面白くなってきたぁ!!
紅魔館の大広間
ここでは、博麗神社の巫女・博麗霊夢と
紅魔館のメイド長・十六夜咲夜が戦っていた。
そして、霊夢は敵の攻撃に困惑している。
(いったい何がどうなってるの?)
目の前で起こっている不可解な現象で頭の処理が追い付いていない状況にある。
その現象とは。
「いくら逃げ回っていようが、貴女に勝利はありません。」
奇妙な感覚の後に、
「ッ!!」
十六夜咲夜が後ろにいて、
ヒュン
周りにナイフが浮かんでいて此方に向かって飛んでくる。
「もう…なんなの!!」
霊夢はナイフを全て札で撃ち落とす。
そして、咲夜にも札を放つ。
「しかし、貴女の身体能力の高さに感服するばかりです。」
咲夜は札をかわしながら述べる。
「あんたも人のこと言えないんじゃない?」
そう。咲夜も霊夢と同じ人間だ。
彼女もまた、霊夢逹と同じ選ばれた人間なんだろう。
「素直に受け取っておきましょう。さて、」
咲夜の手には数本のナイフが握られている。
「そろそろ面倒臭くなってきましたので死んでもらいます。仕事が溜まっていますし。」
そして、咲夜の瞳が殺意に満ちる。
「…私も本気を出した方がいいかしら?」
(にしても、あいつの能力はいったいなんなの?わからないことには慎重に攻めてくしかないわね。)
この場の空気が変わる。
そして、彼女逹の戦いは一段階、質があがる。
クロside
──虹符「
美鈴がクロに虹色に輝いた拳を振るう。
「!!こいつはヤバイ!!」
横に飛んで回避する。
ブン
美鈴が空振った拳から多色様々な弾が飛ぶ。まるで拡散弾のように。
そして、先の木々が爆せた。
息つく間もなく追撃してくる美鈴。
クロはわかっている。何処に拳がとどき、何処に散弾が通るのか。
が、わかっていてもしかたがない。拳をかわすのに精一杯で次の一手を考えられていないからだ。
「くらえぇ!!」
──氷符「アイシクルフォール」──
チルノが隙を作ってくれた。クロは後ろに思いっきり飛び退く。
チルノから大量の氷柱が生み出され、美鈴に向かっていく。
「もう貴女の不意打ちは効きませんよ。」
美鈴は氷柱の弾幕に向かって拳を放つ。
「うららららららららぁ!!」
グガガガガガガ!!
拳から放たれた散弾が氷柱を次々と砕いていく。
「終りですッ!!」
最後の一発がチルノに当たる。
「「チルノ!!」」「チルノちゃん!!」
吹っ飛び、地面に倒れる。起き上がる気配はない。
「後三人。」
美鈴は淡々といい放つ。
「…よ、よくもチルノちゃんを!!」
大妖精が美鈴に突っ込んで行く。その瞳には涙の色が。
「早まんな大ちゃん!!」
「考えもなしに突っ込んで来ては行けませんよ。」
「うああああああぁ!!」
大妖精は手にクナイ型の弾幕をつくり、放つ。
数はかなり多い。
「数は多いですが、遅いしかわしやすいですね。」
弾幕を潜り抜けて、大妖精に向かっていく。
「せいっ!!」
鋭い蹴りを放つ。
「きゃあ!!」
「これで、あと二人。」
地面にうずくまって動かない大妖精を尻目に美鈴は、クロとルーミアに鋭い眼光を向ける。
「クロ!!私、あいつが許せない!なんとかできないの!?」
ルーミアがキレている。
「そうは言われてもなぁ。俺とお前でなんとかできると思うか?」
「なんとかできるように作戦を立てるのがクロの役目でしょ!!」
「なんですか?仲間割れですか?はぁ、貴方は脅威になると思いましたけど、どうやら買い被り過ぎたようですね。」
美鈴が皮肉げに言う。心底残念そうに。
(…そろそろか。)
「ルーミア。行くぞ。」
「やっとか?」
俺はルーミアと目を会わせる。
そして、二人で美鈴に向かって走った。
「来ますか。貴方も自暴自棄じゃないですよね?」
「安心しろ誰も自暴自棄になんてなってやいないから。」
「え!?」
「作戦は発動している。引き金はあんたの慢心だ。」
ルーミアの力により、近辺が闇に包まれた。
「これじゃ何処にいるのかわからない!」
急な現象に美鈴は焦る。
なんとか集中力を研ぎ澄まし落ち着く。
ザザ
音が聞こえた。土を踏んだ音だ。
(そこか!)
