女主人公はまともじゃねぇ!!   作:クロアブースト

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ヒロインは大体ぶっ飛んでる方が可愛いよね!

という感じでアニポケ未登場キャラをキチガイキャラにしたのがこの作品です。
ポケモンヒロインは清純じゃないと駄目なんだという人はブラウザバック推奨です。


ベッドソムリエ ミヅキ(USUM)

皆さんはポケモンで好きな女主人公はいるだろうか?

 

ポケモンという魅力的なモンスターをゲットして育てる中で、ポケモンバトルをするトレーナー達も魅力的なのがポケモンという一大コンテンツに繋がったのだろう。

実際自分も性別男なのにルビー&サファイアの両方を買って別バージョンの方は女主人公で始めたりとかある。冒険する女主人公を見てみたいと思える程に魅力的だったからだ。

 

『初めまして!ミヅキって言います!よろしくお願いします!』

 

かつて新人トレーナーである少女の先輩トレーナーとして訳あって旅の同行する事になった際、サンムーンの第七世代の女主人公であるミヅキと最初に出会った時の挨拶である。

 

博士から紹介されてミヅキと出会った感想は可愛くて元気そうな子だなぁという印象であった。

転生してからの五年間で色々あったが、当時の自分は彼女がきちんと独り立ち出来る様にサポートしようと思ってたのである。

 

だがこれがミヅキという少女との唯一のまともなやり取りである。

知らなかったのだ。

アニポケでサトシくんの冒険に同行拒否されるレベルの少女がまともな筈がないということを当時の自分は知らなかった。

その理由を俺は身を持って知る事になるのである。

 

 

 

 

旅の途中、野宿は避ける為に到着先の街で予約していたホテルへやって来た少年少女の二人組がいた。

少年の名はコクト。転生者であり元ポケモン廃人かつ先輩トレーナーだが話すと長くなるので割愛する。

もう一人の少女の名はミヅキ。アローラで島巡りを行い、後にチャンピオンになるサン&ムーンの第七世代の女主人公である。

女の子であるミヅキの一人旅は危険ということでククイ博士からのお願いで先輩トレーナーであるコクトがサポートという形で二人旅をしていたのだ。

 

「ようやく着いたな。さて今日は夜遅いしホテル入るぞ」

「は〜い」

 

コクトの言葉にミヅキは気の抜けた返事をしながらホテルへ入る。

そしてフロントで鍵を受け取って宿泊部屋まで向かう。

本来なら付き合ってもいない男女なのだから別部屋にすべきなのだが、今ではすっかり相部屋で取るようになってしまったのを見て毒されたなぁとコクトは思っていた。

 

旅を始めたばかりの当時、コクトは男女一緒は良くないと別々の部屋にしようとしたら、ミヅキから宿泊費が勿体ないからと別々の部屋は断固拒否された。

当時はこの娘、男の子に無警戒だから心配だ……と思ってたのは今は昔。

理由を知るまでコクトは純粋な娘だと思ってたのだ……

 

「ミヅキちゃんチェ〜ック!」

 

宿泊部屋の扉を開けた途端、ボフンッとベッドへダイブするミヅキ。因みに靴はきちんと脱いでから行う辺り、変なところで律儀であったりする。

 

「清潔感OK、弾力OK、フカフカ度OK!だが何よりも大事な〜温もり度が足りない!」

 

ミヅキはベッドにうつ伏せのまま感想を口にする。いつものが始まったよと呆れるコクト。

毎回宿泊部屋に行く度にベッドへ突撃してはベッドの感想を語り出すのである。

 

因みに以前コクトが「何だよ温もり度って……」と聞いたら

『温もり度は前に使ってた人の温もりだよ!』

『ただの変態じゃねぇか!?』

というやり取りがあったのは余談である。

 

「このベッドの評価はミヅキちゃん星3つ!」

 

人が使っていたベッドへ突撃しては評価を降すという行為を行う常習犯。

ミヅキはベッドソムリエを自称する変態だった。

 

「はぁ〜リーリエやマオ、スイレンのベッドが恋しい〜」

「お前そういうこと言うからポケモンセンターの宿泊部屋出禁にされるんだぞ」

 

ミヅキは公共施設とも言うべきポケモンセンターの宿泊部屋で嬉々として他人が使ったベッドの感想を語り出すという変態行為をやらかしたせいでポケモンセンター側から宿泊部屋の出禁を言い渡された筋金入りの変態である。

そんな変態っぷりは流石にアニポケ放送出来ませんわ!

