スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES 作:hayato0121
デスドラゴンとの戦いに敗れたプリキュアと星空連合のメンバーはララの故郷の惑星サマーンへと避難していた。目的はサマーンのマザーAIによるデスドラゴンの戦闘データに関する分析とこうたをメディカルポッドで治療する為の2つだった。
「これで貴女の治療は完了ルン」
「ありがとニャン」
ユニは治療を終えて無事完治するとこうた以外の他のメンバーの治療も無事完了した。
「ララ!」
「オヨ? カカ!? トトとロロも!?」
そこへララの両親トトとカカ、そして双子の兄、ロロが治療を終えたララに駆け寄りカカがララに抱きついた。
「無事で良かったルン!」
「・・・・心配かけてごめんルン」
ララの家族との再会をひかる達は静かに見守っていた。
「・・・・オヨッ!? そうルン! こうたは? こうたはどうなったルン!?」
「あぁ、こうた君は怪我と身体に蓄積したダメージが大きくて回復にはまだ少し時間がかかるルン」
「そんな・・・・」
トトからこうたの状態を聞かされたララは元気を無くしてしまう。
「大丈夫ルン」
「ロロ?」
「確かに時間はかかるけど、彼は必ず元気になるルン! だから大丈夫ルン!」
「ロロ・・・・ルン!」
ララはロロに励まされて元気を取り戻した。
それから3日が過ぎた。
惑星デルタムから避難してきたリント達研究員達はサマーンのAI達と協力して打開策を模索し続けていた。そしてこうたもメディカルポッドでの治療を終えていた。今は医務室のベッドで眠っていて後は目が覚めるのを待つだけだった。
「こうた・・・・」
そんなこうたに今はユニが付き添っている。
その頃ひかる達他のメンバーは各地の救援要請に対応して魔獣達と戦っていた。
『プリキュア・サザンクロスショット!!』
「キシャーー・・・・」
スター達が複数のクヴァーラをサザンクロスショットで倒した事でこの星の侵攻は阻止された。
『お疲れ様。すぐに回収するからそこでジッとしててね』
「はい!」
クヴァーラを倒した4人。星空連合からの援護を受けながら魔獣に襲われている星を助ける為に可能な限り活動していた。そしてこうたの目が覚めた時に誰かが必ず付き添える様に順番で側にいる様にしていて、それで今はユニが付き添っていた。
「ただいまーーっ!」
「いま帰ったルン!」
「うむ。皆、ご苦労だったのである」
サマーンのマザーAIのある管理棟の司令室にひかる達が戻るとトッパーが出迎えてくれた。
「それでその、デスドラゴンのその後の行方はどうですか?」
「それは・・・・」
まどかがデスドラゴンの行方を聞くとリントが司令室のシステムを操作して画面が光るとそこには全てが枯れ果てた様な星が映し出された。
「ここは?」
「恐らく皆さんがスタープリンセスから聞いたデスドラゴンが封印されていたという小さな星でしょう。奴は今ここにいます」
「ここに、デスドラゴンが・・・・」
「ならばすぐに攻撃を!」
「落ち着いてください代表! 今の私達では何の策もなく挑んでも返り討ちにあうだけです!」
トッパーがデスドラゴンのいる星に攻撃を仕掛けようと考えるがリントから無策で挑んでも勝てないと止められてしまう。
「現状の私達ではまず勝ち目はありません。プリキュアの技【スタートゥインクルイマジネーション】も通じなかったとなると残る策は・・・・」
リントはデスドラゴンへの対抗策に心当たりがあったがそれを言って良いか躊躇していた。
その頃・・・・
「グオオオオッ!」
「くっ!」
倒れるスペースの目の前にデスドラゴンが立っていて周りを見渡すとスター達他のプリキュア達も倒れて気を失っていた。
