スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES   作:hayato0121

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本日、7月7日は七夕ですがそれだけではありません。本日はキュアミルキーこと羽衣ララの誕生日でもあります!

ララ、お誕生日おめでとう!


第9章 魔獣復活編
第107話 みんな集まれ! ハロウィン仮装コンテスト! 前編


「ララ! なに見てるの?」

 

「商店街でもらったルン」

 

学校での休み時間、ララは商店街でもらったチラシを見ているとそんなララの事が気になったひかるが声をかけた。その時ララが見ていたのは月末に商店街で行われるハロウィン仮装コンテストの参加者の募集を呼びかけるチラシだった。

 

「おっ? 仮装コンテストかぁ。ラ〜ラルン!」

 

「仮装って何ルン?」

 

「仮装っていうのはね。自分の好きな格好をする事だよ! 魔女とか! かぼちゃとか!」

 

そこへカルノリがやって来て仮装を知らないララに仮装がどういうものかをひかるが説明した。

 

「優勝したらスタードーナツ一年分が貰えるんだよな・・・・」

 

「一年分!? 凄〜い!」

 

「「キラやば〜っ☆!」」

 

その仮装コンテストに参加して優勝するとスタードーナツ一年分がプレゼントされるらしく、ひかるとカルノリはそれに興奮していた。

 

「なになに?」

 

「仮装コンテスト?」

 

「私達も出たーい!」

 

それを近くで聞いていた他のクラスメイト達も仮装コンテストに参加したいと言い出した。

 

「じゃあクラスみんなで出ちゃう?」

 

『おぉーっ!』

 

「ちょっとお待ちを!」

 

カルノリ達がやる気満々になっている所へひかると生徒会選挙で競い合った姫ノ城桜子がやって来た。

 

「コンテストですって?」

 

「姫ノ城・・・・」

 

「次期生徒会長として見過ごせませんわね! 観星中の生徒として恥じぬ行動をして頂かなければ困りますわ!」

 

「ダメなの?」

 

「・・・・出るからには・・・・優勝!! これしかありませんわよ!」

 

「わぁ・・・・キラやばルン!」

 

「ルン!」

 

参加の意思を示した姫ノ城の言葉を聞いたカルノリが喜びながらララの真似をすると、始めての仮装コンテストにクラス全員で参加できる事にララはとてもワクワクしていた。 

 

 

 

 

「仮装コンテスト?」

 

「ルン! クラスのみんなと一緒に参加する事になったルン!」

 

その日の夜、こうたの部屋に集まったこうた、ユニ、ララの3人はララから仮装コンテストの話を聞かされていた。

 

「そういえば今日、帰りに商店街へ行った時にチラシが貼ってあったな」

 

「そもそも仮装って何よ?」

 

「仮装っていうのはみんなそれぞれが自分の好きな格好になる事だよ。それで、ララはどんな仮装をするかもう決めたのか?」

 

「まだルン。でも、ちゃんと考えて決めようと思ってるルン」

 

「そっか、でも何か困った事があったら言ってくれよ。俺にできる事があれば協力するからさ」

 

「こうた・・・・ありがとうルン!」

 

ララはまだ自分がどんな仮装をするか決められていないがこうたが協力すると言ってくれて嬉しく思っていた。

 

「ふ〜ん、仮装コンテストね・・・・」

 

「ん? どうした? ユニも仮装に興味あるのか?」

 

「別に、私の場合なりたいと思えば簡単になれちゃうからあんまり特別に感じないのよね」

 

「そういやそうだったな」

 

しかしユニの場合、レインボー星人としての変身能力がある為なりたい姿があれば簡単になれてしまうので仮装というものがどういうものかイマイチ理解できずにいた。

 

「だったらユニも仮装コンテストに参加すれば良いルン!」

 

「えっ? 私も?」

 

「ルン! みんなで参加すればきっと楽しいルン!」

 

そんなユニにララは仮装コンテストへの参加を勧めた。

 

「良いんじゃないか。せっかくだし俺も参加してみるか」

 

「貴方まで、もう・・・・仕方ないわね」

 

