咲夜「私にまかせて先に行けぇ!!」
以上!
私はお前でお前は私なの?
そうだな。私はお前だな。
ならなぜ私を支配する?
私は生きたい。
私も生きたい。動きたい。
私は私をてにいれる。
なら私は私なりの方法で取り返す。
やれる?
やる。あの子なら、ね。
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長く続く階段の途中。そこではメイドと騒霊達が戦いを繰り広げていた。
騒霊姉妹達の猛攻をくぐり抜けて有利な位置にたち、着々と攻撃回数を積み上げていくメイド。その姿は完全な勝利のビジョンが見えている策士のようであり、戦いのギリギリの所を楽しんでいる戦闘狂にも見える。
普段の彼女なら前者だが、今日の出来事が無意識の部分を興奮状態していたのだろう、後者となっていた。
ああ、楽しい。この感覚は久し振りだ。
最後に感じたのはいつだろう…。ああ、あの時か…霊夢達が紅魔館に来て私達を打ち負かした時以来ね。懐かしい、霊夢と全力で戦い接戦をした。あの時と比べると少し楽しくないかもしれない。そう思うとなんだか楽しく無くなってきた。
「はやく終わらせましょうか。久し振りにいい運動になったわ。」
「なによそれ?私達じゃ相手にならないって言うの?」
「なめんなー!」
「姉さん、あれやろう!」
姉妹は咲夜から距離をとって集まり、
──大合葬「霊車コンチェルトグロッソ怪」──
一枚のスペルカードを発動した。
姉妹達の周りから色とりどりの点と黒い線が現れ始めた。
それは徐々に意味を持つものになっていく。それは空に書かれた楽譜になった。
『さあ、聞き惚れなさい!』
三人はそれぞれの楽器で音を奏で始めた。
それを合図に音符から大量の光の弾が現れ弾幕となり咲夜に襲い掛かる。
その景色は、ライブの演出のように情熱が籠っており、メロディーによりその姿を変えていった。
「なかなかいい曲ね。この仕事の後にお嬢様にも聴かせましょうか。」
そう言って咲夜も一枚のスペルカードを発動させた。
「・・・。」「・・・ふぁ~。」
クロが欠伸をした。
よっ!みんな元気か?霧雨魔理沙だぜ☆
今私はクロと一緒にこの階段の先にあった場所を探索して、先のほうにある大きな木に向かっているぜ。
あの木に沢山の【春】が集まっているんだ。まるで桜が咲いてるかのように綺麗だぜ。
「なかなか綺麗だな。…急に花見がしたくなってきた。」
私の隣で喋っているのがクロだ。強くはないけど負けない不思議で変な奴だ。
それにしても、こいつは女の子と二人で夜道(暗いだけで夜ではない)を歩いているのに緊張しないのか?ホモなのか、女に飢えてないのか、意識なんてしてないのかわからないぜ。きっと、意識してないだけなんだろうけど、こっちはしてるんだぜ?私だけバカみたいじゃないか…。
「なあ、魔理沙。」
「…!な、なにかようか!?」
いきなり話しかけるな!
「いやぁね、この異変終わったら宴会じゃん?魔理沙はなに食べたい?」
「へ?そーだなー、・・・キノコ?」
「キノコ料理か、…面白そうだな。」
キノコ料理って面白いのか?
「・・・。」「・・・。」
また、沈黙か。
私のばか!また気まずくなったじゃないか!そこでもっと話を広げりゃいいのに何でしないんだよ!あ~もう!!
魔理沙が頭を抱え始めた。
いったい何があったんだ?なにか俺変なこといったか?
…しかし、キノコ料理か。幻想郷には見たことない種類も有るんだろうか?椎茸とか舞茸とかあるよね?以外に松茸がゴロゴロあったりして。トリュフは…ないな。
次の瞬間、完全で完結な純粋無垢な、ただただ【殺意】が向けられた。
俺は頭が真っ白になりながらもひとつの行動を従順に行った。
その殺意がくる方向、俺と魔理沙の後ろがわに向き、魔理沙を庇う形で前に出て咲夜さんに返し忘れていたナイフを構えた。
同時に、ナイフから強い衝撃が走ってきた。それに対抗しようと力を込めるが直ぐに衝撃は消えてしまった。ナイフは弾かれていない。しっかりと握っている感触はある。なぜなのか?
ナイフの刃の部分が綺麗に無くなっている。いや、切られているからだ。
刀で。
「っ!!」
そして、すぐに腹に強い衝撃が走った。
そして、足が地面から離れて浮く。
そのまま、空へと打ち上げられた。
「わああああああああああ!!」
「ちっ!殺し損ねましたか。」
クロが明後日方向に飛んでいった。それにより、前方の視界が広がり、クロを攻撃した相手の姿が目に写った。
「しまった!どこの誰で目的を聞くのを忘れていました!」
緑の服に白髪のショートカット。刀を持っていて私と同じぐらいの年の女の子だ。彼女の周りには白い、なんだ?魂みたいのが飛んでいる。
「…まあ、いいですか、貴女も目的は同じでしょうから貴女に聞きます。」
そう言って、彼女はもう一本刀を抜いて構えた。二刀流だ。
「私の名前は魂魄妖夢。この、白玉楼の庭師をしているものです。貴女は何者ですか?」
「イテテテ。」
吹っ飛ばされた俺はムクッと立ち上がってみせる。メチャメチャ痛い。
ドラクエのバシルーラってこんな感じなのか?
「ここは何処だ?」
周りを見渡すと、そこは和風のお屋敷の庭みたいな所だった。と言うか、近くに目指していた木がありました。
「クソ、あの白髪ちゃんめ、こんな所に飛ばしやがって。あ~あ、咲夜さんのナイフが…殺されるかな?」
とりあえずしまっておこう。さて、ここら辺の探索でも、
「あら、貴方は誰かしら?」
できそうにないです。
声の聞こえたほうに顔を向けると、お屋敷の縁側に青い服を着た、ピンク色の髪をしている女の人がいた。うわぁ、すげぇ美人…。
「ちょっと、聞いてるの?貴方はだあれ?」
「え、あ、クリーニング屋です!」
やっちゃった!自分でまた言っちゃった!
仕方ないじゃん!これぐらいしかやり過ごす方法思い付かなかっただもん!
「え?クリーニング屋?妖夢が頼んだのかしら?」
妖夢?あの白髪ちゃんのことかな?
話は合わせておくか。
「そうです。妖夢さんに頼まれて、ここの家事全般のお手伝いに来ました。」
「助かるわぁ♪ちょうどお腹がすいていた所なのよぉ~、妖夢はいないし。何かお願いできるかしら?」
「はい、喜んで!」
「じゃあ、早速入って入って♪」
侵入成功かな?
「あ、貴方名前は?」
「黒影クロです。」
「へ~クロって言うの。私は西行寺幽々子って言うの、この白玉楼の主をしているわ。よろしくね♪」
・・・このピンクさん、どうやら黒幕っぽいですよ。
DAMUDOですよ☆
もうすぐ妖々夢も終盤です。楽しくなってきたね♪
・・・唐突ですけど、このお話って面白いですか?お気に入りにしてくれる人がいるってことは見るに耐えない物じゃないと思うんですけどね…。どうなんでしょう?
私の基準では、暇潰しに最適だわぐらいあると嬉しいんですけどねぇ。
まあ、現実は小説より厳しくて、奇怪なモノってことですよね。
それでは、また会う日まで!お疲れ様でした!