なんか誤字脱字修正とかありがとうございます。あと、感想とかこんなにいただいたの初めてで、しかもこんなんにUA五万超えとかええんでしょうか。本当にありがとうございます。
というかバイオ人気すげぇなぁ。
おっちゃんなぁ、ちょっと凹んでんねん。なぁ、あんたちょーっとおっちゃんの愚痴、聞いてくれるかぁ?
いや、誰に話しかけとるのだ俺は。
……さっき、G-ウィルスのワクチンが完成してクレアが部屋を出て行ったのだが、その去り際に。
「……隠した方がいいわよ、それ」
と、俺の股間を指差して顔もまったく赤らめたり恥ずかしがる事も無くそう言ったのだ。
言われて「んん?」と股間見たら息子のタイラントくんが胡座をかいてる間から知らん間にひょっこり出ていた。『やぁ!僕がタイラントくんだよ?』とでも言うかのように元気だった。
彼女に謝ろうにももう駆け足で行ってしまった後で。
「…………死にたい」(ズーーーーーン。)
もうこの気の落ち込み様ときたら小学校の時に
『社会の窓が開いているわよ』
と、クラスのマドンナ的な女の子に指摘され、クラス中の連中に笑い物にされた時以来の落ち込み様である。つかあれはものっそいトラウマだが今回のもかなり後に尾をひきそうだ。
ちゃうねん、このズボンは兄ちゃんのお下がりでなんにもしてないのにチャック開いてくんねん!!閉め忘れちゃうねん!!
……その後の俺のあだ名は当分の間、チャック・ノリスだった。爆弾作っていろいろやっちまうぞおら。
いや、そんな過去のトラウマはどうでもいい。
俺はようやくクリーニングルームで見つけた清潔なシーツをこれまた研究員のロッカーで発見したサバイバルナイフ……というよりもこれは軍用銃剣だろうか?……を使って切り裂く。
絹ではないが絹を裂くようなジャァァァッという音がして化繊の布はこうしてサラシ布程度のサイズになった。
幅良し。長さよし。
ドンドンドドンドンドンドドン、ドンドンドドン、ドン!ソイヤッ!ドンドコドンドンドンドコドンドンドンドコドンドンドンドコドンドン、カッカカカカッ!
脳内に何故か荒れ狂う和太鼓の暴れ打ちの音が響く。
シュルッ、キュッ、グッ、ググッ、シュルシュルっ。
手早く素早く正確に、神輿を担いだあの若き日の事を思い出して六尺より長い布を己に巻いていく。
ソイヤッ!ソイヤッソイヤッソイヤッ!!
ドドンドドン!ドドンドドン!ドンドコドンドン、ドンドコドンドン、ドドン!ドドンドドン!!
尻に股の間に、ぐいっ、きゅっと布を解けぬよう引っ張り締める。
たかが布、されど布。男が最後に身につけているのはやはりこれでなければならぬ。
男の股間に魂の六尺、日本男児の正装よ。異境の地とて忘れえぬ、祖国ジャパンの心意気。
ドドドドドドドド……ドドン!!
バシッ!!(自分のケツを叩く音)
「こぉれがぁ、日本のぉフンドシじゃい!!」
六尺(本当はサイズ的にもっと長いです。)バッシリフンドシ決めて、仁王立ちの漢意気。
「……素晴らしい。やはり男の股間には白の六尺よ。色付きなど無粋の極み、歌舞いても祭戦にゃ白よなぁ!!ふはははははは、これで勝つる!!ふはははははははは、げふんげふんゲヘゲヘゴホゴホっ、カーッぺっ!!うーい、むせちまったぜ……」
もうフルチン野郎とは言わせねぇ(誰も言ってない)。これならレディの前だろうがようぢぉの前だろうが臆する事全くナッシング。ドレスコード的にもバッチシさ!!(んなわけあるか)。
「……まぁ、これで少なくともチ○コ見られる事は無いだろ」
俺は少しポジションを直すと、ここに来る途中で集めた銃やら弾やら、鉄パイプや金属の破片、鉄の鎖に、あとはいろんな薬剤を詰め込んだズタ袋を担いで再び薬剤調合機(?)のある部屋へと戻っていった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
部屋の機材はまだゴウンゴウンとうなり薬剤の調合を続けていた。ゲージを見れば三分の一の工程を終えたところらしい。
まぁいい。その間の時間に作れる物を作っておこうではないか。
……クレアが言っていたバケモン、G-ウィルスによって変異したG-生命体、だったか。
俺に似たバケモンをたった一撃でその爪でぶっさしてそのままその身体を引き裂いたという。
俺の身体は拳銃の弾が通用しないほど強化されている。身体を引き裂かれたその俺によく似たバケモンが俺と同型のバケモンだったとするならその身体を引き裂いたG-生命体とやらは尋常ではないパワーを持っていると考えねばならないだろう。それにその爪にしてもかなりの強度と鋭さをもっていると見るべきだ。
つまり、近接戦では俺はかなり不利、ということだ。
そのGのバケモン……というとなんとなく巨大ゴキブリみたいだな……がどのような性質を持っているか知らないが、おそらくは十中八九、クレア達を追いかけて来ているはずだと予想する。
いや、これはただの勘だ。確証なんてない。
だが大抵の映画とかだと生存者んところに出てくるもんなんだ、その手のバケモンってのは。
だから対策はきっちりしておこう。必要なのは距離を取って戦うための武器だが……。
俺はここの守衛か何かが持っていた拳銃を見る。昔なら格好いいとかワクワクしただろう。本物の拳銃だ。
「……豆鉄砲、だな」
そう日本でもその名が通ったコルトの銘銃であるコルトガバメントは俺の手には握り柄が小さく、そして指が引き金んところに入らず、使えない。
いや、コルトガバメントだけでなくアメリカ軍の使ってんのと同じM16……だったっけ?……自動小銃も同様だ。
結論。俺には使えねーからクレアにあげよう。
……まぁ、拾った時から解ってたさ。
ここからが本番。
今時のゾンビ作品はな、武器を拾ってどうこう、アイテムどうこうってもう古いんだよ。人間様の人間様たる所以は、道具を造ること、これだ。
ほれ、ここに短い鉄パイプがあるじゃろ?これにこうしてこうして硫酸弾を仕込んで、それよりさらに太いパイプに入れて、その隙間に拾った火薬をこれでもかっ!!と入れるじゃろ?んで起爆用に鉄砲の弾からとった雷管とバネ仕掛けの遅延ハンマーをこうしてこうしてこうして。
「えげつない破片硫酸パイプばくだーーん!!(大山○ぶ代調に)」てってれてってーてー!(ひこひこひこん!)
