魔獣創造がはっちゃけた 令和バージョン   作:静かなるモアイ

16 / 19
バレちゃった裏側の秘密!


世界が変革する時

「うわ!?ゆっ夢なのか!?」

 

1人の男が飛び起きた。男の名前は大谷健児、今年で22歳の自衛隊員であり、埼玉県の駐屯所に勤務している若い男である。彼は高校を卒業し、訳有って自衛隊に入隊しては日々の訓練が厳しかろうが辛かろうが頑張り職務に励んでいた。

 

だが、何が起きたのか彼は理解が出来なかった。何時ものように職務に励んでいた時だった。空からレーダーに映ることなく、人間のような姿をした何かが空から飛んできたのだ。その何かは背から黒い鳥のような翼を生やしておりその点は明らかに人間ではなかった。例えるなら神話に語られる堕天使のような姿をしていた。

覚えている事と言えば、その堕天使は自在に空を舞い、此方を攻撃してきた。魔法のように指先からビームを放ち、一面に爆発を引き起こしたり、光の槍を作ってはそれを音速の速度で投擲しては大きく大地を抉る。自衛隊の武器、兵器は一切通用せず、戦車の砲撃でも堕天使を吹き飛ばし腹部が少し焦げる程度しかダメージを与えることが出来なかった。

 

堕天使の力は強大であり、この大谷隊員も覚えてるのは堕天使の解き放った大きな閃光に飲み込まれたこと位だ。そこから記憶が飛んでおり、まるで朝…夢から覚めるように起きて覚醒したので夢かと思う…だが、それは直ぐに頭から消えた。何故なら、周囲は瓦礫…崩壊した駐屯所であり、戦車やヘリの残骸が転がっている。

 

「どうなってる?」

 

「何が起きたんだ?」

 

「分からない…でも、皆…無事だよな?」

 

「いや、さっきの黒い羽を生やした奴等は何なんだ?どうして我々を襲う!!」

 

更に周りには大谷隊員と同じく、目覚めた隊員達が無傷で居たのだ。自分達はご覧の通りに無傷だが、何が起きたのかはだけは理解できなかった。

 

「すまない。駆け付けるのが遅くなり、君達を一度死なせてしまった。魂を破壊された人は救えなかった…申し訳無い。だが、俺の話を聞いてくれ」

 

その時、1人の男が大谷隊員達の前に現れた。

 

「貴方は?」

「俺は千手エンマ。外務省の職員で、魔法使いでもある(正確には魔法使い認定されてないけど)」

 

同時刻、日本の各自衛隊基地では千手エンマの手でコカビエルの軍勢に殺された自衛隊の内…魂が無事な人間はエンマの手で蘇生された。

 

 

そして時を同じく、孤児院である千手の家。

 

「ハァハァ…ひっふー。影分身を日本全国に派遣して影分身でグレート・スピリッツを使うのは負担が多すぎるな」

 

エンマは影分身…魔力やチャクラを用いて実体のある分身を作り出し、その分身を日本の自衛隊各基地に飛ばして、影分身がグレート・スピリッツを用いて死者…コカビエル軍団に殺された自衛隊隊員の皆様を蘇生完了していた。だが、エンマですら魂が完全に破壊された死者の蘇生は不可能であり、魂を破壊された死者を甦らせる事は出来ない。その為に全ての自衛隊を蘇生させる事は出来なかった。

その上、数多の影分身でグレート・スピリッツの力を一斉に使うのは負担が大きかったのかエンマは肩で息をし、壁にもたれ掛かる。懐からいざっと言う時の為に持ち運んでいたドラゴンボールに出てくる、魔力も傷も回復させる仙豆を食べて体力と消耗した魔力を回復させる。

 

仙豆の恩恵を受けて回復したエンマは歩き出す。

 

「しかし、仕掛けてきたか。コカビエル」

 

