呪術廻戦xBLEACHっぽいなにかでクロス   作:かりん2022

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黄金竜(ぷち)~ここから分岐~

 2級の呪霊のはずが、産土神級の呪霊で、灰原が足をふっとばされて。

 そんな時に、神々しい竜ドラゴンが現れた。ただしミニマムである。

 

「灰原! 今助ける!!」

 

 その両翼を虚空へ溶かし、何事か叫ぶと灰原の傷が逆再生させた映像のように癒えていく。誰より尊敬していた先輩の声をした生き物は、1つ血塊を吐き、墜落した。

 

 そして、呪霊に爪痕が出現する。

 呪霊が後ろへと吹きとばされ、黒い呪力の文字でその身が覆われる。

 また爪痕が呪霊へと走り、そして呪霊は消えてしまった。

 

「こ、これは……」

「夏油、さん?」

 

 恐る恐る倒れた竜を抱き上げてみれば、ピクッと動いた。

 

「お仕事終了! けぷっ」

 

 至ってのんきに伸びをして、けぷりと血を吐くドラゴン。

 

「夏油さん。夏油さんなんですか?」

「そうだよ! 久しぶりだね。元気かい?」

「夏油さん、助けてくれてありがとうございます! でも、そのせいで羽根が……血も……」

「いや、血は単に、上手く内部の作り込みが出来てないだけだよ。羽もすぐ修理できる。この体は、義骸。人形みたいなものだからね。ほら、夜蛾先生のあれみたいなものだよ」

「そう、ですか」

「そうだよ。それより、なにか言うことない? この黄金のボデイ! 格好良くない?」

「格好いいです!」

「だろう? 男の子だったらやはり竜だよね! 大金を注ぎ込んだかいがあったよ!」

「何やっているんですか、夏油さん……」

 

 ふふん、と誇らしそうに言う姿はいっそ無邪気である。

 

「いやしかし、忙しいそうだね。こっちも忙殺されてるよ」

「呪霊が観測されたはずの場所で呪霊が消えているのはそういう……」

「なるべく、被らないようにはしているんだけどね」

「情報の共有とかはしないんですか」

「話は一応出たけど、揉めててねー。まあ、しばらくはこのままになりそうかな。でも一応、どう転んでも良いように私の義骸と私を呼べる笛を預けておこうと思って」

「本当に死神なんですね。上層部が血眼になって探してますよ。反魂の術を使えるって」

「だろうね。捕まえようとしないでね?」

「どうしましょうか? 五条さん、気に病んでましたよ」

「そんな必要、まったくないのに。こっちは楽しくやってるから、心配しないように言ってくれ。けぷっ この体、あまり持ちそうにないね。今後、猫の義骸持ってくるよ」

「そうしてください」

「そうだ! 七海と灰原、あと、ここにはいないけれど、悟にお願いがあってね。現世のお金はないけれど、その分笛を吹いてくれれば助けに行くからさ。悟には必要ないだろうけどね。お願いっていうのは、とある子供達の保護なんだけど」

「わかりました。先生に報告して良いのなら、請け負います」

「そうして。これ、リスト」

 

 ペラリと出された紙には、ずらりと並ぶ子供のリスト。

 

「多っ! しかも難易度とかそれぞれにあるんですか」

「時期尚早じゃないかとも言われたけれど、見ていられなくてね。このままだと不幸が起きそうな子供のリスト。一応、私個人の横流しって形で死神は関知してない建前だから、まあ上手くやってよ」

「お任せ下さい、夏油さん!」

「ありがとう、灰原。七海もお願いするよ。じゃあ、私は次の任務があるから、これで」

「ええ、今度、食事を一緒にしましょう。現世のお金が無いのでしょう?」

「あ、それいいね。じゃあ、その時はよろしく」

「待って夏油さん! 一緒に写真取らせてください!」

「いいよー。ちょっとまってね。格好いいポーズするから」

「格好いいです! 夏油さん」

 

 

 

 それから、私達は帰還した。

 

「傑に会ったって!?」

「五条さん。元気そうでしたよ、出来心で義骸……仮の体を竜にしてみたそうで」

「可愛い格好良かったです!」

「は? えっ マジで竜じゃん」

 

 スマホを奪い取って五条先輩はその写真を凝視する。

 

「ってか、なんだよこのキメ顔。すげーエンジョイしてるじゃん、傑」

「あと、これ、お願いリストだそうです。子供の保護で、ピンチになったら駆けつける笛も貰いました。いざという時夏油さんが入る義骸も」

「傑馬鹿じゃん? 捕まえてくれって言ってるようなもんじゃん」

「捕まえますか?」

「っ 捕まえられるかどうか、わからないし……しばらくは協力体制を敷いたほうが良い。そういう事にしておく」

「手が回らない呪霊のリストを『紛失』するというのもありかもしれませんね。私の言えることではないですが」

「とにかく、詳しく話せよ」

 

 後日、早速夏油さんを呼んで呪霊リストを持って帰ってもらった。

 依頼料は五条さんが預かるようにしてもらい、山のような依頼を片付けてもらう。

 これでちょっとは休暇が取れそうである。ありがとう、先輩。

 まあ、休暇は子供達のリストを消化しに行くのだが。

 

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