小さな子供達の性癖を歪ませかねない危険人物なのがミヅキなのだ。

こうして金のかかるホテルの使用をせざるを得ない理由は大体コイツのせいだったりする。

 

「まあ勿論、最高なのは師匠のベッドなんですけどね〜」

 

ベッドから飛び降りたミヅキはそのままコクトに抱きついてくる。別々の部屋を断固拒否する理由はコクトの使用済みベッドを使用する為という理由なのである。

 

「お前、引っ付くのやめろ!男女間を越えるスキンシップしてくるんじゃない」

「良いではないか、良いではないか〜」

 

引っ付くのをやめないミヅキ。こうやって男女問わず抱き付き癖も問題児と言える点だ。

思春期の男子とか美少女に抱きつかれたりしたら普通は勘違いしそうだが、今では慣れたのだ。

普通にリーリエやマオ、スイレンだけでなくククイ博士やグズマにまで気に入った相手なら抱き付く姿からこいつが異性とか気にせずスキンシップ目的の抱き付き癖があるのは周知の事実である。

 

まあこいつは人懐っこいのは旅をしてて分かっているので今更やめないのは分かってる。

 

「うへへ〜、師匠の温もりぃ。幸せぇ〜」

 

ふにゃんと蕩けるような表情をするミヅキ。人の温もりで感じる紛うことなき変態であった。

男女問わず抱き付くコイツが美少女じゃなかったら確実にセクハラでムショ行き間違いなしである。

 

「ポケモンリーグが建設されるまではだいぶ時間があるな」

「そうだねぇ…ミヅキちゃんが一番乗りだったからね〜」

 

コクトの言葉にミヅキは抱き付きながら答える。

こんな変態だが、今期の島巡りではポケモンリーグが開催される予定であり、今期の出場条件である島巡りで一位通過をしているのだ。

他のトレーナー達がぬしポケモンという強大なポケモンに苦戦している中でスイスイと容易く突破するのはミヅキがポケモントレーナーとしての才能が溢れているのも要因だ。

 

「リーグ開始までだいぶ時間あるから厳選だね〜」

「そうだな。ポケモンバトルで勝つには必要なことだ」

 

後はポケモン廃人だった頃の三値や変化技とかもミヅキに教えた。

まあこの世界だと三値については知る人ぞ知るというところである。

何せ三値が広まると起こり得る厳選作業をポケモンリーグが忌避しているからである。

良い個体値出るまで厳選作業はリアルでやるなら確実に人でなし認定待ったなしである。

まあそれをやってる俺が言うべきでは無いのかもしれないが……

 

そして俺の弟子に当たるミヅキも当然厳選作業を怠らないガチ勢である。

 

ミヅキのポケモンはメンバー入れ替えなども激しいが、現在のエースは第七世代で皆のトラウマであるミミッキュ。

可愛らしい見た目の割に特性ばけのかわであらゆるポケモンの一撃を一度だけ無傷で耐えることから、そのターンを起点につるぎの舞からの三タテするエースアタッカーである。

しかもHPが減って一撃で倒せない相手には道連れで相討ち退場まで仕掛けて来るという相手からしたら恐ろしいポケモンとも言える。

三値と特性、変化技を教えたらミヅキは迷わずミミッキュの生息地であるスーパー・メガやす跡地で、ミミッキュ捕獲するまで乱獲し出した。

ミミッキュの強さを教えずとも捕獲からの孵化厳選までを特性聞いただけで即実行する辺り、ポケモントレーナーとしての才能に溢れていると言っても良い。

 

