アンカーワールドストーリー(仮)   作:立花アスカの偽猫

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 女神の誤算は主人公の運のなさ


『安価な謁見』

◆ ◆ ◆

 

アンカ

「……なんてことがあったけど。……やっぱり夢じゃなかったのよね」

 

『コンコン』

 

騎士

「勇者アンカさま、謁見の準備が整いました」

 

アンカ

「あ、はい!(うへぇー、王様との謁見とか、めったに職場に顔を出さない社長と話すくらいいやなんだけど。……はぁ、仕方ない。これも国という大きな組織の支援を受けるため。なんとしてでも、勇者として認めてもらわないと!)」

 

王様

「余が、ラスティア王国の王である。……ふむ、そなたが女神ヤカさまの信託にあった勇者であるか。若いな、歳はいくつだ?」

 

アンカ

「……30であります(女性に年齢聞くとかサイテーじゃない! これってパワハラよね? 訴えるわよ)」

 

王様

「ほぅ、30か。その目の下の隈といい、さぞ過酷な環境で鍛錬を重ねてきたのであろう。これは勇者として期待できそうであるな」

 

アンカ

「(えぇー、大丈夫なのこの国。この王様、目が節穴よ? ……まぁ。ブラック企業という過酷な環境で戦ってたけどさ)」

 

近衛騎士

「失礼ながら王様! 女神さまの信託があったとはいえ、このような素性も分からぬものを、そのように安易に信用なさるのは危険かと進言いたします!」

 

王様

「……ふむ、そなたの言い分も一理あろう。では、この者が魔王を倒すに値する力を示すことができれば、女神ヤカさまに選ばれた勇者として認めるということではどうだ?」

 

近衛騎士

「……それならば。異存はありません」

 

アンカ

「(このアマ! せっかく話がまとまりかけてたのに……。魔王を倒すに値する力を示せって急に言われても、こちとら貰った力を試せてすらいないってのに)」

 

王様

「では、勇者アンカよ。女神ヤカさまから授かったという力を見せてはくれぬか?」

 

アンカ

「えと、……その、周囲に被害が出ると大変ですので……」

 

王様

「かまわぬ。多少の被害には目をつむろう」

 

アンカ

「……かしこまりました」

 

王様

「それにしても、女神ヤカさまから授かった力か。楽しみであるな。なんでも女神ヤカさまは、『人々の願いや想いを具象化することのできる』奇跡の力を持っていると聞く。勇者の力も、さぞ、素晴らしいものであろうな」

 

アンカ

「(ちょっと、ハードル上げないでよ!? え、どうしよ。これでなにも起こらなかったとかになったら。ほんとに頼むわよ!)では、お披露目させて頂きます。【アンカクレ】!!!」

 

王様

「おぉっ!?」

 

兵士

「おぉおおお!?」

 

近衛騎士

「……きゃっ!?」

 

アンカ

「きゃあ? って、なにこの手に握ってる赤い布は……。えと、パ○ツ?」

 

王様

「ゆ、勇者アンカよ。いったいなにが。それに、その手に握っているものは……」

 

アンカ

「えっと、私にもなにがなんだか……」

 

近衛騎士

「き、貴様! どどどどどどうやって。わ、私の下着を奪ったのだ!!! ことと次第によっては許さんぞ!!!」

 

アンカ

「え? うへぇ、この派手はででドギツイ色をした勝負パンツってあなたのだったの!? 流石にこれは、……うん」

 

近衛騎士

「うへぇ、とはなんだ!? それにその哀れむような視線はやめろ!!! このっ!」

 

王様

「うぉっほん! 静まらんか!!!」

 

近衛騎士

「も、申し訳ございません!」

 

王様

「勇者アンカよ。そなたの力、確かに見させて貰った。……結果はどうであれ、この国で五本の指に入る実力者の、我が近衛騎士に致命傷を与えたのは事実である」

 

アンカ

「(致命傷って……。いや、社会的にってことなら間違ってないけど)」

 

王様

「そなたを女神ヤカさまが遣わした正式な勇者であることを認めよう」

 

アンカ

「……ありがたき幸せです」

 

王様

「あぁーその。だが、な。結果的にそなたの力は証明できたが、示し方が悪かったせいもあって、そなたの人間性に不安を抱くものを多かろう。ゆえに、余個人としては支援を約束するが、国を預かる王としては支援することはできぬ。すまぬな」

 

アンカ

「(は? 我、勇者ぞ??? わざわざ異世界から縁もゆかりもない異世界にまで魔王を倒しにきてあげたっていうのに、その扱いはありえなくない!? 魔王よりも性根腐ってるじゃない! なんならあんたを魔王より先に討伐してもいいのよ!!!)」

 

王様

「そこのもの、例のものを持って参れ。……これは余からのささやかな餞別である。勇者ヤカよ、どうか悪しき魔王から世界を救ってくれ」

 

アンカ

「……はい(絶対に、い・や・だ!!!)」

 

王様

「うむ(勇者さまの力は確かなものであった。例の一件以来国が荒れている今、勇者と言うその立場を悪用しようと悪だくみするものが出てもおかしくはあるまい。しからば、表向きは国としては重用しないことを余が示すことでけん制し、裏でその活動を陰ながら支えるのがよかろう。まったく、魔王という明らかな脅威があるというのに、人間とは誠におろかなものよな)」

 

アンカ

「(なにがうむ、よ。鬼、悪魔、魔王! いえ、魔王と比較するのもおこがましいわ。あんたなんてケチ王で十分よ! ば~かば~かっ!)」

 

 

 




◇使用したプロット・設定◇

※『』は配信コメントから採用。【】は配信中の安価から採用

○始まりの町○
◆旅立ちの準備◆
 王城へと召喚された主人公
  初期装備は、たまたま日本から持ってきた武器『キーボード』と防具『高校のときのジャージ、布団、ダイヤモンド加工のフライパン』、アイテムの『スマホ』だけ。
 王様との謁見
  女神からの信託を受けていた王様の指示で身柄を保護された後に呼び出される。
  勇者である証拠を見せるため、女神から授かった力をお披露目することに。
  アンカクレを唱えた。主人公は【その場にいる人の下着を抜き取る】をした。
   ・勇者として認められて王家公認の勇者証明書を貰う。
    サブストーリーの解放
 王様からの贈り物
  王様は『主人公の力、勇者の立場を利用しようとたくらむものたちの動き』を危惧して大々的に勇者に力を貸せない(軍や物資を貸せない理由)
  せめてもの餞別として、王様のポケットマネーで、アイテム『過去の勇者が使っていた剣のレプリカ、なにかあったとき用の使い捨ての緊急連絡アイテム』と『50』Gをくれた
 旅の仲間をどうするか
 ・選択肢
  ・王様に相談する
   王様の推薦する人材か、女神の導きに条件が一致する人材を一人貸してくれることに。
   ・推薦の場合:応募キャラとの面接へ ×
   ・導きの場合:どんな人物が仲間になるかでアンカクレを唱えた。【野生の獣やモンスターと会話する魔法を開発する】『ミッシェル』
  ・酒場で募る ×
  ・一人で旅立つ ×
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