「みんな・・・・」
「グオオ・・・・」
「や、やめろ・・・・」
デスドラゴンは目の前にいるスペースとは別方向を向いて口にエネルギーを溜め始めると他のプリキュア達を攻撃しようとしていた。
「やめろ・・・・」
「グオオオオッ!」
「やめろーーーっ!」
『こうたっ!』
「っ!?」
するとスペースの視界が突然明るくなって目を瞑った。
「んっ・・・・」
「こうた!?」
こうたは夢から覚めてゆっくりと目を開けるとその視界には涙目でこちらを見ているユニの姿が写っていた。
「・・・・ユニ?」
「こうた・・・・良かった・・・・」
ユニは涙を流しながら微笑みつつこうたの手をしっかりと握っていた。
「俺は・・・・」
その後こうたはユニから現状の説明を受けた。
「そうか・・・・」
「こうた!」
「ひかる!?」
そこへこうたが目覚めたと知らせを受けたひかる達が駆け込んできてひかるが真っ直ぐこうたにダイブして抱きついた。
「良かった! 良かったよぉ!」
「ごめんな心配かけて。みんなも・・・・」
「全くルン」
「ホント、いつも無茶ばっかりして」
「無理しないでくださいと言っても聞いてくれませんし・・・・」
「良かったフワ!」
「心配かけ過ぎでプルンスよ!」
ひかる、ララ、えれな、まどか、フワ、プルンスがこうたが目覚めた事を喜んだり無茶した事を怒ったりと色々な言葉がこうたに送られた。そしてララは厳しい眼差しをこうたに送るがその目は涙目で本当はこうたが目を覚まして嬉しかったのだ。
「こうた君。目が覚めて良かったである」
「トッパーさん。リントさんも」
「身体の調子はどうですか?」
「はい。お陰様でもうバッチリです!」
「それは良かった」
その後はトッパーとリントもこうたのいる医務室へとやって来てこうたの身体が無事完治した事を知って一安心していた。
「あの、大体の状況はユニから聞きましたけど奴への対抗手段って本当に無いんですか?」
「それは、あるにはある・・・・かもしれませんが・・・・」
「ホントですか!?」
「是非とも教えてほしいのである!」
リントの言葉を聞いてこうたとトッパーはリントにその方法を教えてほしいと頼んだ。
「ですが・・・・」
「焦ったいわね。早く言いなさいよ!」
躊躇しているリントに対してユニが早く言う様に言った。
「・・・・わかりました。私がいた宇宙ではデスドラゴンの様な邪悪の力を持つ存在は光の力、正義の心を持つ存在によって葬られていました」
「光の力・・・・それって!?」
「はい。ウルトラマン達をはじめとする方々です」
リントの話、光の力や正義の心と聞いたこうたにとってそれに当てはまる存在はウルトラマン以外考えられなかった。
「という事はもしや・・・・」
「えぇ。こうた君ならデスドラゴンを倒す事が出来るかもしれません」
『っ!?』
こうたならデスドラゴンを倒せるかもしれないと聞かされて一同は驚いた。
「俺が?」
「勿論その可能性があるというだけで絶対ではありませんし、病み上がりのこうた君を戦わせるというのも私は良くないと考えています。こうた君。君はどうしたいですか?」
「俺は・・・・やります! 俺ならアイツに勝てるかもしれないんですよね! それでみんなを、この宇宙を守れるなら俺は「待って!」・・・・ユニ?」
こうたがデスドラゴンと戦う決心をした時にユニが割って入ってきた。
「私は反対」
「ユニ!? 何言ってるんだよ! 星空界が大変だって時にそんな事言ってる場合じゃないだろ!」
「そうよ! そんなの分かってるわよ! でも・・・・何で・・・・いつもいつも貴方ばかりそんな危険な戦いをしなくちゃいけないのよ!」