因みにミヅキが孵化厳選する際にコクトへ厳選してないかを尋ねて来たので、遺伝技厳選済みのミミッキュとミヅキのミミッキュでタマゴを孵化させたら

 

『えへへ、師匠とミヅキちゃんの(ポケモン同士の)子供ですね♪』

 

と思春期男子を勘違いさせること間違いなしの一言をサラッと言って来たのは余談である。

 

「まあ油断さえなければミヅキが勝つと思ってるよ」

「えへへ、ありがとうございます」

 

コクトの賛辞に嬉しそうに言うミヅキ。ミヅキはお世辞でも嬉しいと思っていた。

だがこれは賛辞などではなく純然な事実としてコクトは今期のアローラでのポケモンリーグはミヅキの圧勝だと思っている。

因みにコクトはホウエン地方でポケモンリーグチャンピオンになっているので今期のアローラで行われるポケモンリーグには参加していない。

彼女が圧勝すると思われる理由は二つ。

一つ目はポケモン廃人の基礎知識を叩き込み、ミヅキ自体が才能溢れる努力家なこと。

二つ目はポケモンマスターに片足突っ込んだ化け物と呼ぶべき偉業を成し遂げているからである。

 

 

 

偉業の一つに彼女が生み出した『必殺のピカチュート』というZ技がある。

当時ミヅキから必殺技作ったんで見てくださいと言われて、俺が教えてもいなかったZ技の一つである必殺のピカチュートを見せられた。

 

必殺のピカチュートとはZクリスタル『ピカチュウZ』からのZパワーで「ボルテッカー」がパワーアップしたピカチュウ専用のZ技であり、可愛らしいダンスからの強力な攻撃を放つ技だ。

 

教えてないZ技を独学で習得してすごーいと言えたのは可愛らしいダンスをしている時までだった。

 

ミヅキとピカチュウの攻撃前の可愛らしい動きとは裏腹にピカチュウを空中に投げて発動した瞬間、

 

バチバチバチ!

 

ピカチュウが一軒家サイズの超巨大な電気の球体が発生する。

 

『は!?』

『行くよ〜』

『ピッピカチュウ!』

 

超巨大サイズの雷球を纏ったピカチュウが突撃し、ボウリング感覚で前方の山を消し飛ばしたのである。

明らかにポケモンバトルの範疇を越える殺戮兵器並みの技である。絆でポケモンとのZ技が強くなると聞いたことがあるが、ここまで跳ね上がるとは思いもしなかった。

 

褒めて!褒めて!と上目遣いをしてくるミヅキとピカチュウ。

コクトは女主人公おっかねぇと再確認したのは言うまでもない。

他の地方でもZ技とは違うが、同じレベルで惨状を繰り広げる女主人公達をコクトが弟子に持っていなければフリーズからすぐ立ち直れなかったであろう。

嫌な経験ではあるが……

 

何処かのジムリーダーやってる、いしのおとこが「お前ら人間じゃねぇ!!」と言うのも思わず頷ける被害状況である。

サトシのピカチュウより恐ろしいピカチュウを思い知ったぜ!

 

勿論ポケモンリーグでやったら確実に死人が出るので『必殺のピカチュート』はリーグで禁止したのは言うまでもない。

 

「ミヅキちゃん、お風呂入りますけど師匠も一緒にどうです?」

「馬鹿言ってないでさっさと入って来い」

「は〜い」

 

ミヅキは宿泊部屋にあるユニットバスに入るとのことなので、風呂から出るまでの間、コクトは時間を潰すべく部屋から退出するのであった。




コクト
…オリ主で転生者。元ポケモン廃人で色んな地方でアニポケ未登場の女主人公を弟子に取る。大体ぶっ飛んでいるので、苦労が絶えない。

ミヅキ(サン&ムーン)
…第七世代であるサン&ムーンの女主人公。
ベッドソムリエを自称する変態で生々しい感想を言うせいでポケモンセンターの宿泊部屋施設の出禁を受けている。
廃人知識や才能溢れるガチ勢かつ、Z技の出力がバグってる。本編では書いてないが、Z技連発とか一斉放射とかも可能。
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