こんなに狼狽えてるルドルフ先輩を見るのは私、初めてかもしれません・・・・
それほど、私たちの前で繰り広げられてる戦争は・・・つらく悲しいものでした。
戦場(自分の担当ウマ娘)を更地(抜け殻)にしながらも、なお戦争は続きます。
「うちのルドルフの方がかわいい!!!」
「いーや!うちのスカーレットが一番だ!!!」
お父さん、お母さん・・・・助けてください。
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こんにちは!リトルトラットリアです!
チーム・カマルに所属するウマ娘です!
私を知らない人はシリーズ2話目あたりで出てきます!見てね!(ダイマ)
さて、いつ終わるともしれないこの戦争の引き金を引いたのはたった一人のウマ娘でした。
今は取り返しのつかない自分の過ちに若干涙目になっています。
最初はささいな事だったんです・・・・・
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「おっす!おつかれ~チーム調子良さそうじゃん!」
今声をかけてきた彼は私のチームトレーナーさんの同僚の方です。
気さくな方でトレーナーさんより年上とのことですが、トレーナーさんとよく交流を持っています。親友、という表現がぴったりなのではないでしょうか。
「おーおつかれ!ダイワスカーレットさんもお疲れ様です。」
「はい!お疲れ様です!」
そして一緒にいるのは彼の愛バのスカーレットちゃん。年はわたしより後輩だけどレース実績は先輩にあたります。彼女とウォッカさん含め5人が彼のチーム構成だそうです。全員トゥインクルシリーズ組です。
「聞いたで~なんかおもしろいことになってるみたいやん。あ、ルドルフさんとトラットリアさんもお疲れ様です。こいつといると苦労するでしょ。普段堅実な癖に思い付きが突拍子もないから。」
「お疲れ様です、スカーレットのトレーナーさん。スカーレットもお疲れさま。そんなことは・・・ないとも言い切れませんが、それでこそ我がトレーナー君だとも思っていますよ。」
「お疲れ様ですぅ~。スカーレットちゃん今日もかわいいね~。トレーナーさんとおでかけ?」
「はい!テーピング類などの買い出しに。」
スカーレットちゃんかわいいなぁ・・・・・あと相変わらずおっぱい大きいよね。わけて。
これで年下だもんなぁ・・・・
うちのチームカマルは私リトルトラットリア含めトゥインクルシリーズ組が3人。ドリームトロフィー組のルドルフ先輩が1名、計4人です。今いるのは私とルドルフ先輩、あとトレーナーさんだけですけど。
「ルドルフさんは最近どうだい?まだ大きいレースには出ていないみたいだけど。うちにはトゥインクルシリーズ組しかいないからなぁ。やっぱりドリームトロフィーは少し勝手が違うのかな。」
「はい。といっても詳細は私の口からは語れませんが。でも出るからにはうちのトレーナー君は優勝を狙うみたいですよ。」
「おい、ルドルフに探りいれんじゃねー。俺に聞け、俺に。」
「だっておまえしゃべらないじゃん・・・・」
こういった時も最初に話題になるのはやっぱりルドルフ先輩です。さすが7冠バにして皇帝ですね。かっこいい。
そして・・・話をしているうちになにやら話題はそれてルドルフ先輩の容姿の話になります。
「いや、ほんとなぜかルドルフ自身は自分の事、中の上くらいにしか思ってないぞ。なぁ?ルドルフ。」
「と、トレーナー君、そのあたりの話題は本当に・・・・それに実際こんな固いウマ娘では・・・」
「いや!ルドルフさん!それは違う!違うぞ!あなたはかなり美人の部類に入る!それ相応の認識をして周りにも相応の対策をすべきた!ウマ娘は見目麗しい娘ばかりなのは事実だが、あなたはその中でも上位に入る!その自己評価ではいけない!」
「いや、本当にそんなことは・・・・それに私はトレーナー君にさえ評価してもらえるならそれで別に・・・」
「だからそれがダメなのですよ!鏡見てください!」
そんな、なぜかルドルフ先輩をトレーナー二人が褒めちぎる状況になっていました。
そして・・・・悲しい戦争の引き金は、引かれてしまったのです・・・・
「トレーナー・・・・一番・・・・あたし・・・・」
消え入りそうな声でした。スカーレットちゃんが彼女のトレーナーの袖をひっぱりながら小さく発したその声は。
「いやでもうちのスカーレットには及ばないけどな。走りに関してはそちらに分があるのは認めよう。だが”かわいさ”ではうちのスカーレットが一つ上をいく。」
?!
「貴様・・・・宣戦布告と受け止めるぞ。」
??!!!
