スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES   作:hayato0121

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皆さんこんばんは。
こんな時間ですが最新話が完成したので投稿します!
今後は去年よりも頻繁に投稿出来るように頑張っていこうと思ってるので応援よろしくお願いします!


第123話 地球消滅!? 運命のカウントダウン!! 

ひかる達に襲いかかったサガークを退けたこうたはその後、ことはやモフルンと合流して全員でこうたの家へと向かった。

 

「おかえりなさい」

 

「ただいまルン!」

 

「・・・・ただいま」

 

玄関前でしずかがララとユニを出迎えるとすぐにこうたの存在に気づいた。

 

「あなた!」

 

するとしずかはすぐに家の中にいるさとしを呼んだ。

 

「こうた・・・・」

 

「えっと・・・・」

 

こうたは何て声をかけたら良いか分からず戸惑っていると2人は微笑みながらこうたに近づいて行った。そしてさとしは微笑みながら痛くない程度に軽く右手の拳を向けるとこうたも右手でそれを受け止めた。

 

「おかえり」

 

「おかえりなさい」

 

「・・・・ただいま。父さん。母さん」

 

その光景をひかる達や他のメンバーは嬉しそうな表情で見守っていた。

 

 

 

 

 

 

その頃、サガークとローブの男は地球を滅ぼす為に"あるもの"を用意していた。

 

「それは?」

 

「これは"エンドオブクライシス"。この戦いに終止符を打つ為に用意したレーザー砲だ」

 

そこには衛星に灰色の大きなパラボラアンテナのような形状のレーザー砲を装備された衛星があった。その名は【エンドオブクライシス】。意味は【難局の集結】だ。

 

「コイツで地球に生きる全ての命を消し去ってやる」

 

もしもこの衛星砲から放たれたレーザーが地上に直撃すればそれによって発生する膨大なエネルギーに耐えられず地球は粉々に砕けて滅んでしまうだろう。それほどの力がこの砲台にはあった。

その後サガークの乗った宇宙船が東京スカイツリーの頭上に現れるとそこから地球全体に届くように全ての電波をジャックして自身の映像を流した。

 

『我が名はサガーク。地球人に継ぐ。今から24時間後より地球への攻撃を開始する。それによってこの星に生きる全ての命は滅びる事になるだろう。手始めに最初の標的は日本の東京とする。抵抗は無駄だ。お前達があてにしているであろうプリキュア達の内、半分以上の力は既に俺の手元にある。だから今の奴らに俺を止める力は残っていない。だが俺も殺戮者になりたいわけではない。24時間以内に残りのプリキュアを俺に差し出せ! そうすればお前達の命だけは助けてやる。良い返答を期待している』

 

 

 

 

 

 

そしてこの放送をこうた達も彼の自宅のテレビで観ていた。

 

「今から24時間後って?」

 

「ちょうど明日の正午だね」

 

はなが24時間後がいつなのか聞くとさあやが時計を見ながら教えてくれた。

 

「プリキュアを差し出せ、ね・・・・」

 

「恐らく地球人を味方につけて君達が戦いにくい状況を作りたいんだろう。その中であわよくば力も奪ってしまおうと考えてるんじゃないか?」

 

ユニがそう呟くとあれから事情を聞いたさとしがサガークの狙いを推理してそれを口にした。

 

「どうしよう!? このままじゃ地球が!?」

 

「大変ルン!」

 

「何か! 何か対抗策を考えなければ・・・・」

 

「ちょっと! 落ち着きなって!」

 

「そうよ! 慌てたって何の解決にもならないわ!」

 

ひかる、ララ、えみるが慌てているとほまれとリコがそれを注意した。

 

「ごめんなさい!」

 

「ハノンさん?」

 

「まさか兄さんが、こんな事をするなんて・・・・」

 

その様子を見ていたハノンが頭を下げてその場にいる全員に謝罪した。

 

「ねぇ、お兄さんって昔からああいう人だったの?」

 

