モンスターハンター~我が往くは終わり無き滅びとの闘争なりて   作:踊り虫

3 / 9
 後編じゃなくて中編になってしまった……どうしても色々と言葉を増やしたがる癖、直さないとナァ……


霹靂奔る弔い合戦、中編

 俺は、狩人のおじいちゃん(この村のハンター)の日記を読んでいた。

 

 彼は毎日日記をつけるという習慣はなかったようで、日付が飛んでいたけど、それでも印象的なできごとがあった日だけはしっかりつけていたようだった。

 

 例えば初めてここに配属された日のこと。

 若き日の老人からしてもここはかなり辺鄙な場所であったようで、文句の数々がツラツラと書かれていた。特にオロクさんのことは美人だが余りにも毒が強い女だと悪口が書いてあった。

 

 例えば雷狼竜(ジンオウガ)と出会った日のこと。噂の『無双の狩人』を前に腰を抜かしてたら、一瞥しただけでそのまま通り過ぎてしまったのだとか。助かったと胸を撫で下ろし、その上で村人にその話をしたら村の守り神さまだと言われ、オロクさんにはどうせ腰を抜かしてたんでしょ?と見抜かれた上に馬鹿にされた。

 それに腹が立って、後日、彼を止める村人達の制止を振り払って挑み、見事返り討ちにあって、また挑んで、を繰り返していたらしい。

 

――いつか倒してやるからなぁ覚えとけ!

 

 だが、それがある日を境に一変する。

 ある日のこと、採集の依頼で樹海に入ったが高所から落下して足を折ってしまった。死を覚悟したが、なんとそれを助けたのは雷狼竜(ジンオウガ)だった。

 

――信じられるか? 野生の大型モンスターが、人を助けたんだ。村の人達は守り神だなんていってたけど、まさか、なぁ……

 

 そして始まったのは雷狼竜(ジンオウガ)を観察する日々。

 

――アイツ、他の大型モンスターを追い払ってやがる! どおりでこの村の付近で大型モンスターの目撃情報が少ない訳だぜ。この辺り一帯は全部アイツの縄張りって訳か。しかも人に害を加えないなら守り神って呼ばれるのも納得だぜ。

 

 そして転機。

 

――スゲェよ! スゲェことしちまったよ! あの雷狼竜(ジンオウガ)と一緒に黒狼鳥(イャンガルルガ)を追っ払っちまった! 小型モンスター相手に苦労する訓練所で落ち零れ扱いだった俺が、だぜ!?

 

――今日は運悪く入り込んでた迅竜(ナルガクルガ)に遭遇しちまって樹海の中でおいかけっこをするはめになった。雷狼竜(ジンオウガ)のヤツ、何してんだ!テメェの縄張りだろ忘れんな! なんて思ってたが冷静になってみれば自然は弱肉強食、弱い俺が悪いって話だし、間一髪の所で助けに来られちまったら何も言えねぇよなぁ。オロクに言ったら「雷狼竜(ジンオウガ)様に苦労かけてんじゃないよ」なんて言って来やがる。へいへい、どうせ俺は弱い奴ですよ~。

 

――今日はあの雷狼竜(ジンオウガ)と一緒に桜花竜(リオレイア亜種)を追い払ったんだが、雷狼竜(ジンオウガ)のヤツ、毒を食らって倒れやがった。漢方薬を何個も調合して呑ませようとしたら嫌がりやがって……仕方ねェから罠肉の要領で毒消し草を調合して食わせてやった。全く、これでおっちんじまったら神様を見殺しにしたってオロクに叱られちまうからな。うん。だからこれは仕方ないことだ。

 

 アイテムボックスの中に黒狼鳥の鱗があったのを思い出す。アレ以外にも大型モンスターの素材が入っていたけど、共闘した後で落し物を記念品として拾っていたのかもしれない。

 日記にはその後も様々な形で共闘することになった話が書いてあった。

 

 その日々の中でいつからか『雷狼竜(ジンオウガ)』は『相棒』と呼ばれるようになっていた。

 10年、20年、30年と日々は過ぎてゆく、彼は若人から、老人へと変わって行く。

 若い頃は細かく付けていた日記も老いと共に筆が進まないのか日が開くことが増えたが、出会いと別れが繰り返されながら、彼と相棒はこの村を守り続けていた。

 

