スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES 作:hayato0121
「あれからこうた君は見つかったであるか?」
「それが、何の痕跡も見当たりません」
「探すのである! 必ず、宇宙星空連合の名にかけて何としてでも探し出すのである!」
こうたがワームホールに飲み込まれてから数時間が経過していた。
トッパーはこうたを見つける為にいま集められる人員を総動員して惑星レインボーとその周辺を捜索させていた。
一方、ひかる達プリキュアメンバーはララの魔獣から惑星サマーンの建物のロビーに集まって休息を取っていた。
「こうた・・・・グスッ」
「ひかる・・・・」
フワを抱き抱えていたひかるだったが今にも泣きそうな彼女をフワは心配していた。
「だ、大丈夫だよ! こうたなら絶対に見つかるって今はこうたを信じて・・・・」「えれな」
えれなは何とかひかるや何も言わずに黙っているララを元気づけ様と声をかけるがまどかは首を横に振りながら服の袖を引っ張られて止められてしまう。今の彼女達には何を言っても意味がないと理解していたからである。
「みなさんお疲れ様です。飲み物を持ってきたので一休みしてください」
「ありがとうございます。リントさん」
リントから飲み物の差し入れを受け取りまどかがお礼を伝えた。
「所で、ユニさんは?」
「ロケットにある自分の部屋に籠っているでプルンス」
「そうですか・・・・」
リントがユニの居場所を聞くとプルンスが彼女の居場所を説明した。
「うっ・・・・ううっ・・・・」
そのユニはというとロケットの部屋のベッドに顔を埋めながらずっと泣いていた。
「こうた・・・・こうた・・・・」
ユニは故郷や仲間だけでなく大切な人まで失ったショックで精神的に大きなダメージを受けてしまっていた。
そしてこうたの捜索が開始されて3日が経過した。
「どうして? どうして私達だけ地球に戻らなきゃいけないの!?」
「君達には君達の生活があるである。これ以上こちらに残っていると今後の生活にも影響が出てしまうである」
「でも! こうたを探さなきゃ!」
「それはこちらが引き継ぎます。こうた君は我々が必ず見つけます。なのでみなさんは地球に戻ってこうた君がいつ戻ってもいい様に環境を整えておいてほしいんです」
ひかる達は既に一週間この星空界で過ごしている。これ以上は家族への誤魔化しも難しくなるしこうたが不在である事を考慮した対応もしなくてはいけない為にひかる達が地球に戻る様にトッパーとリントがひかる達を説得していた。
「私は残るわよ」
「ユニ!?」
「私は地球人じゃないし、ひかる達みたいに学校にも通っていない。なら私が残っても問題ないでしょ?」
「それは・・・・」
「できません」
「っ!? どうして!?」
トッパーはどうすればと考えている横でリントはあっさりユニが残るのを反対した。
「ノットレイダーの連中がもしこうた君の不在を知ったらどうすると思いますか? このチャンスを絶対に逃さない。私ならそう考えます。なので貴女にも地球に戻ってノットレイダーの襲撃に備えてもらう必要があるんです。なので貴女をこちらに残す事は出来ません」
「くっ!」
正論を突きつけられたユニはそれ以上何も言えなかった。
「こうた君は私達宇宙星空連合が必ず見つけ出してみせます! なにせ彼はこの星空界を救った英雄なのですから」
「英雄?」
「はい。彼がいなければ恐らくデスドラゴンは倒せなかった。彼は紛れもなくこの宇宙を救った英雄なのです」
リントはこうたの事を英雄と呼んでとても高く評価していた。
「ですから・・・・」
「・・・・わかりました」
「まどかさん!?」
まどかがリント達の意見に賛同した事にひかるは驚いた。
「みなさん。リントさん達の意見は正しいとわたくしも思います。それにこれ以上はわたくしの家庭の都合としてと誤魔化すのが難しいのは事実です。ですから・・・・」
「・・・・わかった」
「・・・・ルン」
「そう・・・・だね」
「・・・・・・・・」
「わかったフワ」
「了解でプルンス」
ひかる、ララ、えれな、ユニ、フワとプルンスも何とかトッパー達の考えを受け入れる姿勢を示してくれた。
「君達の事はわしが送っていくのである。こうた君について何か分かれば必ず連絡すると約束するのである」