「いいえ。昔はもっと落ち着いて物事を見ていて、みんなに優しく接してくれる頼れるリーダーって感じの人だったわ」

 

「とてもそんな風には・・・・」

 

「えぇ。見えませんでしたね」

 

ハノンがサガークがどんな人物だったのか話すとえれなとまどかはその内容に違和感を感じていた。

 

「私もそう思うわ。今の兄さんは何かおかしい。どうしてなのかはわからないけど・・・・でも、それでもあの人は私にとってはたった1人の兄さんなの。だからお願い! 兄さんを止めて!」

 

ハノンは再び頭を下げて兄を止めてほしいと頼み込んだ。

 

「わかりました」

 

そして真っ先に口を開いたのはこれまで立ったまま壁に背中を預けた状態で腕を組んでいたこうただった。

 

「お兄さんは俺が必ず止めます。任せてください!」

 

「貴方は?」

 

「如月こうたです。ハノンさんでしたよね? 貴女のお兄さんを思う気持ち、俺にもしっかり伝わりました。俺が必ずお兄さんを止めてこの地球や地球に生きるみんな・・・・そして貴女の事も救ってみせます!」

 

「こうた・・・・」

 

「貴方、少し変わったわね」

 

「そうか?」

 

ハノンと話すこうたの姿を見てララとユニはこうたの変化に気づいた。

 

「確かに。困ってる人を助けようとする所は変わってないけど助けた人達のその先の事までは考えてなかったよね」

 

「言われてみれば・・・・」

 

「そうですね・・・・」

 

ひかるの言う通り以前のこうたは目の前の困っている人達を助けようとする所は同じだが、その先の助けた人の立場まで考えるような発言はこれまでしてなかった事にえれなとまどかも気づいた。

 

「俺は決めたんだよ。この世界をみんなが笑顔で幸せに過ごせる世界にする。その為に戦うって。だから俺はハノンさんの事もそのお兄さんの事も助けたい。だって彼女達にだって幸せになる権利があるはずだからな!」

 

「こうた・・・・」

 

「そうか、強くなったな。こうた」

 

「いや、まだまだだよ。俺なんてあの人達に比べたら全然大したことないさ」

 

しずかとさとしは息子の成長を感じるがこうた自身はゼロ達に比べたら全然だと感じていた。

 

「あの人達?」

 

「俺はワームホールに飲み込まれた先の別の宇宙でウルトラマン達に出会って助けられたんだ」

 

「ウルトラマン!? こうた! ウルトラマン達に会ったの!?」

 

「あぁ。そこで俺の持ってるペンを通して力を貸してくれる皆さんと俺を鍛えてくれたゼロさんに出会ったんだ」

 

「ゼロさん?」

 

「ウルトラマンゼロ。俺を鍛えてくれたウルトラマンだ」

 

「何それ!?」

 

「アイテムブレスレット。今はこの中にペンを収納してるんだ」

 

こうたがゼロ達に会った事を聞いたひかるが興奮する中で右手につけたアイテムブレスレットからゼロのペンを取り出してみんなに見せた。

 

「キラやば〜っ☆! この人がウルトラマンゼロ!?」

 

「あぁ。ゼロさんや他のウルトラマン達に鍛えられて、力を分けてもらったおかげで俺はキュアスペースV2に進化できたんだ」

 

こうたは自分が向こうの宇宙で何があったのかをみんなに話した。

 

「キュアスペースV2・・・・」

 

「かっちょイイ!」

 

「あの戦い方はそのパワーアップによる影響だったんだね」

 

「ウルトラマンの力を纏わずにあの強さ。凄すぎます」

 

ララ、ひかる、えれな、まどかはこうたの強さに驚きを隠せずにいた。

 

「全く、貴方って人は・・・・」

 

そこへユニがこうたに話しかけながら近づいた。

 

「もう少し気楽に生きてほしかったけど、帰ってくる前より戦いに対する覚悟が強くなっちゃったのね」

 

「悪いな。でも、これが今の俺なんだ」

 