影分身は消え、役目を果たすと得た情報が本体に還元される。本来ならその性質を用いて陽動や情報収集、囮等に用いられる術だ。エンマは影分身から得た情報でコカビエルが仕掛けてきた事を理解する。

元より、欧州で不自然な事件が多発しており、信頼出来る部下を欧州に飛ばしていたエンマは、コカビエルが怪しい動きをしているのを理解する。その上、未だ未発達とは言え…それなりに全国にネットワークを広げて日本の情報を収集出来る術を持つエンマは自衛隊が崩壊した事を知り、自衛隊各基地に影分身を飛ばし、蘇生させた自衛隊からコカビエル率いる軍勢が襲撃してきた事を知ったのだ。

 

「蟻偵察部隊を作ってて良かった…お陰で誰かに自衛隊が皆殺しにされたのが分かった。しかし、コカビエルは本格的に日本を潰す気のようだな」

 

日本の自衛力の要である自衛隊を潰したコカビエル。結果的に、蘇生出来る隊員はエンマの手で蘇生されたが戦車やヘリを潰しただけ軍事力を削げたコカビエルとしては目的の一部を達成した。コカビエルの大きな目的は分からないが、間違いなく日本…或いは日本の支配者である悪魔が関わっているのは間違いない。

 

もしかしたら、堕天使が本格的に日本を潰しに来たのかも知れない。そこで…

 

「パルキア!」

 

エンマは中庭が見える窓を開けて、何かを呼ぶ。するとトコトコと歩いて数メートル程の大きさをした2足歩行のドラゴンのようなポケモンがエンマの前にやって来た。このポケモンはパルキア。ダイヤモンド&パールのパッケージモンスターであり、空間を司る力を持っているエンマお気に入りのポケモンである。

 

「パル?」

「パルキア!堕天使領土に、ドドリアンボムを投下!!」

 

その瞬間…ドドリアンボムが解き放たれた。

 

「コカビエルとアザゼルが敵対してても、コカビエルの行動はプリン頭の責任だからいっかと」

 

世界一臭い人物がもう1人出来てしまった。まあ、仕方あるまい。コカビエルを停められなかったアザゼル…プリン頭の責任なのだ。

 

 

だが…

 

「お父ちゃん!!てーへんだーー!!」

 

なにやら慌てた様子で、エンマの実子であり嫁にクリソツな男の娘であるイナバが飛雷神でエンマの所に飛んできた。しかし、その手にはスマホが握られており、イナバの持つスマホには何らかの映像が流れている。

 

「おっ、イナバ。どした?」

 

イナバはエンマにスマホの画面を見せる。その画面には臨時ニュースとして世界各国の状況が映っていたのだ。

 

『信徒の皆様…御安心して下さい。神は御存命です。Twitterで流れたあの動画、そして神の不在を叫んだ男は既に処刑しました。御安心下さい』

 

と教会の偉い立場の老人が言う。神の不在を否定し、神が死んだ事をエンマ(木遁分身)に叫んだ老人の事は口封じで黙らしたのだろう。

 

「なんで?」

「お父ちゃん、次々」

 

すると再び映像が切り替わる。すると、北欧やギリシャ…果ては中国に神々が降り立ったのだ。

 

北欧には豊かな髭を蓄えた老人オーディン、その息子であるヴァーザル。ギリシャでは機械感を感じさせる老人ゼウス、何処から見ても赤いモビルスーツであるアレス。中国では仏教としてか、帝釈天が降り立った…此方はサングラスをかけた男だ。

 

「インドじゃなくて良いのかよ…帝釈天」

「なんかさ、お父ちゃんの木遁分身に神は死んだって教会の爺が叫んでる動画がTwitterで流れてたよ」

 

イナバの言葉を聞いてエンマは大体の事を理解した。エンマがニコ生で流した、教会本部シュールストレミングΩ事件。その事件でエンマの木遁分身に向かって、神の不在を告げた老人の動画がTwitterで拡散。聖書の神が不在である事を知った、各国の神々が降りてきたのだろう。勿論、現世に関わらず人々の行く末を見守ると決めた日本神話等の神々は降りてきてはいない。

