GANTZ:N   作:うたたね野郎

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アクシデント

 人は過ちを繰り返す

 それを俺は戦場そして、連邦で学んだ一つの事だ。

 俺は、息子のショーンを取り戻すためにいろんなことをしてきた。

 Vauit111から出たあと襲ってくるレイダー達を銃で殺し、バケモノたちも殺し、やっとまともに話せる人、ガービーと仲間であるミニッツメンの人々と出会って入植者達を助けながらB.O.S.とも協力し合って、ついに俺はショーンを拐い、妻のローラを殺したケロッグを追い詰めてショーンがいるであろうインスティチュートの場所まで特定した。

そして今日、俺はミニッツメンの協力も経て、インスティチュートに行くためのワープ装置を作った。

「協力してくれてありがとう、ガービー。」

今は協力してくれたガービー達に感謝している。

「あぁ構わないさだが、ヤツらから息子さんを取り戻したらどうするんだ?」

ここまでくるのに多くの人の血が流れて来た。だが、俺の考えはたった1つだった。

「ヤツらの場所を潰すだけだ。」

それだけ言うとガービーは、

「……そうか、分かった将軍。今回は俺からは何も言わないが、必ず生きて帰って来てくれ。あんたを必要としている人は多い。」

ガービーがそれだけを言うと遠くから声が聞こえて来た。

「おーい、将軍準備はもういいかー。」

何でも屋であるスタージェスだ。ワープ装置を作るのに協力してくれた仲間だ。

「分かった。すぐに行く。」

そう言って俺は銃の調整と防具の点検をして装置に乗った。

「インスティチュートのヤツらには気をつけろよ将軍。」

スタージェスも心配そうに俺に言って来た。

今の俺は、ショーンのことも大切だが、ミニッツメンやB.O.S.などの仲間たちもいる。みんな大切な仲間達であり、俺が守る人達だ。

「あぁ、分かった。」

そう言うとスタージェスは転送する準備を進めた。そして装置が揺れ始め壊れそうになりながらもちゃんと起動した。

だが、スタージェスが慌てて俺に向かって叫んだ。

「…軍!今……りろ!…置が止……!座標……た!早く!」

スタージェスがものすごいジェスチャーをしているが装置の轟音が邪魔していて俺は聞こえなかったため何をすればいいか分からなかった。

「……なんて言ってるんだ?」

「将軍!!今すぐ降━━━━━━━━━━━━━━━」

スタージェスがまたなにかを言いかけていたが、言い終わるよりも早く俺の目の前は真っ白になった。

ワープしてる途中、恐らく降りろと言いたかったのだろうと気づいたがもう遅く、ワープは止まらなかった。

そして30秒程続いていた長いワープが終わり、目が光に慣れた時だった。

「━━━━━━━━━━━━━また1人来た!!」

「……?」

そんな声が聞こえて来た。言葉的に日本語だろうか。そしてなぜか変な部屋の中にわかりやすいように置いてある「黒い玉」が気になった。

どうやら無事五体満足で到着したらしいが、どうやらここは、インスティチュートの施設ではない。ただ、どこかの地上にあるの建物のようだ。

インスティチュートの施設は地下にある為天気見ようとしても一回一回外にでなければならないがここでは壁についている窓ガラスから外の景色が見れた。だが、こんなところは少なくとも連邦には絶対にないはずだ。

「どこなんだここは、━━━━━━━━━━━━━━━ん?」

今気づいたが俺は、なぜか日本語を喋れていること、聞き取れていることに気がついた。それも元から喋れているかのように自然と出ていた。

しばらくすると、メガネをかけた男が近づいてきて

「あなたも……死にかけたんですか?」

と言った。

「……は?」

俺はワープ装置が(恐らく)壊れて、座標が(多分)ここになってここに来てはいるが死んでなどいない。そう言いたかったが皆そんな話を聞いてここにいる人たちは信じてくれるだろうか?と思って、やめた。

とりあえず今は頭の中を整理しよう。

まず日本語を喋れる事と、理解できることだ。

ダイアモンドシティにいるタカハシからちょっとだけ日本語は聞いたことはあるが言葉の意味などは全く分からなかったし、興味はあまりなかった。

だが、今俺に喋りかけたこの男の日本語を俺は、はっきりと意味が分かった。

「……えっと、あなたもここに来る前に死んでしまったような経験をしませんでしたか?」

次に髪をオールバックにしている大柄でいかつい顔の青年が話してきた。青年の言葉に〝あなたも“という言葉があった。となるとここにいる者は全員1回死んだのか?だが、俺はここに来たのはワープによって来ているのであって、死んだわけではない、そのためなんて答えたらいいのか分からないがとりあえず正直に言ってみることにした。

