とばされて☆幻想郷   作:DAMUDO

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あらすじ

萃香は暗いところが苦手

ミスティアは犠牲になったのだ

以上




里の番人と黒神

「ここから真っ直ぐ行けば出口です」

「おお、そうか!道案内ありがとな!」

「いえいえ、お二人のお役に立てて嬉しいです♪」

「リグル、ミスティア、それじゃあまた!この異変終わったら遊びに来な!」

「はい!」「よろこんで♪」

 

俺──クロと萃香は森の中の捜索を終え、森から出た。

道案内をしてくれた、リグルとミスティアに別れを告げ飛び立つ。

 

「結局、森には何も無かったなー。で、次はどこいくの?」

「リグル達の話によると、この先に人里があるらしい。そこに向かう」

「ラジャー」

 

俺達は次の目的地、人里へと向かった。

 

───────────────────────

 

またこの感じかよ。

 

「おいクロ!人里なんて何処にもないぞ!?」

 

なんで今回は不思議現象が度々起こるかな?

驚いて欲しいのか?生憎だが、今はハロウィンじゃないからお菓子はやらんぞ。

 

「また、誰かの仕業だろ?人里って事は妖怪の仕業って可能性は低いとは思うが……」

「正解だ。私の生徒だったら花丸をあげてやりたいぐらいだ」

 

……ああ、来ましたか。さて今回はどんな人?

声の主を探そうと首を動かすと、突然弾幕がこちらに迫ってくるのが目に入った。

 

「萃香!!」

「え、なに?ってあわぁ!!」

 

気付いていなかった萃香に声をかけて弾幕を回避する。

 

「しかし、お前らが里を狙っている以上、成敗してやらねばな!」

 

青系の服装で身を包む女性がいた。

髪は長く、顔付きは幼さを残していた。

しかし、長年生きている事実を彼女の顔付き、立ち姿から感じとった。

 

「なんだお前!」

「貴様ら悪党に名乗る名は無い!」

 

そう言うと女性は短剣を取りだして迫ってきた。

 

「せめて話し合いぐらいしようや」

「!?」

 

俺は穢れを具現化し、刀の形に形態を変化させ、彼女の短剣を受け止める。

 

「俺の名前は黒影クロ。ただの何でも屋だ」

「貴様らの言葉など聞く耳持たん!!」

「うわぁ!」

 

彼女は腕の力を弱めて後ろに下がった。

そのせいで俺はバランスを崩しながら前えと体制を崩す。

その瞬間、腹に痛みが走る。蹴られた。

 

「っく!やるな、あんた。確かな腕を持ってるなら名前ぐらい聞きたいね戦士として。」

「……まあ、いいか。教えてやろう、私の名前は上白沢慧音だ!」

「へえ、慧音ね」

「満足か?ならば、死ね!!」

 

再び慧音が斬りかかってくる。

俺は軽々と受け止める。

 

「接近じゃ俺には勝てないぜ?」

「そんなことわかっている!」

 

慧音はもう片方の手から光弾を作り出し近距離で俺に放った。

光弾は直撃し腹部から煙がけむりが上がる。

 

「残念♪」

「!?」

 

直撃していたのは腹部ではなく、穢れで作られた壁だった。

 

「さあ、次は俺からだ」

 

俺は腹の前にある黒壁の形を変化させる。

中央を天辺にし山の形にし、幾つもの針を生やした。

つまり、針山だ。

 

死山呪兎贄(しさんじゅうに)

 

針は凄まじい速さで伸びる。

慧音は一番最初に届く針を短剣で防ぐ。

 

「くっ!」

 

短剣が火花を散らしながら慧音は後方へと押されていった。

 

「ぬぅ、はあっ!」

 

腕に力を込め針の先端を折る。

そのまま、針山に沿ってクロに向かう。

 

「くらえ!」

 

近づいてきた慧音の手には一枚のスペルカードがあった。

 

──国符「三種の神器 剣」──

 

スペルカードが砕けると、慧音の持っていた短剣が形を変えて剣へと姿を変えた。

その剣を俺に降り下ろす。

俺は黒針を作り出し、攻撃を防ごうとする。黒針は盾の意味をなさなかった。

 

「ぐぅ……!!」

 

黒針はスパッと切れ、剣の刃はクロの胸を掠めた。

 

「あーあ、服が……。家帰ったら直すか」

「随分余裕だな。そんな事では簡単に足元をすくわれるそ」

「え、なに?心配してくれてるの?」

「誰が!!」

 

再び慧音は突っ込んでくる。

 

「はあ、あんまりやりたくは無かったけど。やるか!」

 

俺は光弾をばらまく様に慧音に放ち弾幕を作った。

さらに、禍津玉を作り慧音の側に移動させレーザーを放った。

 

「こんな物でッ!」

 

剣を薙ぐと斬激が放たれ、弾幕の一部分を消し飛ばした。

 

「ありゃ、そんなことも出来るのか。なら……」

 

俺は禍津玉の数を増やし、それからも光弾を放った。

慧音を囲いながら攻撃を浴びせていく。

 

「ちぃッ……!」

 

慧音は攻撃を避けながら斬激で禍津玉を撃ち落とそうとする。

斬激は禍津玉を落とすことは出来なかったが、迫り来る弾幕を消し飛ばす事は容易に出来た。

 

「クソッ、なかなか当たらない!ん?奴は何処だ?……囮か!!」

「はいッ大正解!」

 

俺は黒針を向け慧音に突進する。

 

「クロ!ダメだ!!」

 

今まで真剣に勝負を見ていた萃香は危機を感じ、思わず叫んだ。

 

「遅すぎるわぁ!!」

 

完璧なタイミングのカウンター。

ザシュ

黒針の大部分を切り落としながらクロの胸部に剣が突き刺さる。

 

