とばされて☆幻想郷   作:DAMUDO

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あらすじ。

ラストバトルだ!!

紅い雨が、時計の針が。

以上


紅魔郷!姉妹愛と…。

霊夢の目の前に紅い弾幕の雨が迫っていた。

「こんなの洒落にならないでしょ!!」

降り注ぐ弾幕を掻い潜りながら回避する。しかし、

「っく!!」

これまでとは比べ物にならない数の弾幕を回避するのは難しく、少しずつかすっていく。

「不味いわね、封魔陣!!」

スペカを使って応戦する。

かろうじて、霊夢に向かってくる弾幕を結界と札で霧散させる。

しかし、これが何時まで続くのかわからない。

 

「もらったわぁ!!」

 

レミリアがグングニルの矛先を向け、霊夢に向かっていく。

「やっばいっ!」

レミリアが向かってくる方向に結界を動かし、力をこめる。が、しかし。

「そんなの、無意味よ!」

バッリーン

「なっ!?」

結界は易々と破られて、そして、

ズブリ

「っぐ!!」

霊夢の右脇腹にグングニルの矛先が沈む。

 

 

 

 

 

 

「…痛いじゃない。」

「え?」

グングニルの手応えがおかしい。確かに肉に刺さった感触じゃない。金属的な何かに当たった感じ。

霊夢が不意に後ろに下がる。その反動で服が少し破ける。

「っわ!」

思考に耽っており力を籠めていたので、不意に後ろに下がられてバランスを崩す。

グングニルが服から離れ、その中から、

ポロッ

陰陽玉がこぼれ落ちた。

 

「倍返し……♪」

 

こぼれた陰陽玉を蹴ってぶつける。繋ぎ目から光が放たれて爆破した。

ドカーン!

「ああああぁ!!」

レミリアは爆風により吹っ飛んだ。その体にはかなりの傷をおっており、ダメージがうかがえる。

「…まだまだ行けるわ!え?」

レミリアが体制を建て直し、反撃に移ろうとしたとき。

 

「夢想封印」

 

静かな声とともに、大きな球がこちらに飛んできた。

「……!」

レミリアは何も出来ず、そのあとの運命に身を任せた。

ドカーン!

霊夢の目の前で夢想封印の餌食になったレミリアがいた方向とは別の位置からも爆発音が聞こえた。気になり、その場所を見てみると。

 

「………ッ。」

「そっちも終わったの?なら今度は貴女と遊べるのね♪」

 

フランの腕の中には魔理沙が力なくブランっと抱えられていた。

「魔理沙!」

霊夢はすぐさまフランに向かって行く。

「あは♪楽しくなってきた♪」

フランは魔理沙を放り投げて霊夢を待ち構えた。

 

 

 

魔理沙とレミリアの二人は紅魔館の天井の穴へ落ちていく。このままでは地面に激突してしまう。

 

「美鈴、レミリアを頼む!俺は魔理沙を!」

「おまかせください!!」

上空の戦いを見ていた二人が落ちてくるのを確認して紅魔館へ急いで入っていったのだ。

「うおおお!…ナイスキャッチ♪」

「こっちもです!」

なんとか二人を受け止めることに成功した。

そして、二人を安全な場所に運ぶ。

「おーい、魔理沙。大丈夫か?」

とりあえず声をかける。

「うっ、ううん…クロ、か。」

「おう、意識はあるな。」

「へへっ。カッコ悪いとこ見せちまったな…。」

「生きてるだけで充分かっこいいよ。」

「その通りね。」

いつの間にかレミリアが復活していて、話に入ってきた。

「フランを相手に生きてるだけで、充分すごいってことよ。流石に、あの巫女でもフランに勝てるかどうか。」

「…勝つよ。霊夢なら勝てる。」

「…わからないわね。貴方とあの巫女はそんなに長い付き合いでもないでしょ?そんな相手のことなんて簡単にわかるわけないじゃない。」

そう言ってレミリアは目を落とす。

「そう言う私だって妹の気持ちを…なにも…。」

「…あー、確信がある訳じゃないんだ。ただなんとなくなんだよ。」

レミリアの目は、まだわからない。っと訴えていた。

「うんとね、俺は魔理沙みたいに霊夢と長い間いた訳じゃないよ。てか、本当に最近知り合っただけで、好みとか何にもわかっちゃいないんだ。」

俺の話に美鈴や魔理沙まで聞き入っていた。

うわぁ、またこれか。恥ずかしい。

「こう、何て言うか~、時間じゃないんだ。え~と、うがががああああ!」

とりあえず奇声をあげて誤魔化す。

「つまりね!俺は霊夢と少しだけども一緒に戦った仲間なんだよ!そいつを信じたいんだよ!わかる!?」

とりあえず誤魔化す。俺のヘタレ!