「…いやしてないが。」

そういうと何かが悪かったらしく少しザワつきつつも空気が若干悪くなった。

「!……そうですか。」

これは別に俺のせいではないだろう。ワープ先がここになっただけで、来たくて来ているわけでもない。そうすると金髪の青年が、

「ところでさーアンタのその変なカッコ、なんなんだ?」

そう言って俺の着ているVauit111のジャンプスーツを指した。多分ここにいる人たちに本当のことをいえば、嘘だと思って俺のことをバカにするだろう。なぜならここにいる人達の服を見れば、俺のジャンプスーツは明らかに奇抜なデザインをしている場違いな変な服だと思われているからだ。なので俺は皮肉を言ってこの場を逃れることにした。

「これは俺がいつも着てる服だけどどうだ?かっこいいだろ?」

「……いやただダッセーなッて思ってさ。」

言われると思ってはいたがあまり嬉しい言葉ではなかった。だが、これで俺に対する質問は終わったらしく、その間に俺は情報の整理をした。

まず現状ここにいる人全員を確認するため少しだけあたりを見回した。

東洋人が多く、年老いた人、金髪の青年、暗い印象の少年、メガネをかけている男、目付きの悪い男2人とオールバックの青年とその青年より少し小さい青年、あとは犬が1匹。

さっきの俺の死んでない発言によって全員俺の顔を見て驚いたような顔していたが、特にあの部屋のすみにいる暗そうな少年が最初からずっと俺の事をじっと観察をしているように見ていた。

特に俺の左腕につけているPip-Boyの方をじっと見ている。だが、10秒後に俺の目線に気づいてすぐに目を別の方にそらした。

次にこの場所についてだが、窓ガラスから外の方を見て俺は衝撃を受けた。

今まで見てきた建物よりも高度な技術で立てられている見た事もない建物が窓ガラスの向こう側にたくさんあり、戦争以前でもこんなに技術が発達している所を見たことがなかったからだ。

1つ分かるのはここは連邦でもなければアメリカですらないというところだ。

そして最後にすごい違和感であるが故に存在感を放っているのが部屋にあった。

この部屋の奥にある大きい「黒い玉」だ。

「これは一体なんなんだ?」

見た目は鉄っぽいが、なにかが違う。そしてなぜか触れないのだ。そうしているとまたオールバックの青年が話しかけて来た。

「皆そうなんですがその黒い玉から人がやッて来るんですよ。あなたもさっきそれから出てきたンですよ。俺たちもそうらしいですけど。」

そう言い彼よりも少し身長の低い青年の方に指をさしていた。

恐らく彼らは友達同士なのだろう。

だが、その友人はものすごい嫌そうな顔をしていた。

「君たちはなんで死んだんだ?」

そう言うとオールバックの青年は友人であろう青年の方に振り向て見ていたが、

「……言えよ。」

友人であろう青年がそう言うとオールバックの青年はこっちを見て説明するらしい。

「実はさっきまで電車のホームにいて、ンで線路に落ちたホームレスらしいおっさんを助けて…そのまま電車にアタックして……。」

この青年の以外な事が分かった。この青年以外と正義感の強い性格であり、どことなくガービーに似ているとも思ってしまった。

「話は変わるがここはどこなんだ?」

「俺も分からないんだが、あそこに東京タワーが見えるから多分ここは天国とかじゃないとは思います。」

「……待ってくれ!……東京!?日本のか!?」

「えッ…はいそうだと思うンですけど……。」

どうやら俺はこんなに栄えているとは知らなかったものの、日本へと来たらしい。だが、ここに集まっているのは(恐らくだが)全員死者なのだ。一回死んだ人達なのだ。俺は、そんなところになぜかいるのだ。これから一体なにが起きるのか少し考えてみた。死者同士の戦いでもこれから起きるのだろうか?何がしたいのかは分からないが、いいことが起きないというのはだいたい分かる。

それからしばらくその青年達と話しているとさっきのメガネをかけた男が声をあげていた。

「今から皆で自己紹介をしましょう!!」

と言ってそれぞれの自己紹介を始めた。

まずオールバックの青年の名前は「加藤勝」と言うらしい。

その友人の名前は「玄野計」と言うらしい。

また、さっきのPip-Boyをじっと見ていた少年は「西丈一郎」というらしい。

他にもメガネの男は山田、年老いた人は鈴木、目つきの悪い2人はヤクザという名前らしい。彼らが名前を言ったあとなぜか場が凍りついていたが加藤と玄野に聞いたら日本のギャングの総称らしい。金髪の青年は自己紹介をしなかったため分からなかった。