ユニはこうたにもう少し肩の力を抜いてほしかったのだが今のこうたは以前より戦いに対する強い覚悟を感じていた。

 

「そうみたいね。仕方ないから私も付き合ってあげるわよ」

 

「ユニ・・・・」

 

「私も付き合うルン!」

 

「ララ・・・・」

 

「勿論私も!」

 

「あたしだって!」

 

「わたくしも、こうた君と一緒に戦いますよ!」

 

「プルンスもいるでプルンスよ!」

 

「フワもいるフワ!」

 

「みんな、ありがとう」

 

ララ、ひかる、えれな、まどか、プルンス、フワもユニと同じ気持ちである事を伝えるとこうたは感謝の気持ちを伝えた。

 

「よかったねひかるちゃん。こうたが帰ってきて!」

 

「うん! ありがとうはなちゃん!」

 

はながひかるに話しかけるとひかるもはなに対してお礼の言葉を伝えた。

 

「あの子達大変だったんだよ。アンタがいなくなって元気なくしちゃってさ」

 

「それはもう凄い落ち込みようだったので励ますのが大変だったのです!」

 

「感謝してくださいね」

 

「あっ、あぁ。みんなもありがとな」

 

ほまれ、えみる、ルールーから話を聞いたこうたは彼女達にもお礼を伝えた。

 

「ふふっ、どういたしまして。でも良かった。こうたが無事に帰ってきてくれて」

 

「あぁ。ありがとうさあや」

 

「それで、これからどうするの?」

 

さあやとこうたが話をしている所へリコがやって来て今後の事を相談してきた。

 

「そうだな・・・・」

 

「取り敢えず先にお昼にしない? みんなお腹空いたでしょ?」

 

「そうだな。"腹が減っては戦はできぬ"って言うしな。まずはご飯にしよう」

 

そこへしずかとさとしは先にお昼ご飯にしようと提案して人数も多い事から家に残って昼食の準備をする人と夕飯の準備も含めた買い物に行く人と手分けして準備を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

まず家に残ってしずかやさとしと共に食事の準備をするのはみらい、リコ、ことは、えみる、ルールー、えれな、まどかの7人。

そして買い物にははな、さあや、ほまれ、ひかる、ララ、ユニ、こうたの7人となった。

 

なのでこうた達は商店街にあるスーパーに食材を買いに来ていたのだが・・・・

 

「ねぇ、さっきの放送観た?」

 

「観た観た。私達を滅ぼすって言ってたけどいったいどうなっちゃうのかしら?」

 

「嫌よ私、死にたくないわ」

 

「・・・・・・・・」

 

こうたは主婦仲間が集まって話している内容が聞こえてきたのをその場で止まって聞いてしまった。

 

「どうしたの?」

 

「いや、何でもない」

 

そこへユニが呼びに来ると何でもないと伝えて買い物を続けた。

 

その後、買い物を終えたこうた達は自宅に帰るとみんなで昼食を食べている最中にひかる、えれな、まどかの親達からそれぞれこうたの家に連絡がきた。

内容はそこに自身の娘がいるか? いるならすぐに迎えに行くから帰ってくるように伝えてほしいという内容だった。

 

ひかるはこうたの家の近所だったので歩いて、えれなとまどかは迎えの車が来た事でそれに乗ってそれぞれ帰宅した。

 

そしてはな達は全員こうたの家に泊まる事になり居間に布団を敷いたりするにも人数が多い事から家の中をギリギリまで使って彼女達を泊めた。(足りない布団に関してはアブラハム監督に連絡して大至急用意してもらった。)

 

「う〜ん」

 

こうたは久しぶりの自分のベッドでの睡眠だったのだがあまり眠れないでいた。

 

コンコン!

