呪術廻戦xBLEACHっぽいなにかでクロス   作:かりん2022

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死神代行直哉、原作軸にトリップする3

「(全く見たことのない技術体系だな……)とりあえず、赤火砲見せて。教本ないと出来ない?」

「一年生の内容やで! 破道は得意やし、出来るわ! 人前で使うたら怒られるだけや!」

「(一年生、ね。確かに教本にもそう書かれてる)。今更でしょ。縛道見せたんだし。っていうかさっきの人探しも一年の内容だよね?」

「うう……」

「出来へんのやな。カッコ悪」

「出来るわ! なんなら詠唱破棄も出来るわ!」

「じゃあ、詠唱あるバージョンとないバージョン両方見せて♪」

「【破道の三十一! 君臨者よ 血肉の仮面・万象・羽搏き・ヒトの名を冠す者よ 焦熱と争乱 海隔て逆巻き南へと歩を進めよ! 赤火砲!!】【赤火砲!!】」

 

 火球が弾け、ついで灯りが広がる。全員が火球は凄いけど詠唱破棄はしょぼいな、と思ったが、とりあえず拍手した

 

「なんや、詠唱破棄すると蛍の光程度しかないやん」

「詠唱破棄難しいんや。甚爾君の詠唱破棄は自分の詠唱ありより強いで! 甚爾君、戦いながら詠唱するの得意やしな! もう言うてしまうけど、黒棺って破道が甚爾君得意なんやで。番号はなんと九十番! 出来る人のほうがずぅっと少ないんや。重力を操るから無下限通すし、甚爾君の勝ちパターンや」

「なんやそれ、見たい!」

「無理に決まってるやろ、九十番やぞ……上級も上級や」

 

 直哉の言葉に、平行世界の直哉は引く。

 

「確かに六眼だと発現した後しか見れないね。何らかの力を呪力に変換しているのかな」

「せやで。これを甚爾君、悟くんに見られてもうて、隠蔽術式ってことにしたんや。最終的に呪力操るには変わらんのやし。霊視ってのをすると、赤い力が見えるんやで」

「力の譲渡は出来るんやろ? 頂戴」

「だから、それすると処刑なんや。それに、僕未熟やから、死神の力渡したら僕が戦えんくなるわ」

「投射呪法あるからええやろ」

「そのうち捨てるつもりや。あれ。傑くんはもう呪霊操術捨てとるし。そもそも僕の所属してる組織、呪力嫌いなんや」

「捨てられるものなんか」

「肉体ごとな。気づかへんかった? 傑くんも既に義骸ゆう偽物の身体に移っとった。元の体が盗まれて事件起こして大変なことになってるんやけど……多分、向こうで暴れとるのとこっちで暴れとるの、同じやなあ」

「何や不甲斐ないな」

「そもそも反撃封じられとる言うてるやろ。呪詛師も人間やからな。無闇矢鱈と殺せんのや。呪術師とは刑法の概念ちゃうし」

「やられ放題やん」

「せやから困ってるんやろ。逃亡生活も大変やし、甚爾君と表向き敵対せんとやし、辛いわ。甚爾くんの命令やから頑張るけど。悟くんもなあ。恨んでへんけど、めっちゃ嫌われとって辛いわ。傑くんの親友は僕やー、なんて、言わなければええんやけど、あんまりイケず言うから、つい僕も憎まれ口叩いてしまうんや」

「悪いことしてないんだろ? じゃあ、先生に相談できないの?」

「初手天元様と敵対やで? 巻き込まれへん。傑くんも誰を巻き込んでも悟くんと硝子だけは巻き込まん言うてたし」

 

 気を許してきたのか、ポロポロと情報をこぼす直哉。

 

「僕は相談してほしかったと思うけどね。結局君達の目指すところはなんなの?」

「んー。すごーく誤解される言い方するとな。生得領域みたいなのがめっちゃ広い人がいるよって、そこに日本の呪霊全部ぶち込もういう計画や。呪霊は呪霊で、人は人で暮らして、互いに干渉をしないようにするんや。けどな。そこに呪霊を移動するまではどうにか出来るんやけど、呪霊達が合体してパワーアップしてしまうんや。強なると頭も良くなって脱走の危険が増えるし、何度か実験しとるけど、東京から一時的に呪霊を消滅させる引き換えに数日後に強い呪霊放流するはめになっとる。もちろん、人の被害が出ないように気をつけとるし、ある程度こっちで駆除しとるけど……。漏瑚とは、人と不可侵で呪霊の暮らせる場所の提供ということで協力してるんや」

「それは……」

「呪力も回収する予定やから、呪術師は今より弱なるし、存在意義もなくなる。力の保存しとかんと、不測の事態に備えられんから、そのへんについても考えんとならん。リターンは大きいけどリスクも大きい。特に御三家には影響大きいやろうから、下手すると裏切り者扱いにもなる。巻き込まんとあかんと巻き込んだらあかんって論争は結構あったけど、結局巻き込まんほうになってな」

「いや巻き込めよ。めちゃくちゃ大事じゃん。そんなの当事者の呪術界蚊帳の外にしておいて推し進めてんの? それは僕もキレるよ」

「そうや。しかも詳細言ったの今が初めてや」

「なるほど、呪霊がいないと御三家いらんって話か。想像つかへんな。その生得領域大きい人、こっちではおらんの?」

「おらんな。おったら甚爾くんを引き込まんはずがないし、それやったら僕、甚爾くんについていくし、そうしたら僕の力は赤くなる。今の僕の力は呪力の黒や。そもそも、天与呪縛で元から強かった甚爾くんが鬼道を覚えれば最強や。負けて死ぬなんてありえへん。あっ ついでに言うと、傑くんの身体盗んだ呪詛師やけどな。呪力による人類進化狙っとったから、呪力を奪う計画立てとる僕らを凄く敵視しとる。せやから僕ら、表からも裏からも目の敵にされとるんや」

「当たり前やん。呪霊を減らすんはええけど、消したら御三家の存在意義がなくなるわ。どうしてそこまでするんや」

「禪院家の者として次期当主の3歩後ろを歩かれへんのは死んだらええ」

「ただし甚爾に限る、だろ」

「当たり前やろ。パパが同じ計画ぶち立ててたら、刺しとったわ」

「それはそれでどうなんだよ」

 

 話していると、伊地知がやってきた。

 

「五条さん。相手の潜伏先を見つけました」

「よし、じゃあ、傑を助けに行こうか。伊地知、報告書書いておいて」

 

 いつのまにか作動させていたボイスレコーダーを伊地知に投げて、五条たちは戦いに出掛けた。

 

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