「え~と、よくw「なにも聞くな!」…。」

「なにも…聞かないでくれ。」

俺の気持ちを汲み取ってくれたのか、皆が上で戦っている霊夢とフランドールを見つめている。

 

今度、国語の勉強をしなおそう。

 

 

 

 

 

 

 

「あたれぇ!」

霊夢は両手で二種類の札を放つ。一つは真っ直ぐ飛び、もう一つはフランドールに向かって軌道を変えるホーミング仕様だ。

「なにしたって無駄だって☆」

フランは札の特徴を気にも止めずレーヴァテインで凪ぎ払う。

「ねえねえ、他の攻撃はないの?私、飽きてきたよ。」

フランの不満そうな言に霊夢は唇を噛む。

「そっちから来ないなら…私からいってあげる!!」

フランはスペカを構え、そして発動する。

 

──禁忌「フォーオブアカインド」──

 

フランドールが四人に増えた。

「ッ!なによそれ!」

その光景に霊夢は驚愕する。

『あははははは♪』

四人のフランが一斉笑い声あげ、弾幕を放つ。

その光景、さながらホラー映画である。

「なんて数なの、っ!ああ、もう!」

霊夢は旋回しながら回避していく。何度か被弾しそうになるが、お祓い棒ではたき落としたり、結界を張ったりして、何とか耐え忍ぶ。

「えーい!」

「ッ!」

フランの一人がレーヴァテインを霊夢に振りかざす。

それをお祓い棒で受け止める。

「いまね!」

もう一人のフランが霊夢に切りかかってきた。

霊夢は札を向かってくるフランに放つ。

それを凪ぎ払うフラン。

その間に霊夢はお祓い棒を使い、今つばぜり合っているフランの後ろに回り込み斬りかかってくるフランに蹴り混む。

「きゃあ!」

「うわぁ!」

ドン!

そして、ぶつかり合って落ちていく。

「封魔陣!」

封魔陣を使い、弾幕を放っているフラン達を攻撃する。

「よっ♪」「当たらないよ~☆」

しかし、避けられる。

「…それでいいのよ。」

霊夢は片方のフランに向かっていく。それと同時にもう片方のフランに、

「夢想封印!」

夢想封印を放つ。

大きな光球がフランに向かう。

フランは避けようとするが、光球はこちらに向かってくる。ホーミング仕様だ。

「はっ!」

フランとの接近戦に持ち込む。

霊夢はどんどん積極的に攻めていく。

咲夜と戦った時に自分は接近戦がうまくいかないのがわかったため、ここで自分から果敢に攻めていく。

「うっ、くぅ!」

フランは押されている。

なんとか、霊夢に斬りかかろうとする。

「隙見っけ♪」

片方のフランが帰ってきた。そして、レーヴァテインで斬りかかる。

「思い通り過ぎてこわいわ。」

霊夢は背中から倒れ混むように、落ちていき回避する。その時に懐からあるものを取り出す。

ギィン!

二つのレーヴァテインがそれに当たる。

「「え?」」

それは、光を放つ。そして、

 

陰陽玉は爆発した。

 

ドーン!

