room3(仮)※正式タイトルはあとで付けます※   作:越後屋大輔

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短く収めようという重いに反比例して、徐々に長くなってくる·……


美術部にお邪魔した

コウ

「帰るトコすまんな。ちょいと頼みたいことあんねん」

「何ですか?」蘭が尋ねるとコウは部活動の案内が載っている1枚のプリントを手渡した。

コウ

「知っとるやろうけど、この高校昔から部活、特に文化部にかなり力入れてんねん」そのことは入学式の日に校長の挨拶で聞いてたし、創立当時から有名なので当然蘭も知っている。

「はあ。でも、私部活に入るつもりないんですけど?」帰宅部希望の蘭にコウは意外な話を切り出す。

コウ

「そう言わんといてや。つーか、クラスの誰か誘って見学してくれたらええねん」

「えっ、見学だけですか?」

コウ

「せや。何やかんや言うても、みんなこっち(地球)のことは右も左も分からんやろ?A組は君以外地球人が他に()らんし……頼まれてくれへんか?」

「要はナビっちゅうことですか?」

コウ

「そういうこっちゃ。察しが早うて助かるわ」

「まあ……正式に入部せいって話とちゃうなら()えですけど。いや、()うないか」変わり者ばかり集まっているクラスメートに声をかけるのは、やや気が重かった。

 

 次の日、蘭はクラスの中で比較的話しやすそうなルビィとコルルンになんとか話を付けて、数ヶ所の部活見学に訪れた。

 始めにやってきたのは美術部。ここはやはり蘭が代表として部室のドアをノックする。

??

「開いてまーす」蘭達は声がした部室へ恐る恐る足を踏み入れる。そこには窓を背にして、立ったままキャンバスへ筆を走らせる女子生徒が居た。

「あの~すいません、見学したいんですけど……」

??

「いらっしゃい。美術部へようこそ♪私は2年生のケイティ。ご覧の通りケンタウルス族よ」タ蘭達に駆け寄ってきたその先輩だったが、本人が言うように腰から下が人間のそれではなく、まるで首を切られた馬の断面に女性の上半身を乗せたような格好をしている。

「わっ!」驚いて、一歩後ずさりする蘭。他の2人も蘭ほどではないがびっくりしたようで目を丸くしている。

ケイティ

「ん?ケンタウルスが絵を描くのがそんなに意外?」実は初めてケンタウルスを見て、蘭は驚いたのだがケイティはナゼか勘違いしている。

コルルン

「えぇ~とぉ~、た~しか~ケンタウルス族でこの学校に通ってる~人ってぇ~……」

「もっと早よ喋らんかい!」

コルルン

「えぇ~?だって~、昔から~ずっと~~こう話してたしぃ~。館林さんこそ~、そんな~シャキシャキ~話してて疲れな~~い?」

「アンタと会話してる方がよっぽど疲れるわ!」

ルビィ

「……2人共喧嘩しニャいの。で、ケンタウルス族ならスポーツ特待生のはずニャ。ニャんで文科系の部に居るニャ?」意外に鋭いルビィの質問にケイティは淡々と語り始めた。




しばらく部活訪問が続きます、多分。
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