スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES   作:hayato0121

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遅くなりましたが、スタプリ5周年おめでとうございます!

そんなスタプリの二次小説であるこの物語も次回で100話目となります。

投稿頻度は不定期になってしまいますが、みなさん今後ともよろしくお願いします。


第99話 大切な人の指輪 宇宙怪盗復活! 前編

ロケットの中に集まっているこうた達はデラスト海賊団との戦いに勝利し、みらい達と別れた後、再びトゥインクルイマジネーションについて考えていた。

 

「この前の何だったルン?」

 

「凄いパワーだったけど・・・・」

 

「この前って?」

 

「実は・・・・」

 

ララとえれなは以前スターが見せた強い力について考えているとその場にいなかったこうたは事情を知らないのでまどかが説明してくれた。

 

「は? ひかるが生徒会長!? ないないないない! コイツに生徒会長なんてやらせたら学校がUMAとか星座とか一種の博物館状態になるぞ」

 

「そんな事しないよ!」

 

こうたの言葉をひかるは全力で否定した。

 

「それはそれとして、あの時の力は一体何だったんでプルンスかねぇ」

 

「う〜〜ん」

 

プルンスが話を戻すとひかるはフワを抱っこしながらその力が何なのかを考えていた。

 

「トゥインクルイマジネーションと何か関係があるのでしょうか?」

 

「もしそうならトゥインクルイマジネーションは物ではなく別の何かって可能性も出てくるなぁ」

 

「別の何かって?」

 

「そこまではわからないけど・・・・・」

 

まどかとこうたの会話にえれなも加わり、みんなで意見を出し合うがそれでもトゥインクルイマジネーションについての手掛かりは何も得られず、そんな中でユニはその力を発動させたひかるを黙ってドーナツを食べながら観察していた。

 

『報告があります』

 

「ルン?」

 

『トゥインクルイマジネーションの情報を探す為、以前共有したマザーAIのデータベースを調べた所、宇宙マフィアのドン・オクトーが惑星レインボーの指輪を手に入れたというニュースを見つけました』

 

「これは!?」

 

ロケットのパーソナルAIから惑星レインボーの指輪が見つかったという知らせを聞いてユニはとても驚いていた。

 

「ドン・オクトー?」

 

「それって確か・・・・」

 

「えぇ。この前のオークションに参加されていた方です」

 

ひかるは忘れていて、こうたも見覚えあると思っていたが、まどかは以前みんなでプリンセススターカラーペンを探す為にオークションに参加した時に会場にドン・オクトーがいた事を覚えていた。

 

「あぁ!」

 

「宇宙マフィアとは、宇宙の闇社会で幅を利かせる怖い異星人達でプルンス」

 

「えぇ!? そうなの!?」

 

プルンスから宇宙マフィアの話を聞いてひかるが反応した。

 

「ユニ、どうする?」

 

「当然返してもらうわ。惑星レインボーの宝!」

 

えれなは真っ先にユニにどうするか聞くと思っていた通り指輪を取り戻すつもりでいた。

 

「でも簡単に返してもらえるとは思えないルン」

 


「忘れたの?私の別の顔」

 


「まさかマオたん!?」

 


「そっちじゃなくて・・・・」

 

ララがその方法を考えているとユニの別の顔と言ってプルンスは以前ユニが変装していた宇宙アイドル【マオ】の事を思い出すがユニはそっちではないと否定すると変身の時に使う香水を自身にかけた。

 

「この宇宙怪盗ブルーキャットに盗めない物はないニャン!」

 

「ダメだよ! 盗むのは!」

 

「ダメフワ!」

 

「・・・・・・・・」

 

ユニは帽子とサングラスを使って宇宙怪盗ブルーキャットに変装して指輪を盗む気満々でいるとひかるとフワがそれを止めた。

 

 

一方その頃、星空界の平和と安全を守る星空警察の本部がある惑星では1人の警部補が星空刑事して認められていた。

 

「おめでとう! アン警部補。今日から君ははえある星空刑事だ。この星空警察の名を汚さぬよう頑張ってくれたまえ」

 

「はい!これから平和の為に、バンバン悪い人を捕まえるであります!」

 

彼女、犬の顔した宇宙人【メリー・アン】警部補は上司から警察手帳と銃、そして手錠を受け取ると星空界の平和の為に全力を尽くす事を決意していた。

 

 

