room3(仮)※正式タイトルはあとで付けます※   作:越後屋大輔

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このシリーズは訳あって、1エピ1000文字前後になっています。


自己紹介してみた

コウ

「はい、今日からみんなにとって初の通常授業が開始やからな。まずはHR始めよかぁ、ほな出席取るでぇ」コウの口調を聞いて蘭は挙手して質問する。

「すんません。先生って大阪の人ですか?」

コウ

「せやけど。えっと……館林さんか。君も大阪出身かいな?奇遇やな、まぁその話はあとにしよか」それまでクラスに疎外感を感じていた蘭は担任が日本人、しかも同じ大阪県出身で妙に気が楽になった。ちなみに西暦時代から連合歴に移る際、日本は都道府制度を完全廃止され、全て県に改定されている。

コウ

「改めてみんな1人ずつ自己紹介してってや。先生なるべく全員覚える努力するさかいに。出席番号は誕生日順になっとるから、1番の……ルビィさんから頼むな」コウに促された女子が、ガタンッ!っと勢いよく椅子から腰を上げ、机を押して立ち上がる。

ルビィ

「はいニャ!出席番号1番!1月1日、毎年お正月が誕生日!ケットシーのルビィニャ♪」頭から生えている2つの猫耳をピョコピョコ動かしてハイテンションで名乗るルビィ。なおこの時代、学級制度も改正されていて、新年度を迎えるのは元日になり新学期は正月8日である。そのため学年の区切りも西暦時代の日本が4月2日~翌年4月1日のに対して、1月1日~12月31日に変更された。尤も、これは西暦時代から日本以外の国では珍しくなかったが。

??

「出席番号2番、コボルトのリャフカ」ルビィとは対称的に出席番号と名前を淡々と述べる犬耳女子。

??

「俺はワーウルフのロボ。出席番号3番だ」一見リャフカと同族に見える男子生徒が吠えそうな勢いで自己紹介をする。

(どこら辺が違うんやろ?)少なくとも蘭にはコボルトとワーウルフの見分け方が分からない。

 

 次に自己紹介したのは金髪で整った顔をしているが、他には特に目立ったところのない男子生徒だ。

??

「アラン・レナード。一応騎士の家柄の人間だ」

異世界(あっち)にも人間()るんやな、とりあえずホッとしたわ)やや場違いな安心感を覚えた蘭。そうこうしている内に蘭が自己紹介する番になった。

「えと……館林蘭です。この春、大阪からきました。よろしゅうお願いします」クラスの異様さと初日の緊張が重なって大したことが言えなかった蘭だが、場の空気は良くも悪くもならなかったので、己の中ではとりあえず由とすることにした。そしてHRと自己紹介が終わり、コウは教室をあとにした。

 

 ……最初の授業も滞りなく終わった。各世界の通用口となっている空間は夏休み等の長期休暇以外、出入り禁止になっているため、蘭以外のクラスメイト達は学校近くにある寮で寝泊まりしている。家族と一緒に東京へ引っ越してきた蘭も帰宅の準備をしているとコウに呼び止められた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




関西弁のおかしいところはご容赦ください。方言指導してくれる方が居れば嬉しいです。
各キャラの種族は実際の伝承とはかなり違っています。
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