 

「ん? どうぞ」

 

こうたはドアが叩かれた音が聞こえたので夜だった事もあって小声で返事をした。

 

「・・・・・・・・////」

 

すると扉が開いてそこに立っていたのは頬を赤く染めながら恥ずかしそうに自身の枕を持ってやって来た水色のパジャマ姿のユニだった。

 

「ユニ? どうしたんだよ」

 

「いや、その・・・・い、一緒に寝ても良いかしら?」

 

「ええっ!?」

 

「ダメ?////」

 

「いや、それは・・・・」

 

「・・・・・・・・////」

 

「・・・・ハァ・・・・わかった」

 

ずっと見つめてくるユニの姿を見て降参したこうたはユニを受け入れた。

それからユニもこうたのいるベッドの中に入るとお互い背中を向けた状態で大人しくしていた。

 

「・・・・ねぇ?」

 

「ん?」

 

そんな中で最初に口を開いたのはユニだった。

 

「私達、勝てるわよね?」

 

「ユニ?」

 

「怖いの。あのグローカーってロボットは強いし、もしかしたら私達は負けるかもしれない。それでもし・・・・もしもまた・・・・貴方がいなくなったらって思ったら怖くて怖くて堪らないの」

 

そう言いながらユニは背中を向けるこうたの背後から彼の事を抱きしめた。

 

「大丈夫、心配すんな。俺達は負けない。必ず勝つ。勝ってこの星を、みんなを守るんだ。絶対に・・・・」

 

「その自信は何処からくるのよ」

 

「自信じゃない。覚悟だ。気持ちで負けてたら出来る事も出来なくなるぞ」

 

「・・・・そうね、ごめんなさい。珍しく弱気になってたニャン」

 

「気にすんな。暫く寂しい思いをさせてたみたいだしな。そう思っても仕方ないさ」

 

そう言いながらこうたは振り返ってユニの事を見た。

 

「・・・・なぁユニ、この戦いが終わったら大事な話があるんだ。その時になったら聞いてくれるか?」

 

「ちょっとやめなさいよ。そういうのは死亡フラグって言うのよ」

 

「俺は死なないさ。そして・・・・」

 

「あっ」

 

こうたは優しくユニの顔を自身の胸元に近づけて抱きしめた。

 

「今度は絶対、絶対にちゃんと帰ってくる。約束だ」

 

「・・・・えぇ。信じてる・・・・」

 

ユニは目を瞑り安心した表現でこうたの身体を抱きしめた。

 

「・・・・スゥ・・・・スゥ・・・・」

 

「・・・・おやすみ、ユニ」

 

本当に安心したのかユニはそのまま眠ってしまい、それからすぐにこうたも眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

翌朝こうたは目を覚ますと隣でぐっすり寝ているユニを起こさない様に着替えて部屋を出ると日課のランニングをしながら今後の事を考えていた。

 

「(この戦いに俺達が勝つかどうか地球の運命が決まる。だからこそ、絶対に負けられない。必ず、必ず勝ってみせる!その為に俺は戻ってきたんだ!)」

 

そう決意しながらこうたは自宅に向かいながらランニングした。

 

「あれ?」

 

するとこうたは家の前でタオルを持ったまま立っているハノンの姿を見た。

 

「あっ」

 

「おはようハノンさん。こんな所でどうしたんですか?」

 

「えっと、その・・・・これ、貴方が帰ってきたら渡してって貴方のお母さんに頼まれたの。だからはい! とっとと受け取りなさい!」

 

「ど、どうも・・・・」

 

こうたは差し出されたタオルと受け取るとそれを使って顔の汗を拭いた。

 

「そ、それと・・・・」

 

「ん?」

 

「昨日は、ありがとう。兄さんを止めるって言ってくれて・・・・正直断られる覚悟をしてたから素直に嬉しかったわ」

 

ハノンは自分達がしてしまった事への罪悪感からサガークを止めてほしいと頼んでも断られるだろうと考えていたがこうたが承諾した事でその不安もなくなった。

 

「気にしないでください。あの人はたった1人の家族なんですよね? だったらそんな家族の間違いを正したい。仲直りしたいって思うのは当然じゃないですか」

 

「なっ!? 仲直りなんて! そんな事まで言った覚えないわよ!?」

 

「わかりますよ。あの時のお兄さんがいなくなった後の寂しそうな表情を見れば誰だってね」

 

