ありふれた黒幕で世界最凶   作:96 reito

31 / 96
「よいしょと、ヾ(ω` )/ハイヨー2話ぶりの登場の零斗でーす」
『ヴェノムさんでーす』
作者のクロです。

「さて、前回はハジメがやっとこさ喰種として覚醒したな」
『ま、鍛えたメンバーの中では最速だけどな』
「まさか俺の"血狂い"と"リベリオン"再現するのは凄いな、性能もほぼ一緒だろ?」
『俺達が言え無いがかなりのチートだな』
まぁ、そんぐらいしないと面白くないだろ?
「いや、まぁそうだけど. . . 」

さて、と今回は零斗くんの視点でーす。
「久々の出番だな」
『俺もなー』

んじゃ、行ってみようか


「『転移先は⋯⋯』」




転移先は⋯⋯

 Side 零斗

 

「よいしょと. . . さて、ここは何処だ?」

『見た感じ現代の日本ぽいけど⋯⋯て、ここ新宿じゃね?』

「. . . ホントや」

 

 しかも、亜種特異点の方の新宿だわ。

 

「とりあえずは散策するか」

『一応、座標の特定進めとくわ』

「頼んだ」

 

 ヴェノムに転移先の座標とハジメ達の居る場所の特定を進めてもらいながら、俺は辺りを見て回る。

 

「どうしたもんかね」

 

 ここが新宿なら、エネミーなんかもいるのか? 一応武器の確認を⋯⋯

 

「? 何だこの違和感は⋯⋯」

 

 身体に異常は無いが、謎の違和感が走る。まるでサーヴァントとのパスを繋いだような感覚がある。

 

「嫌な予感がするな」

 

 何が起こっても言いように警戒だけは怠らずにして置くか⋯⋯

 

 

 ────────────────────────

 

 

「何も無いな. . . 」

 

 探索を続けて約一時間がたったがこれと言った成果は無かった。エネミーは居るが威圧で追い返せるので問題はないが、身体の違和感だけはずっと続いている。

 

『零斗』

「どうした?」

『悪い報告がある』

「. . . 聞かせてくれ」

『ハジメの居る位置の特定とこの場所の座標の特定が出来ない』

「やっぱりか」

『外との隔絶が完璧でな、俺だけの力じゃ特定が出来ない』

「そうか、悪いなこんな無茶の事させちまって」

『気にせんでいい』

 

 これで打つ手が無くなった訳だが. . . どうしたもんかねぇ。

 

『なぁ、零斗』

「あぁ、分かってる」

 

()()()()見られてるな。しかもかなり遠目で。

 

『零斗、団体様だぜ?』

「数は?」

『んー、4000くらい』

「方位は?」

『周りを囲う様に接近中』

「物量で殺るつもりか⋯⋯にして、数が少ない気がするがな」

 

 移動が速い奴が何匹かいるな、これなら接敵まで30秒ぐらいだっな。地雷でも設置するか。

 

「よいしょ(ガコン)⋯⋯と」

 

 よし、設置完了と。

 

 ガルゥゥア!! 

 

「いらしゃいませー!」ポチッ

 

 

 ────────黒幕殺戮中──────────

 

「ふぅ、終わった」

 

 思いのほか時間掛かったな。うーむ、迷宮の魔物よりも強いな、しかもかなりの飢餓状態だったな. . . 圧倒的な実力者がいるみたいだな。

 

「さて、奴さんの顔でも拝みに行くかね」

 

 戦闘風景をじっと、伺うかのように高層ビルの上から見下ろす影に向かう。

 

 トスン「. . . 」

「ほぅ、そっちから来てくれたのか」

「. . . 」

「だんまり⋯⋯か」

 

 黒いローブで全身を包み、顔も仮面で見えなくなっているが身体付きからしてして、女性と見ていいだろう。

 

「お嬢ちゃんに質問があるんだがいいか?」

「. . . どうぞ」

(. . . 話すんか)

「君は一体何者だ?」

「. . . 私はこの空間のガーディアンです」

「空間⋯⋯ねぇ」

 

