女勇者「媚薬作って♡」錬金術師「は?」 作:一般通過百合スキー
ネットネタとかあるので苦手な人は今すぐ読むのを止めて、今すぐ百合のR-18画像を調べに行きましょう。
多分続かない。
「セシル、媚薬を作って欲しいんだが。」
「え?なんだって?」
古くからの親友であり、パーティーメンバーの女勇者の言葉に
「媚薬を作って欲しい。」
「んんん?びや…なんだって?」
「だから、媚薬を作って欲しいと言っているんだが。」
「媚薬って…“あの”?」
「…?それ以外に何があるんだ?」
「ユーリ、君は何を言っているんだい?」
彼女は目の前にいる
そもそも、頼み事があるからって呼び出しておいて媚薬ってなんだ。目の前の
というか媚薬ってことは誰かに盛るのだろうか?目の前の
そこまで考えて、錬金術師セシリア・ライトフォールはますます困惑した。目の前の
確かに整った顔立ちに切れ長の目、どこか少年にも見えるその顔立ちに長く美しい金の髪、身体も程よく引き締まっていて、背も176cmと女性にしては高く、性格も律儀、真面目、正直者と非の打ち所がなく、更にパーティーメンバーへの気遣いも忘れないという完璧美少女である。
が、しかし、今まで数々の男(主に貴族)の告白を全て断り続け、男と関わるよりもパーティーメンバーとの触れ合いに時間を使い、一週間に一度は自分と一緒のベッドで寝る、この女勇者に男?
…いや、そんなはずはない。少なくともここ半年は
…では、誰に使うのか?
結局
ちなみにここまで考えるのに使った時間は0.5秒である。
「…誰に使うつもりなんだい?」
「それはもちろんキミ…ん"ん"っ、この国の第三王女さ。」
「なんだ、そういうことか。」
というのも、一ヶ月ほど前、今滞在しているユリスキー王国の国王に魔王討伐のための旅の資金援助をお願いしに面会した時、国王のユリスキー王は、「第三王女に認めさせたらいいよ。」と条件を出した。
そして、第三王女のリリー王女は典型的な
勇者のパーティーは全員女のはずなのに、会ったパーティーメンバー全員がなぜだか「わからせなきゃ」と思う程に。
ちなみに、女ですらそれなのだから、男は顔を見ただけで「必ずわからせなくては」という謎の使命感が湧く。
そしてそれはユリスキー王も例外ではなく、「流石に肉親に手を出すのは世間的にアウトでは?」という世間からの目を気にして手を出すことが出来なかったため、わからせれないというストレスが溜まっていたところに丁度勇者たちが来たため、勇者たちにわからせさせようと思い至り、役割を押し付けたのだった。間違いなく屑である。
王いわく「
それを聞いた赤く長い髪をもつ寝てるのか起きてるのかわからないような感じの騎士は「(そのような美しい光景を独占するなど)王は人の気持ちがわからないのか。」と言って王城を出たという。
正直、どちらも大概である。
とまぁ、仕方なく、どうやってわからせるかについて考えていた勇者パーティーのメンバーたちであったが、『ボクたちのパーティーは全員女だからわからせれないんじゃないか?』というセシリアの一言で全員フリーズしてしまった。
そう、わからせとはおっさん(お兄さんの場合もある)が生意気なクソガキに立場をわからせることを言うのだ。
悲しいかな、彼女たちは女子率100%空間で長く過ごしすぎたせいで、女でも普通にわからせれると考えてしまっていた。そのため、たった一言で彼女たちは万策尽きてしまったのであった。
その結果、特に長居する予定も無かったこの国に一ヶ月間も滞在してしまっていた。そう、なんとかして
そこで、媚薬。
なるほど、それなら女である我々でも第三王女に立場の差を
「…しかし、それであれば市販品で良くないかい?
