呪術廻戦xBLEACHっぽいなにかでクロス 作:かりん2022
『名前を呼んで……』
『私の名を……』
『誰や……?』
『私の名は……』
「っということで! 今日戦いを見せてくれるのは、平行世界の恵と直哉です!」
「ほう、好みのタイプは?」
「呪力皆無で、霊力に溢れた、斬魄刀の綺麗な人や♡」
「直哉さん、真希さんに嫉妬してめちゃくちゃ喧嘩売ってるじゃないですか。そこはもう甚爾さんしか認めない、でいいですよ」
「ちゃうわ!! 甚爾さんみたいな女性がいたら僕かて……!」
「だから真希さんじゃないですか」
「どこがや!! 甚爾さんは強くて格好良うて……」
「ちなみに俺のタイプは呪力と斬魄刀がきれいな人です」
「見事に伏黒の好みから性格の要素が消えたわね」
「胸が大きいとかそういうのはないんだな」
「斬魄刀は魂の写し身なので、広義の意味で性格と言っていいと思います」
「よくねぇよ」
「では、斬魄刀が好みです。それはそうと、異能……死神の力とか霊力と呼ぶ力は、霊圧の強い人の近くにいると育ったり目覚めたりしてしまうんです。流石に戦闘中は霊圧を開放しますから、少し多めに距離を取ってください」
「目覚めてなにか問題ある?」
「俺達は帰るので、異能を目覚めさせてしまっても責任取れません。死神の力の譲渡が禁止されているのもありますが……霊力の高い人間は呪霊の餌にもなりうるので」
そう言っている間にも、直哉は楽しそうに準備運動をする。
「直哉、少しずつ体変わってねえ? 鍛えてないやつから鍛えたやつみたいな」
「この体は霊子の……エネルギーの塊やからな。組み替えてるんや♪ ついでに服も変えたろ」
「いらない小技を……」
「なあ、恵くん」
「なんですか?」
「勝ったらこっちに居る間は死神の力奪わんといて。あと、自由に干し柿食べたいわ」
「俺が勝ったら?」
「1年間、元の体に戻ったるわ。それにプラスして呪術師との子作りでも何でも、言う事聞いたるよ」
霊圧が風となってぶつかり合い、ブワッと広がる。
侍のような格好をした直哉と、ゾッとするような目をした恵が向かい合っていた。
二人の手には、刀。
2人を取り囲んでいた呪術師の眼には、力を孕んだ刀がしっかりと見えていた。
東京校、京都校の面々、霊力の目覚めである。
「すぐ終わったらつまらんし、最初は小手調べからにしよ。赤火砲で力比べなんてどうや?」
「良いですね。俺も長く愉しみたいです」
「「君臨者よ!血肉の仮面・万象・羽搏き・ヒトの名を冠す者よ! 焦熱と争乱 海隔て逆巻き南へと歩を進めよ! 赤火砲!!」」
火球が二人の間で爆発し、それを追うように走って刀を交わす。
ぎいんと音が響き、また霊圧の風が吹いた。
「久々な割に戦い方を忘れてませんね!」
「当たり前やろ! これぞ僕の魂や! 人生や!! 生き方や!!!」
「楽しいんですね、直哉さん。でも、それは貴方の人生には必要ないものです。奪います」
「奪ってみいや! 白雷!」
「斥」
雷を盾で防ぐ。
しばらくじゃれるように鬼道と刀の押収をしていたが、直哉が大きく動いた。
「応えたって! 今こそ、名前を教えてって! 僕の愛しい、一等大事な斬魄刀!」
『――』
「直哉さん、人の心がわかりませんから一生聞けませんよ。……始解。散れ。呪華桜姫」
満開の桜の花が散る様と、それはそれは美しい十二単をまとった姫君が恵の後にしなだれかかるのを幻視する。凄まじい色気と、見える肌に描かれた黒き紋様は呪力によるもの。その壮絶な美しさを持つ花びらの刃に直哉が切り刻まれた。
そのさまは、美しくて。とてもとても美しくて。
「俺の勝ちですね、直哉さん」
「う……めっちゃ禍々しいやん。斬魄刀が可愛そうや」
そういう直哉を回道で治癒する恵。
『――のに』
「ん? どうかした、直哉?」
五条が異変に気づいたとき、直哉は平行世界の直哉が落とした斬魄刀に呪力を注ぎ自分の胸を貫いていた。
『私は、穢してほしいのに。私の名は……』
「目覚めや、呪遊麗姫」
そして、直哉は気を失った。
「……うそや」
「直哉さん」
「嘘や! 斬魄刀!! 僕の大事な、一等愛しい、僕だけの、穢され、嘘やああああああああああああああ!!」
「直哉さん! 落ち着いて!! 治療中で暴れるとあぶな」
五条はそっと直哉を気絶させる。
「あー。寝取られってやつ?」
「もっと酷いですよ。斬魄刀は魂の写し身、意志ある刀。相棒、片割れ、魂のパートナーですから。とりあえず、こっちの世界の俺は近づかないでもらえますか? 斬魄刀取られるのは困るんで。それにしても……魂は同じってことですか。そりゃそうですよね」
平行世界の直哉は引きこもってしまい、こちらの直哉は三日三晩眠り続けた。
伏黒は2人に付き添いつつも、情報を五条に渡すために纏めていた。
2人の周囲には東京校と京都校の面々がワチャワチャとしている。
近くにいるだけで強くなるんだから側にいるのは当たり前でしょとは恵と背中合わせに座る五条の言である。後、手合わせしたり。
とりあえず真希はメガネ無しで呪霊がぼんやりみえるようになって平行世界の恵から霊力が上がる食べ物など巻き上げていた。
最近とても腐展開多くてすみません。BLタグつけときますね。