スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES   作:hayato0121

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前回の投稿から間が空いてしまい申し訳ありません。
今回は色々と詰め込んだ結果、120話【宇宙の進化】に匹敵する長さになってしまいました。

その分スペースの全力の戦いを皆さんに見てもらえるようにと頑張ったので最後まで読んでくれたら嬉しいです。


第125話 全力全開!! 解放される新世代最強の力!!

プリキュア達に送り出してもらったスペースは最上階の一つ下の第四階層で5体のグローカービショップと対峙していた。

 

「・・・・・・・・」

 

スペースの胸元のペンダントから水色の光の粒子が放出されてその光がスペースの左手に集まるとその粒子が1つになって"エボリューションカプセル"へと変化する。

 

「(思った通りだ)」

 

スペースは光の国にいた時の事を思い出していた。

 

『僕達の力の一部を直接君に渡した。だからこれまで以上に僕達が使える武器や姿、能力の全てを君も使える様になるし、わざわざペンを使わなくても僕達の力を直接纏える様になったはずだ』

 

「(あの時、大地さんが言った通りこのアイテムをイメージしたら具現化できた。これならいける!)」

 

スペースは大地から言われた通り武器や能力を以前よりも使いやすくなっていたり、光の国でウルトラマン達の戦いに関する記録映像を修行期間中毎日観ていた結果、これがどんな物でギンガ達がどんな力や技を使うのかも知る事ができた。そこで得た知識や記憶を元に今回ジードのアイテムの具現化に成功したのだ。

 

「ジーッとしてても、ドーにもならねぇ!」

 

そう言ってスペースがギガファイナライザーを持った右手を前方に伸ばすとギガファイナライザーが光り輝いた。

 

「ウルティメイトファイナル!」

 

スペースはエヴォリューションカプセルを起動してギガファイナライザーの下部の穂先に装填したら後から具現化したジードライザーでスキャンした。

 

『アルティメットエヴォリューション!』

 

スペースはギガファイナライザーの棒の部分にあるボタンを押した。

 

「つなぐぜ! 願い!!」

 

そしてスペースはギガファイナライザーのスライドスイッチを1回スライドさせて上部の穂先の部分を左右に展開する。

 

「ジード!」

 

『キュアスペースジード・ウルティメイトファイナル!!!!』

 

スペースが変身を終えるとその姿は上下が同じ灰色の長袖と服、長ズボンの胸、両腕、両足の部分に赤と黄色の縦のラインが入ったギガファイナライザーを持つ"キュアスペースジード・ウルティメイトファイナル"へと変わった。

 

 

 

 

【挿入歌:GEEDの証】

 

「また姿が変わった!?」

 

「初めて見る姿ね」

 

スペースの変身にハノンは驚きコスモは見た事のない姿に興味を持っていた。

 

「ハアアアッ!」

 

スペースは正面から突っ込むとそのままギガファイナライザーを振り回してビショップへ攻撃した。それを受けた1体のビショップは後方へと後退っていき、それからもスペースはビショップ達の的にならない様に高速で移動しながらギガファイナライザーでビショップ達を攻撃して着実にダメージを与えていった。

 

「今日は時間がないからな。このまま一気に行くぜ!!」

 

そう言ったスペースはギガファイナライザーを最初の小さいサイズにすると再びジードライザーでスキャンした。

 

『目覚めろ! 最強の遺伝子!!』

 

それからスライドスイッチ3回スライドさせてボタンを押した。

 

「プリキュア・クレセントファイナルジード!!」

 

スペースはギガファイナライザーに自身のパワーを集中させて、三日月型の切断光線を放つ技【クレセントファイナルジード】を1体のビショップに向けて飛ばすとそれが直撃したビショップはその衝撃で仰向けに倒れながら爆発した。

 

「嘘でしょ!? ビショップをあんな簡単に!?」

 

「凄いフワ!」

 

ハノンとフワはスペースがビショップを倒した姿を見て驚いていた。

 

「次はこれだ!」

 

 

 

 