 そして、運命の日が来た。

 

 

――クルラがなんか悪い夢を見たらしい。相棒が苦しんでるって言うんだ。それで見に行ったら様子がおかしい。俺のことがわかっちゃいねぇみてェだ。煙幕張ってどうにか逃げられたが、ありゃ尋常じゃねぇ。なんかの病気かもしれねぇ。

 

――アイツに薬を作って試そうにも、ああも暴れられちゃあ何も出来ねェ。となると捕獲するしかないんだが……俺に、出来るのか?アイツが居なきゃ戦えねェ俺が捕まえる? そもそもアイツに剣を向けることが出来るのか?

 無理だ、どっかの腕の良い奴に捕獲依頼を頼もう。もしかしたら麻酔が切れたらけろっといつものアイツに戻ってるかもしれねェ。

 

――まずい、村に来ていた行商人がやられちまった! 外界との連絡手段は他に無いんだぞ! どうすりゃあいいんだ!

 

――オロクの奴! 何が「これは雷狼竜(ジンオウガ)様の思し召し。終わりの時が来た」だ!俺が惚れ込んだお前はもっと立派な奴だっただろうが! やっぱり俺の手でどうにかするしかない。

 

 

 そして最後のページには、後を継ぐことになるハンターに向けたメッセージがあった。書いたのは雷狼竜(ジンオウガ)を捕獲しに行く直前だったのだろう、この村がどのような状態で自分が最期に何をしようと考えていたのかが書かれていた。

 そして、この試みはほぼ失敗してしまうだろうということ、その時は自分に代わり雷狼竜(ジンオウガ)を止めて欲しいということも。

 

――この村こそが俺たちの宝だ、その宝を相棒自身の手で壊させたくない。だから頼む。どうかあの雷狼竜(ジンオウガ)を、この村の隣人を、俺の相棒を、止めてくれ。

 

――そして叶うことなら、俺たちの代わりに、この村を守ってくれ。

 

 そこで、手記は終わっていた。

 

 日記を作業台の上に置き、()()()()()()()()()()()()()に――狩人のおじいさんが帰って来るのを待つ彼女に、声を掛けた。

 

「クルラちゃん、君にとって狩人のおじいさんは、どんな人だったんだ?」

 

 

◇◇◇

 

 

 クルラ()にとって、おじいちゃん(狩人さま)は優しくて頼りになるおじいちゃんだった。血の繋がりはなかったけど、村の人達みたいな余所余所しい扱いをせずに接してくれる人だった。

 

 一番の思い出は、おじいちゃんに頼んで村の人や両親に内緒で守り神さまの背中に乗せてもらったこと。初めて触った守り神様の毛はごわごわしててちょっとピリッとしてびっくりしたけど、守り神様は「どうだすごいだろ?」とこっちを見てくるから思わず笑ってしまった。

 

 雷狼竜(ジンオウガ)さまの背に乗る私と、それを見上げて笑うおじいちゃん。雷狼竜(ジンオウガ)さまもどこか誇らしげで……

 

 でも、もうその光景は戻ってこない。

 

――おじいちゃん! 守り神さまが! 守り神さまが苦しんでるの! 助けてあげて!

 

 私の頼みを聞いて、おじいちゃんが雷狼竜(ジンオウガ)さまを助けに行って帰ってこなくなっちゃったから。

 

 みんな(村の人達)もおじいちゃんが帰ってこないからすごくピリピリしてて怖いの。友達も、お父さんとお母さんも元気が無いの。

 おじいちゃんが帰ってこなくなってそれでみんな元気が無くなっちゃったの。

 

 私が、悪いのかな……

 

 

◇◇◇

 

 

 彼女の話を聞き、そして小屋の中の書物や走り書きを見て、思う。多分そのおじいさんは俺のように討伐しようなんて微塵も考えてなかったんだ。捕獲して、雷狼竜(ジンオウガ)に何が起きたのかを調べて、薬を作るつもりだったのかもしれない。

 

