「エトです」
「初めましてオスカー・オルクスと申します」
「さて、前回は柊人とガハルド皇帝の戦闘だったな」
「男性陣の中じゃ中々奇抜な戦闘方でしたね」
「そうだな、俺らの中じゃ一番やべぇかもな」
「そんなに変わった人なのか?まともそうな人だと思ったのだが……」
「あー戦闘面じゃイカレポンチなだけだ、常識とかはしっかりしてる」
「さて、今回はオルクス迷宮からの旅立ちだ……楽しんでいってくれ」
「「「旅立ち!」」」
Side 零斗
オルクス邸での生活が始まってから早1ヶ月、現在俺達は……
「ほれ、纏めて来い」
「「「「覚悟ォ!」」」」
「さぁ、俺から一本取ってみろ!」
戦闘訓練をしています。俺 VS ハジメ&ユエ&オスカー&エト で模擬戦もといハジメのリハビリをしている。ハジメの右目と左腕の治療も完了して、やっと動かせる状態になったからな、訛った身体を鍛え直している。エトとユエは後衛としての援護の訓練、オスカーはおまけだ。
ギィン! 「チッ……やるな」
「これで武器は使えませんね」
「あとは……」
ハジメの銃撃でヒュドラの骨で作った模擬刀が5mほど離れた地面に飛ばされる。射撃の腕上げたな。
「ほら、絶好のチャンスだぞ」チョイチョイ
「舐めてますね」
「そりゃ……」フォン
「……消えた!」
「素手の方が楽だからな」
ユエの背後まで移動し、仕留めにかかる。先ずは1人っと
ツツー「ほれ、背中がお留守ダゾ♡」
ゾワッ! 「ヒッ!」
殺気交じりでユエの背中をなぞる。次は……エトだな。
「……フッ!」
パシッ「お! 中々腰の入った一撃だな」
「な!?」
「惚けてる場合じゃないだろ?」ビスッ
「ウグッ!」
恐く渾身の一撃であったであろうハジメのボディブローを受け止めて、デコピンで気絶させる。
「……」チーン
「ありゃ……強くやり過ぎたか?」
「そこ!」
「おっと」
さて、あと2人。どう料理するかな……
スッ 「降参です」
「潔いいな」
「これ以上やっても貴方には勝てそうにありませんからね」
「解放者さんにそう言って貰えるとは光栄だな」
気絶さてたハジメを担ぎ、屋敷まで帰る。そろそろ此処を出るか……
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この1 ヶ月間はハジメのリハビリを主に行い、武器の作成や移動手段の確保etc.色々とやった。そして、現在のハジメのステータスは……
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南雲ハジメ 17歳 男 レベル:???
天職:
称号:女たらし・伝説の錬成師の教え子
筋力:57536
体力:53681
耐性:46859
敏捷:36512
魔力:42867
魔耐:40629
技能:錬成[+鉱物系鑑定][+精密錬成][+鉱物系探査][+鉱物分離][+鉱物融合][+複製錬成][+圧縮錬成][+高速錬成][+自動錬成][+イメージ補強力上昇][+消費魔力減少][+鉱物分解]・魔力操作[+魔力放射][+魔力圧縮][+遠隔操作]・胃酸強化・纏雷・天歩[+空力][+縮地][+豪脚][+瞬光]・剣術・棍術・闘術・銃術[+オートリロード]・抜刀術・風爪・夜目・遠見・気配感知[+特定感知]・魔力感知[+特定感知]・熱源感知[+特定感知]・気配遮断[+幻踏]・毒耐性・麻痺耐性・石化耐性・恐慌耐性・全属性耐性・先読・金剛・豪腕・威圧・念話(零斗、浩介、幸利、香織、ユエ)・追跡・高速魔力回復[+魔素集束]・魔力変換[+体力][+治癒力]・限界突破・言語理解・R-Ⅰ型強化細胞・喰種化・令呪・サーヴァント[キャスター『オスカー・オルクス』]
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うむ、いい仕上がりだ。それなら並大抵の敵なら即ぶち殺せるな!
ちなみに魔物を食ってもステータスの上昇は無くなっていた。どうやらハジメはもう人では無いナニカになってしまった様だ……ま、生き残るためだからね仕方ないネ! まぁ、強化細胞ぶち込んだ時点で化け物に片足突っ込んでるみたいなもんだし是非も無いよネ!
