魔法使い達のねじれた物語   作:あさひ

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5話 神社

博麗神社。

 

「霊夢ー?いるー?」

 

長い階段を登り切り、大きな声で霊夢を呼ぶ。

 

「んぁ?あ、アリスじゃない」

 

すると、本殿の裏の倉庫から霊夢が出てきた。

 

「ああ、霊夢いた。ちょっと話があるの」

 

「話?私は今夜の宴会の準備で忙しいのよ」

 

「いや、本当、ちょっとでいいから!」

 

「はあ……仕方ないわね」

 

 

「で、話って何よ話って?」

 

霊夢にお茶を渡された。

 

「うん、この手紙…誰の字か分かる?」

 

私は、さっきベッドの上に置いてあった手紙を渡した。

 

ちょっと問題の部分は切り取っておいたけどね。

 

「えー…?わかんないけど…早苗とかこんな字書くんじゃない?」

 

東風谷早苗。守矢神社の風祝だ。

 

どうして早苗が…?

 

「そういえば、後で早苗が遊びに来るんだけど、それじゃない?」

 

「手紙で私を呼び出したって事?」

 

「まあそうなんじゃない。待ってなさいよ、向こうもなんか用事があるんだろうし」

 

「そうね…」

 

 

「霊夢さーん!」

 

数分待っていると、早苗がやってきた。

 

「あ、早苗。やっと来た」

 

「あれ、アリスさんもいるんですね〜」

 

「え!?あ、うん、どうも」

 

「とりあえず霊夢さん、宴会の準備、早くしませんか?バンバン手伝いますよ」

 

「あー、そうね。ありがとう」

 

「よかったらアリスさんもお手伝いを…!」

 

「べ、別にいいけど」

 

「よかった〜。じゃあ早くやりましょう!」

 

 

なんでこんな重い箱を持たされるハメになるの。

 

「うぐぐ…!」

 

「アリスさん大丈夫ですかっ!?」

 

早苗がこっちにやってくる。

 

「う、うん、大丈夫よ…」

 

「本当ですか?いいですよ、私持ちます」

 

すると、箱が早苗にスイッと渡った。

 

「早苗…意外と力持ちなのね…」

 

「まあ、毎日このぐらいの重さの物持ってますからね〜」

 

そう言うと、早苗はハッと何かを思い出した。

 

そして、耳元で囁かれる。

 

『今日の宴会、少しお話があるので』

 

「えっ!?」

 

それだけ言って、早苗は向こうへ行ってしまった。

 

 

「早苗とアリス、手伝いありがと」

 

「いえいえ〜」「別に…」

 

(今夜の宴会はなんだかすごいことになってしまいそうだなぁ…)

 

そんなことを思いながら、私は霊夢と早苗の会話を聞いていた。

 

「早苗、どうなの?」

 

「まあ約束はしましたので!」

 

「それは良かったわね」

 

「霊夢さんはいないんですか?」

 

「いないいない、絶対」

 

「もうー、本当霊夢さんはつまらない人ですねぇ」

 

「ちょ、つまらない人ってひどいわね」

 

二人が何をしゃべっているのかは分からないが、この二人が仲がいいのだけは分かる。

 

それはただ単に仲が良いという意味なのか、それとも………の意味なのか…。

 

 

(うあああ、もうどうしちゃったのよ私!?)

 





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