魔理沙、咲夜、クロ。
出動。
俺は今まで、こんなに空を自由に飛びたいと思ったことはない。
「ぷ~クスクス♪な~に、クロってばまだ空を飛べないの?バカね~♪」
何故にチルノにバカにされにゃあならんのだ。
「おい、チルノ。それは酷いぜ。クロだって好きで飛べない訳じゃ無いんだからな。」
ナイスだ魔理沙!こんな優しい子が娘だといいな。ん?おっさんみたいだな、俺。
「しかし、言われてみれば空を飛ぶすべを身に付けた方がこれから便利ですよ。毎回毎回、魔理沙の箒に乗せてもらうわけにはいかないですし。」
…そうですよね、ごもっともです。自分は甘えていました、すみません。
「わかりました。努力してみます。」
「よろしい。」
なんだか、咲夜さんの言葉は耳がいたいね。的確なんですもの。
「で?あたいになんかよう?」
「あ、そうだ。お前さ、冷気を操る能力だよな?」
「そうだけど?」
「なら、何処が一番寒いかわからないか?」
「そんなの、最強のあたいにかかったら昼、じゃなくて朝飯前よ!」
お!チルノが間違いに気づいた。最近、知能が上がったような。
「それなら話が早いぜ!早速その場所を教えてもらおうか。」
「タダで教えると思う?バカね~、そう簡単に教えるわけないじゃない♪」
「お?」
うわ、魔理沙が少し怒ってる。
「弾幕ごっこよ、霧雨魔理沙!あんたには、前の異変の時に邪魔されたカリがあるからここで返してあげるわ!」
まだ、根に持っていやがったのか。
「いいぜ、相手してやるよ!」
魔理沙、大人気ないぞ。
『勝負!』
『決着!』
はや!
「ふふふ、妖精ごときがこの私に勝とうなんて百年早いぜ♪」
…本当に大人気ないな。初っぱなマスパはねーだろ。前言撤回、俺こんな子、娘にいらね。
「う~、勝てると、思ったのに~。」グス
「お~、よしよし。お前はよく頑張った。あれはないよな。」
チルノが泣きそうだったので慰める。
見ていてホントに哀れだった。
…最近、ちっさい子のお守りが上手くなってきている。
「でも、もう泣き止もうな?チルノは強い子だろ?負けたからってうじうじしてちゃダメだろ?時間はあるからまた、強くなって魔理沙も見返そうな。」
「グス…わかった。」
そういうとチルノは顔を俺の服にゴシゴシと擦り付ける。
涙や鼻水を拭いてる。服は汚れるが、仕方ない。
顔を離すと、チルノはすぐに無邪気な笑顔を浮かべた。
「強いな。」
俺はチルノの頭を撫でてやる。俺もあれぐらい・・・今更だな。
「まあ、約束だからね。教えてあげるわ。感謝しなさい!」
そう言って、チルノはある方向を指差した。
「あっちに、とても冷たいモノがあるわ。」
「おう、ありがとう。行くぞ。」
俺達はその方向に向かって行く。
「気をつけてねー!」
チルノの声が聞こえたので俺は右手でガッツポーズを掲げた。
段々と寒くなっていく。
「あれか?」
その原因、いや黒幕が見えてきた。
青と白の服と白い帽子を着けた女の人がいた。
「妖怪かな?」
「そうだとしたら、今回の異変の容疑者ね。」
黒幕だろ?
妖怪娘はこちらに気付いた。
「貴方たちは、誰かしら?」
「正義の味方!霧雨魔理沙だぜ!」
「普通の魔法使いだろ。俺は黒影クロだ。」
「ああ、幻想のクリーニング屋の。新聞で見たわ。」
あの、文屋ぁ!どうしてくれる!初対面の妖怪に知られていて、もう取り返しがつかねぇよ!!