「ううっ・・・・////」

 

ハノンは恥ずかしくて頬を赤く染めていた。

 

「俺もお手伝いしますから絶対にお兄さんを止めて仲直りしましょう。ねっ!」

 

「・・・・えぇ。そうね」

 

こうたに励ましてもらって元気を取り戻したハノンはこうたの後を追って家へと入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

それからこうたはシャワーを浴びてからみんなと朝食を食べ終えるとそこにひかる、えれな、まどかの3人もこうたの家にやってきてみんなで現状を確かめる為にテレビを観ていた。

 

『ご覧ください! 自衛隊の戦車がスカイツリーの周りを囲うように集まり、複数の戦闘機がスカイツリーの頭上に留まる宇宙船の周辺を飛んでいます! これは先程の会見で大臣が申し上げていた通り要求を断った事による意思の表れのように感じます!』

 

時刻は午前8時。そこにはヘリからスカイツリー周辺を映し出しながら中継をするアナウンサーの姿があった。

 

「日本は彼の要求を断ったようだな」

 

「あぁ。でも、自衛隊じゃあのロボットは止められない」

 

「どうするルン?」

 

中継を見ていたさとしとこうたの会話を聞いていたララはどうするかを聞いた。

 

「決まってる! 俺達であの人を止める! そしてみんなの力を取り戻す!」

 

「だね!」

 

「ルン!」

 

「そうこなくっちゃ!」

 

「やりましょう!」

 

「えぇ!」

 

ひかる、ララ、えれな、まどか、ユニはこうたの意見に賛同する意思を示した。

 

「私達だって!」

 

「うん! みんな、やろう!」

 

『オーッ!』

 

そしてみらいとはなの掛け声と共に全員で叫んだ。

 

 

 

「それじゃあ父さん。母さん。行ってきます!」

 

「あぁ。気をつけてな」

 

「こうた・・・・」

 

家を出ようとするこうた達をさとしとしずかが見送ろうとする中でしずかがこうたの事を抱きしめた。

 

「いってらっしゃい。必ず帰ってくるのよ」

 

「うん・・・・ありがとう母さん」

 

そしてしずかが手を離すとこうた達は歩きながら出発した。

 

「大丈夫さ。少し見ない間にこうた凄く成長した。だから今度はちゃんと帰ってくるさ」

 

「えぇ。そうね・・・・」

 

さとしとしずかはこうた達が見えなくなるまで家の外で彼らを見送ったのであった。

 

 

 

「これがお前達の答えか・・・・」

 

サガークは宇宙船のブリッジのモニターから周辺に配備された戦車や戦闘機の姿を見ていて、彼が座る席の隣には黒いローブの男が立っていた。

 

「どうするつもりですか?」

 

「決まってる。向こうがそのつもりならこちらも態々時間まで待ってやる必要はない」

 

そう言うとサガークは10機のグローカーマザーを宇宙船から出撃させてそれぞれのマザーから大量のグローカーボーン達が出現する。

 

「そんな!? 正午までまだ時間があるのにどうして!?」

 

「要求を断られたなら時間を守る必要は無いという事か。攻撃開始!!」

 

「了解! 全機、攻撃開始!!」

 

自衛隊の司令官からの命令により自衛隊の戦力とグローカーボーン達との戦闘が開始される。

自衛隊の戦車や戦闘機もボーンへダメージを与えて何体かは倒せているもののマザーから放出され続けて数が減らないボーンに苦戦していた。

 

「中々しぶといじゃないか。ならばこんなのはどうだ?」

 

サガークが右手を翳すとその手から金色のオーラを纏った創造の力が発動した。

すると大量にいたグローカーボーン全てが集まって1つになっていく。

 

「これは!?」

 

司令官が目にしたの1体の巨大なグローカーボーンの姿だった。

 

「確かにオリジナル程の大きさの創造は俺には無理だ。しかし元々あったボーンを1つにすればこの程度の事など造作もない」

 