【挿入歌:オーブの祈り】

 

スペースジードが元のスペースに戻ると再び胸元のペンダントから複数の色の光の粒子を放出した。それらの光は彼の周りを漂う3枚のカードへと変わりスペースの左手にはオーブリングが具現化していた。

 

「ギンガさん!」

 

『ウルトラマンギンガ!』

 

スペースは最初にギンガのカードをオーブリングにリードするとスペースの右隣にウルトラマンギンガのビジョンが現れた。

 

「ビクトリーさん!」

 

『ウルトラマンビクトリー!」

 

続けてスペースはビクトリーのカードをオーブリングにリードするとスペースの左隣にウルトラマンビクトリーのビジョンが現れた。

 

「エックスさん!」

 

『ウルトラマンエックス!』

 

そして最後にエックスのカードをオーブリングにリードするとスペースの正面にウルトラマンエックスのビジョンが現れてそのままオーブリングを持った左手を頭上に翳してトリガーを引いた。

 

『トリニティフュージョン!』

 

3人のウルトラマンの力をリードしたオーブリングから3色の光が放出されてそれらの光が集まって現れたのは回転のこぎり型の刃を持つ短剣型アイテム"オーブスラッシャー"だった。

 

スペースはそれを右手に掴むと左手でオーブスラッシャーの上部側面にあるパネルを1回スライドタッチした。

 

「三つの光の力、お借りします! オーブトリニティ!!」

 

3人のウルトラマン達のビジョンがスペースと1つになるとスペースの身体が下から上へと変化していった。

その姿は両腕に赤いグローブ、両足は赤い靴、上着の長袖が灰色に染まり、下に着ていたTシャツや長ズボンは黒くなっていて両肩と胸に銀色の鎧を身につけた"キュアスペースオーブ・オーブトリニティ"への変身した。

 

「三つの光と絆を結び、今、立ち上がる!」

 

スペースはオーブスラッシャーを右手に持ってビショップ達へと向かって行くとオーブスラッシャーにエネルギーを集めて虹色に輝くオーブスラッシャーでビショップ達を切り裂くと斬られる度にビショップ達は一瞬怯んで動きが鈍っていた。

しかし、立て直した他のビショップ達がスペースに両手からジルサデスビームを放ってくるがスペースは天井まで飛ぶ事でそれを回避して放たれたジルサデスビームは全て直前までスペースが攻撃していた別のビショップに直撃した。

 

天井付近で停滞していたスペースはその隙にオーブスラッシャーのパネルを3回スライドしてトリガーを引いた。

 

「プリキュア・トリニティウムブレイク!!」

 

スペースは空中から1体のビショップ目掛けて突撃しながらカッター光線を連射した後にオーブスラッシャーで一刀両断する技【トリニティウムブレイク】で1体のビショップを切り裂くとそれを受けてダメージを受けたビショップは仰向けに倒れた。

 

「っ!?」

 

そこへ体勢を立て直した他のビショップ達からの攻撃が飛んできたのに気づいたスペースは横っ飛びでそれを回避する。

そしてスペースはオーブスラッシャーのパネルを再び3回スライドしたらブーストスイッチを押したらスペースは左足をなぞる様に回した。

 

「プリキュア・トリニティウム光輪!!」

 

スペースはオーブスラッシャーを持った右手を振りかぶるとその頭上に巨大な光輪が現れてスペースがオーブスラッシャーを振り下ろす事でその光輪が縦に回転しながら相手に向かっていく必殺技【トリニティウム光輪】が1体のビショップの身体を綺麗に真っ二つにするとそのビショップは爆発して破壊された。

 

「どんどんいくぞ!」

 

 

 

 

【挿入歌:Buddy, steady, go!】

 

 

スペースがオーブの力を解除すると今度はスペースの右腕にタイガスパークが現れた。

 

「タイガトライブレード!」

 

スペースがそう叫ぶと右腕のタイガスパークから赤い長剣状のアイテム"タイガトライブレード"が現れて掴むと下のトリガーを1回押した。

 