そして俺の番となった。

名前と職業、死因を言うらしいが俺は死んでいないため、それ以外を言うことにした。

「名前は、ネイトだ。ネイトと呼び捨てて貰っても構わない。職業は、軍人だ。」

本当のことを言えば軍人だったのだが、ミニッツメンの将軍か、B.O.S.のナイトか、レールロードのエージェントとも言えないため、嘘をついて乗り切った。

そうして自己紹介が終わると黒い玉から謎の光が出てきた。

「また来たぞ!」

その光はやがて裸体の女性を作りあげた。

そしてその女性は近くにいた玄野がそっとその女性を抱きしめたが、やがて目が覚めたようだが、まだちゃんと目が覚めていないのか床に仰向けになって寝転んだ。だがその直後ヤクザの1人がその裸体の女性を玄関に連れて行き、その直後悲鳴が聞こえて来た。その一部始終を見ていた全員が動いていなかったが、加藤が震えながら立ち上がり、

「おし……」

と気合いを入れてから玄関側へと行こうとしている。やはりこの加藤という青年は正義感の強い性格なんだと言うのが分かった。だが、こうゆうのをやるのは大人であり、加藤などの子供が目を付けられる可能性もあるし、荷が重い。なので俺は彼を止めた。

「何するンですか!?ネイトさん!?早く止めに行かないと!」

「こうゆうのは大人がやるべき事だから安心して任せてくれ。」

それでもまだなにかを言いたがっていた加藤を横目に俺は玄関にいき、ヤクザに向かって話かけた。

「おい、彼女が嫌がってるだろう。今すぐその手を離してその子から離れろ。」

「なんだァ?…テメェ邪魔してきやがって外人コラ!!やんのか!?あァ!?」

そう言ってまくし立てているが、何も言わずに銃を撃ってくるレイダーよりも優しい方ではある。

「これで忠告はラストだ、彼女から離れろ。」

「あァ!?調子の乗んなよ!?殺すぞ!!」

だがそれでも離さない手に向かって俺は拳銃をPip-Boyから取りだした。

「なッ!?テメェ!?」

「俺はもう忠告したからな!」

俺がPip-Boyから取りだした拳銃を見て驚いているがそれでもまだ離していない左手に向かって一発発砲した。

「うがァァァァァーーーーーー!!!!」

ヤクザはそう言って撃たれた左手を抑えて転げ回った。

その間に俺はPip-Boyからコートを出して彼女に着せた。

 

 

加藤視点

ヤクザとネイトさんがなにか揉めあっていたがしばらくしていると乾いた音がなり、玄関へ見に行くと、ヤクザの手には穴が空いている。

「さぁ早くこっちへ。」

ヤクザが手を抑えながら転げ回っている間にネイトさんはどこからか取りだしたコートを裸の女性を着せて、ヤクザのそばから遠ざけさせている。

俺がやろうとしていたことをこの人はやってくれた。

俺はこの人に今ものすごく尊敬している。

だが、どっかから出したであろう銃で人を撃ったことに納得は行かなかった。

いくら人を助けようとしても人を傷つけるのは良くないと思っている。

「ネイトさん!」

「どうした?」

「俺は頭悪りィからあんまり言えないんだけどさ銃ッてさ人を傷つける物だと思うんだ。そンでさ、人を傷つけるのは良くないッて思うんだ。」

「……」

「だからさあんまり人を傷つけないでほし━━━━━━━━━━━━━」

 

 

 

ネイト視点

加藤とそこまで話しているとなにかの音楽が流れて来た。どうやらラジオ体操の音らしいが、音に気づいた全員(玄関で転がっているヤクザを覗く)が音が出ている黒い玉の前を集まった。もう1人のヤクザが俺の事を睨んでいるが無視することにした。それ以外の人達は皆銃を持っている俺に怖がっているのか近くに来ないし、若干俺を怖がっている。ただ3人を覗いて。

1人はさっきの女性だ。俺が助けた時あとからずっと一緒近くにいる。俺が守ったからか、俺には何の警戒もしていないが、それ以外の人に対しては、怖がっているようだ。もう1人は加藤くんだ、彼はさっきの俺の行動で、俺の行動をやりすぎだという非難の目でじっと俺を見ている。そして最後に、西丈一郎だ。彼は、さっきの俺が銃を出したあとからずっと見ている。疑惑と期待が混じっているような目であった。そして音楽が止まり、やがて文章が浮かび上がって来た。

 

てめえ達の命は、

無くなりました。

 

新しい命を

どう使おうと

私の勝手です。

という理屈なわけだす。




初投稿となりますがどこか変なところがあれば修正します。
また、あまりよくわかっていないのですが、多機能フォームの使い方をどなたか教えていただけると嬉しいです。
こんな感じですがそれでも良ければ、よろしくお願いします。
あと教えて欲しいのですが、ネイトはどんな感じで荷物を持っているか分からないのでとりあえず僕の想像でPip-Boyは、4次元ポケットみたいな感じで物の出し入れ可能なデバイスだとします。今回はそうさせていただきます。
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