 空間て事はハジメ達の居る場所とはまた別って事か. . . そりゃ、特定出来ない筈だわな。

 

「もう1つ、君の役目は?」

「. . . ここに来た者の排除です」ヒュン

「おっと⋯⋯話の途中だつーのにいきなり攻撃とは無粋だねぇ」

「関係ありません」

「冷たいねぇ」

 

 少女の得物は大型の刺剣だ。長さはだいたい1m20cmほどだ、少女の体格に似合わない得物だった。

 

(一撃の速さこそ驚異だが、重さはそこまででは無い. . . 刺剣自体に何か仕込んでいるな⋯⋯毒か呪いかだな)

 

 冷静に相手の動きを見つつ、回避する。狙う場所が何処も急所なのが怖い。

 

「舐めているのですか?」

「ん?」

「さっきから反撃の1つもしないで躱すだけ⋯⋯何故です?」

「んー、君の動きのクセを見てる」

「答える気は無い様ですね⋯⋯ならこれならどうでしょう」ボフン! 

「そう来たか」

 

 煙幕か. . . 視覚による観察が出来なくなったな. . . ま、ある程度読めたしいいか。

 

『どうです? 私が何処にいるか分からないでしょう?』

「イヤ? 足音と鼓動音である程度の把握は出来てるぞ?」

『. . . 貴方変態ですね』

「失礼な奴だな、おい」:( ꐦ´꒳`;):

『イヤ、実際そうでしょう、相手の鼓動音を聞き分けるとか』

「単純に耳が良いだけだ」

『そう言う領域の話では無いでしょう. . . 』

 

 気配の消し方は見事なモノだが、足音や心臓の鼓動音までは完璧に抑えられていない。

 

「建前はもう十分だろ? 来いよ」

『言われなくとも』

 

 先程よりも速く、鋭く攻撃を打ち込んでくる。だが⋯⋯

 

「軽い」シュル⋯パン! 

『グッ!』

「フェイントもクソもねぇ攻撃で獲れると思うなよ?」

(ひゅーカッコイイ)

(うるせぇぞ、ヴェノム)

 

 んじゃ、ご尊顔でも拝見しますか。

 

「あんま、ジタバタすんなよー? 女性を痛め付ける趣味は無いんでね」

「HA☆NA☆SE!」

「⋯⋯お前、何でそんなネタ知ってんだ?」

「. . . 」アセダラダラ

「ま、いい. . . とりあえずは顔見せて貰うぞ〜」

 

 仮面に手を掛けて、引き剥がす. . . が

 

「フン!」ゴキィ! 

「チッ! 無理やり関節外して抜けやがった」

「ふぅ、やはり慣れていても痛いですね. . . 」

 

 あのやり方、組織の奴らにしか教えてない筈なんだがな. . . 最後に確認した時はメンバー全員居たよな? このタイミングで離脱者が出る訳が無いしなぁ⋯⋯なら、考えられる可能性は1つだな。

 

「エト、お前なんだろ?」

「. . . 誰ですか? その子?」シセンソラシ

「よし、確定だな」

『あ、やっぱか』

 

 久しぶりに話したなお前。『うるせぇやい』おい、内側からナイフを刺すんじゃねぇよ。痛てぇんだよ! 

 

「どうした? 俺を排除するんだろ、突っ立てたら終わらねぇぞ?」

「随分と余裕がお在りの様ですね」

「当たり前だろ? 君程度の実力では俺には勝てないからな」

「いい度胸ですね」ピキピキ

「御託は十分だ。とっと来い」クイクイ

「. . . その余裕顔を歪ませてやりますよ!」

「やれるもんならな!」

 

 ちょいと本気でやるとしますか! 

 

「"眷属召喚"!」

「チッ! 面倒な事しやがる!」

「ええ! 貴方を懐には入らせたくないので!」

「なら、"血狂い"⋯⋯"開元"!」

 

 血狂いは吸った血を使うことで刀身の増殖ができる。今回は吸った血の3割ほどを解放した。増殖した刀身は万を超えた。

 

「ヴェノム! 敵の数はどんぐらいだ!」

『ざっと、40000だ』

「サンキュー!」

「行け! 我が眷属よ!」

All right! IT'S SHOW TIME! 