それから時は流れて星空界の宇宙空間ではドン・オクトーが乗っているタバコを口に咥えた鮫型の宇宙船が他の多くの宇宙船を中に受け入れていた。ドン・オクトーの宇宙船の大きさはとてつもなく大きく、大きさだけならトッパー達が乗っていた星空連合の宇宙船よりも大きかった。

そんなドン・オクトーの宇宙船に地球のトラックのような宇宙船が入り込むとドン・オクトーの部下の1人が宇宙船のコックピットまで来て検問を行っていた。

 

「パーティー用の食材です」

 

「・・・・よし進め」

 

操縦していた宇宙人が確認を終えるとトラック型の宇宙船は奥へと進んだ。その後、宇宙船の中に入っていた箱のロックが解除されると中からフワが出てきた。

 

「フワ!」

 

「ヒヤヒヤしたルン」

 

「ドン・オクトーのアジトってこんなに大きな宇宙船だったんだね」

 

「流石に凄すぎるだろ・・・・」

 

続けてララや他のメンバーも箱の中から出てくるとえれなとこうたは宇宙船の大きさにとても驚いていた。

 

「何とか潜入できて良かったです」

 

「当然よ」

 

まどかが一安心しているとユニは1人で箱の中から飛び出して行った。

 

「・・・・・・・・」

 

その様子をひかるは何も言わずに見ているだけだった。

 

時は少し遡り、ユニ達はロケットに乗って指輪を持っているドン・オクトーが乗っている宇宙船の近くにフワのワープでたどり着いていた。

 

「フワのワープは大分アバウトだから、直接アジトには行けない。・・・・あの輸送船、使えそうニャン」

 

「他にも宇宙船がいるみたいですが・・・・」

 

「AIの情報によれば、これからアジトで星空マフィアを集めたパーティーをやるみたいね」

 

「えぇ!?」

 


「そんなタイミングで行くなんて危険すぎるルン!」

 

まどかが他にも多くの宇宙船が集まっている事を気にしているとユニはAIに事前に調べてもらっていた事でこの日はドン・オクトー主催の宇宙マフィアを集めたパーティーが開かれる事を説明したらプルンスは驚き、ララは危険だとユニを止めようとする。

 


「むしろ逆よ。私の場合、人混みに紛れた方が盗みがしやすいの」

 

「【木を隠すなら森の中】って事か?」

 

「そういう事」

 

しかしユニは逆にたくさん人がいた方が動きやすいのだと主張する。

 

「むぅ・・・・」

 

「すっごく不満そうでプルンス」

 

しかしひかるはムッとした表情でユニの事を見ていた。

 

「言いたいことがあるなら言えば?」

 


「最初に言ったよ!ドラムスさんの時もだけど盗むなんて駄目だよ!」

 


「あれは惑星レインボーの物よ。それに素直にお願いして返してくれる相手だと思ってるの?」

 


「やってみなきゃ分かんないじゃん!」

 


「やらなくても分かるでしょ!」

 

「2人とも喧嘩はやめるでプルンス!」

 

ひかるとユニが口喧嘩を始めてしまい、プルンスがそれを止めた。

 

「貴方達も反対なんでしょ?」

 

ユニが他のメンバーにも聞いてみるとえれなは頷いた。

 

「良いやり方だとは思いません」

 

まどかもそのやり方は良くないと主張し、ララは何も言わないがその顔はあまり乗り気ではなさそうに見えた。

 

「・・・・・・・・」

 

そうしてユニはまどか達を見渡した後に最後にここまで何も言わないこうたの方を見た。

 

「・・・・確かに、ユニの言う通りお願いしただけで返してくれる可能性は低いかもしれない」

 

「こうた!?」

 

ひかるはこうたがユニの後押しをするような発言をした事に驚いた。

 

「でもひかる達の言う通り盗みをするのは良くないっていうのも分かる」

 

「じゃあどうするの?」

 

「・・・・とりあえず、行くだけ行ってみようぜ。俺達はドン・オクトーの事を何も知らない。まずは相手を知る事も必要だ」

 

そして現在に戻り、ひかる達も箱の外に出た。

 

「大丈夫かな、ユニ・・・・」

 

「大丈夫さ。今のアイツならきっと・・・・」

 

ひかるがユニの心配をしているとこうたが大丈夫だと言い切った。

 

「どうしてそう思うルン?」

 

「一緒に過ごす内に感じたんだ。今のユニは俺達と出会って間もない頃のユニとは違うって。それに、大切なものを失う辛さはユニが一番良く知ってる筈だ」

 