「燃え上がれ! 仲間と共に‼︎」

 

スペースは左手でタイガトライブレードの鍔にあるバーニングホイールを回転させるとエネルギーが下から上へと溜まっていきそれが頂点に達した。

 

「バディ・・・・ゴーーッ!」

 

スペースがタイガトライブレードを頭上に翳してイグニッショントリガーを引くと彼の全身が燃えるように赤く染まり長袖や長ズボンは真っ赤に染まり、胸元のペンダントの周りには青いプロテクターを身につけた"キュアスペースタイガ・トライストリウム"へと変身する。

 

「ハアアーーッ」

 

スペースは燃えるタイガトライブレードを右手で持ちながら残り3体のビショップを相手に構えていた。

 

『任務ノ障害ヲ完全ニ消去』

 

中央のビショップは両手からジルサデスビームを連射して残り2体がバーニアを点火してそれぞれ左右に展開してスペースを挟み撃ちにしようとしていた。

 

「フッ! ハッ! セヤッ!」

 

スペースは全てのジルサデスビームを燃え続けるタイガトライブレードを使って全て叩き落とすと右側から攻めてきたビショップが右手の【ビショップクロー】を使ってスペースを捕まえようとするがスペースはそれを低い姿勢の前転で回避してやり過ごした。

 

ウィーーーン!

 

「うわっ!」

 

「あっ!」

 

「スペース!?」

 

しかしその先に待ち構えていた別のビショップの右手のビショップクローにスペースが捕まり上へ持ち上げられるのを離れた場所からハノンとコスモは見ていた。

 

「ううっ・・・・タイガさん!」

 

しかしスペースは捕まりながらもタイガトライブレードのスイッチを1回押してバーニングホイールを回転させた。

 

「プリキュア ・タイガブラストアタック!!」

 

スペースは刀身より発生させた炎を全身に纏った状態でタイガトライブレードを下向きにしてビショップの右手に剣を突き刺す事でタイガの力を宿した技【タイガブラストアタック】を発動して自身を捕まえていたビショップの右手を破壊してスペースはビショップ達から距離を取った。

 

「タイタスさん!」

 

すると今度はタイガトライブレードのスイッチを2回押してバーニングホイールを回転させた。

 

「プリキュア・タイタスバーニングハンマー!!」

 

スペースは剣先に生まれた炎のハンマーを相手に投げるタイタスの力を宿した技【タイタスバーニングハンマー】を腕を破壊したのとは別のビショップに向けて投げつけてそれが頭上に直撃したビショップはダメージを受けて倒れた。

 

「凄い。これが彼の、キュアスペースの力」

 

「全く、どこまで強くなれば気が済むのよ」

 

スペースが戦う姿を見てハノンは驚き、コスモはスペースの更なる進化に驚くより先に呆れていた。

 

「トライスクワッド!」

 

スペースはタイガトライブレードのスイッチを4回押してバーニングホイールを回転させた。

 

「プリキュア・トライストリウムバースト!!」

 

そうして発動するトライスクワッドの力を解放した技【トライストリウムバースト】による赤、黄色、青で彩られた光線が剣先から発射されると先ほど右手を破壊されたビショップに直撃してその灰色の身体はその熱によって徐々に赤く染まり最後には熱に耐えきれず爆発して破壊された。

 

「フッ!」

 

 

 

 

【挿入歌:Hands】

 

すると今度はスペースが元の姿に戻ってすぐに新たなアイテム。マコトクリスタルとルーブジャイロを光の粒子から具現化させた。

 

「セレクト、クリスタル!」

 

『重ねろ! 三つの魂‼︎』

 

「まとうは真!不滅の真理!」

 

スペースはルーブジャイロのグリップを3回引いた。

 

「ううっ、ハアアーーッ‼︎」

 

そして解放されたクリスタルの力がスペースを包み込んだ赤、青、オレンジの3色の竜巻へと変化してそこから現れたスペースの身体は両腕両足の部分は赤と青の2色のグローブと靴となり、肩には青い鎧をつけて脛から胸、そして腕は黒い身体に灰色の縦のラインが入った服になった"キュアスペース・グルーブ"へと変わった。

