)

 

 

 ここまで変装がバレなかったって言うことは、よほど上手く警備員に化けてやがったな

 ただのコソ泥ってわけでもなさそうだ

 

 部屋の中を覗くと、奥の方で黒い影がうごめいていた

 

 編み込んだ金髪が肩の下までぶら下がり、まっ黒なウェットスーツみてぇな服を着た見た感じ14、5歳の女だ

 

 勲章やらなんやらが入ったケースから金ぴかの勲章を取り出したところで俺は声を掛けた

 

 

 

「おいおい、騒いでいるから来てみれば、なんだこりゃ」

 

 

 

 少しわざとらしくしてやったってのに、目の前のコソ泥は驚いたそぶりをちっとも見せずに振り向いた

 

 すらっとした顔立ち、少しきつめの表情をして、蒼い瞳が俺をじっと見ていた

 

 

 

「とりあえず懐にしまったもん出して手を挙げてもらおうか、嬢ちゃん」

 

 

 

 表情一つ変えないまま俺を見ていたコソ泥に投降するように話す

 

 ――多分俺は、そいつをただのガキだとどこかで見下していたんだろうな

 

 

「――っふ!」

 

「んな?!」

 

 

 次の瞬間その女は懐から得物を取り出すそぶりを見せた

 咄嗟だったから俺も愛銃を出して引き金を引いた

 

 だがヤツは銃を抜くと同時に後ろに飛びのいた

 

 ――おいおい、まるで俺がすぐに撃ってくるって分かってたみたいじゃねぇか

 

 そのまま俺に威嚇射撃をして、奴は柱の陰に飛び込んだ

 

 銃の扱いに慣れてやがる、こいつはコソ泥どころの話じゃねぇな

 

 俺がリロードに入らなきゃ奴は撃ってこないみたいだが、これはこれでやり辛ぇ

 つまり奴も撃ち終わったら引っ込むってわけだ、互いに決定打に欠けていた

 

 形状から見て奴の銃はエンフィールド No.2 Mk.Iだろう

 

 中折れ式でおまけに採用は二次大戦前の骨董品だ

 そんな銃で俺のマグナムと撃ち合うとは肝が据わりすぎだろう

 

 相手の弾丸が何発あるのか分からない以上無駄撃ちは避けたいところだが、撃たなけりゃ突っ込んでくる

 あえて弾切れを装う作戦もあるがリスクが大きい

 ま、このまま待ってれば警備の誰かがやってくるだろう

 俺はそれまで奴が逃げないようにしておくだけ――

 

 

 不意に銃声が止む

 

 俺はまだリロードを終えてないのに奴が銃撃をやめた

 

 ――弾切れか?そう思った

 

 

 しかしすぐに奴が撃ち始め、それは杞憂だと考える

 

 ジャムったかなんかしたんだろうと軽く考えていた

 

 

 ――次の瞬間、俺はずぶ濡れになっていた

 

 

「な…?!」

 

 

 天井から降り注いでくる水、こいつはまさか――

 

 

「スプリンクラー、だと…」

 

 

 それに気が付いた時には――

 

 

「申し訳ありませんがこれで失礼させていただきますわ――Mr.Gunslinger?」

 

 

 そう言って奴はテーブルを踏み台にして勢いよく保管庫から逃げていった

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

~Side Luna~

 

 

 

 大☆成☆功

 

 いやー僕自分の発想力が怖いわー

 

 …やったことはスプリンクラー作動させただけなんだけどね

 

 防火扉があったとはいえ、ここには燃えて困る物が山ほどある

 万が一火事にでもなったら目を覆う大惨事になるに違いない

 

 見取り図にもちゃんとスプリンクラーとそれを作動させるスイッチが載っていたので利用させてもらったってわけ

 

 …しかし、間一髪だったぜ

 なんせあの次元大介とちょっとの間とはいえ撃ち合ったんだ、寿命が5年位縮んだよ

 

 

 

 さてさて、後はここから脱出すれば今回のミッションも無事完了だ

 配線を直して照明を復旧させていた警備員たちの目の前をあえて通って屋上へ

 

 ぞろぞろと警備員が連なって追ってくる様は正直気持ち悪い

 

 屋上にたどり着くと観念しろと言わんばかりに睨んでくる屈強なお兄さんたち

 

 ふっふっふ、この僕を追い詰めたと思っているだろう

 甘い、甘いんだよ諸君!

