スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES   作:hayato0121

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前回に引き続きオリジナルストーリーをお送りします。


第110話 迫り来る危機

トッパーからの頼みで星空連合の拠点の一つがある惑星デルタムへとやって来たこうた達。そこで出会ったのは別の宇宙からやって来たという化学研究班の責任者を務めるリントと呼ばれる男性だった。リントの過去を知り、彼とこうた達が打ち解けた直後に突然部屋中に警告音が鳴り響いた。

 

それから一同は状況を把握する為に自分達がいる施設の中にある中央司令室へとやって来ていた。

 

「どうしたであるか!?」

 

「隕石です! 推定100kmの隕石がスターパレスに向かって進行中です!」

 

「なんじゃと!?」

 

トッパーが状況を確認するとスターパレスに向かって隕石が接近しているというものだった。

 

「どういう事!?」

 

「このまま隕石がパレスに激突すればパレスは勿論、スタープリンセス達も無事ではすみません!」

 

「そんな!?」

 

「何か対策は無いのですか!?」

 

状況を理解できていなかったひかるにリントが分かりやすく説明するとえれなとまどかは激しく動揺していた。

 

「これだけ大きな隕石だと細かく砕いていては意味がありません。星空界の外で確実に、一撃で破壊する必要があります」

 

「ならそれを!」

 

「ですが、現状の星空連合の装備ではそれ程の威力を持つ装備はありません」

 

「そんな・・・・」

 

リントからの説明を受けてララはショックを受けていた。

 

「・・・・皆さん、ついてきてください」

 

リントに案内されて一同は格納庫へとやってきてそこに明かりが照らされるとそこには三角形の形をした青い宇宙船が置いてあった。

 

(イメージは【最強銀河 究極ゼロ 〜バトルスピリッツ〜】で流れ星のキリガが乗っていた『流星号』)

 

「これは?」

 

「私が開発した高速宇宙船『スターライト号』です」

 

「スターライト号?」

 

「この船を使えば隕石が星空界に到着する前に隕石に接触する事ができます」

 

「本当であるか!?」

 

「はい」

 

この船なら隕石に対処する目標地点まで時間内に確実に辿り着けると言われて一同は喜んだ。

 

「ですが、この船は2人乗りでしかも攻撃性能を持つ装備は一つも搭載されていません」

 

「じゃあどうするの?」

 

攻撃装備がないと聞かされてユニはどうするのかとリントに聞くとリントは真っ直ぐこうたの目の前にやって来た。

 

「えっ?」

 

「こうた君。君と、君が持つウルトラマンの力を我々に貸してもらえませんか?」

 

「俺や、ウルトラマンの力を、ですか?」

 

「はい。現状の星空連合の装備ではこの隕石を確実に破壊するのは不可能です。ですが貴方にならそれができる。ウルトラマンの力を持つ貴方なら・・・・お願いします!」

 

リントはこうたに頭を下げて協力を申し込んできた。

 

「こうた・・・・」

 

その様子をひかるや他のメンバーも静かに見守っていた。

 

「・・・・わかりました。やります!」

 

「っ! ありがとうございます! では早速準備を・・・・」

 

「待ちなさい!」

 

こうたが承諾してリントが準備を始めようとするとユニが止めた。

 

「何か?」

 

「その宇宙船の操縦、私がやるわ」

 

「ええっ!?」

 

「ユニ!?」

 

ユニがスターライト号を操縦すると言い出した事にひかるとララが驚いた。

 

「よろしいのですか? この高速宇宙船の操縦は生半可なパイロットでは操縦出来ませんよ?」

 

「甘く見ないで! 私なら大丈夫よ!」

 

「・・・・わかりました。では説明をしますのでこちらに・・・・こうた君は宇宙服を着て出撃の準備をお願いします」

 

「はい」

 

こうしてスターパレスに迫る隕石に対処する為にそれぞれ動き始めた。

 

そしてこうたが宇宙服に着替えて更衣室の外に出るとユニ以外のメンバーが待っていた。

 

「こうた・・・・」

 

これから出撃するこうたをララは心配そうな表情で話しかけてきた。

 

「大丈夫だって。必ず隕石を破壊して帰ってくるよ」

 

「・・・・ルン!」

 

「こうた、頑張って!」

 

「頼んだよ!」

 

「ユニと一緒に、必ず帰って来てくださいね!」

 

「信じてるでプルンスよ!」

 

「頑張るフワ!」

 

「ああっ!」

 

ひかる、えれな、まどか、プルンス、フワに見送られてこうたはスターライト号の所へ向かった。

 

そしてこうたが格納庫にたどり着くとそこには同じく宇宙服を着たユニが機体の側でリントに説明を受けていた。

 

「お待たせしました!」

 

「いえ、ではこれで機体の説明については以上になりますが何か質問は?」

 

「大丈夫ニャン」

 

「わかりました。それでは、2人が搭乗次第発進準備を開始します!」

 

ユニが前、こうたが後ろの操縦席に座ると機体はカタパルトデッキに移動を始めた。

 

