なお、加筆修正等入ると思います。
・バイオ0の人やら死んだはずのあの隊長さん達が出てくるよ?
・ジル・バレンタインファンの方、おこらないでね?
・レベッカは……可愛いよね?
「なるほどな。しかしカリブの海賊ならぬカリブ洋上プラントの傭兵達の遺産というわけか」
ルポが腕を組みつつ貨物船(ステルス強襲揚陸潜水艦)の操舵室件モニタールームを見回した。
「いや、良くわからんが彼らは中東とかアフリカとかでまだ活動しとるらしいぞ。居なくなった理由はわからんがカリブ海には帰るつもりも無いらしい」
俺はルポ達にラクーンシティを脱出……まぁ、俺は地下研究施設からだが……からここまでの経緯を話した。バタバタしていて詳しく説明とか出来なかったが、雇ったからには仲間なのだ。その辺ぐらいはかい摘まんで話さねばなるまい。
何にしてもルポは信用出来る人間だと思えたからだ。ウルフパックはおそらくリーダーである彼女をおさえておけばまずは間違いないはずである。
ウルフパック内で信用出来ない人間の筆頭としては現時点ではスペクターが挙げられるが、しかし今も俺とルポの話を注意深く聞いて、まるでルポの番犬のような感じだ。
「ふむ……。だが好都合だろう?アンブレラに対抗するには軍事的な力は必須だ。それに外洋に隠密で出れる潜水艦があればいろいろと活動の幅も広がる。それに……まぁ、野戦服はさておき、やや古いが銃器も豊富にあるのはありがたい」
ルポがウチに対して肯定的な態度で、やや笑いながらそう言ったのを見てスペクターはやや警戒を解いたようだ。
「しかし契約していきなりで済まない。本来なら怪我を癒やすための時間を設けたかったんだが、どうも俺達だけでは人手が足りなかったんだ。正直、俺一人では出来ることと出来ない事がありすぎる」
「構わないさ。どのみちアンタに拾ってもらえなければ我々は壊滅していただろう。……最後まで戦ってな。それを思えば手当てを受けさせてもらって、風呂、軽い飯と飲み物、武器弾薬、補給が受けられた。少なくとも逃げ回ってるよりかは良い状況だ」
「医者としては正直なところ休んで欲しいところなんだが、人使いが悪いどころではないな。殺人医師みたいだ」
「なに、まだアンタは人道的だ。バーサの殺人応急処置を見ただろ?アレに比べればまだアンタは優しいもんだ」
スペクターがヒヒヒヒ、と笑いながら会話に入って来た。
「違いない。というかアイツが優しいのは少年兵相手くらいなものだ」
ベクターも笑いながらそう言い、そして
「気にしないでくれキャプテン。人々の平和と子供達の夢のために戦ってんだろ?」
と、からかうように言った。
……せやからアレは忘れてくれって言ったでしょぉぉぉっ!!
「いや、あの時は国境を越えていたから正体不明を装ってだな……。っと、ルポ、どうした?」
ふと、ルポが表情を曇らせた。なにか思い詰めたかのような雰囲気である。
「……子供達、か。いや、社長。その……後でちょっと話がある。帰還したら時間を作って欲しい」
真剣な眼差しだ。これは聞かないわけにはいくまい。
「……ふむ?わかった。契約内容や給金に関してならエイダに話す方が早いが、そういう話でも無いようだ。わかった。あとで社長室に来てくれ」
ふーむ、なんだろうな、と思うも、おそらくは悩み事があるのだろう。話をしようと思ってくれたなら、それはまた信頼関係を結ぶ良い機会でもある。
そんな事を思いつつ、船は港へ近づいていったのである。
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約1時間後、俺達は港に着き装甲輸送車を黒曜丸から陸に降ろした。
大統領秘書官のアマンダさんからの連絡によれば生存者達が匿われている施設まで、軍の車両が先導するという話だったが……。ああ、なんか屋根の無いジープが港からの道路に止められている。
なんか肩に入れ墨……トライバルとかいうのか?あの柄は……を入れたタンクトップの白人の兵士がこちらにやってきて手を振ってきた。
アマンダさんから聞いた合図として、緑色のバンダナを三回振る、との事であり、確かに緑色のバンダナを持っている。
そして、セリフは
「ボス!遅かったじゃないか!」
である。そしてこちらのセリフは
「……待たせたな?」
だ。
何なんだこのやりとりは。そして、兵士からバンダナを受け取って頭に巻く、と。
……本当にこれに何の意味があるというのだろう。というか、なんかこのバンダナは随分使用感があるのだが?
頭に何か『無限バンダナ』という言葉が響いた気がした。
「……白陽社社長のヒトシ・タイラだ」
「俺は、ビリー、いや、ビル・コーヴだ。ま、ラクーンシティから逃げてきた生存者組なんだが、ま、傭兵みたいなもんでな。というかあんたの事は『地上げ屋』のオッサンから聞いてるぜ。しっかしデカいな」
……偽名を言い慣れていないんだろうなぁ、コイツ。
「ああ。アンブレラのせいで三十路に入って不要な成長期を経験させられたんだ。というか後の五人も生存者組なのか?」
「ああ、そうだ。奴らはラクーンシティで一般市民を救助していたU.B.C.S.(アンブレラの私設部隊)の連中さ」
「……U.B.C.S?アンブレラの部隊はU.S.S.じゃ無かったか?」
「ワシらをU.S.S.と一緒にするな!と言いたいが……そこの連中はU.S.S.の連中だな?お前は見たことがある。ウルフパックの『母狼』だな?」
……『母狼』なぁ。なんやろ、子連れ狼みたいな異名だよなぁ。とはいえ何か似合っている気もするな。
ふむふむ、しかし『ルポ』って言うのはイタリア語の『ルポ(狼)』だったのか。てっきりフランス人だったからフランス語の『ルポ(癒やし)』の方だと思ってた。
「そういうあなたはミハイル・ヴィクトールだな。私もあなたの事は知っている。少数民族独立の為に戦った勇士だと聞いている」
確かにこのロシア系の傭兵は歴戦の勇士という貫禄がある。
しかし、U.S.S.とU.B.C.S.?アンブレラには二つの私兵組織があるのか?
