日本の何処かの収監場。此処は三大勢力にペコペコと頭を下げる日本政府と日本の退魔機関に干渉されないように隔離した、千手エンマ特注の牢獄だ。
何故、日本政府と退魔機関に干渉されてはいけないのか?理由は簡単。その2つに干渉されれば、折角逮捕しても簡単に手引きされて逃がされる為だ。
悪魔を筆頭とした三大勢力は日本の財力に関しても物を言わしており、悪魔に至っては日本の政治にさえも口を出して思い通りに行う。では日本の退魔機関はどうなのか?同じだ、確かに魔を祓ってくれるが三大勢力等の格上とは戦わない…まあ…日本政府が三大勢力と友好的な関係を結んでいるから当然だろう。
そのエンマ特注の牢獄で、4人の堕天使が拘束されては収監されていた。駒王で一誠暗殺未遂は勿論、多々の余罪がある女堕天使達だ。
女堕天使は本名をレイナーレと言い、外見年齢は十代後半だが実年齢は数百を軽く越えている。レイナーレの主な部下は3人であり、ゴスロリな格好をした金髪幼女堕天使(実年齢数百)のミッテルト、ナイスバディなお姉さん堕天使(実年齢数百)カラワーナ、おっさんミドルな堕天使(実年齢100歳ちょっと)のドーナシーク。部下とレイナーレは封印術が仕掛けられた手錠をかけられており、逃げ出す事は出来ない。
「見てなさい…私達を閉じ込めた事を後悔するわよ。貴方の愚かな行為で、日本は堕天使を敵に回した」
クッククとレイナーレは嗤う。レイナーレは知っているのだ。自分達の長であるアザゼルが何れ程の猛者なのかを、愚かな人間では絶対に勝てない神に匹敵する堕天使アザゼルの強さを、そしてアザゼルが率いる堕天使の軍勢が率いる世界トップクラスの軍事力を。
そんな堕天使の力が有れば神話さえも滅ぼせる。しかし…この男はお構い無しにジャンプを読みながら大きなアクビをしたのだった。
「良く言うぜ、宇宙人の分際でよ。あっ…アザゼルとかは地球で産まれたから違うか。いや、地球産宇宙人と言うべきか?堕天使と天使は」
レイナーレ達の視界の先には椅子に座り、ジャンプを読むエンマの影分身の姿があった。本体はこんな所で長居はしない。エンマの持つ規格外の魔力量を用いた影分身の無駄遣いを用いた監視方法である。
「「「宇宙人?」」」
しかし…そんなエンマの影分身はレイナーレ達に向かって、宇宙人と言った。宇宙人、それは今時の世の中では多くの方々が実際に会った事は無いが知識としては知っていることだ。宇宙人とは読んで字の如く、宇宙の人であり一般的には地球の外からやって来たエイリアン等の事を指している。
「そうだよ。グレスピで大昔の過去を見てな知った。ほら、お前達三大勢力は一神教の神話だろ?それは他の神々は絶対に認めない。だが、北欧神話とかギリシャ神話とかも有るから不思議だなと思ってな」
エンマはそう言い、ジャンプを閉じては飛雷神を用いてジャンプを何処かに飛ばした。
彼の言う通り、この世には神話は存在する。三大勢力のキリスト教である一神教、北欧神話やギリシャ神話等の多神教。これらは実在しており、神々も実際に存在している。
「聖書の神は大昔、地球にやって来た。太陽系の惑星の中で、究極の一…アルテミット・ワンが存在してなかった地球を新天地に選び、そこに根を下ろした。
だが、そこには既に先客が存在していた。同じく外宇宙からやって来た北欧神話とギリシャ神話だ。ギリシャ神話なんて、どっから見てもロボットの金属生命体な連中だよ」
アルテミット・ワン、ギリシャ神話はロボット、聖書の神は宇宙からやって来た。突拍子もない事を言われ、レイナーレ達はお互いに顔を見合わせる。
「同じく外来だったギリシャ、北欧の連中は兎も角。地球には元からの土地神や精霊が存在していた。この元から地球に居た在来の神々や精霊がメソポタミア神話や日本神話、今は聞かなくなったウドガルド神話とかだな。
そして神は考えた。ウドガルド神話等の神々や精霊を陥れ、悪魔に変えて自分が唯一の神に成ろうとな。これは歴史が証明している。陥れられた神々が後の悪魔だ。
お前達堕天使や天使はなんなのか?それは月の究極の一が星と協力し人間を真似て真祖を造り出したのを参考にし、同じく人間を真似て造り出した意思を持った端末だ。だからこそ、人間と同じ染色体を持っているために人間や悪魔との間に子供が出来る」
悪魔が元は神々だった。自分達が人間を真似て造り出された。そんな事を言われたレイナーレ達であったが、問答無用にエンマは続ける。
「多くの神々や精霊は悪魔に変えられた。日本神話の神々は変えられていないが、彼等はもう表舞台に出てこない。まあ、出てきたら三大勢力は瞬殺だろうな」
「こんな極東でしか信仰されていない日本神話が私達を瞬殺ですって!?」
初めてレイナーレがエンマに反論した。
「ああ、そうだよ。だが、日本神話は自分達に課した縛りのお陰か地上には降りてこない。それが本来、神々が行うべき対応なのかもな。彼等からすれば俺達、日本人は子供。時代は進み、子供は立派な足で神々の元を巣立ち生きていける。親は子供を信じ、我が子の行く末を見守る。
だがな…その事を利用し、日本の国宝を平気で盗んだり、神器に改造したり、日本国民拉致したり暗殺したりと好き勝手にしてるのは何処の誰だよ」
確かに日本神話は出てきていない。レイナーレ達も長い時を生きて、末長く地上で暮らしているが日本神話の神々とは会ったことがない。