「こうた・・・・」

 

そう言ってこうたはユニの後を追いかけるとひかる達もその後に続いた。

 

そんなこうた達とは別の場所では掃除屋に変装したアンが鼻歌を歌いながら宇宙船の廊下をモップで掃除していた。

 

「クンクン。やっぱりジュースがこぼれていたであります」

 

「アイツ中々良い掃除屋だな」

 

「本官は鼻が良く効くでありますから!」

 

「本官?」

 

「ハッ! 何でもないであります!」

 

アンはドン・オクトーの部下達が自身の事を話しているのが聞こえると思わず星空警察で話していた時と同じように喋ってしまい、慌てて掃除を再開した。

 

「(それにしても、何で初任務がマフィアの情報収集なんでありますか? 早く任務を終わらせて辺境で希少種を狙うハンターや、宇宙怪盗ブルーキャットみたいな大悪人をバンバン捕まえに行きたいであります!)」

 

アンの初任務はこの宇宙マフィアのパーティー会場にマフィアから情報を手に入れる為の潜入任務を命じられてそれを不満に思っていた。

 

そんなアンや会場の入口で受付をしているマフィアの構成員達の前に人組のマフィア達がやって来た。

 

「お名前を伺えますでしょうか?」

 

「ドンフワフワのファミリーです」

 

「フワッフワ!」

 

しかしそれはユニやひかる達が帽子やサングラス、カツラやマスクを被って変装した姿でこうたは帽子は被っていないが黒いサングラスをかけて両手をズボンのポケットに入れてガラの悪い男を演じていた。

 

「何でフワがドン?」

 

「さぁ?」

 

えれなは何故フワがドンなのかをまどかに聞くがその理由はまどかも知らなかった。

 

「フワッフワ?そんなマフィアいたっけ?」

 


「いつまで待たせる気かしら?ボスは気が短いのよ?」

 


「フワッフワ!」

 

「しっ、失礼しました! 」

 

「どうぞ!」

 

ユニとフワが相手を脅すように声をかけるとそれに恐れた受付の人達は慌てて入口の扉を開いてユニ達を中に入れた。

 

「クンクン・・・・。今の匂い・・・・」

 

しかし、近くで掃除をしていたアンは何やら嗅ぎ覚えのある匂いに気づいた。

 

そうして中に入ったユニ達が辺りを見渡すとみんな帽子を被り、スーツを着てサングラスをかけた怖そうな宇宙人達があちこちで話をしていた。

 

「怖そうな人がいっぱいルン。 オヨッ!」

 

みんなで歩いている時にララはすれ違った相手にぶつかってこうたに寄りかかってしまう。

 

「ちっ、気をつけろよ」

 

「大丈夫かララ?」

 

「だ、大丈夫ルン」

 

「離れると危ないからあんまり側を離れるなよ」

 

「・・・・ルン////」

 

こうたにそう言われたララは頬を赤く染めながらこうたの腕に抱きついて歩いていた。

 

そして会場の隅っこまでやってきた一行はそこから会場を見渡してドン・オクトーの事を探していた。

 

「・・・・っ! いたわ!」

 

「あっ、ユニ!」

 

ユニはドン・オクトーを見つけると彼の元へそのまま駆け出して行った。

 

「それが貴族の借金の代わりに分捕った惑星レインボーの指輪か?」

 

「おうよ。本当はプリンセスのペンが良かったが、これは惑星レインボーのお宝の中でもとびきりの代物なんだ。何故だか分かるか?」

 

「その指輪は、身につけた者の感情で色が変化する。今は喜びを示すイエロー、他にも悲しみのブルー、怒りのレッドなど七色の感情に反応する。・・・・ですよね?」

 

ドン・オクトーが他のマフィア仲間と話をしているとユニがそこに割って入り、指輪について説明した。

 

「正解だ。良く知ってるな」

 

「えぇ、だって・・・・」

 

そしてユニがドン・オクトーから離れると彼女の指にはさっきまでドン・オクトーがしていた指輪がはめられていた。

 

「コレは私の大事な人の物だから」

 

そう言うと指輪が赤く光り出した。赤はレッド。つまりユニが怒っている事を示していた。

 

「あぁ!? いつの間に・・・・っ!」

 

すると赤い光は先程よりも強く輝き出すと周りをその光で包み込み、その光がおさまるとそこにはもうユニの姿はなかった。

 