「仕方ないだろ。俺がやらなくちゃいけないのなら俺がやらなきゃ・・・・」
「・・・・本当にそうなの?」
「えっ?」
こうたはユニの言っている事の意味が理解出来なかった。
「本当にそれは貴方がやらなきゃいけないの? 私達じゃダメなの?貴方1人でやらなくちゃいけないの?」
「でも俺はウルトラマンの力が使えるし、これまでだってそうやってみんなを守ってきたんだ!」
「そうね。ここぞって時はいつも貴方に、ウルトラマンの力に頼ってきた。でも貴方はウルトラマンに認められただけで、それがやらなきゃいけない理由にはならないニャン!」
「ちょっ!?」
「お2人とも落ち着いて・・・・」
ヒートアップするこうたとユニの口論をえれなとまどかが止めた。
「ホントに、考えを改めるつもりはないのね?」
「あぁ、デスドラゴンとは俺が戦う。そして俺がみんなを守る!」
「そう・・・・」
ユニは考え直してくれないこうたとの会話の後に少しの間俯いた後に何かを決心した表情で顔を上げた。
「わかったわ。なら・・・・」
「・・・・私と戦いなさい!」
『っ!?』
「私と戦って勝てたなら、もう私も何も言わない。貴方の好きにすれば良いニャン」
「フワッ!?」
「何言ってるでプルンス!?」
ユニの発言にその場にいた全員が驚いていた。
「その代わり、私が勝ったらデスドラゴンの相手は私がするわ!」
「ユニッ!?」
「そんなの無茶です!」
ユニの提案に今度はひかるとまどかが反対した。
「何を言っているであるか!? こんな時に君達が争っている場合では「こんな時だからよ!」・・・・っ!」
「このままこうたを戦わせ続けたらいつか取り返しがつかなくなるかもしれない・・・・だから! 私が止める!」
「ユニ」
「だからお願いこうた。私と戦って!」
「・・・・本気、なんだな?」
「えぇ!」
トッパーは止めるもそれでもユニは真剣な眼差しでこうたを見て自分の意思を伝えた。
「・・・・わかった」
「こうた君!?」
「そんなのダメだよ! 2人が戦うなんて・・・・」
「そうだよ! 絶対にダメ!」
こうたが了承した事にまどかとえれな、ひかるは驚き反対した。
「・・・・・・・・」
しかしララだけは何も言わずに真剣な表情でこうたとユニを見ていた。
「トッパーさん。このままじゃ話は全然進みません。こうなったらやるしかないですよ」
「しかし・・・・」
「お願いします!」
「・・・・分かったのである」
こうたの頼みを受けてトッパーもこの勝負を承諾した。
その後こうた達はカカがロケットの実験で使う広い実験場で2人は戦う事になった。そしてこうたとユニは互いに実験場で向かい合い、それ以外のメンバーは実験場が見える別室に移動してモニターから2人の勝負を見守っていた。
「準備は良いわね?」
「・・・・あぁ」
「「スターカラーペンダント! カラーチャージ!!」」
そして2人は変身して全ての準備は整った。
『それでは・・・・』
そしてリントが戦闘開始の合図をした。
『始め!』
「ハアッ!」
真っ先に仕掛けたのはコスモだった。コスモがスペースにジャンプして突っ込み猫の手のパンチを繰り出すとスペースは両腕をクロスしてそれを防ぐが後方へ後ずさり、その後もコスモは追撃して連続でパンチやキックを繰り出すはスペースは全て回避したり防御し続けた。
「どうしたの? 反撃しなさいよ!」
「くっ!」
そう言われてもスペースは反撃せずに防戦一方だった。それに苛立ったコスモは攻撃を中断してスペースから距離を取った。
「真面目にやりなさい! 私に勝たないとデスドラゴンとは戦えないわよ!」
「・・・・嫌だ」
「えっ?」
「やっぱり俺、お前と戦いたくない!」
「何ですって!?」