「貴方たち、なに普通に仲良く自己紹介してるのよ。彼女は敵よ?」
そう言って、咲夜は武器を構える。
「あら?ノリが悪い人もいるのね。つまらないわよ?まあ、いいわ。」
この場所の温度がガクッと下がったように悪寒が走る。
「私の名前はレティ・ホワイトロック。雪女よ。」
言うないなや。右手にスペカを召喚し、発動する。
──冬符「フラワーウィザラウェイ」──
空に花が咲いた。
雪の花弁をした、透き通った刃のような美しい花だ。
そして、その花たちは獲物を見つけた蝙蝠の如く標的へと飛んでいく。
「暗く冷たい獄寒で永久に眠りなさい。」
「魔理沙、一時の方向にに二秒半進んであいつに向かえ。」
「了解!」
「咲夜さん。」
「わかってるわ。」
「流石。」
魔理沙は指示通り、進む。
すると不思議、弾幕自信が逃げるかのように弾が当たらない。
「なんで!?」
レティは驚く。自分の技が当たらないからだ。
スペカとは、使用者が自分の能力をフルに使い作り出す。
ゆえに、こうも簡単に避けられると、精神的にキツいものがある。
簡単に言うと、自分の自信作の料理を一口食べただけで「不味いわ!」と言われて、テーブルごと引っくり返された。
それぐらいショックなことだ。
「咲夜さん、今です!魔理沙、あっちね。」
シュン
レティの前にメイド服を着た悪魔がいた。
人間とは思えぬ殺気で一瞬怯む。
そして、突然、自分を囲む現れたナイフが飛んでくる。
「ッ!!?」
ありえない。おかしい。
そんなことを考える前に、
避けなければ、死ぬ!
脳が信号を伝える。
危険を感じたレティは無理な格好でかわす。
咲夜は言っていた。この技をかわすのは至難の技と。
それをそこらの一妖怪がかわせるか?
無論、不可能ではない。
しかし、この状況ではそんなことは問題ではない。何故ならこの攻撃は、
「マスター…スパあああああああああク!!」
わざと回避させ、この必殺の一撃を確実に当てるためである。
「きゃああああああああああ!」
雪女は白い光のなかに消えていった。
「すみません、私は犯人ではありません。」
ボロボロの雪女を地面に正座させて、周りを囲む3人。
「それならなぜ、私達に攻撃してきたの?」
あれ?あんたが武器を構えたのが始めじゃない?勝手に異変の犯人と決めつけて。
「いや~、長い冬でテンションが上がっちゃって。」
あー、それわかる。テンションが上がったような感覚でしょ。
今回も味わいたいけど、空にずっといそうだからな。走れそうにないな。空飛びてー。
「貴女が異変の原因ではないのね。なら【春】を持ってる?」
「ああ、これですね。」
レティは懐から何かを取り出す。手のなかにはピンクの結晶があった。
「なにこれ~?」
「【春】よ。パチュリー様の話ではこれを誰かが集めているせいで、春が来ないのだとおっしゃっていたわ。」
「へ~、そーなのかー。」
「貴方たち、バカにしてるでしょ?」
「「ぜ~んぜん。」」
咲夜さんが怒ってらっしゃる。この人いじるの楽しいなー♪
「…もらっていきます。それでは。」
「おい待てよ!クロ、早く!」
「お、おう!レティさん、また何処かで。」
俺は魔理沙の後ろ側にのる。
咲夜さんは先に行ってしまったようだ。
「拗ねてるな。」
「変な人たちだったわね。」
そう言ってレティは雪となり、何処かに消えた。
呼ばれて飛び出てDAMUDOです。
レティさんのキャラが定まりませんな~。
あと、タイトルと内容が合わないことがあるのはよくあることです。
さて、DAMUDOさんは今、感想を募集中!
面白かったとか、簡単なことでも全然問題なし♪質問でもok
読者に優しいDAMUDOです。
\キャーダムサーン/