「にっ日本の神々が私達より弱いからよ!?」
「ない。それだけは断言できる。15年程前か…俺は訳有って、第二の魔法使いと共に間接的だが、時計塔の降霊課と悪魔のアホが降霊した日本の荒神と戦った事がある」
「時計塔?」
「無知にも程が有るな、魔術師の総本山だよ」
エンマはそう言うと、煙と共に消えた。影分身は消滅すると得た情報が本体に還元される。つまり、エンマがレイナーレ達から得た情報は経験となって本体のエンマに還元されたと言うことだ。
では本体のエンマはと言うと…
「よっ…プリン頭。ちょっと、話し合いしようぜ」
単独でグリゴリ本部に襲撃を仕掛けていた。
「ひっ!?千手エンマ!!」
「ざーんねーん!!お前に飛雷神のマーキング、仕掛けたまんまだったわ!!」
直ぐ様、堕天使のトップを確保し、お話を行おうとするエンマであった。
「お前…赤龍帝がどうなっても良いのか!!」
「俺の次に強いヤツに預けた。もーまんたい…で?」
一方のツッコミマスターは…
「ここ何処!?」
兵藤一誠は突如として、謎の空間転移で何処かに飛ばされる。エンマに触れられた訳では無いし、エンマの飛雷神では無いことは確かだ。
「うわ、マジで時間通りに飛ばされてやんの。ウケる」
その声が聞こえ、一誠は声の方を向いた。一等地に建つ商業ビルが建っており、そのビルの入口にはスーツ姿の若い男性が立っていた。しかし…その若い男性の姿を見て一誠は物凄く強い即視感に襲われる。本当につい最近、Amazonプライムのテレビで視たような。
「白い毛に…翠の瞳?そんで…イケメンのお兄さん?」
若い男性の容姿は白髪に翠色の綺麗な瞳、そして大半が振り向く程のイケメンだったのだ。
「……あーーー!!五条悟!!呪術廻戦の五条悟だ!!」
一誠が叫ぶ。即視感の正体は学校は勿論、今や日本中で大ブームを巻き起こしたジャンプの漫画 呪術廻戦だった。その呪術廻戦に出てくる五条悟と言うキャラクターと目の前の若い男性が気味が悪い程にそっくりだったのだ。
「その反応、飽きたよ。最近、依頼主からもそればっかでね。
俺はちっちゃい頃。あんまり食べられてなくてな。五条悟と違って身長も175しか無いんだよ」
若い男性が言う。確かに男性は五条悟と違って、身長も平均より少し高い位だ。五条悟は2メートル近くあり、物凄くデカイ。
「俺は五条始。この久遠寺法律事務所の代表で、エンマ先生の孤児院出身だ。宜しく」
「五条?」
「名字は後付けでね。エンマ先生に保護された時に、貰ったんだ。あと、この瞳…六眼でね。拾われる時、俺は殺されてたから蘇生する時にエンマ先生が思い付きで着けちゃったんだよな。あの人、未来のジャンプ知識も有るから」
若い男性の名前は五条始。エンマの孤児院出身であり、弁護士である。因みに過去に死んだ所をエンマに拾われたらしく、蘇生される段階で五条悟と同じく六眼をオマケでつけられたらしい。
名字もエンマが着けたものだ。だとすれば、エンマは幼少期の始を見て五条悟とクリソツなのを確信し、この名字と六眼をプレゼントしたのだろう。
「えっ?蘇生?」
「そっ、元の実家はそこそこ大きな退魔師の家系だけど…アソコは神器が嫌いなんだよね~。お陰で実の親父に殺されちゃった!」
「日本、マジでブラック!!神器宿してたら堕天使に狙われ、退魔師の家系からも狙われるの!?」
「法律学んだのも、どうやって元の実家を合法的にボコボコにするのか、あと序でにエンマ先生をギャフンと言わしたかったからさ。因みに、俺は高3で司法試験に合格したよ」
「中卒で弁護士なれるの!?」
成れます。原理上は大真面目に成れます。
中卒から弁護士のなりかた。
予備試験(大学院卒業程度の学力があるかどうか)のテストを受ける(法科院卒は予備試験パス)。この予備試験は受験資格は有りません。→司法試験に受けて合格する。
なお、実際にこの方法で弁護士に成った人は居ます。その人は高卒ですけどね。
次回!!一誠は五条先生から悪魔の事と、日本の退魔機関の事を教わる。序でに軽く鍛えてもらう。
五条先生「腐ったミカンのバーゲンセール!!だよ?」
一誠「リアル、呪術廻戦!!」
小話希望アンケート()は時系列
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シュールストレミング改良記録
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ドドリアンボム被害者の会
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五条先生の青い春(スラドク+月姫)
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孤児院の日常
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一誠の理不尽修行
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エンマの青い春(魔法使いの夜)
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YouTubeネタ(色々)