こうしてこうたとユニも仮装コンテストに参加する事となりそれぞれ準備を始めた。

 

 

 

そしてコンテスト当日・・・・

 

「ほらユニ! ララ達は先に行っちゃったし、俺達もそろそろ出ないと間に合わないぞ!」

 

「わ、わかってるニャン!」

 

先に仮装を終えたこうたが家の外で待っていると普段とは違うレインボー星人としての姿をしたユニが家の玄関から出てきた。

 

「何でそんなに緊張してるんだよ」

 

「だって、本当にこの姿で出歩いていいのか心配で・・・・」

 

「大丈夫だって。今日は仮装コンテストの日だから誰も今のユニの姿を見たって怪しんだりしないって」

 

「そういう貴方はどうなのよ? それって仮装なの?」

 

今のこうたは礼堂ヒカルやショウが着ていたUPGの隊員服に似せて作った防衛チームの隊員服の仮装をしていた。

 

「俺も一度で良いからこういうのを着てみたかったんだよなぁ。なんていうか男の憧れっていうか・・・・」

 

「はいはい。わかったからとっとと行きましょう」

 

そうしてこうた達は商店街の入口で待ち合わせをしていたまどかと合流した。

 

「おーい! まどかーっ!」

 

「あっ! こうた君! ユニ! おはようございます!」

 

「おはよう。ごめんな遅くなって。ユニが中々出てこなくてさ」

 

「悪かったわね」

 

「いえいえ、時間ぴったりですし問題ありませんよ。それよりこうた君、その格好は?」

 

「あぁこれはウルトラマンに変身する人達の中には地球を守る為に組織された防衛チームに所属している人もいて、その人達の隊員服をベースに作ったんだ。どうかな?」

 

「はい。とても良くお似合いです! ですがせっかくならわたくし達と同じ猫の仮装姿も見てみたかったです」

 

「だからそれはやらないって何度も言っただろ」

 

実はひかる達がクラスで仮装コンテストに参加する事を知ったえれなから誘われたまどかは自分も仮装コンテストに参加すると決めてどんな仮装をするか考えていると同じく仮装コンテストに参加する予定のユニの事を考えていた時にユニのレインボー星人としての姿を思い出してその姿をモチーフに猫の仮装をする事を思いついて今は全身が灰色の猫の仮装をしている。それならばユニも仮装を装って本来の姿で出歩けるのではと思い、ユニもレインボー星人としての姿で参加する事になり、どうせならとこうたも一緒に猫の仮装をしようとまどかは誘ったのだが、こうたは断固として首を縦に振る事はなかった。

 

「どう考えたって猫の仮装をしている女子達の近くに同じ猫の仮装をした男子がいるのってめちゃくちゃ気まずいだろ」

 

「わたくしは気にしませんよ?」

 

「俺が気にするの!」

 

そんな事を話しながらこうた達は仮装コンテストが行われる商店街の中へと入って行った。

 

その商店街はというと様々な飾りつけがされてハロウィン一色となり、町のあちこちには子供から大人まで様々な格好をした人達で賑わっていた。

 

「じゃ〜ん!」

 

「チロチロ・・・・じゃ〜んルン!」

 

「「じゃじゃ〜ん(ですわ)!」」

 

『じゃじゃ〜ん!』

 

ひかるはUMAのイエティをモチーフにしたモフモフした白い毛の被り物と格好をし、ララはツチノコをモチーフにした被り物をしていた。そしてカルノリはチュパカブラ、姫ノ城はモスマンの仮装、他のクラスメイト達はネッシーなどの様々な未確認生物【UMA】の仮装をしていた。

 

「チームUMAで優勝するぞ〜っ!」

 

『おぉーっ!』

 

みんなこの日の為に準備を行い気合十分だった。

 

「ルンちゃん似合ってる」

 

「ツチノコルン」

 

「イイね!」

 

「なぁなぁ俺のはどう? チュパカブラ! シャーッ!」

 

『あはははははっ!』

 

「ルン!」

 

