「初めまして、西園寺刀華だよろしく頼む」
「初めまして、恭弥だよろしく頼むよ」
「今回から俺とゲスト数名であらすじなんかを話すことになりました〜(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ」
「「イェイー!」」
「前回は確かトータスに召喚され、その理由を説明されたのだったか?」
「そうそう、今回は移動するところからだな」
「んじゃ、そろそろ行ってみる?」
「「あぁ、じゃあせのー」」
「「「トータスにて思わぬ再会?行ってみよか!」」」
Side 零斗
この建物がある山を下山して麓の王国に向かうことになった。今から向かうのは【ハイリヒ王国】ってとこだな。で、この聖教教会本山があるのは【神山】。王国は聖教教会と密接な関係があり、創世神エヒトの眷属であるシャルム・バーンという人物が建国した最も伝統ある国ということだ。柵に囲まれた円形の大きな白い台座が見えてきた。大聖堂で見たのと同じ素材で出来た美しい回廊を進みながら促されるままその台座に乗る。台座には巨大な魔法陣が刻まれていた。柵の向こう側は雲海なので大多数の生徒が中央に身を寄せる。ていうか、俺たちがいた建物って雲海の上にあったんだ。興味が湧いた奴らはキョロキョロと周りを見渡している。ん? 爺さんが何やら唱えだしたな。
「彼の者へと至る道、信仰と共に開かれん──〝天道〟」
すると乗っていた台座が動き出した。ほぅ、なかなか悪くない景色だな。つーか、無駄に凝った演出やな。雲海を抜け天より降りたる〝神の使徒〟ってか。これなら聖教信者が教会関係者を神聖視するのも無理ねぇか。んー?さっきから懐かしい気配を感じるなしかも複数だな⋯⋯嫌な予感しかしねぇな。まぁそれは後でもいいか。
「では、王宮へと向かいます。ここからの移動は馬車になります」
何人かのグループに別れて馬車に乗り込む、ハジメとは別のグループになってしまった、大丈夫か? あいつ。
「なぁ零斗、君もこの気配に違和感を覚えないか?」
「恭弥、貴方もですか?」
「「「「私(僕)も感じるわ」」」」
「ここに居る全員が感じているようですね」
「というか零斗この場には私達しかいないから素の話し方でいいのでは?」
「それもそうか、んじゃ王宮に着くまでは素でいいか」
「やはりそのしゃべり方の方が安心しますね」
「そうか、そりゃよかったよ」
そんな他愛のない話をしているとどうやら宮殿に着いたらしい。他の馬車からクラスメイトたちが降りてくるのが見える。とりあえず降りるか. . . は!?
そこに広がっていた景色はピラミッドの如く、上に向かうに連れて細く伸びる建物。堀の様に建物の周辺には溝が有り、水で満たされている。これ完全にギルガメッシュの王宮じゃねぇかよ!いやきっと似ているだけだ、うん……そうに違いない……よな?
「良いですかな?皆様、行かれますぞ」
イシュタルがそう声を掛けた。宮殿の中は開放的で、入り口は扉では無く、常に開いている物だった。その中央へとイシュタルが足を踏み入れようとした。だが……
「な、何をしている!」
「イシュタル殿……貴方には謁見の許可は出ておりません。お引き取りを」
「ッ!!私は教皇だぞ!?そんなものは必要無い筈だ!」
「……お引き取りを」
イシュタルと門番はそう問答をする。そしてイシュタルは苦虫を噛み潰した様な表情をしたまま、神山へと戻って行った。
「これより先は、私がご案内致します」
そう言って、門番がそのまま俺達の案内へと変わる。暫く宮殿内を歩いていると様々な物を見る。金箔が貼り付けられた息を呑む様な像に、何処か可憐さを思わせる一輪の花。それらを横目に進んでいると、唐突に門番が一つの部屋で止まる。
「……使徒様を連れて参りました」
「許す。通せ」
重厚な純金の扉が音も立てずに開く。
そしてその先に居たのが──
「良く来たな、雑種共」
まじのギルガメッシュ王じゃねぇかよ。しかもメッチャ俺のこと見てますやん、絶対俺のことわかってますやん。もうやだ!!おうちかえる!!!
「初めまして、王様。俺はこのクラス代表の……」
いいぞ!偽善者!そのままギルの気を. . .