 そうでなきゃ、色んな薬剤の本と試行錯誤したと思しき調合レシピの内容に説明がつかない。学者でもないのに、それでも隣人のために頑張ったんだ。

 

 でも捕獲には相手が捕獲できるほど弱ったのかを見極める観察眼が必要になる。

 観察眼は経験で養われる物だけど、手記を見る限り、大型モンスターの捕獲や狩猟は慣れていなかったはずだ。

 

 多分、大多数のハンターが、話を聞いただけなら馬鹿な奴だと嘲笑うか呆れるかするだろう、俺も、俺の同期たちだって顔を顰めるはずだ。

 でも、この村の実状を知ってしまった俺は笑えないし呆れられない。むしろ哀れみと尊敬の念を覚える。

 

 人に慣れている雷狼竜(ジンオウガ)に守られた村。

 裏を返せば、雷狼竜(ジンオウガ)が居なくなればこの村が滅ぶということ。

 

 それがわかっていたからこそ、このハンターは無謀を通そうと努力して、死力を尽くして滅びに抗ったのだ。だから、

 

「君は何も悪くない……何も悪くないんだ」

 

 涙を目にいっぱい溜めているクルラを抱きしめて、あやすように頭を撫でる。

 

「おじいちゃんはな、この村が大好きだったんだ。村のみんなが大好きだから、頑張ったんだ」

「でも、おじいちゃん、かえって、こない」

「ああ、でも、それは、君の所為じゃないんだよ。ハンターはいつだって命懸け。おじいちゃんは命を懸けてみんなを守りたかったんだ。笑っていて欲しかったんだ。だからクルラちゃん、約束しよう」

 

 涙を堪えようとして、それでも耐え切れずに頬を流れていくのを見たけど、これは言わなきゃいけない。

 

「俺が、雷狼竜(ジンオウガ)を――君達の神様を止める。絶対に止めてみせる。だからおじいちゃんの願った通りに、笑顔で居てくれ。おじいちゃんはどこか遠くから君を見守ってくれるから。君の笑顔を喜んでくれるから――その前にいっぱい泣いて良いから。我慢せずに泣いて良いから、だから、おじいちゃんの好きだった笑顔を、忘れないでくれ」

「う、あ、あぁ――」

 

 クルラは泣いた。ずっと我慢していたからかその声はすごく大きくて、でも、それだけ怖かったのだとわかった、辛かったのだとわかった。

 

 

 

 

 ふと気付けばすでに外は黄昏時になっていた。泣き疲れて眠るクルラを背負い、小屋を後にする。

 

「ごめん……」

 

 ぽつり、と謝罪の言葉が出た。

 後を継ぐハンターじゃなくてごめんなさい。

 もっと早く来ることができなくてごめんなさい。

 この村を守って上げられなくてごめんなさい。

 あなたの相棒《ジンオウガ》を救えなくて――

 

「――本当に、ごめんなさい」

 

 クルラは背中ですやすやと眠っていたから、俺の謝罪は宙に溶けて消えていった。

 

 雷狼竜(ジンオウガ)を討つのは絶対だ。

 だけど、それ以上に、負けられない理由が出来てしまった。

 

◇◇◇

 

「破ァァァァァッ!」

「■■■ゥァァッ!」

 

 戦いは明朝から始まり、今や中天に月が見える時間にまで続いていた。

 何回、武器を振るったか、武器を変形させたか、武器を研いだか、ビンを交換したか。

 何回、攻撃を受けたか、いなしたか。

 何回、回復薬を飲んだか、怪力の種やウチケシの実を食べたか、携帯食料を食べたか。

 何回、スリンガーに弾を装填したか、落石を起こしたか、ぶっとばしを行ったか、閃光玉を使ったか。

 

 そんなことは些事だ。思い出すだけの余裕は無い。

 

 ただ、やることだけは決まっている――この雷狼竜(ジンオウガ)を倒す!

 

「オラァァァ!」

 

 いなして攻撃を回避し、そのまま抜刀、斧強化状態で斧を頭に叩き付けると、雷狼竜(ジンオウガ)が明確に怯んだ――ここが好機だ!