 

「ハアアアッ!」

 

スペースは一度構えてからすぐに残り2体のビショップに向かって駆け出してジャンプするとそのまま1体のビショップに殴りかかりその右手の拳には赤と青とオレンジの3色のエネルギーを纏ったパンチ【グルービングスマッシュ】を繰り出してそれを顔面に受けたビショップはその身体からは想像できない勢いで後方へと吹き飛ばされていった。

 

「凄い勢いで飛んでったフワ!」

 

「嘘でしょ!?」

 

しかしフワとハノンが驚いている間も戦闘は続いていて、もう1体のビショップがバーニアを点火して正面からスペースに突っ込んできて両手のビショップクローでスペースを攻撃してくるがスペースはそれらの攻撃を回避したり両手で受け流したりしながら対応した。

 

その中でスペースはビショップの3本ある爪のうちの1本ずつを両手でそれぞれ掴みながらの力比べになった。

 

「ハアアーーーッ! でりゃーーーッ!」

 

スペースがビショップの爪を思いっきり引っ張るとその爪が抜けて火花が飛び散った。

 

「プリキュア・デルタブレストランサー!!」

 

スペースは胸のペンダントから3本の光線を放つ技【デルタブレストランサー】を先ほどまで力比べをしていたビショップの顔に向けて放つとそれを受けたビショップは後方へと後退るが故障したのか顔の赤い光がチカチカ点滅していた。

 

「トドメだ!」

 

そう言ったスペースは前方でクロスさせた両手を左右に広げながら両手にはそれぞれ先ほどと同じ赤と青とオレンジの3色の光が集まっていた。

 

「プリキュア・グルービング光線!!」

 

スペースの体内の全エネルギーを結集して腕から放たれる技【グルービング光線】がビショップ1体に直撃するとそのビショップは瞬く間に爆発した。

 

そしてグルーブとなったスペースが殴り飛ばしたビショップが起き上がりそのビショップが最後の1体となった。

 

「これで最後だ!」

 

 

 

【挿入歌:ウルトラマンX】

 

スペースがグルーブの力を解除すると2つの新たなアイテムを具現化した。右手に"エクスベータカプセル"、左手には"エクススパークレンス"を持ってそれらを1つにする事で"ベータスパークソード"が完成するとスペースの身体は両肩と胸を銀色の鎧で覆われると黒い長袖と長ズボンに灰色の縦のラインが入った"キュアスペースエックス・ベータスパークアーマー"へと変身した。

 

「ベータスパークソード!」

 

スペースはベータスパークソードでビショップの身体を数回切り裂いてダメージを与えるとビショップもビショップクローで襲いかかってきた。スペースはその攻撃をベータスパークソードで受け止めたり受け流したりして対応しつつスペースが横に一回転しながらベータスパークソードでビショップの身体を切るとビショップは後退った。

 

「ハアアアッ! プリキュア・ベータスパークブラスター!!」

 

スペースがXの字を描くようにベータスパークソードを振るったら剣先から光線を発射されるベータスパークソードでの技【ベータスパークブラスター】がビショップの身体に直撃して火花を散らす。

 

「これでフィニッシュだ!!」

 

スペースはベータスパークソードをアローモードに変形させるとエネルギーを貯めて必殺技を放つ体勢に入った。

 

『任務ノ障害ヲ完全ニ消去』

 

ビショップは両手からジルサデスビーム、額のランプからはブレアビームを連射ながらスペースの妨害をしようとバーニアを点火してスペースに向かって突撃してきた。

しかしそれらの攻撃はベータスパークソードが発生させているエネルギーに遮られて届かなかった。

 

「プリキュア・ベータスパークアロー!!」

 

スペースの矢に貯めたエネルギーが巨大な光の矢となって放たれる技【ベータスパークアロー】はビショップから放たれる続ける光弾をものともせずその身体を貫通してビショップの身体にXの形をした穴が開くとビショップはその場で停止して跪いた直後に爆発した。