「はあっ!!」
その方向に素早く突きを放つ。が、
バリン!
「な、なに!?」
明らかに肉体ではない感触。冷たい。
これは氷!!
「罠か!!」
気付いたがもう遅い。
ドカン
反対側から弾幕が放たれ美鈴に直撃する。
「クッ!!」
踏ん張り美鈴も弾を放つ。
「そこですか!!」
しかし、当たらない。
「おりゃ!」
次の瞬間、足払いを去れた。
人間の足払いなど効かない美鈴だが、今回は転んでしまった。
足元が氷っていたからだ。
「うわぁ!」
ドスン
周りの闇も晴れた。
そして、倒れた美鈴にクロが馬乗りになり、押さえ付ける。
「どうだ!もらったぞ!」
「クッ!!このくらい!」
美鈴は腕をほどこうとする。
互いに腕に力を込める。
「人間に…どうしてこんな力が!?」
クロも自分の力に驚いている。しかし、そんなことを考えていられない。
「意地でも離すもんか!!」
「くうぅぅぅぅ!!」
美鈴の腕が少し上がる。このままでは逃げられる。
しかし突然、美鈴の腕が楽になり、クロを吹っ飛ばす。
そして、広がった視界に写るスペカを構えた少女二人と弾幕を今にも放たんとする少女一人。
──夜符「ナイトバード」──
──凍符「パーフェクトフリーズ」──
影で作られたような鳥の集団とその鳥たちと一緒に飛んでくる大量のクナイ型の弾幕。
かわそうにも、四肢が氷で固定されていて動けない。周りに氷の礫が此方を狙っている。
そして、全ては美鈴に向かって飛んでくる。
「あぁ、私の負けか。」
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
弾幕に包まれた
目を覚ますと、そこにはさっきまで戦っていた男の顔が見えた。
「ん?目、覚めたか?気分はどうだ?」
彼は私を手当てしながら心配をかけてくれる。
私は思い出した。
「私の負けです。素晴らしい戦いでした。」
私は素直に賞賛した。
「俺だけの力じゃねーよ。あいつらが頑張ったんだ。」
そう言って、彼は向こう側を見る。
そこには、三人の少女がグッスリ眠っているのが見えた。
そこで、美鈴はさっきまでの攻防を思い出す。
「あれはやはり。」
「うん、作戦。いいところであんたに攻撃させて、やられたふりをする。あんたが完全に忘れている頃に、あとは体験した通り。」
「やはり、貴方は脅威になる人でした。」
美鈴は小さく笑った。
「さて、美鈴。あいつらを頼む。」
「行くんですか?」
「もちろん。あ、俺がいないからってチルノ達に手を出すなよ。」
「しません。武人としての心得ぐらい持ち合わせているつもりです。勝者に従います。」
「そっ。ならよろしく!」
そう言って、彼は紅魔館に向かって走っていき、なかに入っていった。
そんな彼の背中を見て美鈴の中にあついなにかが込み上げてきた。
思い出す。彼との最後の攻防。私を押さえ付けた、あの強さ。
「ああ、私は・・・。」
美鈴の頬は赤く染まっていた。
魔理沙side
「クソー!強いぜあいつ。」
魔理沙は上に昇っていく。
「逃がさない。」
──月符「サイレントヘレナ」──
パチュリーの手のひらに月のような球体が現れ光輝く。
その球から銀色の光線が放たれた。
ビッシュン
魔理沙はかわした。
光線が通った場所は
ゴワン!!
火柱が上がる。
「うわぁ!ヤバイヤバイ!!」
全速力で逃げる魔理沙。
「もう鬼ごっこには飽きてきたわ。」
涼しい顔して攻撃するパチュリー。
この二人の後方はまだ、続く。
「…さすがにダサいぜ。腹をくくるか!」
DAMUDOより。
頑張る
以上