呪術廻戦xBLEACHっぽいなにかでクロス 作:かりん2022
死神代行、原作軸にトリップする
偽夏油が現れた時に過ぎった、青い春。
その瞬間、五条は夏油に突き飛ばされて、夏油が封印された。
「傑……!?」
「馬鹿な!?」
「傑くん!? なんや一体! ここはどこや!」
混乱している様子で突如として現れた直哉は言う。その背後に、うっすら消える亀裂があった。
「撤退して助けを呼べ、直哉! 急げ、道が消える!」
「せやけど……っ」
そうしている間に、亀裂は消える。
「ちっ……とにかく逃げろ、直哉! 行け!」
「けど……! 漏瑚!! なんとかしてや!」
「儂か!?」
「何かがおかしい、誰も信じるな、直哉! 行け!!!」
「やれやれ。せっかくの準備が水の泡だ。とりあえず……殺しておくかな」
直哉は、虚空を握る。
「友を守り、人を守る! それが掟や、逃げられへんよ、傑くん!!」
「馬鹿っ 言ってる場」
「君が友達だった記憶はないなぁ」
封印をして、夏油 傑を捉えた獄門疆を懐に入れる。
「呪術を使うのは久しぶりやな……!」
投射呪法を使い、戦おうとする直哉だが、偽夏油は逃げた。
「傑くん!!」
そして、渋谷事変は残党処理に移行した。
残党処理が終わり、そっとエスケープしようとした直哉だが、当然のごとく捕まったのだった。
「僕、禪院家次期当主である甚爾くんが来ないなら何も喋らへんから!!」
拘束された状態で、ツーンと直哉は横を向く。なお、ここにいるのは五条 悟と直哉、直毘人である。
「今の当主じゃ駄目なわけ?」
「駄目や!! 駄目に決まってるやろ! そもそも自分、禪院家を出とるし!」
「甚爾が次期当主? ありえんな」
「なんでや! 禪院 恵より甚爾くんのが圧倒的に強いやろ。甚爾君優勝やろ。自分はぜっっったい禪院恵なんて認めへんで! 相伝がなんや! 大体、無理やり連れ戻しておいてやっぱり当主は恵やなんて最低やで! 」
「甚爾には呪力がない」
「は? そないなもん……。……。いや、とにかく甚爾君にあわせたって」
「甚爾は死んだ。僕が殺した」
「嘘や!」
「本当だよ」
「甚爾くんがやられるはずが……いや……平行世界? そういうことなんか?」
「どうやら、そのようだね。ところで直哉、漏瑚のこと知ってたの?」
「……。平行世界なら、僕もおる? 僕に会わせたって」
「監視付きでいいならね。それと、嘘をつかないという縛りをしてもらおう」
「ええよ。黙秘はするけどな」
そして、平行世界の自分を見た瞬間、直哉は絶望した顔をした。
「赤ない……嘘や」
「赤?」
「今考えてるんや。せやったらどこまで……あかん。難しく考えたら駄目や、傑くんを連れて帰る。それでええやんか」
「僕としてはそれじゃ良くないんだけどね。漏瑚とはどういう関係?」
「直哉。お前まさか……」
「僕は裏切っとらん!」
平行世界の直哉は、目を逸らした。
漏瑚と協力関係? YESである。
呪術師と敵対関係? YESである。
しかし、呪詛師? との答えには、NOなのだ。
なぜなら、直哉は死神代行なのだから。