 

「ふぅ・・・・終わったぞ。みんな」

 

スペースがベータスパークアーマーを解除して元のスペースに戻ると振り向きながらコスモ達に話しかけた。

 

『・・・・・・・・』

 

「ん? どうかしたか?」

 

「な、何でもないわ・・・・」

 

「つくづく貴方が味方で良かったって思ってただけニャン」

 

「そ、そっか・・・・」

 

スペースの戦う姿を見ていたハノンとコスモは彼の強さを改めて実感していた。

 

「さっ、時間もないし急ぎましょう!」

 

「そうだな!」

 

コスモの言う通り残り時間は"15分20秒"と表示されて残り15分を切ろうとしていた。

スペース達は駆け出すと第四階層の出口から上がる螺旋階段を駆け上がり遂に最上階となる第五階層へと辿り着いた。

 

 

 

 

「待っていたぞ。キュアスペース」

 

そこはまるで物語の中に登場する王宮の玉座の間の様な部屋でその玉座に座っていたサガークが真っ直ぐスペースの事を見ていた。

 

「兄さん!」

 

「ハノンか。もうお前に用はない。とっとと失せろ」

 

「嫌よ! 兄さん。お願いだからこんな事はもうやめて! こんなの、私達が求めてた平和とは全然違うわ!」

 

「違わないさ。俺が世界を作り変えればそれが正しい世界になるんだ」

 

「兄さん・・・・」

 

ハノンはサガークが全くこちらの意見を聞こうとしない事にショックを受けて俯いてしまう。

 

「せっかくここまできたのだ。残るプリキュアは"あと2人" お前達の力を奪って全てを終わらせる!」

 

「あと2人って・・・・まさか!?」

 

「あぁ、そのまさかだ」 

 

スペースが何かに気づくとサガークの頭上に映像が映し出された。

 

「っ!? 観て!」

 

コスモ達が観たのはグローカーによって破壊された都会の町で倒れているひかる達だった。

 

 

 

 

ー数分前ー

 

「みんな大丈夫かな・・・・」

 

「大丈夫や! プリキュアなら必ず勝つ! 勝って絶対帰ってくる。せやから大丈夫や!」

 

ビルの屋上でプリキュア達を心配することはを人間の姿のハリーが励ましていると突撃地面に大きな光が輝きだした。

 

「何や!?」

 

そして光が収まるとそこにはみらいやリコをはじめとするスペース達を送り出したメンバー達が倒れていた。

 

「みらい! リコ!」

 

「はな!」

 

「大変でプルンス!」

 

このは達は慌てて彼女達の所へ向かって到着してすぐに駆け寄った。

 

「みらい! リコ!」

 

「大丈夫モフ!?」

 

「しっかりするんや!」

 

「はなぁ! はなぁ!」

 

「目を覚ますでプルンス!」

 

ことはやモフルン、ハリーとはぐたん、プルンスが呼びかけ続けるが全員気を失っていて目を覚さないでいた。

 

「っ!? ダイヤが!」

 

ことははみらい達が首からかけていたダイヤが力を失って灰色になっている事に気づいた。

 

「ミライクリスタルが!?」

 

「スターカラーペンもでプルンス!」

 

ハリーとプルンスも彼女達の変身アイテムが力を失って灰色になっている事に気づいた。

 

 

 

 

「ひかる!」

 

「そんな・・・・」

 

「くっ!」

 

映像を観たフワやコスモがショックを受けている中でスペースだけは全くサガークの事を睨みつけた。

 

「俺が憎いか? これで少しは俺の気持ちが理解できただろう? 奪われる事への怒りや憎しみが。それがこの世界に災いを齎らすのだ。だから俺が変える! この世界を争いのない世界にな!」

 

「アンタの言いたい事はわかる。俺も前に怒りに呑まれたがあるからな。だがな! 何があっても誰かの大切なものを奪って良い理由にはならないぞ!」

 