「なぁ、一つ聞いていいか?」

 

「何よいきなり」

 

移動中にこうたがユニに話しかけた。

 

「どうしてパイロットに志願したんだよ」

 

「・・・・貴方は私がいないとダメだから保護者としてちゃんとついててあげなきゃって思っただけよ」

 

「何だよそれ。俺は子供じゃないっての」

 

「地球で中学生は立派な子供よ」

 

「ちぇっ」

 

「フフッ」

 

そしてユニは以前に見た夢の事を思い出していた。

 

「(貴方の事は私が絶対に守る!)」

 

しかし本当はこうたを守る為にユニはパイロットに志願したのであった。

 

『進路クリア! スターライト号! 発進どうぞ!』

 

「行くわよ!」

 

「くっ!」

 

そしてスターライト号が発進するとその強烈なGに襲われるが何とか耐えてスターライト号は無事に発進した。

 

「・・・・ご武運を」

 

その様子を見ていたリントは2人が無事に帰ってくる事を心から祈っていた。

 

「・・・・やっぱり私も行くルン!」

 

「ララ!?」

 

するとララがやっぱり自分も行くと言い出した。

 

「ですが、貴方のロケットではとても間に合いませんよ」

 

「そんなのわかってるルン! でも、それでもここでただジッとしてるなんて出来ないルン!」

 

「だよね!」

 

「うん!」

 

「わたくし達も行きましょう!」

 

「行くフワ!」

 

「しょうがないでプルンスなぁ」

 

ララの言葉を聞いて、えれな、ひかる、まどか、フワ、プルンスも賛同してみんなでロケットに乗ってこうたとユニの後を追いかけた。

 

「しかし!」

 

「行かせてあげるのである」

 

「トッパー代表」

 

ララ達を止めようとしたリントをトッパーが止めた。

 

「彼女達の絆は我々の想像を遥かに超えているのである。今は彼女達を信じるのである」

 

「・・・・わかりました」

 

 

 

 

 

その頃、こうたとユニは・・・・

 

「凄いなこれ、ララのロケットと比べても桁違いの速さだ」

 

「そうね。私の宇宙船よりも速いけど、聞いてた通り操縦桿がめちゃくちゃ重いニャン」

 

「おい大丈夫なのか?」

 

「大丈夫よこれくらい。それより貴方は隕石を破壊する事だけに集中しなさい! 全ては貴方にかかってるんだから!」

 

「・・・・あぁ!」

 

そうして宇宙空間の飛び続けること数十分経過して、目標地点に到着してユニは機体のエンジンを停止させるとその場にとどまる様にバランスをとった。

 

「こうた!」

 

「あぁ! スターカラーペンダント! カラーチャージ!!」

 

こうたはキュアスペースに変身するとコックピットのハッチを開いて宇宙空間に出ると機体のボディの上に降り立った。

 

「ウルトラスターカラーペン・エックス! ウルトラカラーチャージ!!」

 

スペースはエックスのペンを使ってキュアスペースエックスに変身するとスペースの胸元のペンダントから光の粒子が出てくるとそれはスペースの両手へと飛んでいき、右手には何かのカードが、左手にはエクスデバイザーが握られていた。

 

『ウルティメイトゼロ、ロードします。』

 

スペースは右手にウルティメイトゼロソードを装備したウルティメイトイージスを身に纏った。

 

『ウルティメイトゼロアーマー、アクティブ!』

 

そしてスペースはゼロアーマーを敵を射抜く超弓状の【ファイナルウルティメイトゼロモード】へと変形させると発射体制に入りつつエネルギーチャージを開始する。

 

「もう少しで・・・・」

 

スペースは順調にエネルギーチャージを行っていた。

 

「っ!? 見えたわよ!」

 

「わかってる!」

 

ユニの言う通り巨大隕石が2人の視界に入ったがその直後にエネルギーチャージが完了した。

 

「いっけえええええっ! プリキュア・ファイナルウルティメイトゼロ!!」

 

スペースは標的に命中すると高速回転し、抉るようにして敵を貫き、巨大な敵を一撃で撃破する威力を誇る技【ファイナルウルティメイトゼロ】で無事、一撃で巨大隕石を粉々に破壊する事に成功した。

 

「よっしゃーっ!」

 

「やったニャン!」

 

隕石の破壊に成功して喜ぶ2人はコックピットのガラス越しに拳を合わせた。

 

「キシャーーッ!」

 

「「っ!?」」

 

【(姿は真っ黒な身体に赤い目のウルトラマンティガに登場したゾイガーの様な存在で、鳴き声のイメージもゾイガーと同じ声です)】

 

すると破壊された隕石の残骸から何かがスペース達の方へと飛んできた。

 

「何だコイツ!?」

 

「キシャーーッ!」

 

「このぉ!」

 

敵は口から赤黒い高熱球を放つとスペースはスターライト号を守る為に前に出て片手でそれを弾き飛ばした。

 

「キシャーーッ!」

 

「どわっ!?」

 

「スペース!?」

 