ララやカルノリ、クラスの女子達はみんなそれぞれ楽しそうに過ごしていた。

 

「ねぇねぇ姫ノ城さんのモスマン、キラやば〜っ☆!」

 

「そういう貴女は何ですの? ゴリラ?」

 

「イエティだよ!この毛をフサフサにするの頑張ったんだ! ウチの犬の名前イエティっていうんだけどさ・・・・「遅くなったで、プルンス!」ん?」

 

ひかる達が話している所に割り込んできたのは何と顔は同じだが普段とは違う人型の姿をしたプルンスとけむくじゃらでユニコーンの仮装をしたフワだった。

 

「やぁ!」

 

「フワワーン!」

 

「なっ!? プルン、ス?」

 

「誰ですの?」

 

「プルンスでープルンス!」

 

「フワワワーン!」

 

「っていうUMAがいるんだよ! あはははは・・・・」

 

ひかるは必死にプルンスとフワの事を誤魔化そうしていた。

 

「そうなんですの・・・・」

 

「ハァ・・・・」

 

姫ノ城がその場を後にするとドッと疲れが押し寄せてきたひかるはため息をついた。

それからプルンスはスタードーナツを買ってその場で食べ始めた。

 

「もう何やってるの!」

 

「せっかく堂々と本家スタードーナツを食べられるチャンスは中々ないでプルンスよ」

 

「フワ? えれなフワ!」

 

するとフワがお花の仮装をしたえれな達天宮一家を見つけるとそこにララも合流してひかるとみんなでえれな達に挨拶をしに行った。

 

「こんにちは!」

 

「iHola! セニョリータたち~!」

 

「「こんにち、は〜っ!」」

 

「またやってるし・・・・」

 

カルロスとかえでのいつも通りのテンションにとうまは呆れていた。

 

「ひかる! ララ! と・・・・まさかプルンス?」

 

「プルンスでープルンス!」 

 

えれながひかる達に挨拶しようとするとプルンスの普段とは違うに驚きを隠せずにいた。

 

「とうま、良く似合ってるルン!」

 

「ララさんは、何?」

 

「ツチノコルン」

 

『お姉さ〜ん!』

 

「わぁ、可愛い〜っ!」

 

とうまとララが話している横でえれなやとうまの弟や妹であるれいな、たろう、いくとの3人がひかるに声をかけてきて仮装した3人の可愛らしい姿にひかる笑みを浮かべながら接していた。

 

「セニョリータたちの姿も最高だ!」

 

「ララちゃん達の故郷にも仮装はあるの?」

 

「ないルン。ち、ここに来て始めて知ったルン」

 

「どうだい? 始めての仮装は?」

 

「楽しいルン!」

 

「それは良かった!」

 

カルロスとかえでがララに始めての仮装はどうかと聞くと今を楽しんでいたララは気持ちをそのまま伝えた。

 

「あっ、そろそろ時間だ」

 

「えれなさん何処か行くの?」

 

「うん。せーの!」

 

『おぉ!』

 

えれなは自身が着ていたお花の仮装を脱ぐとそこには全身黄色い猫の仮装姿になって周りを驚かせた。

 

「あっ、こっちこっち!」

 

「お待たせしました」

 

そこへ先ほど商店街にやって来たまどか達が合流した。 

 

「まどかさん! ユニ! こうた!」

 

ひかるとララは3人の仮装を見て目をキラキラさせていた。

 

「ひかるとララがクラスで出るって聞いたから一緒に出ようって誘ったんだ」

 

「は〜っ、本当の姿で堂々といられるって気分が良いニャン」

 

「よく言うよ。さっきまであんなに心配してた癖に・・・・イッタ!」

 

こうたがぼそっと独り言を呟くとそれを聞いたユニがこうたの足を思いっきり踏みつけた。

 

「わたくしも良い気分です。ニャン」

 

「まどかノリノリルン」

 

「良く似合ってるよ。それでこうたのは・・・・」

 

「あぁ。俺のは地球を守る防衛チームの隊員服の仮装だよ」

 

