平和的なラスボス
ほんわかムードの主人公
魔法使いは重症
メイドと庭師は戦い始める
ここは名もなき一つの場所。
そこには一人の妖怪のみが出入りしていた。
彼女はこの場所を創った本人だ。彼女しか知らないのは頷ける。
彼女は一人、一つの球体に映る景色を見ていた。
そこには、眩しく光る西行妖の姿があった。
「さて、貴方はどうやって幽々子を救うかしら?」
球体の映像の光に彼女の金色の髪は反射して輝き、彼女の笑みをいっそ妖艶なものえと昇華させている。
「こっちの子はもう少し待ってくれるかしら?せめて、この結末を見届けるだけの時間は欲しいわね。ふふ♪」
球体の映像は切り替わり、そこには一人の巫女が映っていた。
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ああ、そういうことね。そうだったのね。
幽々子は一人、西行妖の根元にいた。
封印が解かれ復活した西行妖の根元にそれはあった。幽々子の探していたものだ。
しかし、幽々子の顔には追い求めたモノを見つけたときの顔ではなかった。
ハハ、ハハハハハ。
目は虚ろになり、焦点は合わず瞳孔は開いていた。
絶望
そんな弱々しい体から単調な笑い声が発せられる。
ハハハハハッアハ、ハハはぁ、あ、ああぁ。
笑いは恐怖へと変わる。
西行妖の根元にあるそれは、幽々子の記憶を蘇らすには事足りて、精神を壊すのには残酷なモノだった。
あ、ああぁ、いや、あぁ、いやぁああああ!!
昔はさぞ高価であったであろう着物で身を飾ってある死体。
桜色の髪をしており、首には刃物で切り裂いたあとがある白骨化していない女性の死体。
普通なら骨なっていてもおかしくないくらい長い時間隠されたそれは。
ああああああああああああああああ!!
西行寺幽々子。その人の死体だった。
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屋敷を出て西行妖に向かうクロ。
目的地はすぐ目の前にあった。
「もうちょいか、…なんだか嫌な予感がするな。急ぐか。」
クロはスピードをあげた。
自分を待っている一人の亡霊のために。
そして、西行妖の近くに着いた。
「あれは、幽々子か。」
西行妖の根元に一人、ポツンと立っている幽々子を見つけてそばに駆け寄る。
近くに来たところで、幽々子がこちらに振り向いた。
「幽々…!」
振り向いた幽々子の目は虚ろで、涙をこぼし頬を濡らしていた。
絶望に満ちたその顔には不気味な笑顔があった。
「お、おい。お前、どうしたんだ?いったいなにがあった?」
「ふ、ふふふっあはっあはっハハハハハ」
「!!」
幽々子はさらに不気味な笑い声を発する。
らしくない幽々子の行動に混乱するクロだが、幽々子の後ろ、西行妖の根元にあるモノを見つけた。
「死体…おい、これって、なんッ!!」
死体について聞こうとしたクロに幽々子は扇子を向ける。
「シネ」
クロはとてつもない不快感に襲われる。
粘着性の強い煙で全身を包まれたような、死神の手に握られているような感覚。
それは、【死】を象徴している確かなモノだった。
「っ、ぐあっ!し、死んで…たまるかよおお!」
クロは見えないなにかを振り払おうと必死にもがく。
すると、その感覚はなくなり清々しい空気が肺を循環する。
「ゲホッゲホッ、あぁ…何だよ今の?能力かなんかか?」
ゆっくりと立ち上がりに幽々子を睨み付ける。
目に映る幽々子は壊れた人形のような笑顔でこちらを見下ろしている。
「死に誘う感じの能力か?ザキやデス、ムドオンみたいなものか。何にしろ、シロの能力に感謝しなきゃだな。」
「ふふっクククッ」
「…ごめんな、幽々子。そんなんになる時にそばにいてやれなくて、いきなり約束破っちまった。…せめて、お前を救わせてくれ、絶対約束は守るから!」
幽々子は無気力に宙へと上がり、両手にある扇子を片手で開く。すると、周りに弾幕は放たれ互いに均等な距離をとったまま静止した。
クロへと扇子を扇ぐとそれに合わせて弾幕がクロへと向かう。
西行妖が幻想的に輝く側で、二人の戦いが始まった。
お疲れ様で~す♪
DAMUDOですよ~。
台風怖いですね。幻想郷にも台風ってあるんでしょうか?
それはさておき、最近の私生活のお話しをしますと、
自宅には見えない住人がいるんじゃないかって感じるこの頃。
・・・私も幻想入りしたいですね~。
もし行けるなら…命蓮寺メンバー好きですけど、行くならやっぱ紅魔館ですかね~♪
地霊殿も捨てがたいですけど。
それでは、皆さんまた会う日まで!