呪術廻戦xBLEACHっぽいなにかでクロス 作:かりん2022
「天内 理子を同化させないと、天元様がお前の術式で操れるようになるぅ!?」
「声が大きいよ、悟!」
「とても報告できんな……」
四人で作戦会議である。
「それで、傑の体が呪詛師に狙われてんのか。やべーじゃん」
「だから、あえて同化を失敗させて、メロンパンを引っ張り出す囮にする案と、成功させて天元様を守る案で真っ二つに別れてるんだ。でもどっちにしろ、天内を殺しに来る伏黒 甚爾をどうにかしないといけない。下手したら悟が殺されちゃうし」
「そんなに強いの? 術師殺しってことは聞いてたけど」
「悟は殺されかけて最強に覚醒。私は敗北して道を誤る。そう運命づけられてる。死神としての修行をしてるから、呪術師としては逆に弱くなってるし……」
ちょっと声が小さくなると、硝子と悟がガシッと私の体を捕まえた。その瞳が、私のこれ以上の卑下を禁ずる。そうだね。君らの友達である私が、自分を安売りしてはいけないね。
「逆に雇っちゃ駄目なのか? その術師殺しを」
「そういうダイレクトな干渉はちょっと。いや、バレた以上はありなのかな……? そもそも、死神はずっと人間には我関せずだったからね。成仏できない霊を導くのが仕事で、呪霊なんて専門外だったのが、最近呪霊退治も日常業務になったんだし」
それもあって、全面的に頼れなくても仕方ないのだ。そもそも、彼らは異世界人である。
「なんかあったのか?」
「まあね。でもまあ、これは死神様の内部事情だから言わない」
「私としては、同化を成功させろとしかいえんな。それに天元様を呪霊操術で操ってどうするのだ」
夜峨先生としてはそうだよね。私も同化は成功させたい。理子ちゃんには悪いけれど……。でも、そうするとメロンパンを捕まえるチャンスを失うのも事実。
「メロンパンは呪力や呪術師の強化? 進化を狙っているみたい。、死神様は逆に結界を外すことを考えていて……天元様の結界のせいで、呪力がぐるぐる巡って消化されずにいるんじゃないかって。死神様としては、呪霊が発生しなくなれば良いんだし」
「なるほど。しかし、呪霊が世界に放たれるということにもなるのではないか?」
「そのへんは、まあ退治を頑張るということで」
「死神って強い?」
その言葉に、私は悩む。
「彼らは呪力を持ってないし、そもそも戦い方も違うからね……。人間相手とか想定されてないし。呪霊もだけど。でも、呪霊退治に問題はないみたいだよ。結構強い呪霊も問題なく倒すかな。個人差はあるけどね」
「よくわかんねーな。死神ってやつ」
「まあね」
「どの程度まで教えてもらってる?」
「死神が把握してること全部」
「すげ。仲間としては認められてんだ」
「まあ、七歳の頃からの付き合いだし、悪い人たちではないんだよ」
「でも、お前を殺すんだろ」
「死んだ後、死神としてスカウトする予定だし」
「……死後の世界ってそうなの?」
「不安要素はあるから、自分達のいる所で死ねって話だけど。フォローはしてくれるよ」
「うーん。死神ってマジ?」
「えっと。ちょっとね」
「ちょっとってなんだよ」
「その辺の話はややこしくなるし」
「うーん。よし! とりあえず戦ってみるか! 雇って訓練相手してもらおうぜ! まずそっからだろ」
そして、伏黒 甚爾から訓練をしてもらうこととなったのだった。
「あー。今日からてめぇらの訓練をする臨時教師の伏黒 甚爾だ。てめぇら物好きだな」
傑はぽかんと伏黒 甚爾を見つめる。
それから、唐突にすとっぷと手振りをして後ずさった。
「どうしたんだよ、傑」
「いや、その。恵くんも連れてきたほうが良いんじゃないですか」
「ああ? 誰だよ恵って」
「ひっ」
怯えた様子の傑は、更にタジタジとしてみせた。
「えーと、息子さんを連れてきたほうが良いんじゃないですかね。あと、その……奥さん、このままだと悪霊化しますよ」
「ああ? 何いってんだよ」
「傑、見えんの?」
「えーと。これ! 霊酒です。飲んで下さい」
「あ? 酒は苦手なんだよ」
「飲んだほうが良いですよ。一杯でいいですから」
「?」
一口飲んで、傑は夏油から酒瓶を分捕って飲み干した。
「あー!」
「美由!」
虚空を抱きしめ、何やら嬉しそうにしている。
それから、話し始めた。
「死んだ奥さんとか? さっきの霊酒って何? 俺も飲んでみていい?」
「後で分けるよ。一時的に霊力が上がるんだ」
「感動の再開ってやつ?」
「ううん。夫婦の危機ってやつ。息子さんほったらかしなんだってさ。奥さん凄く怒ってる」
そんな事を話していると、傑は顔を上げてぱあっと表情を和らげた。
それからすぐに、その位置に侍装束の男が現れる。夜天である。
「傑。作戦会議や」
「はい」
「天内 理子は同化させる。伏黒は味方になったみたいやし、ちょうどええやろ」
「わかりました」
「その代わり、傑は襲ってもらえるようにわかりやすく死んでもらう。その後、体を乗っ取った所を強襲するしかないやろ」
「わかりました。それにしても、随分思い切りましたね」
「わからねーよ! わかるなよ! 傑の体を乗っ取る前に強襲しろよ!」
「それと、勉強は少し厳選しよか」
「はい」「聞けよ!!」
「傑の希望はあるか?」
「三味線の授業は後回しでもいいかと……!!」
「は? それは死神になってから教えるつもりやったんやけど」
「がっつり課題が課されてます! 美神さんから!」
「あー……。まず、出されてる課題の確認から始めよか……」
それからしばし。
「傑! 嫌なら嫌、あかんならあかんって言えるようにならなあかんよ!? ほぼ全部の隊から課題出されてるやん!」
「それは思った。粛々と従ってんじゃね―よ。明らかにおかしいだろ! プッツンする前にやるべきことがあるだろ!」
「だって……! だって……!!」
叱られて理不尽な思いをする傑だった。
メロンパンは無事死神達で総出で倒すことになりました。
プロットかなりざっくばらんだけど出来ました。
VS宿儺とVSメロンパンがかなり不安だけど、それは未来の私に投げました。
原作知識なし、パラレルBLEACHクロス、
ハーメルンでノーマル、ピクシブBLで明日から連載がんばります。
宜しくおねがいします。