サガークには元のサイズの巨大なグローカーを生み出す力はなかった。しかし1から作れないだけで元々あったものを束ねて1つにするという形でオリジナルと同じサイズのグローカーボーンを生み出す事は可能だったのだ。

 

そしてボーンの両手の砲門から発射されるボーンキャノンが戦車や戦闘機を次々と破壊していく。

 

「後退! こうたーーいっ!」

 

部隊長達の指示で残った戦車は後退を始めるがボーンがそれを追いかけてきていた。

 

「あぁ・・・・」

 

その光景に絶望する司令官の乗った車に対してボーンの右手からボーンキャノンが放たれた。

 

「うわああああっ!」

 

もはや叫ぶ事しかできない司令官は自身の死を悟った。

 

ドカーーーン!

 

「ん?」

 

しかしサガークが見たのはボーンキャノンが車に当たる前に何かが割り込んでボーンキャノンを破壊する姿だった。

 

「えっ?」

 

そして司令官が目にしたのは自分達とグローカーボーンの間に立つ1人の人間の姿だった。

 

「あ、あれは?」

 

そこに立っていたのは・・・・

 

 

 

 

 

【挿入歌:ウルトラマンギンガの歌 2015】

 

 

 

爆煙が晴れて現れたのはキュアスペースギンガビクトリーだった。

 

「何だ? あの少年は・・・・」

 

司令官はスペースが何者か考えている間にもボーンの右手からボーンキャノンが一発発射されるとそれを見たスペースは右手の拳に力を集めるとその右手から水色のエネルギーが放出されて力が高められていった。

 

「はああああっ!」

 

スペースが右手を振りかぶってボーンキャノンを殴った。するとボーンキャノンは瞬く間に消滅していた。

 

「嘘だろ!?」

 

「大丈夫ですか!?」

 

「なっ、何だ君達は!?」

 

そこへ今度はダイヤスタイルのミラクルとマジカルが魔法の箒に乗って現れるとミラクルが司令官に声をかけた。

 

「私達の事は良いから早く逃げてください!」

 

「わ、わかった!」

 

マジカルの言葉を聞いた司令官の乗った車はそのまま走り去っていき、それとすれ違う形で他のプリキュア達も到着した。

 

「やっ、やっと追いついた・・・・」

 

「マシェリ、大丈夫ですか?」

 

「ハァ・・・・ハァ・・・・皆さん、早すぎるのです」

 

スターとマシェリは急いで来た事で息を切らせていて、そんなマシェリの事をアムールは心配していた。

 

「まぁスペースが飛び出して行っちゃったんだから仕方ないですよ」

 

「ホント、そういう所は全然変わってないんだから・・・・」

 

セレーネとソレイユはスペースの行動を見て行方不明になる前と変わっていない所もあるのだと理解した。

 

説明すると現地に到着したこうた達が見たのは巨大なグローカーボーンが自衛隊を蹂躙する姿だった。それを見たこうたが真っ先にスペースに変身して飛び出して行くのを見て他のメンバーも慌てて彼の後を追いかけて今に至っている。

 

「はあああっ!」

 

スペースはグローカーボーンの上空へ飛ぶと全身から水色の光を放ち始めた。

そしてスペースはそのまま凄いスピードでボーンに突撃する。

 

「だあああああっ!」

 

スペースは高速で敵に体当たりする技【ギンガビクトリーブレイカー】を使ってボーンの赤い目に向かって突撃するとその目から胴体を貫通して地面を削りながら滑るように着地した直後に巨大なグローカーボーンは前のめりに倒れて爆発した。

 

「オヨーーーーッ!?」

 

「「えぇーーーーっ!?」」

 

「1人で倒しちゃった・・・・」

 

「マジで!?」

 

「まぁアイツならそのくらい出来るわよね・・・・」

 

それを見ていたミルキーとスター、エール、アンジュ、エトワールはその光景に驚愕し、コスモはスペースならできるだろうと自身に納得させていた。

 

「今のギンガビクトリー。以前のよりも・・・・」

 

「うん。強くなってる」

 

