異世界転生担当神のぶっちゃけた話   作:真無板

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設定とか書いてるから少し長め


邂逅・印象①

誰かの呼ぶ声が聞こえる

 

「もしもーし」

「聞こえますかー」

「いい加減起きて下さーい」

「早く起きてもらわないと困るんですよー」

「本当は起きてるんじゃないんですかー?」

 

めっちゃ声掛けてくるなコイツ!

 

「あなたがいつまでも起きないからですよ。」

 

何でナチュラルに心を読んでんだよ

 

「神ですから。」

 

なるほど、神だから…神?髪?

 

「GODです。」

 

神様ね、何で神様がここにいるんですか

というより、ここ何処なんでしょうか

 

「1つ訂正させてもらうと私が来たのではなく、

あなたがこの場所に送られてきました。」

「そして質問への答えですが、ここは転生の間です。」

 

転生って事はもしかして…

 

 

 

「はい、あなたは死にました。」

 

 

 

俺死んだのか、そっかー

 

…うん、思い出してきたわ

 

確かにトラックに轢かれてめちゃくちゃ痛かった

 

気を失う前に異世界トラックじゃなかったかーとか、神様の手違いだといいなーとか、呑気な事考えてたけどマジで転生する事になるとは思わなかったな

 

「あなたも転生する事に驚いたりはしないのですね…」

 

まぁ、主人公が転生する小説やら漫画なんて沢山ありましたからね

 

って事は、特典とかチートとか貰って異世界に行く感じですか?

 

「話が早くて助かります。」

 

 

 

 

 

「では、アンケートを取らせてもらいます。」

 

アンケート?

 

「どんな世界へ行きたいか、どんな特典がほしいのかなどです。」

 

あぁ、なるほど

 

魔法とか使ってみたいしファンタジーな世界がいいです

特典は…具体的には思いつかないので、その世界でそこそこ強い能力を適当に見繕って貰えますか

 

「ファンタジー、強い能力っと…。容姿や種族はどうしますか。」

 

種族は人間で容姿は…そこそこ格好良くしてもらえると嬉しいです

 

「わかりました。他に要望があれば聞きますが?」

 

うーん…できれば衛生面とかできるだけ現代に近いと助かるのですが

 

「大丈夫ですよ、その辺りを気にする人は結構いますので。」

 

他には…その世界についての知識を事前に知る事はできますか

 

「範囲によりますね、魔法関連は特典扱いになってしまいます。」

 

その世界の常識や地理はどうですか

 

「その程度なら大丈夫です。転生時に自動で習得するようにしておきますね。」

 

ありがとうございます

 

「これで全部でしょうか?」

 

後は…多分大丈夫だと思います

 

「わかりました。」

 

 

 

 

 

「それでは、転生の準備が整いましたので、これからあなたを異世界へ送ります。」

 

よろしくお願いします

 

「転生中は徐々に何も見えなくなり、音も聞こえなくなりますが転生後に影響する事はありませんのでご安心下さいね。」

 

わかりました

 

「最後につかぬ事をお聞きしますが」

 

何でしょうか

 

 

 

「ここまでの私の対応に点数をつけるならば10点中何点でしょうか?」

 

 

 

えぇ…

急にどうしたんだこの人?

 

「こちらにも色々ありまして…」

 

まぁ、いいや

それで点数だけど、丁寧に説明してくれたし物腰も柔らかいし10点!

 

「っ!!」

 

 

 

って言いたい所だけど

起きる時にめちゃくちゃ話されてうるさかったから9点!

 

「そ…そうですか…。」

 

そんなにガッカリする!?

十分高得点だと思うんだけどなぁ

 

「お手数をお掛けしました、今度こそ送らせていただきますね…」

 

めっちゃ引きずるじゃんこの人…

 

 

 

「それでは、転生後の人生をお楽しみ下さい。」

 

 

遂に転生か

さっきの話通りならだんだんと見聞きできなくなるはずだ

 

お、何だか視界が暗くなって…

 

暗くなって…

 

 

 

 

…

 

 

 

 

暗くならないなぁ!

 

何で?

 

耳の近くで指を擦ってみたけどバッチリ聞こえる…

 

えぇ…転生できてないよねコレ…

 

あのー、神様?

これはどうなってるんでしょうか?

 

あれ?神様こっちに気づいてn

「あそこまで優しくしてあげたのに減点とは…やはり人間なんて愚か者の集まりですね。」

 

「そもそも日常的に神を信仰する訳でもなく、都合のいい時だけ奇跡を望まれても助ける訳がないでしょう。」

 

「かと言って、こうやって直接話した所で尊敬の念も無し。」

 

「やはり人間なんて滅ぼ…し…」

 

 

 

目が合った

 

 

 

「あれ…?今頃…転生し終えてるはずですが…」

 

俺もそのつもりでした…

 

「会話できてる…?目も…」

 

凄い青ざめてますね…

 

「待って下さい。耳が使えるという事は…先程の…」

 

全部聞いてしまいました…

 

「ですよねぇ…」

 

 

 

 

 

「とりあえず何で転生できないか上の神に確認させていただきます…」

 

あっはい…

 

 

神様が目を瞑ってこの場に居ないものと話し始める

近くで話しているにも関わらず全てを聞き取れない

神の力か何かだろうか

 

 

「……様、お忙しいところ恐れ入りますが…」

「…の転生がされず…も不明で…お願いします。」

「えっ、話し相手を…はい…はい…わかりました。失礼します。」

 

神様が目を開ける

 

「お待たせしました。転生できない原因がわかりました。」

 

原因は何なんでしょうか?

