前回のあらすじ!
一人紛争勃発!
以上!
嫌な予感
風が吹き抜ける晴天の日。そんなお日柄の良い日なのだが……
「なんだか、嫌な予感がするわね」
神社の縁側でお茶を啜る少女は苦い顔をしていた。お茶の苦味のせいではない。
博麗霊夢の勘は常識を越えた現象とも呼べる代物。その勘はほぼ間違いなく当たる。
霊夢はふうっと一息吐くと空を見上げる。
雲の白と空の青のコントラストが見事で、今見ている景色を絵にすれば高値で売れるだろうなぁ、と霊夢は思った。
「ん?」
そんな景色にひとつの点。折角の景色に現れた異物に少しばかり怒りを覚える霊夢。何かしら?と目を凝らして点を観察する。
それはどんどん近付いてくるようで、次第によく見えるようになっていく。
人だ。そして、女だ。長い髪をなびかせながら、こっちに向かってくる人物。霊夢には見覚えがなかった。
「え?誰かしら?」
時間が経つに連れて、相手の特徴もわかっていく。
髪は緑色だ。ん?あれは巫女服かしら?と言うことは私の同業者。でも、うち以外に神社なんてあったかしら?
なんて考えていると、彼女は目前まで迫っており、地面へと降り立った。
「……」
やはり、覚えがない。嫌な予感ってのはこれかしら?
「貴女が博麗神社の所有者ですか?」
「ええ、そうよ。それがなに?用がないなら帰ってちょうだい」
「用ならありますよ。私の要望は一つです」
「それは?」
「それはですね……」
「この神社!もといこの土地の所有権を全て私に譲渡することです!」
「却下!」
「・・・ふっふふふ。そう言うとは思ってました。ですが、これを見てもそんな態度を取れますか!?」
そういって緑巫女が懐から一枚の紙を取り出した。写真と言うやつだ。
「遠くて見えないわ。こっちに来なさい」
「あ、スミマセン」
緑巫女はとことこと歩いてくる。簡単に言うこと聞くし、凶暴なやつではなさそうね。
さて、写真には何が写ってるのかと覗くとそこには、
「え!?クロ!?」
ボロボロになっているクロが2本の木製の柱に縄で手を拘束されていた。
縄と柱には札が何枚か貼られており、これで能力が使えないことは想像できた。
でもなんで?クロがそう簡単にやられるような奴じゃないのは私がよく知っている。
それほど、こいつが強いと言うことかしら?
「え!?なんでそんな怖い顔で睨むんですか!?そ、それじゃこの人を返して欲しかったら来てくださいね!それでは!」
言い終わると、脱兎の如く飛んで行ってしまった。私はそれを静かに見送る。
「……はぁ、助けに行くしかないわよねぇ。面倒くさいけど。それに、ケンカを売られたからには、博麗の巫女として買うのが筋よね」
お茶とお菓子を片付けて、出かける準備を始める。
「あの変な奴が飛んでったのは向こうだったわよね。んじゃ、さっさと終わらせちゃいましょ!」
今回は珍しく気合いが入る。
嬉恥ずかしながらもかって参りました!DAMUDOです!
安心してください。生きてますよ。
遅れた理由ですけど、風の話が思い付かなかったんですよね。はい。
でも、もう大丈夫。
それではまた、お付きあい願います!