え? 俺のステータスかい? そんなに変わっちゃいないよ? ほら……
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湊莉 零斗(レイト・アルバート) 19歳 男 レベル:ERROR
天職:黒幕フィクサー・人類最後のマスター・暗殺者・料理人
称号:英霊の寵愛を受けし者
適正率 100%
筋力:ERROR
体力:ERROR
耐性:ERROR
敏捷:ERROR
魔力:ERROR
魔耐:ERROR
技能:天体観測・全事象耐性・英霊憑依[+詠唱破棄][+使用魔力減少]・衝撃波・魔具精製・血統武器作成[+複数作成][+必要血液減少] ・威圧・瞬間移動・影移動・異空間収納[+付与][+有機物][+無機物]・敵意感知・悪意感知・気配察知・全魔法適正・全武器適正・剣術[+明鏡止水][+極一意思]・銃術[+弾道操作][+オートリロード]・闘術[+獣術][+鬼術]・棍術・繰糸術[+変幻自在]・槍術・抜刀術[+抜刀速度上昇][+因果両断]・暗殺術・交渉術・念話[ 刀華、恭弥、柊人、鏡花、悠花、ハジメ、浩介、幸利、エト]・纏雷・天歩[+空力][+縮地][+豪脚][+瞬光]・自己再生・昇華魔法・変成魔法・魂魄魔法・生成魔法・召喚魔法[悪魔・天使・アンデッド]・喰種化[+部分変化][+部位強化]・R-Ⅰ型強化細胞・吸血[+生命力][+魔力][+記憶]・擬態[+複数部位] [+持続時間増加]・複合魔法・剛力・縮地[+重縮地][+震脚][+無拍子]・天眼・千里眼・超速魔力回復・リミットブレイク・魔力操作[+魔力放射][+魔力圧縮][+遠隔操作]・言語理解・◼◼◼◼◼◼
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文字化けした技能が1つ増えたがそれ以外は……エトとパスを繋ぎ直したから『擬態』が戻ってきたぐらいか。簡単に言えば『遺伝子自体を組み替えて別の生物に変化する』って感じだ。まぁイメージ的には『Prototype』かな?
「ふぅ……こんなものか」
現在俺はオスカーの書斎で"解放者"に関する本を読んでいたところだ。なかなかのボリュームだったよ……丸一日掛かるくらいな。他の迷宮の場所の乗った本の一札や二冊あると思ったがまさか無いとは……あるとすれば【グリューエン大砂漠の大火山】【ハルツィナ樹海】を筆頭に【ライセン大峡谷】【シュネー雪原の氷雪洞窟】辺りかな?
「後、行ってないのは……工房くらいか」
本を元あった場所に戻し、書斎を出る。その足で工房まで歩く……ハジメ用の武器とかも造らないとなぁー、やる事はまだまだありそうだな。
工房には作業をする大部屋が一つ、素材の保管庫やアーティファクトの収納部屋などの小部屋が幾つもある。その中には錬成の理論書などが大量にある。錬成師からすれば、ここは天国に等しいだろう。
「あ、零斗此処に居たんだ」
「ハジメか……どした?」
「そろそろ夕食だってエトさんが」
「おう、今行く」
探索は一旦中止だな。
───────黒幕一行食事中────────
夕食も終わり、全員を集めて相談をする。
「なぁ、しばらく此処に留まろうと思うんだが……」
「どうして?」
「いやな……殺る相手は神代を生き残ったゴキブリ以上の生命力を持つクソ神だ。今の内に出来るだけ準備をしておきたいと思ってな」
「確かに今は出来るだけの事をして起きたいですね」
「僕も賛成だよ」
「……私はハジメと一緒ならどこでもいい」
満場一致で留まる事になった。
──────────1ヶ月後──────────
「ホントに良いのか?」
「あぁ、これは君達への報酬だ……好きなだけ持って行くといい」
オスカーの工房に案内され、出発前に何か残っていないか確認していた。ハジメ達はこの隠れ家から転移する魔法陣のある部屋にいる。
「これだけの量のアーティファクト作ったのかよ……流石は伝説の錬成師だな」
「それ程でもないさ……暇潰し程度にやっていただけさ」
「これが暇潰しかよ……」
ざっと見ても200以上はあるアーティファクト。これが暇潰しとほ……たまげたなぁ。
「ん? これは?」
──ー
試作品
命名 ドラゴン殺せる剣
オスカー
──ー
それは剣と言うにはあまりにも大きすぎた
大きく、ぶ厚く、重く、そして大雑把すぎた
それは正に鉄塊だった。
「……」
「あぁ、それかい?」
「ネタの提供者は?」
「────だ」
よりにもよってアイツかよ……どっかの迷宮がエグいほどネタ塗れになってそうだなぁ……
「とりあえず持っていくか」
"異空間収納"にドラゴン殺しモドキを放り込む。
「こんなもんか……よし、そろそろ行くか」
工房を出て、書斎へと向かう。書斎へ入るとハジメがユエに神結晶で作った指輪を渡していた。
「お、プロポーズか?」
「そんなんじゃないよ!」
「……期待してる」
「何を!?」
ユエはちゃっかりと貰った指輪を左手の薬指に嵌めている。めざといなぁ。
「と、ハジメこれお前用の武器な」ゴドドドッ!