 

「世界の容量が無くなった為です。」

 

世界の容量って何だよ…

 

「神には世界を作る力がありますが無限に作れる訳では無いのです。それでも人間が為せる事に比べれば莫大で、強大で、それでいて偉大な力ですが。」

 

コイツ急に偉ぶりはじめたな!

 

「偉ぶっているのではなく偉いのです。神ですよ。それにあなたも人の事を言えないでしょう。敬語はどうしました、人間?」

 

人類単位で思いっきり悪口言ってた奴に敬意なんて示せないんすよね

 

「そうですか。愚かですね。」

 

コイツ……それで容量が足りないって事はもう世界は作れないって事だろ?んじゃ俺の転生は無かった事になるのか?

 

「いえ、世界に空きができればすぐにでも転生できますが…」

 

何だ…ハッキリ言えよ

 

「世界を空けるにはその世界の転生者がいなくなる必要があります。当然完璧な私は次に死にそうな転生者の確認を行いました。」

 

ちょくちょく偉そうにするのやめない?

 

「やめません。それで確認したのですが…ここ最近の転生者達は示し合わせたように超長寿もしくは不老不死、1番寿命が短いものでもあと50年はかかります。」

 

えぇ…

 

「勘違いしないで下さいね。人間の感覚での50年ではありません。神の感覚での50年です。」

 

どのくらい違うんだよ…

 

「人間に合わせたならば500年程度でしょうか。」

 

500年とかマジ?

俺何してればいいの?

 

「愚かな人間では500年程度の暇つぶしも思いつかないのですね。仕方ないので神である私から提案して差し上げましょう。」

 

偉そうにしなきゃ普通に聞くんだが…

 

「うるさいですね…それで、提案ですが…」

 

 

 

 

「私の話し相手になりなさい!」

 

 

 

 

いやそれ、さっきの上の人から言われた事じゃない?

 

「何故人間如きが念話の内容を!?」

 

いや、ところどころ聞こえてたけど…

 

「そ、そんな…」

 

まぁ、そんな事はいいんだ

 

「そんな事ではありません…!!」

 

それはもういいんだよ!

それでだ…話し相手になるのはいいんだが500年も話す事なんて無いぞ

それとも何だ?神様には500年話続けられるネタでもあるっていうのか?

 

「か、完璧な私には当然!500年話続けられる山あり谷あり笑いありラブロマンスありホラーあり濡れ場ありの鉄板通り越してオリハルコン板のネタがありますが!同じ話を続けても人間が退屈になるだろうという慈悲深い私の配慮で!このネタは使わない事にします!」

 

あぁ…無いのね

結局話すネタもないのに500年もここにいるなんて嫌だぞ?

 

「ネタはあります!それに愚かな人間は500年と言っていますが、私といる場合に限り500年もいる必要はありません。」

 

どういうことだよ?

 

「正確には私ではなく、私の担当であるこの転生の間にいる場合ですが。この部屋は愚かな人間が神と会う事ができる唯一のありがたい部屋です。」

 

そうなのか

 

「えぇ、私に会えた事に感謝しておきなさい。それで、何故この部屋だと500年もいる必要が無くなるのかと言うと」

「この部屋は今、人間であるあなたの時間の認識と、神である私の時間の認識が絡まりめちゃくちゃになっています。」

「ある時には人間の時間の流れに、またある時は神の時間の流れに、スピードを変えながら時が過ぎます。」

 

「時に人間、500年と聞いてあなたはどう思いましたか?」

 

途方もない時間だと思ったよ

 

「そうですか。私にとっての500年は限りなく短い。それこそ少し惚けている間に過ぎ去ってしまうほどに。」

 

そういう事か

 

「出来の悪い人間でも流石に気づきましたね。そうです、神の時間の流れになった分だけこの500年という時間はあっという間に消費される。」

 

少しだけ神様に対して敬意が戻ってきたかもしれない

 

「そうでしょうそうでしょう、もっと崇め、称え、感謝なさい。」

 

でもこれ、よくよく考えたら上の人の作戦じゃん

 

「私ありきの策なのだから私に感謝しなさい!」

 

 

 

 

 

それで?ここに居れば良いのは分かったけど何話すんだよ。

 

「そんな事は人間が考えなさい。私にとって500年などすぐに過ぎ去るもの。暇をつぶしたい人間が話題を提供するのは当然でしょう?」

 

そんな直ぐに思いつく訳ないだろ!

 

「ま、思いついたら話しなさい。気が向いたら乗ってあげましょう。」

 

はいはい…

 

 

 

「ねえ、まだ思いつかないのですか?そんな思考速度でよくこれまで生き残る事ができましたね。」

 

まだ5秒も経ってないんだけど!?

めっちゃソワソワしてるじゃん!!遠足前の小学生か!

 

「一緒にしないで下さい。私はお出かけの前の日は万全を期していつもより早く寝るし、目覚ましを10個使うので寝坊する事もありませんが?」

 

張り合い方が小学生だよ…

まぁ、いいや

1つ聞きたい事ができた

 

「やっとね、それで?」

 

神様は随分と人間を見下してるみたいだが、そんな人間に転生という形で能力を上げたりするのはどう感じているんだ?

転生者という存在についてどう思ってるか聞いてもいいか?

 

「転生についてねぇ…まぁ、いいでしょう。」

 

お、いいのか

 

「えぇ、まずは転生者について教えてあげましょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぶっちゃけ、タチの悪いクレーマーよ。」




反響があったら続くかもしれません。
あらすじでも書きましたが思いつきをそのまま文章にしただけなので。
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