その辺がわからないので俺は聞いてみる事にした。
「ちょっとすまない。アンブレラの部隊のことは俺にはわからん。U.S.S.はラクーンシティから脱出するときに戦闘になったからなんとなくわかるんだが、U.B.C.S.というのはどういう部隊なんだ?一般市民を救助していたとさっきビル・コーヴが言っていたが」
「U.B.C.S.はアンブレラが公表しているUmbrella Bio Hazard Countermeasure Service (アンブレラ バイオハザード対策部隊)だ。一般的にウィルス災害などで一般市民に危害が及ぶ場合に現地に投入され、救助活動を行う部隊だ。対して私達U.S.S.はUmbrella Security Service (アンブレラ 保安部隊)。私達は……汚い傭兵だ。彼らと比べれて何も誇れる所は無い」
ルポはどうも自分達U.S.S.の活動を悔いている感じで言った。なにか複雑なものがあるようだ。
「……アンブレラと関わった傭兵なぞ、どちらも同じだ。どちらも奴らに裏切られた。違うか?お前さんもそうだったのだろう?しかし『母狼』、お前も奴らによほどろくでもない目にあわされたと見えるな」
「あなた方も。……しかし、確かあなた方のチームにはニコライ・ジノビエフが居たと記憶していたが、よく無事だったものだな」
「……ジル・バレンタインのおかげだ。あのS.T.A.R.S.の女警官はそれこそ八面六臂、ワシも列車であのB.O.W.に襲撃されたときには覚悟したものだが、ニコライが閉じこめようとしたドアに鉄パイプを差し込んでこじり開け、ワシの襟首を片手で掴んで前の車両に投げ込むと同時に爆薬で車両ごとB.O.W.を吹き飛ばしたのだ。その後でニコライの奴を列車の窓から放り捨ておった!」
……なにそのゴリラ女。そんな女警官がおったんかラクーンシティは。つかS.T.A.R.S.ってクレアの兄貴がいた所じゃねーか。クレアに写真見せてもらったけど、S.T.A.R.S.にはそんなゴリラ人間が二人もおるんかい。
「なるほど、早目に始末出来たから無事だったのか。奴を生かしていたなら、全滅に追い込まれていたはずだ。そのジル・バレンタインという女警官、賢明な判断だ」
……どんな奴だよそのジノビエフとか言う奴。ただの厄介者ではなかったのはわかるが、うーむ、裏切り者なのか?
「はぁ、S.T.A.R.S.の女性隊員ねぇ。俺の知ってるのはこう、幼い感じの素直な可愛い子だったぜ?洋館じゃ頼りになる相棒だったが、無事かなぁ……」
ビルが何か遠い目をしながらそんなことを言った。それに対してメキシカン風の兵士が、
「いやいや、ジルも美人だったぜ?こう、セクシーなチューブトップでさ?まぁ、クリスって男を追いかけるとか言っていたが……。タフで行動力の塊みたいな、いい女だったなぁ」
とこれまた遠い目で被せてきた。
コイツの女性の好みはゴリラみたいなマッチョ女なのかも知れん。いや、そのジルとか言う人が実際にそうなのかはわからんが。しかしクリスというのはクレアの兄貴のことだよなぁ。
……ゴリラカップル?いや、まぁ、そんな二人と合流出来ればクレアの身も安全か、むぅ。
「ああ、自己紹介がまだだった。俺はカルロス・オリヴェイラ。社長さん、よろしくな」
……君は1000%かよ。爽やか君かよ。ワカメヘアーなのによ。
差し出して来た手をとりあえず握る。しかし陽キャな奴は苦手だ。
「とりあえず先導するぜ。って今気づいたんだが、アレ、潜水艦か?それにその車両、LAVかよ?!すげぇな!!」
……なんかやかましい奴だな、この男は。このウザ系の陽キャ感、大学時代のテニスサークルの医者の御曹司を思い出すぞ。
「……我が社ではあれはただの貨物船だ。あと、これはただの送迎バスだ。いいな?」
やや声にドスを含ませてギロリと軽く睨み、そして
「早く送迎に向かおう。アンブレラの連中が嗅ぎつけてこないウチに」
と言った。いや、悪い奴ではないのはわかるが、やはりなんかコイツは苦手だ。
そうして、トシキ……ではなくえっと、冬のリビエラ君?の手を放し、俺は『送迎バス』に乗り込んだのであった。
・ジルゴリラ説。
・ビリー、生きとったんかワレェ!
・隊長さん、ジルの活躍で生存。ニコライ、ジルにかなりひどい目にあわされた模様。
・昔ね、カルロスト○キとオメガ○ライヴというのがあってね?
・オリヴェイラ、ってリビエラとなんか似てるよね……。