「それでも! 俺は止まらない! 俺の願いを、叶える為に!!」

 

サガークが立ち上がってそう叫ぶと全身から金色のオーラを放って自身の創造の力を発動するとそのオーラが徐々に黒く染まって全身に纏っていく。

 

「・・・・・・・・」

 

その中から姿を現したのは全身が漆黒の鎧を纏い、右手に漆黒の大剣を持ったサガークだった。

 

「それは俺も同じだ!」

 

するとスペースはゆっくりとサガークに向かって歩き出すと胸のペンダントから放出される光の粒子がスペースの右手に集まっていき、その光がオーブカリバーへと変化した。

 

「俺も止まるわけにはいかない。俺の願いを、叶える為に!」

 

「ならば、お互い取るべき選択は一つしかあるまい」

 

「あぁ、そうだな・・・・」

 

「「俺はお前を(アンタを)・・・・倒す!!」」

 

そう叫んだ2人は同時に駆け出した。

 

「「うおおおおおっ!」」

 

お互いに武器を振りかぶった直後に2人の剣が激突して鍔迫り合いを起こしながら火花を散らす。

 

「おおおおおっ!」

 

「くっ!」

 

しかしパワーはサガークの方が上だった事からスペースは押し切られてしまい後方へと後ずさる。

 

「だったら!」

 

スペースは右手に持つオーブカリバーとは逆の左手にルーブスラッガーブルを具現化するとそれと一緒に具現化してたウルトラセブンのクリスタルが宙に浮いていて、それにスペースは触れる事なくルーブスラッガーブルにセットする。

 

『ウルトラセブン!』

 

そしてスペースはオーブカリバーのカリバーホイールを回転させて火の紋章を選択してトリガーを引くと再びカリバーホイールを回転させた。

 

「これならどうだ! ワイドショットスラッガー!! オーブフレイムカリバー!!」

 

スペースは左手のルーブスラッガーブルから刀身から形態の属性をまとったアイスラッガー状の破壊光刃を飛ばす【ワイドショットスラッガー】と右手のオーブカリバーから円形の高熱火炎技の【オーブフレイムカリバー】を放つがサガークは大剣を両手で持ってその両方の攻撃を全て切り裂いて退けてしまった。

 

「なっ!?」

 

「そんなものか? なら今度はこちらから行くぞ!」

 

そう言ってサガークは大剣に漆黒のエネルギーを溜め始めるとそのエネルギーが溜まった剣先をスペースに向けてそこから漆黒の光線がスペースへと放たれた。

 

「くっ! うううっ・・・・」

 

スペースはオーブカリバーでその光線を受け止めるが徐々に押され始める。

 

「はああああっ!」

 

「ううっ・・・・うわああああっ!」

 

「「スペース!」」

 

サガークが光線の威力を高めるとそれに耐えられなくなったオーブカリバーは光の粒子となって消滅して光線が直撃したスペースは光線を受け続けながら後方へと飛ばされてコスモ達の横の壁に激突してしまい、その光景を見ていたコスモとフワがスペースを心配して叫んだ。

 

「うっ・・・・」

 

「大丈夫!?」

 

「しっかりするフワ!」

 

「兄さんもうやめて! こんなの、兄さんらしくないわ!」

 

前のめりに倒れたスペースをコスモが支えてフワが呼びかける中でハノンはサガークにこれ以上の戦いを止めるように訴えた。

 

「邪魔するな。これは俺達の戦いだ。立てキュアスペース! こうしてる間にもタイムリミットが迫っているぞ」

 

サガークの言う通り部屋の隅に表示されている残り時間はあと"9分40秒"と映し出されていてタイムリミットまであと10分を切っていた。

 

「言われなくてもわかってさ」

 

「スペース・・・・」

 

「大丈夫だ。任せろ」

 

スペースはコスモに支えられながらゆっくりと立ち上がると心配そうに見つめるコスモの姿を背に歩き出して再びサガークの前に立った。

 