 ベルギーワッフルにバニラアイスとチョコスプレーのっけたくらい甘いのだ!

 

 僕が何の準備もしないでここにやってくるわけないじゃないか

 

 ではサラバダー、ハーッハッハッハ!!

 

 

 

「――待ちやがれ!!」

 

 

 

 ファッ?!

 

 仕掛けを動かしたとほぼ同時に次元大介が叫んで僕にリボルバーぶっ放してきやがった

 

 お、おま…いくら不法侵入者だからって警告なしに撃つのはどうなんだ!?

 

 え?さっき撃ちまくってたじゃないかって?知らない子ですね…

 

 咄嗟に躱したけど右頬がめっちゃ熱い、これ絶対掠ったでしょ?!ジロッと次元大介を睨むがそんな余裕はないと逃げの体勢に入る

 仕掛け――花火に紛れ込ませた音響弾が警備員たちの視覚と聴覚を奪っている最中に僕は屋上から飛び降りる

 

 そして事前に調べていた監視カメラのない窓(花火と同時に小型の爆弾で吹き飛ばしておいた)に飛び込んで、これまた事前に用意してあった警備員の服に着替える

 いまだに熱の残る右頬を触ると――案の定血が流れていた

 ぐぬぬ、いてぇよ、いてぇよ~!!

 

 ま、このくらいなら変装ついでに隠せるからいいや(アッサリ)

 

 しかし、危なかった

 逃げるその瞬間まで絶対気を抜かない、ちぃおぼえた

 

 よし、それじゃあ混乱に乗じておさらばだぜぇ

 

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

~Side:Daisuke Jigen~

 

 

 

 屋上についた奴はいつの間に着替えたのか青いドレスに身を包んでいた

 周りを取り囲まれているっていうのに余裕な表情だ

 

 

「確かに、ソヴィエトの純金製勲章頂きましたわ――それでは皆様、Au revoir(ごきげんよう)

 

 

 保管庫から盗んだ勲章を持っているのと反対の手が動く

 銃か?それとも別の何かか?

 考えるより早く俺は叫んだ

 

 

 

「――待ちやがれ!!」

 

 

 

 奴がこっちを向く前にマグナムを撃ち込む

 奴の反応速度ならこいつを避けられるはずだ、逃げるのを阻止できれば――

 

 だが奴はその場で顔を少し動かして俺のマグナムを躱しただけだった

 ――俺が撃つ場所を見抜いていたのか?

 

 考えを張り巡らせるより早く、音と光があたり一面を覆いつくした

 

 ――スタングレネードか!!

 

 咄嗟に顔を庇う前に、俺は奴と目が合った

 

 

 

 

 右頬から血を流し、心の底が冷え込むような笑みを浮かべているやつを――

 

 

 

 

「…っち、完敗だぜ」

 

 

 あちこちの窓が割れ、警備員たちが大慌ての中俺はそう呟いた

 

 俺たちは最初から最後まで奴の手の上で踊っていたというわけだ

 

 騒ぎを聞きつけたのか警察や軍の装甲車まで来てやがる

 今回の件を口実に色々と探りを入れるつもりなんだろう

 

 今回の件で俺は用心棒をクビになるそうだ

 雇い主がついさっき怒鳴り散らして連絡してきたからな

 

 まぁ今の俺としてはありがたいがな

 

 

 「『怪盗ルナ』、か…今日の所は勝負はお預けだ」

 

 

 久しぶりに本気で戦ってみたい――らしくなく自分の感情に笑いが零れた

 

 

 




キャラクター紹介
・ルナ(15)
 ルパンに目を付けられたのでヨーロッパから活動拠点を動かそうと思い、今回見事にルパンファミリー(未加入)の次元に出会っちゃった怪盗
 本人は次元とのつながりは切れたと思ってるけど次元自身はまだ終わってないと思っていることに気が付いて無いかわいそうなお友達なんDA!

・次元大介(??)
 ルパンと出会う前の傭兵時代の次元大介
 ルナとの出会いは完全に偶然だったが自分を出し抜いたルナに柄にもなく興味が湧いちゃったガンマン、やっぱり事案臭がする
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