room3(仮)※正式タイトルはあとで付けます※   作:越後屋大輔

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~プロローグ~

~プロローグ~

 

 地球が突如異世界と謎の融合を遂げてから幾歳月。両世界の年号をすり合わせようと、地球サイドは旧西暦を廃止し、連合歴という年号が使われていた。同時に各国各地方も大幅に呼び名が変更していった。

 

 連合歴元年、日本に新しく高校が設立された。両世界間の理解をより深め合うのを目的とし、生徒達も様々な種族で成り立っている。その名は「私立琉鵡燦(るむさん)高校」。

 それから89年後、つまり連合歴90年に1人の少女が新東京県にある、私立琉鵡燦高校に入学するため上京してきた。本作の主人公の1人、館林蘭だ。

 

 時を同じくして、1人の男性教師がこの高校に赴任してきた。もう1人の主人公、玉村コウ。先日大学の教育学部を卒業したばかりの新任教師である

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

「ハァーッ……アタシ何でここに入学したんやろ?」琉鵡燦高校1年A組の蘭はため息を吐いた。このクラスでは彼女だけがタダ1人の日本人にしてこの世界の人間である。そのせいか、今一つクラスに馴染めていなかった。何だかんだで他のクラスメイトは各々が種族こそ違えどみんな同じ所から来ていて日本人、イヤ地球人は彼女ただ1人だけなのだ。隣のB組などは日本人と異世界人が半々の混同クラスだというのに。何処かへぶつけようもないやるせなさを抱えながら教室のドアを開けようと手を掛ける蘭。するとドアが中途半端に半開きになっているのに気づく。ふと上を見上げると、サッシに黒板消しが挟まっている。

「うわっ!何やこの、ベッタベタな仕込み!」普段の習性?でついつい突っ込みを入れてしまった。

??

「あ~あ、気~付かれ~ちゃ~ったぁ~」そう洩らした声の主は、首だけを飛ばすと蘭にすり寄って目の前で床に落ちそうになる。咄嗟にその首を受け止める蘭、彼女はデュラハン族の女子生徒、コルルンだった。なんでも、首と胴を別々に行動させることが可能な種族だとか。

「怖っ!はよ首ぃ胴に戻さんかい!」思わず突っ込む蘭に、コルルンはマイペースな間延びした話し方で

コルルン

「はいは~い。じゃあ~、くっつけるね~」蘭の手から退散した首は、空中を舞いながら自分の胴に繋がる。

「ホンマあり得へんわ、このクラス」まだ一限目も始まってないのに疲れきってしまった蘭。とはいえ今更転校も出来ない。

「もうええわ。諦めて勉強に励も」本日二度目のタメ息を吐いて、自分の机の前に着席した蘭。

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 キーンコーンカーンコーン……始業のチャイムが校内に響き渡る。教師生活一年目にしていきなりクラス担任を任されるハメになってしまった玉村コウは、重い心持ちで1年A組の教室に向かった。




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