「さぁ、もっとお前の力を見せてみろ! そしてその全てを凌駕して俺は世界を変える!」

 

「そんな事させない。アンタを倒して、その間違った考えから目を覚ましてもらうからな!」

 

そしてスペースは目を瞑り力を高めていくとそれに合わせて彼の身体が徐々に青い光に包まれていった。

 

「(ゼロさん。貴方の力を、俺に貸してください!)」

 

「くっ!」

 

スペースが目を開くと全身から青い光が放たれてその眩しさにサガークは目を瞑り、目を開くとそこにはこれまで見せた事のないスペースの姿がそこにはあった。

 

「その姿は・・・・」

 

 

 

 

【挿入歌:すすめ! ウルトラマンゼロ】

 

「俺はゼロ! キュアスペースゼロだ!!」

 

そこにはゼロの力を身に纏った【キュアスペースゼロ】が立っていた。服装は額に緑色のビームランプを着けた灰色のバンダナを巻き、前が開いた青い長袖の上着を着て、その下に灰色のTシャツを着ていた。下の下半身には赤い長ズボンを履くその姿は何処かウルトラマンゼロを思い出させるかのような姿をしていた。

 

「ハアッ!」

 

スペースは頭上の何もない空間から2本のゼロスラッガーを具現化するとサガークに向けてそれらを飛ばした。

サガークも最初は持っていた大剣で弾いていたがスペースがゼロの力を纏った事で使える様になった念力でコントロールして変幻自在に向かってくるスラッガーへの対応が徐々に追いつかなくなっていったので大剣で弾くのではなく盾代わりにして防ぐ事を選んだ。

 

「ハアアアッ!」

 

スペースは自身の所へ戻ってきた2本のスラッガーを両手でキャッチするとそのまま両手に持ったゼロスラッガーでサガークに攻撃する為に向かって行った。

 

「くっ!」

 

スペースのスラッガー2本を持った両手による素早い攻撃にサガークは防戦一方となっていた。

 

「エメリウムスラッシュ!!」

 

「くぅぅぅぅ!」

 

スペースは至近距離から額のバンダナについたビームランプから発射する高熱を帯びた光線技【エメリウムスラッシュ】でサガークを攻撃したがサガークは大剣を使ってそのビーム攻撃を受け止めたが勢いまで止める事は出来ず後方へと後ずさった。

 

「プリキュア・ワイドゼロショット!!」

 

「ハアアアッ!」

 

スペースが両腕をL字形に組んで右腕から発射する必殺光線【ワイドゼロショット】を放つとサガークも先ほど使った剣先から放つ漆黒の光線を放ち応戦すると両者の力は互角で少し拮抗したのち2人の光線が激突する中央で爆発が起こって相殺された。

 

すかさずスペースは2つのゼロスラッガーを1つにして生まれた三日月状の剣【ゼロツインソード】を右手に持ってサガークへと向かって行くと2人の剣が再び激突して拮抗する。

 

「「ハアアアッ!」」

 

拮抗した後にお互いに距離を取って再び激突する中でお互いの剣は何度も激突してその度に火花を散らしながらの激しい戦いが続いていた。

 

「スペース・・・・」

 

「兄さん・・・・」

 

そんな2人の戦いを静かに見守るコスモとハノンはそれぞれ目の前に戦っている2人を心配しながら見ていた。

 

「だあっ!」

 

「ぐっ!」

 

スペースはゼロツインソードでサガークの大剣を押し返すとその直後に右足へエネルギーを集めた事で赤く燃え上がる右足での蹴り技【ウルトラゼロキック】を至近距離で繰り出してそれを鎧越しに受けてしまったサガークは大剣を持ったまま後方へと後ずさった。

 

「このぉ・・・・調子に乗るな!」

 

サガークは大剣にエネルギーを集めて再び剣先から光線を放つとそれがスペースに届いたのか彼の付近で大きな爆発が起こった。

 

「「スペース!」」

 

それを見ていたコスモとフワがスペースを心配して叫んだ。

 

「フン! 終わったか?」

 

