room3(仮)※正式タイトルはあとで付けます※   作:越後屋大輔

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短いのは短いなりに書くのに苦心します


部活巡りをしてみた①

ケイティ

「去年選抜試合で長距離走にエントリーして、出場したんだけどね。途中で足首捻っちゃって選手生命絶たれちゃったの。情けないよね……」思ったより深刻な事情を聞かされてシュンとなる蘭達3人。

ルビィ

「無神経なこと聞いてすみませんニャ」

「ウチも何かアカンこと話させてしもうて……」

ケイティ

「そ、そんな悲しい顔しないで。私もう吹っ切れてるからさ……」互いに頭を下げ合い、どことなく微妙な雰囲気になる彼女達。そしてまたしてもコルルンは床に首を落としそうになり、始業式の日と同じく蘭に拾われた。

「もう!アンタはホンマ……いっそホッチキスでその首、くっ付けたるわ!」コルルンの首を手にしたまま、その胴に突っ込む蘭。

コルルン

「え~~?せめて~紐とかで~結んでよ~。ホッチキスは~イ~タいよ~」

「取れる時は痛ないんに!?」

ケイティ

「……プッ」

ルビィ

「……ニャハハハッ!」蘭とコルルンの漫才みたいな会話にケイティとルビィは大笑いして、重苦しい空気も吹き飛んでいった。それから3人はケイティとしばらく他愛のない会話を楽しんで、美術部をあとにした。

 

「ほな次、どこ行こっか?」蘭は事前にコウから渡された部活案内のパンフレットを見ながら、見学先を検討していた。

ルビィ

「だったらルビィ、これが良いニャ!」蘭に覆い被さるように密着するルビィはパンフに載っている1枚の写真を指差す。蘭とコルルンが目をやると、「紅茶部」と紹介されていた。

「ちょう待て。紅茶部って何やねん?」

コルルン

「茶道部~みたいな~感じ~なのか~な~?」

ルビィ

「お菓子がいっぱい載ってるニャ♪きっと美味しいお菓子が食べ放題な部活なんニャ♥️」ニッコニコしながら紅茶部の写真を食い入るように見つめるルビィ。蘭もコルルンも特に反対する理由もないので苦笑しつつ、その部室へ行ってみることにした。

 

??

「貴女達、新入生ね。紅茶部へようこそ♪部長の有玖玲衣(あるくれい)よ」先輩女子が笑顔で迎えてくれる。部室の奥を覗くと、部員も女子ばかり7、8人ほど意外と多かった。その中にはあっち側の人外系の生徒も数名居て、全員が種族の隔たりも気にせずお茶を楽しんでいる。

玲衣

「さ、適当なトコへ座って。今お茶を淹れるわね」玲に促され、テーブルに着く3人。中央にはイギリスの伝統的ティースタンドが置かれていた。ルビィはスタンドに手を伸ばし、口いっぱいにお菓子やサンドイッチを頬張っている。そのみっともなさに蘭が突っ込みを入れたのは言うまでもあるまい。

 

 

 

 

 

 

 




部活巡り、もうちょっとだけ続く気がします
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