「・・・・盗賊だ! 捕まえろ!」

 

ドン・オクトーは身体を真っ赤にして怒り出すとユニは変装を解除してブルーキャットの姿になり会場の出口を目指して全力で逃げた。

 

「相変わらず仕事早いなぁ」

 

「もう指輪取っちゃったルン!」

 

「追いかけよう!」

 

あまりの手際の良さにこうたとララが驚いているとえれなが追いかけようと提案してみんなでユニの後を追いかけた。

 

ドン・オクトーの部下達はユニが何処に行ったか探していた。

 

「何処だ〜っ!」

 

「あっちへ逃げて行ったぞ!」

 

「そうか!」

 

そこへ黒いスーツを着た猫の宇宙人がブルーキャットが逃げた方角を示すと部下達はそっちへ走って行った。

 

「ふふっ」

 

しかしその男もユニの変装で部下達はそれに騙されたのであった。

 

「見つけたであります!」

 

「ん?」

 

「怪盗ブルーキャット!」

 

しかしアンだけはその姿に騙される事なく男に飛びかかるとユニは後方へジャンプしてかわし、変装を解いた。

 

「何で正体を見破れたの?」

 

「本官は星空警察のアン警部補。星空警察が管理している悪人の匂いは全て覚えているであります!」

 

「星空警察?そういえばそんな組織があったわね。捕まりそうにもなった事ないから、忘れてたわ」

 

アンは掃除屋の服装から星空警察の姿に戻ると持っていた手錠をユニに向けて構えた。

 

「正義の為に、今日こそ逮捕するであります!手錠ブーメラン!」

 

アンは手錠を投げるとユニはそれをジャンプして回避するがその手錠はその名の通りブーメランのようにアンの元へと戻った。

 

「厄介な物持ってるじゃない」

 

「刑事道具は他にも持っているであります。・・・・あっ!これは今使う物じゃなかったであります!」

 

アンは他の道具を取り出そうとするが何故か小さなペンライトを取り出して戸惑っていた。

 

「いたぞ!」

 

そこへ宇宙マフィアの連中が騒ぎを聞きつけて集まってきた。

 

「ご協力感謝であります! ・・・・えっ? ちょっと、待つであります!」

 

アンはユニの逮捕に協力してもらえると思っていたが逆に自分がマフィアに捕まってしまった。

 

「あれ? なんで本官を?」

 

「宇宙マフィアと星空警察は長年の敵対関係お前もアジトに忍び込んでいたのは一緒やろがい!」

 

「・・・・そうだったでありますぅ!」

 

ドン・オクトーから宇宙マフィアと星空警察の関係を聞かされて冷静に状況を判断したアンは自身のミスにショックを受けていた。

 

「結構ドジなのね」

 

その隙にユニは宇宙船からの出口に繋がる通路へと辿り着いていた。

 

「タダで済むと思うなよ。ブルーキャットの前にたっぷりお仕置きしてやる!」

 

「ひぇ〜」

 

ドン・オクトーの脅しにアンは涙目になりながら怯えていた。

 

「・・・・ハァ」

 

その場を立ち去ろうとしたユニだったが何かを諦めたようなため息をつくとアンの所へ戻り、ドン・オクトーの足元を蹴り飛ばして転ばせるとその部下達からアンを助け出す事に成功した。

 

「行くわよ!」

 

「えっ?」

 

「早く!」

 

「りょ、了解であります!」

 

ユニに助けられたアンは何で助けられたのか分からずにいたがユニに言われるがままに2人は並んで駆け出したが、ドン・オクトーのタコのような長い足に2人とも締め付けられて捕まってしまった。その時にユニは指輪を落としてしまい、それをドン・オクトーがはめると怒りのレッド、赤く光り輝いていた。

 

「この状況で2人で逃げようなんて甘すぎるだろうが・・・・まとめてお仕置きだ!」

 

「「っ!」」

 

その頃、プリンセススターカラーペンの反応を追ってドン・オクトーの宇宙船の近くまでノットレイダーの宇宙船に乗ったテンジョウが来ていた。

 

「こんな所にプリキュアが、ふふっ・・・・」

 

 

To Be Continued

 

 




         次回予告


捕まってしまったユニとアン

しかし、本当にこれで良いのかとユニ自身も迷っていた。

そんなユニが出した結論とは・・・・



次回『スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES』

第100話 大切な人の指輪 宇宙怪盗復活! 後編

次回もお楽しみ!


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