「トッパーさん・・・・よろしくお願いします!」
「うむ! 引き受けたのである!」
こうしてひかる達はトッパーによって地球へと送り届けられたのであった。
「うっ・・・・ここは・・・・何処だ?」
そしてそのこうたはというと、ワームホールを通り抜けて宇宙を彷徨う大きな小惑星の上にうつ伏せで倒れていた。
「うっ、身体が・・・・」
こうたはデスドラゴンとの戦いで受けたダメージが残っていて思った通りに身体が動かせなかった。因みに宇宙空間でも呼吸が出来るのはペンダントのおかげである。
「ヤバッ、意識が・・・・誰か・・・・誰でもいい・・・・助けて、くれ・・・・」
そう言ってこうたは再び意識を失った。
それから少しして・・・・
「おいここか?」
「あぁ! 間違いない確かにこの辺りにお宝の反応があるぜ!」
そこへ2人の巨大な宇宙人。【バルキー星人】と【ババルウ星人】がやって来た。
「ん?」
「どした?」
「地球人だ。こんな所に地球人の子供がいやがる」
「何だと?」
バルキー星人が気を失っているこうたの存在に気づくとこうたからお宝の反応がしている事に気づいた。
「この反応。どうやらお宝を持ってるのはこのガキみたいだぜ」
「ほう? ならとっとと連れ去ってお宝ごと頂くとするか?」
「あぁ。そうしようぜ」
そう言ってバルキー星人がこうたに向かって手を伸ばした。
そして・・・・
「イテッ!」
バルキー星人の手を何かブーメランの様なものが切り裂くとバルキー星人はそれを痛がった。
「誰だ!?」
2人の宇宙人が周辺を警戒していると彼らの真上から強い光が彼らの目の前に降り立つと光は徐々に小さくなって目の前には1人の巨人が立っていた。
「お前は!?」
「俺か? 俺はゼロ! ウルトラマンゼロだ!」
彼らの前に現れたのはウルトラセブンの息子にして多くの仲間達と共に宇宙や星々を救ってきた戦士【ウルトラマンゼロ】だった。
「ゼ、ゼロだと!?」
「ヤッ、ヤバッ! 逃げろ!」
「おいおい。逃がすかよ!」
ゼロは両手を頭に添えて2本のゼロスラッガーをバルキー星人達に向けて飛ばした。
「「イテッ! イテテテッ!」」
バルキー星人もババルウ星人もゼロスラッガーの攻撃を痛がっていた。
「俺様から逃げようなんざ、2万年早いぜ! ゼロツインシュート!!」
「うぎゃあああああ!!」
「ババルウ!!」
ゼロはゼロスラッガーをカラータイマーの左右に装着することで、光刃のエネルギーを破壊光線に転化して広域に照射する、非常に強力な光線技【ゼロツインシュート】をババルウ星人に向かって放つとそれを受けたババルウ星人は倒れた後に爆発した。
「まっ、待ってくれ! 俺が悪かった!もうその地球人のガキには手を出さねぇ! だから見逃してくれよ。なっ!」
「何っ!? 地球人の子供だと!?」
そこでゼロは初めてこうたの存在に気づいた。
「(今だ!)」
ゼロの注意がこうたに向いた隙にバルキー星人は彼らのいる小惑星から飛翔して逃げようとしていた。
「っ!? 逃がせねぇって言ってんだろうが!」
ゼロは2本のゼロスラッガーを繋げて三日月状の剣【ゼロツインソード】に変形させると一気に加速してバルキー星人に追いついた。
「えっ?」
「うおおおりゃーーっ!」
「嘘ぉ!?」
バルキー星人はゼロが通り過ぎる間にゼロツインソードを大きく横一文字に振り、プラズマスパークの光のエネルギーで敵を切り裂いて通常時とは異なり、刀身が緑色の光を放つようになる技【プラズマスパークスラッシュ】でバルキー星人を切り裂いて真っ二つになったバルキー星人は爆発した。
「ふぅ・・・・おい、大丈夫か? おいしっかりしろ! おい!」
ゼロが戻ってくるとこうたに必死に呼びかけるが意識のないこうたは全く反応しなかった。
To Be Continued
次回予告
こうたを助けたのは光の国の戦士【ウルトラマンゼロ】だった。
ゼロは傷ついたこうたを連れて自身の母星へと帰還する。
そこでこうたが見たものとは?
次回『スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES』
第117話 光の国
次回もお楽しみ!
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