 クラッチクローで顔面に張り付き、スリンガーに石ころが装填されてるのを確認して顔面に叩き込み、木へとぶっとばす。

 

「■■ゥッ……■■ゥッ」

「っまだ……まだだァァッ!」

 

 今にも崩れ落ちそうになる足腰に鞭打ってデスピアダトⅠを剣形態に。飛天連撃――薬液の活性化は十分。

 そのまま雷狼竜(ジンオウガ)の顔にしがみ付き刃を突き立てた。

 

「オォォォォォォッ!」

 

 ビンの薬剤は、剣で攻撃すればするほどに活性化し、最終的に高出力状態へと移行する。この状態で属性解放突きを撃つ時の反動と威力は非活性時の属性解放突きを容易く凌駕する。

 だからこそ、反動で照準がぶれないようにモンスターに張り付いて突き刺し、密着した状態で属性解放突きを行う手段が確立された。

 

 属性解放突きの更にもう一段階上の奥の手。その名も、零距離解放突き。

 

 反動と超帯電状態で纏わり着く雷の影響で獲物を持つ手と、しがみついている手足が離れそうになるのを根性で堪える。

 コイツで終わらせる!コイツで終わらせるんだ!

 

「喰らっ、えェッ!」

 

 トドメの大爆発。体が宙に投げ出され、受身をとり、どうにか立ち上がる。

 かなりの感触だった。アイテムは今呑んでる回復薬とポーチの強走薬で最後。これで終わりじゃなければ死――

 

――私が悪いのかな……

 

 弱気になるな! 俺まであの子にあんな顔をさせて良い訳が無いだろうが! これでも立とうがお前を倒すまで俺は倒れない! それぐらいの気を持て!

 

 爆発の煙が開けた先には――起き上がった雷狼竜(ジンオウガ)の姿があった。

 

「……」

 

 正眼に獲物を構え、油断なく見る。さっきの零距離解放突きで超帯電状態は解除されている。先ほどまで口から吐いていたどす黒い靄は消えたが、雷狼竜(ジンオウガ)の眼はまだ、生きている(意志がある)

 

 まだ、戦えるぞ、掛かってこい。そんな虚勢を張りつつ息を整え、雷狼竜(ジンオウガ)と睨み合い――雷狼竜(ジンオウガ)がゆっくりと踵を返した。

 

「……は?」

 

 ゆっくり、ゆっくりと、森の奥へと向かっていく――なんだ。何が起こっている。

 困惑する俺だが、途中でピタリ、と止まると俺を見て、また歩きだす。

 

「……ついて来い、ということか?」

 

 武器を納刀し、強走薬を口にする。急速に気力が回復していく感覚を覚えながら、雷狼竜(ジンオウガ)の後ろをついていった。

 

 

◇◇◇

 

 

 樹海の最奥にあった巨木の洞。そこは、おそらくこの雷狼竜(ジンオウガ)が寝床にしている場所なのだろう。生え変わって落とした毛や甲殻、そして雷光虫の巣となっていた。

 そして洞の中央には、仰向けに倒れた人の姿があった。

 

 ――それはハンター一式を装備した老人の遺体だった。

 右腕は無残に食いちぎられたのか失われ、その首には碧色のバンダナが巻かれている――俺はこの色を村に来る前に見たような気がした。

 なんでもクルラが俺を見つけたのはこのハンターの声に導かれたからだと言ってたが……あの時、俺を助けてくれたのは、この人、だったのか。

 

「全く、こんな苦労させといてなんて死に顔だ――」

 

 その顔は、まるで全てやり遂げたとばかりに満足げな微笑みを浮かべていた。

 

「――でも、そうか、後悔は微塵も無かったんだな」

 

 後ろからのそりのそり、と近づいてきた雷狼竜(ジンオウガ)は、老人の傍に来ると、体を丸めて横になって、そのまま動かなくなった。

 

 俺には、この雷狼竜(ジンオウガ)が、何を思ってここに俺を連れてきたかはわからない。満足げに笑って死んだ老人の今際の際も。

 

 死んだ雷狼竜(ジンオウガ)の体から光が立ち昇る。それが共生相手の死と共に逃げ出す雷光虫の光だという知識はあったけど、でも、どうせなら雷狼竜(ジンオウガ)の魂が天に昇って、星になってあの村を見守ってくれたなら――

