魔獣創造がはっちゃけた 令和バージョン   作:静かなるモアイ

1 / 19
今回、サーヴァント出るの?

出ません。英霊召喚の為には人理が肯定され、抑止力が働く必要があります。

ハイスクールD×Dでは人外が肯定された…言わば人◯を◯◯する世界。サーヴァントは呼べません。


魔獣創造がやりすぎた結果

此の世には神話が存在する。いきなり何を言ってるのか分からないだろうが事実だ。その中でも世界的に知名度が高いのはやはり、キリスト教を含めた一神教だろう。

 

「で?お前達…最近、マジでどうだ?」

 

ある男が言った。その男は心労の為か、頭のてっぺんが薄くなっており、禿げていた。

 

日本の何処か。強いて言うなら関東の駒王と呼ばれるそこそこ発展した町。駒王唯一の高等教育機関、駒王学園高等部の会議室では3人の男が集まり話を行っていた。3人の男達は何処か疲れた表情をしており、3人とも人間ではない。人間を超越した存在、悪魔、堕天使、天使である。悪魔、堕天使、天使は三大勢力と呼ばれており様々な神話の中でも大きな影響力を持っている。

 

堕天使の長アザゼル。天界を統べる天使長ミカエル。悪魔の王サーゼクス・ルシファー。彼等は堕天使、天使、悪魔の各々の長であり1人で簡単に国を滅ぼすことが出来る力を持っている。

純粋な力だけではなく、財力も素晴らしく並みの日本人が生涯かけても稼げない程の金銭を保有しており、財界さえも牛耳っている。しかし、そんな世界の頂点に立っていると言える彼等であるが何処か覇気は感じられない。

 

「アザゼル…そんな事を聞くか?貴方だって分かってる筈だ。既に神話の実在は明らかになり、我々は素性を隠すこと無く表に出ている。だが…」

 

本来、神話などの神秘は秘匿されるべきな物である。しかし、今はその必要は皆無。話せば長くなりそうだが、今から約3年前の夏、少し訳有って悪魔、堕天使、天使の三大勢力は首脳会談を開いては和平を結んだのだ。その首脳会談の時にある事件が起きてしまい、神話の実在証明という思い切った事を行ったのである。そのお陰か、諸外国では妖精がコンビニに通うわ、北欧の主神とギリシャの主神(ぶっちゃけロボット)がおっパブに通うわと言った事が日常から見られるように成ったのである。

 

「もう昔のようには振る舞えないな」

 

溜め息を吐き出すようにサーゼクスが嘆いた。サーゼクスは悪魔の王であると同時に、彼は日本でも絶大な権力を誇っていた。

日本の観光都市である京都では景観を明らかに無視した、ランドマーク真っ青なホテルを経営し、国会議員とも親しく懇意な関係を築いていた。将来有望な妹はこの駒王を管理しており、非常に優秀だった。しかし、元を辿れば約40年前にそれは木っ端微塵に潰れたと言えるだろう。

 

「だいたい、元を辿ればアザゼル。貴方が彼を1度殺したからではないのか?貴方が彼を殺し、彼が自力で復活して覚醒した。そのお陰か、あんな事が起きたのではないのか?」

「はっ!?確かに元を辿れば俺がアイツを殺したからだが、元を辿れば神が神器を作ったからだろ!!神は死んじまったし、ミカエルの責任だ!!」

「なんで私何ですか!?てか、誰だって魔獣創造があんな風になるなんて思いもしませんよ!!」

 

神は死んだ。ニーチェの言葉ではなく真実である。実はこの三大勢力、大昔に大きな喧嘩をしており、その喧嘩の最中でキリスト教に伝わる唯一神は崩御されたのだ。

しかし、この唯一神。崩御される前に色々とありがた迷惑な代物を作っては全人類にばら蒔いたのだ。それは神器と呼ばれる摩訶不思議な物である。

 

神器は唯一神が作った人間の血を引き継ぐ存在に宿る摩訶不思議な物であり、言わば一種の超能力と言えるだろう。様々な種類が存在しており、唯一神の右腕だったミカエルでさえ神器が幾つ存在してるのかは把握しておらず毎年新種が報告されているのだ。