「俺達が戦うなんて・・・・俺は、お前を傷つけたくないんだ」
「・・・・何よそれ・・・・ふざけんじゃないわよ!」
スペースの発言にコスモはキレた。
「私が貴方より弱いから? 戦ったら自分が勝つって思ってるから? そう言いたいわけ!?」
「違う! 俺は・・・・」
「もういいニャン。だったら、嫌でも本気にさせてあげる! レインボーパフューム! いくニャン!」
コスモはレインボーパフュームを取り出した。
そして・・・・
「っ!? それは!?」
コスモは懐からふたご座のプリンセススターカラーペンを取り出した。
「それはララが持ってたペン。どうしてコスモが? ・・・・まさか!?」
スペースは真っ先にこの戦いを記録するカメラの方を向いた。
その頃、別室では・・・・
「あれってララが持ってるペンだよね」
「どうしてコスモが?」
「・・・・まさか!?」
その時、ひかる、えれな、まどかはスペースと全く同じ反応をしていた。
「・・・・・・・・」
そして全員から視線を送られるララ本人は真っ直ぐモニター越しにスペースの事を見つめていた。
これは勝負が始まる少し前のこと・・・・
「ユニ」
「何よ? 貴女もこんなのおかしいって言いたいの?」
「違うルン。これを・・・・」
「これって!?」
ララはユニに自身が持つしし座、ふたご座、かに座のペンを差し出した。
「こうたを、頼むルン」
「・・・・任せなさい」
ララの意思を理解したユニはララからペンを受け取って勝負に臨んでいたのだ。
そして現在・・・・
「ララ・・・・まさかお前も・・・・」
「プリンセススターカラーペン! ふたご座! くるくるチャージ!」
「っ!?」
そしてスペースは意識をララに向けている間にできた隙にコスモは技を放つ体勢に入っていた。
「プリキュア・レインボースプラッシュ!!」
それに対してスペース自身の前にエネルギーを集中して赤くて丸い光のバリアを発生させてレインボースプラッシュを受け止めた。
「くっ、ううっ・・・・」
「ハアアアーーッ!」
「ぐあっ!」
しかし最後にはバリアを破られたスペースは後方の壁の方に吹き飛ばされてそのまま壁に激突した。
「いい加減にして! とっとと本気で戦いなさいよ!」
壁に寄りかかったまま俯いたスペースはコスモの声を聞いたスペースはゆっくりと自身の懐のペンへと手を伸ばした。
「っ!」
しかしスペースはどうしてもウルトラマンの力を使う事を躊躇して使えなかった。
「何で、どうして・・・・」
「この力は、大切なものを・・・・みんなを守る為の力だ。俺はそれをウルトラマンの皆さんから教わった。その力をここで使うなんて、俺には出来ない」
スペースはこれまでヒカル達ウルトラマンとの交流で彼らがどんな思いで戦っているのか。何の為にその力を使うのか。それを知っているからこそこんな個人的な、しかも守るべき相手にその力を向ける事が出来なかったのだ。
「・・・・そんなの、私だってそうよ」
「えっ?」
「私だって本当はこんな事、貴方と戦うなんて・・・・したくてやってると、本気で思ってるの?」
「っ!?」
そしてコスモの目から涙が流れ始めた事にスペースは驚いた。
「貴方は私に光をくれた。1人だった私に居場所をくれた。仲間を思いやる優しさを思い出させてくれた。今の私があるのは貴方のおかげ。そんな貴方を攻撃して何も感じないと思う?」
「コスモ・・・・」
「私は・・・・」
「貴方が好き」
「っ!?」
「最初は何とも思っていなかった。でもいつの間にか貴方の事ばかり見て、意識して、気がついたら好きになってたニャン」
「ユニ・・・・」
「私は一度全てを失った。だからもう何も失いたくないの。貴方がいなくなったら、私は・・・・」
「・・・・・・・・」