ふっ、自分の才能が恐ろしい。だが、まだだ、まだ終わらんよ。
俺は拾ったサバイバルナイフの柄を長い鉄パイプの中に納めてダクトテープでグルグル巻きにして簡単な槍を作ると、それに先ほどの破片硫酸パイプ爆弾をやはりダクトテープでグルグル巻きにして付けた。
「これぞ必殺、破片硫酸パイプ爆弾付き投げ槍ぃぃぃ!!」
ようするに、これをバケモンにブン投げてぶっさし、爆弾でふきとばしつつ硫酸と破片でダメージを食らわせるという寸法である。
「どれだけ細胞が強化されていようと再生力が高かろうと、爆発で皮膚を爆ぜさせた上で硫酸で細胞を焼かれれば一溜まりもねぇ……はずだ」
狙うは口や弱い腹、急所……があるかどうかは解らんが、とりあえずこれを何個か作っておこう。
拾ったサバイバルナイフは三本、つまり槍を三本作り、あとは廊下の壁に設置されていた消防斧三本に爆弾をつけて、とりあえず爆弾武器はこれで計6つ。
あとはフンドシを作った余りの布を腹にサラシ代わりに巻く。そして俺は拾った鉄のぶっとい鎖をその上から身体に巻いた。鎖の腹巻きだ。
腹には骨も強い筋肉もない。ここをやられて内臓に少しでも傷を付けられればイキモンはいとも容易く死んじまう。
死んだ爺ちゃんが言ってた。出入りん時は必ずサラシを巻いておけ。腹を刺されるんじゃねぇぞってな。
……今思えば、俺の爺ちゃんってヤクザだったんかもなぁ。背中に唐獅子牡丹背負ってたしな。
なお、俺の親父は普通のサラリーマンでした。
……そんな事はどうでもいい。
チーン!
薬剤を調合する機械が、電子レンジのような音を鳴らした。
どうやらT-ウィルス駆除薬が完成したようだ。
「計算上は俺の身体に悪影響はないように『設計』したが……。ミスってたら、死ぬなぁ、これ(なお、使っている薬剤が大半が生理食塩水以外、全て劇薬指定薬品です)」
名付けて『水薬・T-ウィルスころし』。いや、鬼ころしじゃねぇんだから。
俺はビーカーに入ったその水薬を機材から取り出すと、躊躇いもなくそれを口に運び、ゴッゴッゴッゴッと飲み干した。
迷っている時間などないのだ。こう見えて俺は医療人であり、病に苦しむ人々の為に治療薬を開発して来た(たとえそれが水虫薬でも)男なのだ。
人々を脅かすウィルスのキャリアのまんまなんて真っ平御免だしそんな身体で外界に出るのも嫌だ。俺の主義に反する。
それにどうせここに核が落とされれば結局は死ぬ。脱出出来なければ死ぬ。
なら、とりあえず前に進むのだ。死んでも俺の身体からはあのクソジジィのウィルスを駆除してやる。死んでも、必ずだ。
なに、この薬の効果がでるまでは20分。それまでの間にクレア達の脱出を助けよう。ま、薬がちゃんと出来てりゃ俺も生き残れるんだ。
俺は、機材にT-ウィルスのワクチンの材料をセットし、そして端末のリターンキーを押した。
「生きて脱出したら、必ずスペンサーをキャーンいわしたるからな。覚えてろ」
・主人公の手は大きくなりすぎ、銃器のグリップのサイズが合わず、引き金のところに指も入らなくなったので『鉄砲使えません』。これがバイオ3ならネメシスのロケランとかガトリングとか奪って使えてたかもしれませんね。
・フンドシ締めて面舵いっぱい。グラブルなに考えとんねん。
・クレアさん、なんか見てもクールでしたが、本当のところ内心どうだったんでしょうかね。とはいえクレア視点は無いのでわからないですねぇ。というかクレア視点はやんないよ?
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