神器は大きく分けて2種類、更にそこから分けて4種類に分ける事が出来る。

何かを作り出したり、バリアーを張ったり、時を停めたりする事が出来る異能系。ドラゴンを筆頭とした魔物を封印した封印系。そして異能系から細かく分けると、物を自在に産み出す創造系と分ける事が出来る。封印系からは封印系の他に、神器が意思を持って生き物のように単独で動くことが出来る単独具現型に分ける事が出来るのだ。

 

「くっそ!!神滅具最強は聖槍だって提言したのは誰だよ。あんなの魔獣創造が最強じゃんかよ…なんだよ、サブカルチャーの存在を再現するって…勝てるか!!」

 

ニヤニヤと笑みを浮かべる日本人の男性の笑顔が、アザゼルの脳裏に浮かびあがる。

神器の中には神滅具と呼ばれる物があり、その神滅具という単語はアザゼルが考案して広めた。神滅具とは神さえ倒すことが可能な神器であり、原則的にワンオフでしか存在しないとされていた。まあ、されていたなので過去の話なのだ。

 

「全くです…トランスフォーマーやゾイドの軍団を差し向けるわ、五大精霊にGODZILLAを送り込んでくるわ。食品に革命を起こすわ…なんなんですかね?日本人の脳ミソは?あんなの日本人に宿しちゃダメでしょ」

 

ミカエルは震えて思い出す。

神滅具にカテゴリーされた神器の1つに魔獣創造と有るのだが、この魔獣創造はイメージ通りに魔獣を産み出すことが出来るのだ。そして宿してしまったのが典型的なアニメや漫画が大好きな日本人だったのだ。

 

「精霊王グレートスピリッツを再現し、自分の肉体を改造して写輪眼再現するわ、木遁使ってくるわ…神器使わなくてもバリバリ強いわ。あんなのどうしろって…」

「お陰でコカビエルもアンジェロ岩に成っちまったし、アニメや漫画の原作を読んで対策練っても斜め上をいきやがるしな」

「てか、彼がグレスピを使えるように成ったのはアザゼルが彼を殺したからだよな?」

 

サーゼクスの言葉を受けて、アザゼルは視線を反らす。

 

「だって…あんな事になるなんて分かるか!!」

 

アザゼルはそう叫ぶと立ち上がり、朝日が登り始めた外を眺める。

 

「危険と判断した神器持ちを殺してもアイツは蘇生させやがる。神器は生まれて持った時から、肉体に影響を与える。そのお陰か、システムのバグで一部の神滅具が複数ある厄介な事に成るしよ…」

「絶霧が2人に成りますし、獅子王なんて悪魔に成った神器本体と普通の方が居ますからね」

 

アザゼル達にはアザゼル達の正義がある。アザゼル達がさっきから言っている魔獣創造を宿した日本人にはその正義がある。

正義と正義がぶつかる時が有ったが、なんやかんや有って世界は未だ続いている。漫画史上最強に臭い果物をぶつけられたり、大量の缶詰を送られたり、ヤマジュンワールドの住民を送られたり大変だったが…それでも世界は美しい。

 

「しかし…アザゼル。それでも世界は廻ってるじゃ有りませんか」

「あの男に神を蘇生してくれって頼んだ男には見えんな、ミカエル。まあ…この先も何とかなるさ」

「「毛根を助けてくれって言った人には言われたくない」」

 

確かにアザゼルはその日本人に毛根を助けてくれっと酒の勢いで言った事がある。そんな事も有ったな、とアザゼルは笑みを浮かべてタバコを口に咥えた。

 

「まあ…でも言える事は1つだ。日本人に最も宿らせたらダメな神器は魔獣創造だ。間違いない」

 

これは…この日常に至るまでの物語。ただ言える、日本在住に創造系神器は絶対にダメ。




まさかのエピローグから始まった。

なお、ストックを書き留めまくってから続きを投稿しますので7月から8月末…もしかしたら9月に成るかも。

小話希望アンケート()は時系列

  • シュールストレミング改良記録
  • ドドリアンボム被害者の会
  • 五条先生の青い春(スラドク+月姫)
  • 孤児院の日常
  • 一誠の理不尽修行
  • エンマの青い春(魔法使いの夜)
  • YouTubeネタ(色々)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。