「……う、嘘……だろ?」

 

クロの瞳孔は開き視点は定まらずにぶれる。

 

「あ……あぁ……」

「呆気ないものだな」

 

じわじわと傷口から出た血が服を黒く染めていき、剣にも黒い液体が伝っていく。

 

「ん?黒い……血だと?……ッまさか!」

 

主の意思を失ったはずの禍津玉がくっつき人の形へと変わる。

その一瞬を目撃した慧音の前には黒い人形の黒が襲って来るのが目に写った。

 

「うわっ、ぐッ!」

「本当に呆気ないものですね」

 

人形の黒は慧音にまとわりつき動きを拘束する。

これではスペルカードの発動どころか攻撃することさえできない。

人形の黒が全て剥がれると中から現れたのは、案の定クロだ。

 

「そんなことも出来たのか……」

「出来るんですよ。少し後ろめたさあるので使いたくないんですけどね」

 

何をしたかと言うと、弾幕を作って慧音の注意をそらした。

その時に禍津玉を作った訳だが・・・その素は周りの穢れではなく、俺自身だ。

どうも人間と言うのは穢れの塊らしい。

血とか邪な感情とかがいい例だ。

更に俺は穢れの神様の加護を受けているわけだから、自分自身を禍津にする事も可能な訳だ。

あとは、禍津玉(俺自身)が攻撃をかわしながら、中身に周りの穢れを詰めた偽者でカウンターを誘ったと言うわけだ。

イヤーキタナイ、ホントキタナイ。

 

「いや、自分の信念を貫く為にはその情は邪魔になる。今のうちに克服しておけ」

「アドバイス、どうもです」

 

慧音は無駄だとわかりながらも脱け出そうと試みるが首から下をコンクリートで固めたように動かなかった。

 

「ふぅ、私の敗けだな、……頼みがある。この里の人間には手を出さないでくれ」

 

そう言うと、突然地上に里が現れた。

萃香が「うおっ! 」とか驚いていたが無視だ。

一つだけ言っておきたいことがある。

 

「手を出すなって……俺達は人里に何かしようって訳じゃないんだが」

「え、そうなのか!?私はてっきり人里を襲いに来た妖怪だとばっかり……」

「あ~、……俺は一応人間なんですけど。あと、あいつは鬼だけど人を食おうとするやつじゃないから。少なくとも今は」

「そうだったのか。いや、すまん!気付かなかった自分が恥ずかしい!」

「いや、わかって貰えればこちらも文句は言いません」

「それはありがたい。しかし、人里に一体なんの用件で?」

「それはですね。今、幻想郷で起きている異変を解決したいんですけど、情報が足りなくて……調査というやつです。」

「……なるほど。なぜ異変を解決したいんだ?」

 

少しばかり慧音の顔付きが変わった。

 

「何を疑っているかは知りませんが、正直に言います」

 

俺は腕を上に伸ばして指を立てる。

その先には満ちない満月があった。

 

「月見酒がしたい」

「はい?」

「真ん丸満月で…」

「月見酒がしたい!!」

「うわッ!!」

 

突然、萃香が話に入って来た。

 

「いやークロすげーよ!!よくやったよくやった♪」

「叩くな痛いから」

「……ふふ、ははははッ♪君達は仲が良いんだな。私にも大事な友達が要るからわかる」

「ああ、クロと私は仲良しだッ♪」

「よろしい!では、クロ。君達が欲している情報だが、私に心当たりがある」

「本当か!?」

「ああ。すまないが右手を出させてくれないか?」

「どうぞ」

「どうも。あっちだよ」

 

そう言って慧音は一つの場所を指差す。

そこには、とても長い竹が生えている、竹林があった。

 

「あそこを迷いの竹林と言ってね、あの場所の何処かにある建物に、月の関係者がいるよ」

「あそこか。ありがとう、慧音!」

 

俺は慧音の拘束を解いてやり、竹林へと向かう。

 

「おいちょっと、おいてくなよー!」

 

慧音もあとをおっていった。

 

「まったく、嵐のように来て、嵐のように去っていったな。さて、と……彼らの働きでこの先の歴史がどう進むか見物だ♪」

 

一人いた彼女はそう呟く。

その姿は好奇心に満ちた子どもの様であった。

月光に照らされている彼女はどこか、獣に似た野生に染まっていた。

 

 

 




どうもDAMUDOです。

計画なしにその場その場で書いてると設定やら口調がずれたりしますよね~。
自分の書いたもの見返したりしますけど、恥ずかしい(*ノ▽ノ)!

まあ、頑張っていきたいですね。
あと、他の作品も書こうかな~って思ってたりするんですよね。
そうなると更新速度が遅くなるのは見え見えなんですよね~。
でも他の作者さん見てると私より遅かったりして、なんか行けるんじゃないの?って気になりますww
まあ、やるならオリジナルか何かのゲームかな?ポケモンとか遊戯王とか。
それよりこっちを完結させろって話ですよねwww

そうそう、今更ですけど感想、評価、お気に入り登録、観覧して下さった皆様方。
ありがとうございます。今後ともDAMUDOを応援してくださることを切に願います。
私は頑張る作者です。応援も批判も意見も感想も、全て私の力になると思っています。
どうか今後とも私の作品を見てください。それだけでDAMUDOは幸せです。

・・・今まで適当に後書き書いていて、なに急に畏まってるの!?
とか思ってます?私だって真面目ことは真面目に書きますよ。
時と場合、TPOって奴ですよww
説明になってない?気にしない気にしない。一休み一休み。

以上!DAMUDOでした!お疲れ様♪

※なんでこんなこと書いたのか自分でもわかりません┐('~`;)┌
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