「誰が話す事を赦した?」
うん、知ってた……まぁ、期待はしてなかったよ……
「謁見の儀も弁えておらんのか……雑種は雑種でも、誰の手にも渡らなかった真の雑種共。此処まで無知であれば逆に愛嬌が湧くぞ」
そりゃそうだよな、日頃から生きている中で、王様と謁見する機会なんて普通は無いもんな、全員どうしたらいいのか分からんよなぁ……しゃーないやるしかないか。俺は少し前に出てその場で片膝を突いて地面に伏す。
「ほぅ、少しは素養の有る雑種が居たか。其奴の僅かな智慧に感謝するが良い」
その声を同時に、王は立つ。まばゆい光に包まれ、影でしか見る事の無かった王の姿……
太陽の光によってキラキラと輝く黄金の髪、血を思われるかの様な深紅の瞳、男でも見惚れてしまうほどに整った顔立ち、自らを飾り立てる装飾品────それら全ての物が眼前の者を『王の中の王』だと認識させられる。
「面を上げよ、我が赦す」
俺の真正面にそう声が響いた。力の一片も籠もらない声、にも関わらず張り上げた様な心に響く声。その声従い顔を上げる、あぁ本当に懐かしいな。相変わらずいい顔やな〜
「お初にお目にかかります、ギルガメッシュ王」
「ほぅ、我の名前を知っているようだな、まぁそれはどうでもよいか」
((((((((いや! いいのかい!!)))))))
その場にいる全員がそう思っただろうな、今。
「まずは謝罪をギルガメッシュ王、私の同胞が失礼を」
俺と王の視線が合ったその直後、俺達の教師である愛ちゃん先生は俺より後ろに出て深く頭を下げて、最敬礼をした。日本の謝罪において使われる最上級のスタンスだったか? 圧倒的な威圧感と存在感で充満した謁見室の中、心を奮い立たせて行った生徒を庇う行為は称賛されるべきだろう。それに応じるように、王の視線はそちらへと向けられる。
「貴様が代表者か? 妙だな、奴では無いのか?」
そう言って、ギルガメッシュ王は天之河を顎でしゃくる。先程、代表者と先に名乗ったのは天之河だった。
「彼は代表者ではありません。本来の代表者は私の後ろにいる畑山 愛子です。私は責任者になります。ですが勝手な行動を許してしまったのは私です、罰を与えるならどうぞ私に……」
「良い、貴様のその太い肝に免じて赦そう」
そう言って王は踵を返して玉座に深く腰掛けた。
「ハイリヒ国王、ギルガメッシュである。尤も、あの爺に聞いたかもしれんがな」
天井にも届きそうな巨大な玉座に深く座り込み、頬杖を突きながらそう言い放った。ほっっんと何をしても絵になるのやべぇな……
「貴様共の事は既に聞いた。精々、我の為に励み、我の為に捧げるが良い」
『傲慢』その言葉がこの上なく似合う様な主張。それでも『そうしたい』と思わせてしまうのはこの人の魅力なのだろう。
「では、下るが良い。 晩餐の席もう一度見まみえるとしよう」
そう一方的に言うと、ギルガメッシュは玉座を立った
「と普段なら言うはずだが久しぶりよなぁ? マスターよ」
「やはり覚えていましたか、えぇお久しぶりですねギルガメッシュ王。そしてエルキドゥいるのでしょう?」
「え?」
「フフ、さすがマスターだ! よくわかったね!」
「それほどではありませんよ、少しだけ花の香りが残っていましたからね、それで判断しただけですよ」
「ちょ、ちょっと待て!零斗、お前この人達のことを知っているのか!?」
天之河が掴みかかる勢いで迫ってきた。はぁ、さっさと話済ませて休みたんだけど……
「五月蝿いぞ、雑種あまり騒ぎ立てるな」
「ッツ!!す、すいません……」
「ふん……つまらんな」
いやギルさんあんた威圧感が凄いのよちょっとは抑えてやれよ、さすがに可哀想.ではないか? まぁいいか。
「ね、ねぇ、零斗?どうゆう事か説明してくれないかな?」
「えぇ、勿論ですよ」
ん?んー?あ、やべぇこっちにすげぇ勢いで向かってくる奴らがいるなー.……って溶岩水泳部だ!これぇ!とりあえず逃げないと!
「ギルガメッシュ王!もしかして全サーヴァントがここにいるのですか!?」
「あぁ、もちろん全員サーヴァントに貴様の組織の全員がこの宮殿内にいるぞ」
「ハジメ! 説明についてはまたの機会に! 私は今から逃げます!」
「ちょ! 零斗!?」
やべぇよマジやべぇとりあえずこっから出ないと、あぁでも何処に行こう。医務室辺りにでも行くか。
「それではギルガメッシュ王、皆さん! また晩餐の時に会いましょう!」
「あぁ、逃げられると良いな、雑種よ」
「頑張ってね! マスター!」
急がねぇとやべぇわこれ。すぐそこまで来てるわ。
●○●
Side ハジメ
零斗がその場から逃げようとした時、僕の横を薄紫色の塊がとんでもない速度で零斗に向かって行った。一体何なんだ!あれ!?
「先輩っ!」
「ガッ!」
零斗に突っ込んで行ったのは薄紫色の髪でメガネをかけた片目隠れの綺麗な人だった。その人は零斗の事をメリメリと骨の軋む様な音がするぐらいに強く、ぎゅっと抱きしめていた。
「えぇっと⋯⋯久しぶりですね、マシュ」
「先輩⋯先輩⋯⋯!私⋯⋯私⋯⋯⋯!」
零斗はマシュと呼んだ女の人の頭を優しく撫でていた。マシュさんは零斗の存在を確かめるように頭を擦り付けて、大粒の涙をボロボロと零していた。
急展開について行けなんだけど!? あ、恭弥さん達も呆然としてる。誰なんだろうあの人、後サーヴァントと組織の人て何?また零斗達の前世の知り合いかな?