セレーネとソレイユは今のギンガビクトリーから以前よりも強い力を感じていた。

それもそのはず、スペースが修行してレベルアップしてるのは勿論だがウルトラマン達から直接力を渡してもらってヴァージョンアップしたことによって纏ったウルトラマンの力そのものも底上げされていた。その結果、セレーネとソレイユが感じた通り以前のギンガビクトリーよりも今のギンガビクトリーの方が強いという結論に至るのだ。

 

「へぇ・・・・」

 

「フン! やるじゃないか」

 

スペースがボーンを倒してギンガビクトリーから元のスペースに戻った彼の元へ他のプリキュア達やハノンとフワが集まる姿をモニター越しに観ていたローブの男とサガークはスペースの強さに興味を抱いたり興奮したりしていた。

 

「揃ったな。ならば、お前達との決着をつける為の舞台を用意しよう!」

 

「どうするんです?」

 

「こうするのさ! お前はここで黙って見てろ!」

 

そう言ったサガークは全身から金色のオーラを放ち再び創造の力を発動した。

 

「はああああっ!」

 

「うわっ!」

 

するとサガークの乗った宇宙船から強烈な光が放たれるとその光がスペース達を包み込んだ。

 

「みんな!」

 

「プリキュアーーッ!」

 

そして光が収まると先程までいたスペース達の姿が消えている事に離れたビルの屋上から見ていたことは、モフルン、はぐたん、ハリー、プルンスは驚いていてことはとプルンスが叫んだ。

 

 

 

 

「うっ・・・・ここは?」

 

スペースが目を開けるとそこは辺り一面荒野でスペース達13人のプリキュアとハノン、フワ以外誰もいなかった。

 

『ここは俺が創り出した異空間だ』

 

「兄さん!?」

 

そしてサガークの声が聞こえた事でハノンが反応する。

 

『この異空間は全部で5階層あって俺はその最上階にいる。そして、これを見ろ!』

 

するとスペース達の目の前に巨大なモニターが現れてそこには地球の衛星軌道上にあるアンテナの様なものがついた衛星が映し出された。

 

『これはエンドオブクライシス。俺が地球を滅ぼす為に作ったレーザー砲を搭載した衛星だ』

 

『っ!?』

 

サガークの説明を聞いたスペース達は驚愕する。

 

「やめて兄さん! これじゃあ私達が嫌う侵略者達と同じよ!」

 

『黙れ! 俺は俺の信じるものを貫く! ただそれだけだ!』

 

「そんな・・・・」

 

ハノンはサガークへの説得が出来なかった事にショックを受けた。そんな中でレーザー砲のパラボラアンテナの中心が光り出した。

 

「何あれ!?」

 

『エネルギーチャージが始まったのさ。今から1時間後にレーザー砲は発射されてそれが地上に直撃すればそれによって発生する膨大なエネルギーに耐えられず地球は粉々に砕けて散ってしまうだろう』

 

「そんな!?」

 

『止めたければ1時間以内に俺がいる最上階に到達して俺が持っている停止ボタンを手に入れるしかない。果たしてお前達にそれが出来るかな? あーーっはっはっはっはっはっ!』

 

それを最後にサガークからの音声や映像が途切れた。

 

「そんな・・・・」

 

「あと1時間で・・・・」

 

「地球のみんなが・・・・」

 

ミラクル、エール、スター達はサガークの言葉を聞いて動揺していた。

 

「そんな事・・・・させるかよ!」

 

そんな中でもスペースだけは必ず阻止すると闘志を燃やしていた。

 

果たしてスペース達は1時間以内に停止ボタンを押して地球を救えるのだろうか?

 

 

 

 

To Be Continued

 

 




         次回予告


地球滅亡へのカウントダウンが始まる。

それを阻止しようと立ち上がるプリキュアと立ち塞がるグローカー軍団

地球を守る為にプリキュア達はある決断をする!



次回『スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES』


第124話 スペースを守れ! 未来へ繋ぐ希望!

次回もお楽しみ!


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