『遠慮するわ。団体行動は苦手ニャン。それじゃ!』
『その・・・・一応お礼を言っておこうと思って・・・・』
『お礼?』
『えぇ、さっきは助かったわ。だから、ありがとう////』
『そういうわけだから、これからよろしく頼むわね・・・・"こうた"////』
『必ず勝ちなさい。負けたら承知しないわよ!』
『フフッ、私は宇宙怪盗よ。欲しいものは必ず手に入れる主義なの。だから、覚悟しておきなさい!』
スペースはこれまでユニと共に過ごした日々を思い出していた。そして告白されて彼女の思いを聞いて、自身の中でユニの存在が徐々に大きくなっていくのを感じた。
「だから、私は勝つ! 勝ってデスドラゴンから貴方を守ってみせるニャン!」
「っ!?」
この時スペースは初めてコスモの考えを理解した。彼女はデスドラゴンからスペースを守る為に自ら危険な戦いに臨もうとしている事を。そんな事が許せるのか・・・・
「・・・・ダメだ」
「えっ?」
「・・・・お前を、デスドラゴンと戦わせるわけにはいかない」
そしてスペースは懐から自ら光る一本のペンを取り出した。
「ごめんなコスモ。この戦い・・・・」
『こうた!』
スペースは笑顔でこちらに向かって振り向くユニの姿を思い出していた。
「どうしても、負けるわけにはいかなくなった!」
そしてスペースの全身が光るとスペースはキュアスペースオーブ・オーブオリジンに変身した。
「スペース・・・・(まぁ、そうなるわよね)やっと本気ってわけ?」
「あぁ、待たせたな。こっからは全力だ!」
そう言ったスペースの全身が光り出すとスペースのその左手にはオーブリングが握られていて、スペースの周りには緑と青色の2つの光に包まれたカードが漂っていた。
「ジャックさん!」
『ウルトラマンジャック!』
「ゼロさん!」
『ウルトラマンゼロ!』
「キレの良いやつ、頼みます!!」
『フュージョンアップ! キュアスペースオーブ・ハリケーンスラッシュ!」
「光を超えて、闇を斬る!!・・・・いくぞ!」
「えぇ!」
ハリケーンスラッシュの力で瞬時に離れていたコスモの目の前まで移動するとスペースの右足の蹴りが横からコスモに襲いかかり、コスモは手で防ぐが勢いを抑えられずに横へ吹き飛ばされてしまう。
『コスモ!』
その光景をひかる達はモニターで見ていた。壁に寄りかかっていたコスモはゆっくりと立ち上がった。
「デスドラゴンとは俺が戦うからお前は戦わなくて良い!だから後は俺に全部任せとけ!」
「ハアッ!? わたしが戦ったらアンタが楽できるんだからそれで良いでしょ!」
「誰がいつそんな事頼んだよ!」
「私がやりたいからやるの!」
「そんなの俺だって同じだっつうの!」
コスモがスペースに向かって行くとスペースもそれに対して迎え撃ち、コスモの仕掛ける肉弾戦に対してスペースも隙を見ては反撃し、青い風を纏いながらの蹴りやパンチがコスモに襲いかかるも彼女もギリギリかわしながら反撃しつつ2人は戦いながら口論をしていた。
「なんか・・・・」
「途中から喧嘩になってませんか?」
「うん」
その戦いをえれな、まどか、ひかるの3人は2人のギリギリの戦いを見て凄いと思っていた。
「(こうた・・・・ユニ・・・・)」
ララはそんな2人の戦いを見守っていたが、2人がお互いの気持ちを素直に語っている姿が少し羨ましく思っていた。
距離を取ったスペースが頭に両手を添えるとそこにゼロスラッガーが2つ現れてスペースが両手を横に広げるとゼロスラッガーは真っ直ぐコスモに向かっていった。
「くっ! ハアッ!」
それをコスモは必死に回避してゼロスラッガーはスペースの所へ戻るとスペースは再びオーブリングと2枚のカードを具現化させた。