「いいや。まだだ」

 

「っ!?」

 

サガークは背後から聞こえる声に驚きながら振り向くとそこにはサガークから見て横向きに立っている"青い姿"をしているスペースが立っていた。

 

 

【挿入歌:ULTRA FLY】

 

「キュアスペース・ルナミラクルゼロ」 

 

スペースの身体は赤い長ズボンが青く染まった戦士【キュアスペース・ルナミラクルゼロ】となり、その超高速で動ける力であっという間にサガークの背後に回り込んで先ほどの攻撃を回避したのだ。

 

「プリキュア・ミラクルゼロスラッガー!!」

 

スペースの周辺から無数に分裂する光のゼロスラッガーが現れるとそれらのスラッガー全てがサガークに向かっていき攻撃を始める。

 

「くっ! この! うわっ!」

 

サガークもそれぞれ別の角度から攻撃してくるゼロスラッガー全てに対応が追いつかず身体のあちこちに攻撃を受けてダメージが蓄積していった。

 

「おのれ! ハアアアッ!」

 

サガークはスラッガー達の攻撃を顧みずにスペースへ向かって突撃してスペースを切り裂こうとしていた。

 

「くらえぇぇぇ!」

 

「ハアッ!」

 

しかしスペースはサガークが大剣を両手で持つグリップの部分を右手で掴んでそれを阻止するとスペースの右手の青い長袖が徐々に赤く染まっていき、長袖は完全に赤くなって中のTシャツや下の長ズボンは銀色に染まっていた。

 

「プリキュアスペース・ストロングコロナゼロ!」

 

スペースはルナミラクルとは違う強大な力による肉弾戦を得意とする戦士【プリキュアスペース・ストロングコロナゼロ】へと変わる事でその大きな大剣を片手だけで止められたのだ。

 

「ハアアアッ! ウルトラハリケーン!!」

 

「ぐあああっ!」

 

スペースは大剣を掴んでいた右手を離すとすかさずサガークの身体にしがみついたら竜巻のように高速回転させながら上空めがけて放り投げて空中で磔にするように拘束する技【ウルトラハリケーン】を使ってサガークを投げ飛ばして天井に拘束した。

 

「プリキュア・ガルネイト・・・・バスターーーーッ!」

 

「ぐああああっ!」

 

スペースが右手にエネルギーを集めるとそのエネルギーから高熱を秘めた火炎光線を放つ技【ガルネイトバスター】を天井にいるサガーク目掛けて放ちそれがサガークに直撃して爆発が起こると拘束を解かれたサガークは天井から床に落ちてきて身体を強く打ちつけた。

 

「ううっ・・・・まさか、これほどとは・・・・」

 

「これで決める!!」

 

そう言うとスペースは元のキュアスペースゼロに戻ると2つのゼロスラッガーを胸のペンダントの左右に装着してその光刃のエネルギーを貯め始めた。

 

「プリキュア・ゼロツインシュート!!」

 

スペースが貯めたエネルギーは破壊光線に転化されて広域に照射する非常に強力な光線技【ゼロツインシュート】が立ち上がってすぐでヘトヘトだったサガークに直撃する。

 

「だああああっ!」

 

スペースは強すぎる光線の反動で後ろに後退してしまうが何とか踏ん張って光線を放ち続けた。

 

「ぐああああっ!」

 

そして光線を受けたサガークの身体から爆発が起こりその爆煙が収まるとそこには鎧を着たまま仰向けに倒れるサガークの姿があった。

 

「ふぅ・・・・ゼロさん達に鍛えてもらったお陰でここまで強くなれたんだ。そんな俺に勝とうなんざ・・・・2万年早いぜ!」

 

 

To Be Continued

 

 




         次回予告


見事サガークに勝利したスペース

しかしそれで全てが解決したわけではなかった

地球を救う為、スペースの想像力がいま、限界を越える!



次回『スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES』



第126話 未来を照らす光! その名はキュアスペース・ユニバース!!

次回もお楽しみ!


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