 

「む?アホ総理に…コイツは!?」

 

だが…次の画面に成った最にエンマは目を開き、驚く。画面には悪魔大好きな日本のアホ総理、そしてツインテールで普通に巨乳な魔法少女のコスプレをした美少女が映っていた。

 

「父ちゃん、だれ?知り合い?」

「魔王セラフォルー・レヴィアタンだ」

「ふーん。俺とタメかと思った。おっぱい普通に有って見た目は可愛いけど」

 

この魔法少女のコスプレをしてるのは悪魔の魔王の1人 セラフォルー・レヴィアタン。外見上の年齢はイナバと大して歳の変わらぬ少女であり、高校生に見える。だが、その実情は実年齢数百歳の未婚、彼氏居ない歴=年齢のコスプレ大好き魔王である。

 

『もしかして…総理、彼女は日本の神様ですか?…てか、総理…臭わないですか?』

『ハッハハ!!彼女は日本の神様では有りませんよ。日本を古来から守ってきた、魔王様です!!』

 

記者の言葉に対し、総理は笑みを浮かべてセラフォルーを報道陣に紹介する。

 

『私は魔王セラファルー・レヴィアタン!!魔法少女レヴィアタンってよんでね!!』

 

そしてセラファルーは話し出す。自分達悪魔こそが日本の守護者であり、日本神話ではなく自分達が日本を古来から護ってきた存在であると。そして、自衛隊基地を攻撃したのはコカビエルという堕天使であり、神秘の秘匿が必要なくなり…日本の守護者である自分達が日本を護るために出てきた事を言っていく。

 

神々が、魔王が降り立った。神秘の秘匿は無くなった。世界が動き出す…

 

「ねえ…お父ちゃん。俺さ(妾は)無性にコイツ等否定したいんだよね」

 

イナバがそう言い、エンマは息子を見る。イナバの瞳は六芒星と4枚刃の手裏剣が合わさった万華鏡写輪顔に変化しており、影から9つの尻尾が生えていた。

 

「それじゃ行くか。本当に日本人の事を考えてるのは誰なのか…いや何方なのか…教えてやるかイナバ。いや、()()()()()()()()()()()

 

その言葉を受けて…イナバの影は笑った。

 

「今から俺は自重を捨てる。折角だ、第七班…始、イナバ、アルトルージュ、ギャスパー+キバットの出陣と行くか」

 

 

 

 

 

 

 

「ねえ、キバッチ。出番だって」

「ふっ…絶滅タイムと行くか」

 

千手の家の音楽ルームでヴァイオリンを奏でる、顔だけ男の娘…但し肉体は普通にスポーティーに鍛えられた少年と黒いコウモリが準備を行う。

 

 

 

 

一方、駒王学園の旧校舎。そこには封印された一室が有るのだが…

 

「へっぷし!!」

 

千手の家でヴァイオリンを奏でる顔だけ男の娘と()()()()()()()()()の完全な男の娘がゲームをしながらクシャミをしていた。

 

 

因みにこの2人。死んでから悪魔の駒で蘇生する際に、魂と肉体が分離してしまった沖田さん現象が起きたお二人である。

 

駒王の方は肉体が悪魔の駒で悪魔として蘇生され、三咲の方は魂と肉体が分離した後にエンマの手で蘇生されたのだ。なお、駒王の方は小柄だが三咲の方は身長170前後は普通に有る。

 

 




次回!!エンマ…第七班!?とツッコミマスターを連れて駒王に向かう。

ゼノヴィアとイリナも駒王に向かう!?

リアス「ギャスパーが2人!?てか、そっちのギャスパーでか!?」

此の世には仮面ライダーが居る。

???「ゆ゛る゛さ゛ん゛!!」
一誠「過剰戦力にも程があるわぁぁぁあ!!RX1人で充分!!逃げて、コカビエル!!」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。