 

 ――その光が消えるまで、穏やかに眠る一人と一頭の()()()()()()()()の姿をその眼に焼き付けながら、そう願わずには居られない。

 

 

「――どうか、導きの()い星が輝かんことを」

 

 

 

 

 討伐の証として爪を剥ぎ取り、老人を腕で抱えて村に戻った時には、もう朝になっていた。

 村に戻ってきた俺を出迎えた村人たちは、俺の腕の中で穏やかな顔で眠りに就いている老人を見るなり駆け寄ってきて、そしてみんな泣いた。泣いて、俺が横たわらせた彼に、皆、声を掛けた。

 

――おかえりなさい。

 

 男も女も、老いも若いも、オロクさんやクルラちゃん、トグラさんやナズハさんも、皆が皆、この村の守り手の死を悼み、そして帰還を喜んでいた。

 

 良かった、連れて帰ってこれて、本当に良かった。

 

 そして俺の意識は、闇に落ちた。

 

――真っ黒兄ちゃん!?

 

 最後に見たのは慌てて駆け寄ってくるクルラちゃんの姿だった。




Tips
・フオル村のハンター
 フオル村で専属ハンターを務めていた白髪赤眼の老人。
 使用武器は闘志の剣。防具はハンター一式。首に巻いていた碧色のバンダナがトレードマーク。
 普段は採集クエストや小型モンスターの狩猟をしていたが、守り神である雷狼竜(ジンオウガ)と協力して樹海を縄張りにしようとする大型モンスターを尽く追い払っていた。
 しかし彼自身は弱く下位止まり。
 狂ってしまった雷狼竜(ジンオウガ)を救うべく単身で挑み、手傷を負わせるも、右腕を食いちぎられてしまった。
 何故彼が雷狼竜(ジンオウガ)の寝床で息を引き取っていたかは謎であるが、少なくとも後悔は微塵も無かった物と思われる。


・クルラ
 フオル村で守り神であった雷狼竜(ジンオウガ)を祭る役目を担っている家の少女。この家の長女は代々、成人(この村では20歳とする)するまでの間だけ不思議な力を備え、巫女と呼ばれている。当代の巫女は彼女である。

 前述のフオル村のハンターを通じて雷狼竜(ジンオウガ)と絆を育んでおり、最終的にはその背中に乗ることを許されるまでの絆を築いていた。
 しかし一月前に雷狼竜(ジンオウガ)が苦しんでいる姿を夢で見て、それを大慌てでフオル村のハンターに伝え、どうにか助けてあげて欲しいと言ったために、彼が雷狼竜(ジンオウガ)を捕獲しようと立ち向かうが返り討ちにあってしまう。

 そのため「おじいちゃんが帰ってこないのは自分の所為だ」と自分を責めていた。

 今後も開花することは無いが、実はライダーとしての素質があり、絆石抜きでモンスターと心を通わせることが出来る稀有な能力の持ち主だったりする。
※ストーリーズはアニメ未視聴ゲーム未プレイのにわかです。


・フオル村の雷狼竜(ジンオウガ)、その2

 上述のハンターが着任する以前からフオル村近辺を縄張りにしていたため、他のモンスターが近寄らなかったが、彼が倒れてしまった今、別の大型モンスターが縄張りとして狙うことになるのは十分に考えられる。
 この雷狼竜(ジンオウガ)は人を前にしても敵意さえ示さなければ何もしなかったし、上述の二人相手には絆を育んでさえ見せた。そんな例外中の例外だからこそ、この雷狼竜(ジンオウガ)は守り神たりえた。

 最期の最期にフオル村のハンターの亡骸に寄り添ったのは、彼を捕食しようとしたのか、それとも最期は友の隣で終わろうとしたのかは定かでは無い。


・導きの()い星が輝かんことを
 モンスターハンターワールドの台詞『導きの青い星が輝かんことを』のオマージュ。
 古龍調査団の中で使われる言葉。「成功を祈る」とか「健闘を祈る」とか、そういう意味合い。それを雷狼竜(ジンオウガ)が死んだ際に立ち昇った雷光虫たちの碧色の光を見て言った。なお読み自体は同じ「あお」である点に注意。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。