呪術廻戦xBLEACHっぽいなにかでクロス 作:かりん2022
「もう、ええんや。斬魄刀に捨てられた死神なんて生きる価値ないやん」
「そうかもしれませんね。でも、直哉さんは呪術師ですしおれが勝ちましたから一緒に帰りましょうね」
「わかった……」
「禪院、すげー嬉しそうだな……」
そこに、目覚めた直哉が真剣な顔で恵に告げた。
「僕、斬魄刀、返さんよ」
「選ばれたのであれば、返せとは言えません」
「せやったら……」
「斬魄刀を顕現する力だけ奪っていきます」
「同じことやん!」
「違いますよ。そうだ、一ヶ月後に勝負しませんか?」
「勝負?」
「俺が勝ったら一緒に来るか、力の剥奪か選んでください。俺が負けたら、力の回収は諦めます。まあ、直哉さんが斬魄刀と離れることを選ぶとは思えませんから、直哉さんをどう呼び分けるか考えないとですね」
「っ 考えさせてや」
「呪力も霊力も、思う様ぶつけて向かってきてくださいね」
「考えるいうてるやろ、恵くん強いらしいし」
「直哉さんも強いと思いますよ。卍解、楽しみにしてます。直哉さんの卍解だから、きっと綺麗だ」
「死神嫌いな割に斬魄刀好きやな―」
「正確には、直哉さんが呪術師であることを否定するのが嫌なんですよ。一ヶ月、頑張って慣れてください」
「悟くん! 東京の依頼いっぱい斡旋したって!」
「まーかせて! でもまずは、メカ丸探した後でね」
「人探しですか? メカ丸さんなら会ったことあるし、探せますけど」
「そう? じゃあお願いしちゃおうかな」
メカ丸を探し、ピンチだったメカ丸を確保する。
「手は出さんといてや」
「ええ。出しません」
呪力が刀に纏わりついていく。
「始解。舞え。呪遊霊姫」
鞭と化した斬魄刀を振るうのを、微笑ましそうに恵は見守る。
帰還すると、直哉の滞在していたホテルが炎に包まれていた。
「先生! 禅院が連れて行かれ……! ひっ」
「……大丈夫です。直哉さんはここにいます」
そして、恵は何もない場所に手を伸ばす。
「直哉さん、怖い思いをさせてすみませんでした。直に義骸を手配しますからね」
それから、恵は連絡を取り出した。
この瞬間、呪霊側の敗北は決定したのだ。
「あっはっは! 恵にしては失態が続くじゃん? 君の当主ぼろぼろじゃん」
「直哉! その、代わりになるとも思ってないし、代わりにしないでほしいけど……浅打ち、持ってきたよ。うっ 直哉―! どうしたら良いかわからないよね。絶望しかないよね」
平行世界の悟に連れられた平行世界の夏油 傑が泣いて本来の体に戻った直哉にすがる。
「傑くん……。振られちゃったんや、僕~!」
「可愛そうだよ、直哉~!」
二人して泣いているのを、ベリっと平行世界の悟が引き剥がす。
「傑、久しぶりに死神として戦うんだから無理しないでね?」
「するよ! 直哉は大切なともだ……わかった。無理はしないよ」
「じゃあ、僕が傑の体探して、その場所に転移。僕が紫をだして、恵が生き残ったのを摩虎羅で即攻撃で良いかな?」
「それ、私達のいる意味ある……?」
「偽物の傑は残すし、そうなると呪霊を大量に保持しているだろうからね。直哉達は傑を斬魄刀で刺してくれないかな」
「ちょっと待って下さい!!」
「何かな、伏黒 恵。君も戦いたい?」
「いえ、その、摩虎羅使えるんですか!?」
「……? ああ、こっちでは恵、死神じゃないからね。ちょっとキツイか」
「!?? 摩虎羅使えるんか!? 一ヶ月後の勝負絶対負けるやん」
「あはは、直哉なら勝てるかもしれないよ? 恵が直哉に本気で刀を振るえるとは思えないし」
「直哉さんがついてきてくれるかどうかが掛かってるんですから、流石にそこまで手加減はしませんよ」
「ついていく言ってへんやろ!」
「じゃあ、行くよ―」
悟が鬼道を使い、その後転移をする。
無事取り戻された傑の体は、悟に返還された。
「後始末は自分達で頑張ってね。僕達も頑張ってるんだから。資料は持ってきたからさ」
「虎杖。宿儺の指は10本ほど浄化しておいたから」
「は!?」
「上層部には黙っておいて探すふりをしておくといい」
にっこりと禅院 恵は言う。
「うーん。そっちの恵ってもしかして、僕より強い?」
「そうですね……お互い、背後に庇うもので勝敗は代わりますね」
「代わるんだ……」
「死神としての技量は恵のほうが高いしね。でもまあ、背後に直哉庇ってない状態だったらまあまあの勝率で僕が勝てるかなー。死神たちって強い人多いから、勉強になるよ」
「待って! 帰るの一ヶ月後でしょ? 一緒に訓練しようよ」
この後めちゃくちゃ特訓した。
禅院 恵が直哉を誘拐していってしまったため、その責任を取る形で伏黒が禅院 恵となるのだが、それはまた別の話である。