「エグッ!」
新兵器についての説明を少々……ヒュドラの極光で破壊されたと言う対物ライフル:シュラーゲンを元に改造し、アザンチム鉱石を使い強度を増し、バレルの長さも持ち運び"宝物庫"のお陰で心配がなくなったので三メートルに改良した。〝遠見〟の固有魔法を付加させた鉱石を生成し創作したスコープも取り付けられ、最大射程は十キロメートルとなっている。
また、ラプトルの大群に追われた際、手数の足りなさに苦戦したことを思い出し、電磁加速式機関砲:メツェライを作製した。口径三十ミリ、回転式六砲身で毎分一万二千発というトリガーハッピーの皆さんもニッコリの代物だ。銃身の素材には生成魔法で創作した冷却効果のある鉱石を使っているが、それでも連続で五分しか使用できない。再度使うには十分の冷却期間が必要になる。
さらに、面制圧と俺とオスカーの純粋な趣味からロケット&ミサイルランチャー:オルカンも開発した。長方形の砲身を持ち、後方に十二連式回転弾倉が付いており連射可能。ロケット弾にも様々な種類がある。
あと、ドンナーの対となるリボルバー式電磁加速銃:シュラークも作製した。ハジメの基本戦術はドンナー・シュラークの二丁の電磁加速銃によるガン=カタ(銃による近接格闘術のようなもの)に落ち着いた。
他にも毎分四千発の弾丸をぶちまけるサブマシンガン:ヴェスパーや取り回し重視に改造したアサルトライフル:クリーグなど他にも様々な装備・道具を開発した。
「ま、こんだけありゃ十分だろ」
「十分というか……オーバーキルというか……」
えー? これでも大分抑えたんだが……性能ももうちょい上げられるし。
「んじゃ……そろそろ行くか!」
「久しぶりの地上だね」
「と、その前に……最終確認しとくぞ?」
「うん」
ハジメ達の前に立ち、少しばかり真面目に話す。
「いいか。俺たちの武器や力は、外の世界では異端だ。聖教教会の連中や各国が黙っていないだろう……というより俺はもう『異端者』だしな」
「そうだね……今にでもイシュタルをぶち殺したいくらいだよ」
わぁーハジメから純粋な殺意が溢れてる〜……成長したなぁ〜この子も(トオイメ)
「兵器類やアーティファクトを要求されたり、戦争参加を強制される可能性も極めて大きい」
「渡す気はありませんけどね」
エトが呟く用にされど、強く、ハッキリとした声で告げる。
「世界を敵にまわすくらいヤバイ旅だ。命がいくつあっても足りないぐらいな」
「そんなこと……とうの昔に経験している」
オスカーが呆れ気味に言う。
「互いが互いを守り戦う。俺たちは家族だ。神殺しでもなんでもやり遂げて……地球に帰ろう」
「「「「応!」」」」
そう言うと同時に魔法陣へ魔力を流し込む。すると魔法陣は、光を放ち──
「旅の始まりだ」
(●'∇')♪ドモドモ〜クロでーす。今回で一応第一章ラストになります。次話から第二章になります。