「防衛チーム!? キラやば〜っ☆! かっちょイイ! それにそっちの3人並ぶと・・・・『ニャ〜ン』キラやば〜っ☆!」

 

ひかるはこうた達の仮装を見て興奮せずにはいられなかった。

 

「それじゃあみんなハロウィン楽しんで」

 

「チャオ!」

 

『チャオ!』

 

「バイバ〜イ!」

 

そしてカルロス達と別れたひかる達はみんなで商店街を見て回る事にして移動を開始した。

 

「ルン? あの人達は何してるルン?」

 

するとララは魔法つかいの格好をして手に持ったクリップボードとペンを使って用紙に何かを書いている人達を見つけた。

 

「コンテストの審査だよ」

 

「優勝したらスタードーナツ一年分!」

 

「是非とも欲しいでプルンス!」

 

その人達の事をえれなは知っていてあの人達がコンテストの審査をしているらしく、その審査結果によって誰が優勝するのか決まるのだ。

 

その頃、商店街の近くの湖の中にいたカッパードは以前の戦いでスターが見せた力について考えていた。

 

「(あの力、何だったのだ? プリキュアが新たなる力を宿しているのか?)」

 

その後、湖から出たカッパードは歩きながら商店街へと入って行った。

 

「っ!?」

 

するとカッパードはその賑やかな光景を自身の故郷の姿と一瞬錯覚してしまったがすぐに正気を取り戻した。

 

「ふぅ・・・・」

 

「あの・・・・」

 

「ん?」

 

するとカッパードは仮装をした1人の女性から声をかけられた。

 

「は〜い。お菓子どうぞ」

 

「貰っていいルン?」

 

「うん」

 

「わぁ、ありがとうルン」

 

「ありがとう!」

 

ララがお菓子を配るスタッフからお菓子を貰うとひかる達もお菓子のクッキーを受け取った。

 

「フワもお菓子食べたいフワ」

 

「わかったルン」

 

フワにお菓子をねだられたララはふたご座のペンを使ってトゥインクルブックに流れ星の形をしたクッキーを描くとそれが具現化されてそのクッキーをフワは食べ始めた。

 

「クッキー美味しいフワ」

 

「仮装コンテスト最高でプルンス」

 

「毎日仮装コンテストでも良いニャン」

 

「まぁ確かにそうなったら2人も気楽に出歩けるだろうから良いかもな」

 

「あっちにも仮装してる人いっぱいいるよ」

 

「行ってみましょう!」

 

普段自分達の正体を隠していたユニやプルンスにとってそれらを気にせずに堂々と出歩ける今の状況は正に最高の時間だった。

 

「はいチーズ!」

 

そして先ほどから声をかけられては一緒に記念撮影を頼まれていたカッパードは今の状況が全く理解できていなかった。

 

「ありがとうございま〜す!」

 

「何なのだ一体!?」

 

「お願いします」

 

「私も、良いですか?」

 

次から次へと記念撮影を頼まれて疲労していくカッパードはようやく解放されると商店街の隅に身を潜めて一休みしていた。

 

「ハァ・・・・ハァ・・・・全く、どうなっている」

 

「良い気になるなよ! 優勝はウチの家族が貰った!」

 

「なに言ってるの? 私はこの衣装に3ヶ月もかかったんだから」

 

「はあっ!? 時間かけてれば偉いのかよ!?」

 

「その程度で優勝を狙うとか良い気になってるのはどっち?」

 

カッパードが目撃したのは仮装コンテストで優勝するのは自分達だと言い合いを始めた2組の家族の姿だった。その光景を見てカッパードは自身が生まれ育った故郷の星で起こった出来事を思い出していた。

 

「くっ」

 

「あっ、カッパード!?」

 

しかしカッパードはそこでひかる達と鉢合わせしまったのだった。

 

 

To Be Continued

 

 

 




         次回予告


仮装コンテストの会場で暴れ始めたカッパード達

このままでは宇宙人の事がバレてしまう

そこでひかるが思いついた秘策とは?


次回『スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES』

第108話 みんな集まれ! ハロウィン仮装コンテスト! 後編

次回もお楽しみ!


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