「だってキミ市販品程度じゃ効かないじゃん…ん"ん"ん"ッ!」
「…風邪気味かい?風邪薬くらいならすぐに作れるが。」
「いや、大丈夫だ。」
「そう?ならいいけど、それよりなぜ市販品だと駄目なんだい?」
「あぁ、その、えっとだな。…、あぁ!そうだ!王族は毒を
なるほど、セシリアは完全に納得した。
確かに王族の中には暗殺などを警戒して毒耐性の魔術を習得する者も多くいる。特に第三王女なんかは見事に
「…危なかった。」
ちなみに
「…まぁ、いいだろう。ボクだって錬金術師の端くれだ。媚薬の一個や二個くらい作ってみせるさ。」
「あぁ、できるなら、薬学にも詳しい天才錬金術師でも動けなくさせれるレベルで頼む。」
「…わかったけど、代金は高くなるよ。」
「…今週末に誰かと二人で、王国で話題のジャイアントベリーパフェを食べようと思っていたんだが…。」
「なるほど、3日待ってくれれば完成品を届けられるよ。」
》》》》》》
3日後、
そう、住んでいる家が別なのだ。理由としては、パーティーメンバー全員で住めるほど広い物件が無く、誰が誰と同じ家に住むか(正式に言えば誰が
ユリスキー王に資金援助を求めたのはこれが理由である。控えめに言って賢さが足りていない。馬で娘なゲームの緑の帽子の人もきっとそう言うだろう。
ちなみに、
つまり、それが意味することは…
「…セシル、大丈夫か?」
「…ユーリはボクが大丈夫そうに見えるかい?」
「…大丈夫ではなさそうだな。」
最近家に籠もっていた
「…あぁ、そうだった。そういえばこれを渡さなくては。」
「……出来たのか?」
「当たり前だ。ボクを誰だと思っている。」
「…誰って…、私の大親友で、天才美少女錬金術師で、私が今一番結婚したいランキングぶっちぎり第一位のセシリア・ライトフォールだと思っているが?」
「…まったく、君はどうしてそんなことを本人の目の前で堂々と言えるんだい?」
「?思っていることをそのまま言葉にしただけなんだが…。」
「んんっ…まぁいい、媚薬は念の為、2本作っておいた。」
「あぁ、ありがとう。」
「で、薬についての説明だが、効果は飲ませてから大体10分くらいで出始める。効果が出る前に血流が速くなって、体温が少し上がるから、暑そうにしてたり、服を脱ぎ始めたらもうすぐっていうサインだ。」
「…ふむ、暑がっていたらサインと。」
何故、媚薬の効果説明を聞く態度が王に会うときよりも真面目そうなのだろうか?…まぁ、真面目に越したことは無いからいいか。普段なら疑問に思う部分だったが、
「で、サインが出てからしばらくすると呂律が回らなくなったり、体が上手く動かせなくなったりする。そして、この辺りで感度が上がってくるんだ。」
「そこでそのままベッドインという感じか?」
「そういうこと。ちなみに効果時間は大体3時間ほどで味は少し苺っぽい味になっているはずだから飲ませても、一口目で吐き出されるなんてこともないはずだよ。」
「なるほど…紅茶に混ぜるか…、では3時間以内にシなければいけないのだな?」
「そういうこと。で、まぁ、これで大体の説明は終わりだけど、何かわからなかった部分はあるかい?」
「いや、大丈夫だ。…そういえば、外は暑くなかったか?」
「…めちゃくちゃ暑かったよ。正直、外に出たくないくらいには。」
「そうか、なら、外が涼しくなる時間まで、私の家で少しくつろいでいってはどうだ?」
「うーん、じゃあ、少しだけ休ませてもらうとしようか。」
――――――――
「…んぅ…、あれ…寝ちゃってた…かな?」
「おはよう、セシル。眠気覚ましに紅茶はいるか?」
「ん、もらうよ。」
飲んだ紅茶は甘く、どこか苺っぽい香りがした。
「…飲んだか。」
「ありがとう、ユーリ。少し目が覚めたよ。」
「そうか、なら良かった。」
「うん、やっぱり徹夜なんてするものじゃないね。」
二人でベッドの縁に腰掛け、他愛もない話をし始めてから十分ほど経ったとき、
「…少し、暑いね。」
そういえばまだローブを着たままだったか。ローブを脱ぎ、肌着一枚となる。体全体がぼんやりと熱を持ったような感覚がして、力が上手く入らなくなった。
「…あれ?からだがぽかぽかする。ねつかな?」
「…。」
どんどん力が抜けていき、自力で立つことができなくなる。
「ゆーりぃ…ボクのからだがおかしいんだよぉ…。からだがぽかぽかしてて、でもジクジクしてて、あたまもふわふわしてるんだぁ…。」
「…ぁっ…♡」
背中から伝わってきた衝撃が下腹部への刺激となり、口から情けない声が出る。
「…ごめん、セシル。」
「…ふぇ…?」
「…ずっと前からこうしたかったのに、キミに嫌われるのが怖くて、何も出来なかったんだ。」
「…ぇ、ゆーり、なにいってるの?」
シャツのボタンがすべて外され、下着だけの姿になってしまう。身体はじんわりと汗ばんでいた。
「…結局、私には勇気がなくって、薬なんかに頼らなきゃいけなかったんだけどね。」
「…くすりって、もしかし…っぁっ…♡」
上半身を守る最後の砦が剥ぎ取られ、その刺激で
「…でも、これだけははっきり自身を持って言えるんだ。」
「私は…キミを愛している。」
そして、
――――――――
Tips:女勇者について
『女勇者』 名前はユーリアス・ミストルティン。
たまたま聖剣を抜いてしまい、魔王討伐の旅に出ることになってしまった。セシリアとは旅で初めに出会った仲間であり、愛称で呼び合う大親友でもある。ちなみにめちゃくちゃ強い。最近の悩みは大親友が自分の好意(恋愛的な意味)に気づかないこと。
――――――――
このあとめちゃくちゃレズセした。
ちなみに錬金術師ちゃんは銀髪ショートで胸薄めのボクっ娘です。(作者の性癖)
次話書くなら勇者ちゃん視点です。
でも続かない。
…何書いてるんだろう、私。(賢者タイム)