 

 開元した血狂いで召喚された眷属を一掃する。

 

「クソ! 硬い上に数が多い!」

『なんなら、増えてきてるぞ!』

「埒が明かん! 纏めて殺る!」

 

 血狂いでエトの召喚した眷属を排除しながら、並列詠唱を開始する。

 

「"天光満つる所に我はあり。冥府の門開く所に汝あり。万物に裁きを。(罪徒)絶望(救済)を! その身をもって悔いるがいい! "『神ノ審判(インディグネイション)』!」

 

 コフッ⋯⋯流石に魔力込めすぎたな。

 

「フゥ. . . さぁ、これで1v1だ⋯⋯覚悟はいいか?」

「まだ. . . まだ! まだ!」

「来い!」

 

 再びエトとの一騎打ちが始まった。

 

「ハッ! 随分と腕を上げたなぁ! エト!」ヒュ! 

 ガキィ⋯「だから、私はエトではありません!」バァン! 

 キィン! 「おっと! そりゃ失礼したね!」

 

 エト. . . 少女は大型の刺剣から直剣に持ち替え、ホルスターにしまってあった、ハンドガンを放ってくる。

 

「なかなかいい動きだ! 身体の使い方も、俺の動きのクセまでしっかりみてるな!」

「貴方だって! 私の隙を見極めて、当たれば即死の攻撃を放ちながらも、次の攻撃に備えるなんて、人間離れした動きをしているじゃありませんか!」

「お褒めに預かり光栄だね! そら、左のカードが甘いぞ!」ドクゥ! 

「グッ! 離れなさい!」

「ゴブッ! 痛てぇ!」

 

 脇腹に蹴りを入れたら、その反動でサマーソルトしてきやがった! もろ顎に入ってしまって、脳が揺れる。

 

 フラ⋯「!? マズッ!」

「取ったァ!」

『取ったんじゃない。()()()()()()

 シュル「な! ⋯⋯(ギチッ)クッ! 小癪な!」

「おっと、あんま動かない方が身の為だぜ? 暴れるとバラバラになっちまうぞ」

「クッ! コロセ!」

「はいはい。『くっ殺』展開はいいから」

 

 張り巡らせた繰糸で拘束し、抵抗出来ない様に武器を奪い取る。

 

「よし、後は仕上げっと」

「何をするつもりですか」

「ん? こうするのさ⋯⋯んっ」

「!?!!??」

 

 少女の仮面をズラして、唇を奪う。

 

「ちゅぷ. . . んふぅ. . . ちゅぷ. . . 」

「んん! . . . んんん!」

「ふぉら、あわれるふぁ」

「んっ. . . ちゅっ. . . んん♥」トローン

「ん. . . プハァ」

「ハァ⋯⋯ハァ⋯⋯なんれ、いきなりキ、キスなんて!」

「んー、何となく」

「なんとなくって. . . あれ? なんらかねむ⋯く⋯⋯なっれ」フラッ

 ダキトメ「はい、おやすみ」

 

 よし、睡眠薬効いたな。やー、面倒だから口移しになっちまったけどいいか。

 

「だー! 疲れたー!」

『お疲れさんー』

「どうだ? 空間の把握は出来たか?」

『おうよ! 完璧に出来てるぜー』

「んで? 出口はどっちだ?」

『こっから、南に2kmの場所にBARがあって、そこが出口になってるぽい』

「なら、出て来てエトを担いでくれ」

『リョーかいっ」ニュルン

「流石に疲れたわ、ちょいと休んでから移動するか」

「そうした方が良さそうだな」

 

 ハジメ達は大丈夫かな? ま、余程の事がない限り死ぬ事は無いだろうし、ハジメが完全な喰種化の切っ掛けになりそうだったし、大丈夫か。




更新が遅れて申し訳ない。感想お待ちしております。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。