「「「「マスター!!!!」」」」
「マッズッ!マシュ、また後で話しましょう!」
「え!?ちょ!先輩!?」
零斗はマシュさんを引っぺがして窓から飛び降りて逃げてしまった。
●○●
Side 零斗
あっぶねぇ……流石に死ぬかと思ったぜ。とりあえず隠れながら移動するからね〜。いやまぁ後で会うことにはなるんだろうけどね!うん、死ぬ気しかしない!まぁ一時的な処置にはなるか。さて医務室何処かな、てサーヴァント全員いるだったアスクレピオスとかナイチンゲール当たりが居そうだな……ま、そんときはそんときに考えるか。
(何処行った!)
(向こうの方には居なかったわ!)
げ!結構近くまで来てんじゃん!医務室は……あった!とりあえず逃げ込めー!
「ふぅ……」
「あれ? 君は?」
やべぇ!先客が────え?
「ド…ク……ター?」
「え?レイトくん!?どうしてここに!?」
「ドクター!」
「久しぶりだね……レイトくん」
ドクターロマンは優しい笑顔でそう言った。あぁ本当にドクターだ. . . でもなんで?
「君はどうしてここに?」
「え?あーえっと……」
そこからはなんでこちらの世界に来た経緯を説明した。すると苦虫を噛み潰したような顔をした。
「そうかそんなことがあったんだ」
「ドクターは聴いていなかったんですか?」
「と言うよりも君の喋り方てそんなんだったけ?」
「あぁ、これは演技ですよ。地球では優等生キャラで通っていましたからね」
「今は僕達2人しか居ないから、前の喋り方でも良いよ?」
ニコニコと人が良さそうな笑みを浮かべながら話してくれるロマン。あぁ、懐かしい感覚だ……
「え? あぁわかった、これでいいか?」
「うんうん! そっちの方が安心するね!」
「そうかい」
「えー? なになに、照れてるのー?」
「そんなんじゃねぇよ!」
「ホントかなー?」
変わらないなこの人は、やべぇちょっと泣きそうなんだけど。
「「あ、零斗くん(さん)ここに居たんだ」」
「え?」
後ろから声がすると同時に頭に衝撃が走った。痛てぇ。そんで意識が途切れた。
──────────────────ー
「んー? ここは?」
「あ、目が覚めたの?」
「もう少し寝てても良かったんですよ?」
目を開けると目の前には足元に届きそうなほど長い薄紫色の髪に、紅い瞳を持ち、頭にはヨレヨレのうさみみがある美少女と銀色の髪をボブカットにし、周りには白い塊がふよ黒いリボンがあるカチューシャを付けた可憐な少女がいた。
「「おはよう、零斗くん(さん)」」
「え?うんおはよう……てなんで鈴仙さんと妖夢さんがここに!?」
「「そんなことはどうでもいい」」
「いや!良くないよ!?」
アイエエエニンジャナンデ!?ニンジャナンデ!?待って本当になんで!?とゆうかここ何処!?
「あ、零斗起きたのね」
「刀華?」
「ええ、貴方の愛しの彼女の刀華ちゃんよ?」
「「今世でのでしょう?」」
「グッ!それは言わない約束でしょう?正妻殿」
「「調子に乗る貴方が悪いんですー」」
ちょっと待って!?展開に付いて行けないんだけど!?
「あ、今混乱してるよね」
「状況を説明するので聞いていてください」
「ア、ハイ」
刀華達の話を纏めるとこうだ。1、俺が逃走してからすぐに捜索が始まり中々見つからないし、また逃げられるがもしれないから気絶さてでもいいから捕まえることに 。 2、俺とドクターが話している内にドクターが医務室にいることを知らせた。3、気絶させたのはいいがちょっと強めにやりすぎたせいで俺が半日も起きてこなかった。そんで今に至るこんな感じらしい……うーむ色々ありすぎじゃね?
「そうそう、今はハジメくん?達は晩餐会してるよ」
「あ、そうなの」
「どうする?参加する?」
「あー、そうだね参加するよ」
「うん!わかったじゃ行こうか!」
「ちなみに料理とかはエミヤさん達が作ってくれてるよ」
オカンの料理か……久しぶりに食べるし、ワクワクするな……と言うか、ハジメ達にどう説明しよかな?これ。まぁなる様になるだろう。
どうしてこうなった?
あ、ちなみに零斗は2部直後に死亡していますがその後幻想郷に行き着いています。そして途中で一度カルデアに協力するために戻っています。急な設定追加することになりました、なんかねやりたくなったのごめんm(_ _)m後サーヴァント達は現地人に転生?してます。出番はありませんでしたがAチームやオルガマリー所長、ゴルドルフ所長もいますが本編に出すかは未定です。