「ウルトラマンさん!」
『ウルトラマン!』
「ティガさん!」
『ウルトラマンティガ!』
「光の力、お借ります!!」
『フュージョンアップ! キュアスペースオーブ・スペシウムゼペリオン!」
「闇を照らして、悪を撃つ!」
「勝手に自己完結するとかホント最悪!」
「良いだろ別に!俺がそうしたいって言ってるんだから!」
「私は嫌だって言ってるニャン!」
スペースが変身した後も2人の口喧嘩しながらの戦いは続いた。
「俺は必ずデスドラゴンに勝つ!」
「なら気持ちじゃなくて根拠で示しなさいよ!」
「俺を信じろ!」
「それ根拠と関係ないでしょバカ!」
「あるかもしれないだろアホ!」
接近戦をしていた2人は互いに距離を取った。
「この・・・・」
コスモがレインボーパフュームを取り出してしし座のペンをパフュームにセットした。
「わからずや・・・・」
スペースも技を放つ体勢に入った。
「「うるせーーーーーーっ!」」
そしてコスモの【レインボースプラッシュ】とスペースの【スペリオン光線】の2つの技が激突する。
『うっ!』
激突した後、実験場は強烈な光に包まれてその眩しさにモニター越しに見ていたひかる達は目を瞑った。
「だあああーーっ!」
「っ!?」
そしてスペリオン光線がレインボースプラッシュに押し勝つとそのまま光線がコスモに直撃する。
「(・・・・暖かい)」
しかしコスモが感じたのは痛みではなく優しく包まれる様な暖かい感覚だった。まるで彼の優しさに包まれている様な気持ちにコスモはなっていた。
「(私の、負けニャン)」
「ユニ!」
変身が解けた2人、こうたはユニの所へ駆け寄った。
「どうしてこんな事を?俺が本気で戦ったらどうなるかぐらいちょっと考えたらわかるだろ?」
「何それ? やっぱり本気を出したら自分が勝つって思ってたわけ?」
「それは・・・・」
「・・・・そうね。確かに、普通に考えたらこうたの考えの方が正しいニャン。けど、たとえ僅かでも勝てる可能性があるのならそれに賭けてみたかった。そうやって今まで乗り越えてきた貴方を見てきたから私もやってみようと思ったんだけど、そう簡単にはいかないわね・・・・仕方ないからデスドラゴンの相手は貴方に譲るわ」
「ユニ・・・・」
「ただし! 今度また自分勝手な事したら許さないから覚悟するニャン!」
「フフッ、それは怖いな。にしても、ここまで言い合ったのって初めてじゃないか?」
「そうね。今回は私の負けだったけど、なんだか気分が良いニャン」
「そっか・・・・ユニ・・・・ありがとな」
「えっ?」
「こんな俺の事を好きになってくれて。俺も、もう誰も失いたくないから。傷ついてほしくないから。だから、俺が頑張らなくちゃってずっと思ってたんだ」
「こうた・・・・貴方の考えはわかったニャン。でも少し違うでしょ?」
「ん?」
「俺がじゃなくて【俺達が】頑張るんでしょ? 私もいる。ひかるも、ララも、えれなも、まどかも、フワもプルンスも、みんながいる。貴方は1人じゃない。私にそれを教えてくれた張本人が忘れてるんじゃないわよ!」
「ユニ・・・・あぁ。そうだったな」
こうして2人の勝負はこうたの勝利で幕を閉じたのであった。
To Be Continued
次回予告
デスドラゴン達に対抗すべく動き出すプリキュアと星空連合
しかし魔獣達もただそれを指を咥えて見ているわけではなかった。
次回『スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES』
第114話 反撃開始!
次回もお楽しみ!
※もしよろしければ、お気に入り登録や評価をお願いします。
感想やコメントがあれば送って下さい。
よろしくお願いします。