「「・・・・・・・・・・・・・・」」
突然の開幕宣言でした。でも二人とも目がマジです。
スカーレットちゃんのトレーナーさんが残念イケメンのは知っていましたが、私のトレーナーさんも時々アホなんです・・・・そこがかわいいんですけど。
「「よろしい。・・・・ならば戦争だ!!」」
ああああああ・・・・・・・・・
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不毛です。不毛な争いが起こっています。
彼らの両隣のウマ娘達は既にゆで蛸です。
「ルドルフはなぁ!おれが七冠の記念にあげた腕時計、もったいなくてまだ一度も身に着けてないけど、週一で生徒会室の机の引き出しから出しては、眺めてニコニコしてるんだぞ!!!!」
「なぁ?!トレーナー君?!なんで?!なんで知ってるんだ?!」
「うちのスカーレットだってなぁ!俺がデビュー記念にあげたタキオンのぱかプチ、毎日大事に抱っこして寝てるんだぞ!!!」
「ねぇ、トレーナー!それ誰に聞いたの?!ウォッカ?!ウォッカがしゃべったの?!」
「ぐぬぬぬぬ、俺のルドルフなんかなぁ!」
「やめよう!トレーナー君!私は2番、2番でいいから!」
「俺のルドルフは1番だ!たとえ本人であっても貶めることなど許さんぞ!!!」
「きゅぅ~~~~~///」
なんかもう、モロに[[rb:俺の> ・・]]って言ってますけど。大丈夫でしょうか。
「1番は2人いらないなぁ?ならばうちのスカーレットが1番だ!本人が2番でいいと言っているんだ!ゆずれ!」
「うっさいぶちくらわすぞ・・・・」
なんかどんどんヒートアップしています。というか、トレーナーさん結構口悪い・・・元ヤンですか?
「おい!トット!言ったれ!ルドルフのかわいいとこぶちかませ!!!」
ひぃ!いきなりこっちにパスがきました。いや、ルドルフ先輩のかわいいとこなんかいっぱいありますよ?!でもいきなりパス投げれると私頭悪いんですからそんなすぐには・・・あわあわあ
なんか、なんか言わなきゃ・・・あ、そういえば今日なんかルドルフ先輩かわいいなぁ~って思ったことがあったような。えーと、えーっと。
「る、ルドルフ先輩は!今日!黄色いひらひらした可愛い下着を着ています!!!!!」
「「「「・・・・・・・・・・・・・・・」」」」
あーーーーーーーーーーーーー
やっちまった気がします!なんか!またやっちまった気が!
”勝った!”といった表情のトレーナーさん。
”貴様!なんと小汚い手を!”といった表情のスカーレットちゃんのトレーナーさん。
真っ赤になってうつむいてしまったスカーレットちゃん。
・・・・真っ赤になって震えているルドルフ先輩。
トレーナーさん!!トレーナーさんが悪いんですよ!いきなり銃渡してよこすからフレンドリーファイアしちゃったじゃないですか!これたぶん後でおしおきコースですよ!
「・・・・・・トットは。クマさん柄だ。」
「せんぱいぃぃぃ?!!!!!!」
おしおき、いーまーきーたぁー!!
「これはもう・・・勝ちだろう。チームカマルの・・・・勝ちだ。」
「な・・・認めない、認めないぞそんなことは。1番はうちのスカーレットだ!おい、言ったれ!スカレーレット!今つけてる下着言ってやれ!!!!!」
「ばっっっかじゃないの!!!!言うわけないでしょ?!!!!!え、ほんとにばっっっかじゃないの?!!」
「うるせぇ!たまに俺の目の前でいきなり着替えるじゃねーか!大丈夫だ、おまえは可愛い!自信持て!」
「それ今言う?!!!!!!」
あーーーーーなんか飛び火が。飛び火がすごいことになっています。
誰が悪いんですかね、これ。
私じゃないと信じたいですけど、ルドルフ先輩のジト目がそれを許さないんですがやっぱり私が悪いんですかね?!
私も被害被ってるんですよ!私だっていつもクマさんじゃないんです!もっと大人っぽいのだって持ってます!今日はたまたまです!!!
その後・・・・戦争は1時間にも及びました・・・・・
そして終戦は敵陣の自滅、ということになるんでしょうか。
スカーレットちゃんのトレーナーに対する熱烈アピールが、全部”うちのスカーレットかわいい”と認識されていたため、彼女の猛アタックの半分くらいが漏洩した時点で、彼女のトレーナーは自らの愛バの鉄腕によって口封じに沈められました・・・・・
お父さん、お母さん。いつもこんなじゃないんですよ・・・・
今度、作者さん私のメイクデビュー書いてくれるって言ってました・・・・
きっと、ちゃんと真面目に書いてくれると思うんです・・・・
わたしは・・・元気です。
読んでいただきありがとうございました。
次、トット主人公です・・・書きたかったんです・・・・
ウマ娘のSSと言い切っていいんでしょうか・・・?