「…終わったかしら?」

霊夢はさっきの場所を見つめる。そこには、

「あああああぁ!!」

目は虚ろになり、叫び声をあげるフランドールがいた。

その姿は痛々しく、立っているのも限界だろう。戦いへの執念だろうか?どちらにしろ、はやく終わらせるのが彼女のためであろう。

「さて、最後に一発、キツいのぶつけてあげるわ。」

「があああ!」

フランドールがこちらに突撃してきた。

反撃など考えずに、ただ破壊のための行動。その姿に霊夢は畏怖する。もう、これといって力の残っていない、少女の姿に。

 

「夢想封印」

 

霊夢の周りに大きな光球が現れる。

そして、フランドールに向かって、

「あああぁぁぁ…。」

「お疲れさま。」

放たれる。

光球はフランに当たり、押し流す。

そのまま、紅魔館に向かっていった。

ドカーン

そして、その中に崩れ落ちていった。

 

 

 

「……負けちゃったのね。」

「……そうだな。」

 

ドカーン

 

その音と共にフランが落ちてきた。

大広間の奥にある階段の上だ。

「フラン!」

レミリアは落ちてきたフランに向かって走っていく。

口では妹に冷たく言っているが、本当は心優しいお姉ちゃんなんだろう。

とりあえず、見守っていよう。

「フラン!大丈夫!?」

「……ううぅ、お姉、様?私の、心配を?」

「何よ、別におかしくないでしょ心配したって!お姉ちゃんなんだから!」

「でも、私、閉じ込めて、私が悪い子で、迷惑、ヒック…掛けて。」

フランの目に涙が浮かぶ。

「ごめんなさい。私が悪いのよ。貴女は…なにも…。」

つられて、レミリアにも涙が。

「お姉様ぁ…。」

「フランっ…。」

互いに少し相手のことを思うが為の勘違い。それが大きな鎖となって、いつしか解くことができないモノになっていた。それが今、ほどけたのだ。

姉妹は互いに抱き合う。今度こそ確りとした愛を感じて。

「うぅ、よかったですぅ。」

美鈴が、泣いている。

「あ~あ、みてらんねーぜ。」

魔理沙は自分の帽子を深く被っている。その声は少し震えていた。泣いてるな、こいつ。

「行きにくいわね。」

霊夢がぼやく。

 

ピシッ

ん?

バキッ!

紅魔館の天井が崩れ落ちた。

さっきまでの騒ぎだ。いつ崩れてもおかしくはなかっただろうが、このタイミングは酷いだろ。

大きな一枚板の岩板が吸血鬼姉妹に向かって落ちていく。

「フラン!」

レミリアがフランに覆い被さる。庇おうというのだ。

しかし、あれが直撃したら、あれほどダメージを受けていた吸血鬼なら無事てはすまないだろう。

 

ダッ!

クロは走る。誰よりも早く。ただあの場所へ。

やっと近づいた姉妹の距離。これから、彼女達には明るい未来があるというのに、ここで終わらせるわけには、いかない!

 

「レミリアぁ!!手を伸ばせ!」

 

階段をかけあがり、叫ぶ。

「っ!」

レミリアはその声に応じ、手を伸ばす。

パン、グッ。

クロは手をつかみ、レミリアを押し退けた。

レミリアはフランを抱えながら飛ばされた。

クロは勢いが止まらずそのまま、瓦礫が落ちる場所に。

 

「クロぉ!!」

 

ドシーン!

誰か叫んだか。

「嘘だろ…?」

その声と共に

「く、クロ、さん?」

瓦礫が落ちてきて、

「あ、ああ…。」

クロの命はここで尽きた。

「……バカぁ…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ご安心を。」

急に声がして、そちらの方を向くと、

「これで一件落着ですね…♪」

咲夜がクロを抱えて立っていた。俗に言う、

お姫さまだっこ

である。

そして、クロは気絶していた。

 

 

このあと、クロは皆に叩き起こされてボコボコにされたのは言うまでもない。

 

 

 

 

『号外!新たな異変解決者!?』

今回起きた、「紅霧異変」ですが、これを解決に導いたのは、博麗の巫女・博麗霊夢と、普通の魔法使い・霧雨魔理沙。さらに、もう一人いたことが判明。

その名を

黒影 クロ

幻想のクリーニング屋

です。

今後彼の活躍にも期待しましょう!!

 

 

 

「マジで?」

 

 

 

 




どうですか?
出来に心配せずにいられない!DAMUDOです!
うわぁ、なんか、恥ずかしい。書いてて。
まあ、頑張りますよ~!
さてさて、そろそろ新しいモノを書こうかね♪
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