その敵は両手でスペースエックスの首を掴むとそのまま破壊された隕石の破片によって出来た小惑星へと突っ込んでいった。

 

「ううっ!」

 

スペースは岩場に胸から激突するとそのまま敵は肉弾戦を挑んできてスペースは振り向きざまに何とか対応するが、急降下からの胸の強打による大ダメージ(まるで高いビルから突き落とされたかの様なダメージ)と先程のエネルギーチャージによる消耗でいつもより動きが鈍かった。

 

「うわっ!」

 

スペースエックスは殴り飛ばされて元のキュアスペースに戻ってしまう。

 

「キシャーーッ!」

 

「うわああああああっ!」

 

そこを狙って敵は最初に放った赤黒い高熱球を連射するとそれが全てスペースの身体に直撃してスペースは前のめりに倒れてしまった。倒れているスペースに敵はゆっくりを距離を詰めていた。

 

「プリキュア・コスモシャイニング!!」

 

「キシャーーッ!」

 

敵の背後からプリキュアに変身したコスモが攻撃して怯んでいる間にコスモはスペースに近づいた。

 

「大丈夫!?」

 

「あぁ、悪い助かった」

 

「キシャーーッ!」

 

「「っ!?」」

 

スペースはコスモに支えれられながら立ち上がると敵が2人の所に迫って来ていた。

 

「ここは私が何とかするから貴方は逃げなさい!」

 

「ハアッ!? 何言ってんだよ!?」

 

「いいから行きなさい! そんな身体じゃまともに戦えないでしょ!」

 

そう言ってコスモは敵に向かって突っ込んで行った。

 

「コスモ! ぐっ!」

 

スペースもコスモに加勢しようとするが先程のダメージですぐに膝をついてしまう。

 

「ハアッ!」

 

コスモが蹴り技を使うとそれが敵の横顔にヒットしてその後もコスモは敵の注意を自分に惹きつけつつ戦いを続けていた。

 

「(守ってみせる! 今度こそ、必ず!)」

 

コスモは惑星レインボーの時とは違い、今の自分には誰かを守れる力がある。だからこの力でスペースを守ろうと必死に戦った。

 

「プリキュア・コスモシャイニング!!」

 

「キシャーーッ!」

 

コスモの技は確かにダメージを与えられているが決定打としては不足していて倒すまでには至らなかった。

 

「そんなっ!?」

 

「キシャーーッ!」

 

「しまっ!? ぐっ! うううっ!」

 

コスモは動揺した隙をつかれて敵に両手に首を絞められて苦しんでいた。

 

「うぅ、ああっ・・・・」

 

コスモの足は徐々に地面から離れて宙に浮かんでいた。

 

「あっ、はあっ・・・・」

 

コスモは必死に手を払おうとするが徐々に力が抜けていき抵抗する力が弱まっていて、持っていたレインボーパヒュームも落としてしまう。

 

「(このままじゃ・・・・やられる・・・・)」

 

「ウルトラマンゼロの力よ!」

 

「っ!?」

 

「プリキュア・ワイドゼロショット!!」

 

「キシャーーッ!」

 

敵の背中に光線が直撃するとその痛みから敵はコスモを離してしまう。

 

「ケホッ! ケホッ! どうして・・・・どうして、アンタは・・・・いつも、いつも・・・・」

 

コスモはその光線を放った相手が誰かすぐにわかった。彼女の視線の先には自分と同じ様に膝をついた状態で両手をL字に組んで光線を放ったキュアスペースギンガビクトリーの姿がそこにはありスペースはゆっくりと立ち上がった。

 

「キシャーー!」

 

「ウルトラマンメビウスの力よ! プリキュア・メビュームシュート!!」

 

スペースはウルトラマンメビウスの技を放つが敵はそれを両手をクロスして防御ながらもゆっくりとスペースとの距離を詰めていた。

 

「スペース! 逃げて!」

 

「・・・・ウルトラマンガイアの力よ!」

 

スペースはウルトラフュージョンブレスのディスクをウルトラマンティガ、ダイナ、ガイアの3人がいる絵柄の所に止めると左手を胸に添えて右腕を指先からピンと上に伸ばした状態から両腕を大きく振りかぶったのちに体の前で両手を合掌の形に合わせた。

 

「プリキュア・フォトンストリーム!!」

 

合わせた両手の右手を下にずらして発射するウルトラマンガイアの最強必殺光線【フォトンストリーム】をスペースはすぐ側まで来ていた敵に向かって放つとほぼゼロ距離からの発射となり敵はその攻撃を受けて大爆発を起こした。

 

「ああっ・・・・スペース・・・・スペースーーーーッ!」

 

コスモはその爆発を見てスペースがどうなったのか心配せずにはいられなかった。果たしてスペースは無事なのか?

 

 

 

To Be Continued

 

 

 




         次回予告


隕石の破壊に成功したスペースとコスモ

そしてスタープリンセス達の口から敵の正体が語られる


次回『スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES』

第111話 魔獣デスドラゴン

次回もお楽しみ!


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