スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES   作:hayato0121

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今回より第3章がスタートします!

それでは早速どうぞ!


第3章 サザンクロスと新しい力編
第23話 出来た!これが私達のロケット! 前編


「しし座のプリンセススターカラーペン!手に入ったでプルンス!」

 

プルンスがしし座のプリンセススターカラーペンが手に入った事を宣言するとみんなでそれを喜んだ。

 

「おうし座としし座で2本。」

 

「後10本集めるのですね。」

 

「うんうん。その為にもみんなで宇宙へ!ゴー!さぁ、これからみんなでロケットを直しちゃうよぉ!」

 

『おーっ!』

 

ひかるの掛け声と共にみんなでロケットの修理に取り掛かるのであった。

 

「ところで、ロケットの修理ってどうやるの?」

 

「いや待て、何も考えずに修理しようって言ってたのか?」

 

「いやぁ〜」

 

「褒めてないし。」

 

ひかるがロケットの修理方法を聞くとこうたが何も考えずに言っていたのかと聞き、ひかるがそれに対して照れているとこうたはそれにツッコミをいれた。

 

「全部AIが教えてくれるルン。」

 

「なるほど」

 

「AI?」

 

「人工知能の事でしょうか?」

 

「そうだ。このロケットには人工知能を持ったAIが搭載されてるんだ。」

 

「うん。ララの星、惑星サマーンではAIが何でも教えてくれるんだよ。勉強もテストもないんだって」

 

「それは驚きです。」

 

「ちょっと羨ましいかも」

 

こうたとひかるがAIの事や惑星サマーンの事を簡単に説明すると、えれなとまどかは驚いていた。

 

「ロケットの修理方法を教えてルン!」

 

『かしこまりました。』

 

「何すればいい?」

 

ひかるが自身の服を腕まくりしてやる気を見せているとロケット内の光が消えて中にいたこうた達5人の周りを光の輪が何度もみんなの頭から足まで通り過ぎていてみんなの事をスキャンしていた。

 

『作業効率を高める為に皆様の事を分析します。』

 

「キラやば~っ☆なになに!」

 

「今分析されてるルン!」

 

『分析完了!惑星サマーン育ちのララの様はマニュアル通りの作業が得意です。指示に従って作業を行って下さい。』

 

「わかったルン!」

 

ロケット内に光が戻り分析を完了させたAIが早速ララに指示をだしていた。

 

「けど、この間までそれで何度も失敗してたような・・・・」

 

「こうた、何か言ったルン?」

 

「いえ、何でもありません。」

 

こうたが独り言を呟くとそれを聞いていたララは笑顔で話しかけてきたのだが、そこから感じる圧の強さに負けてしまい思わず敬語で答えていた。

 

『えれな様は運動神経抜群。パワータイプですので物を運んだりする力仕事の担当です。』

 

「力仕事ね。OK!」

 

『まどか様は冷静沈着なリーダータイプ。修理計画を元に作業を指示するリーダーとなって下さい。』

 

「かしこまりました。」

 

『こうた様は男性という事もあり、皆様の中で一番体力があり力もありますので、えれな様と共に力仕事をお願いします。』

 

「了解。」

 

それからえれな、まどか、こうたもAIからの指示を受けてそれを承諾した。

 

「う〜ん、AIわかってるねぇ。で、私は!何をするの?」

 

『ひかる様は・・・・」

 

「私は・・・・」

 

『ひかる様に相応しい仕事は・・・・』

 

「うん!うん!」

 

「ひかる様の行動は予測不能、効率化を重視して・・・・」

 

「お掃除かぁ、ガクッ!」

 

ひかるは目を輝かせて何の仕事がもらえるのかとワクワクしていたが、掃除当番と聞いてガッカリしていた。

 

「いや、お掃除だって大事な仕事!綺麗にするぞぉ!」

 

ひかるは気持ちを切り替えて掃除を開始し、他のみんなもそれぞれの作業を開始した。

その中で張り切っていたひかるは物を運んでいたえれなとこうたにぶつかりそうになってしまった。

 

「うわっ!」

 

「おっと!」

 

「あっ!えれなさん!こうた!ごめんなさい!」

 

「平気平気!チャオ!」

 

「次からは気をつけろよ。」

 

「流石は観星中の太陽・・・・素敵な笑顔だなぁ。良し私も頑張ろう!」

 

えれなの笑顔を見て元気をもらったひかるは更に気合を入れて掃除に取り組んだ。

 

「ヨイショっと!」

 

「あちらへ」

 

「うん!」

 

「それはこちらです。」

 

「ルン。」

 

「お掃除!お掃除!」

 

まどかの指示でえれなとララは指定されたものを移動させたりと、みんなそれぞれの仕事を行ない、鉄パイプや柱など必要な物を持ってきたり、それを組み立てたり繋いだりと作業は順調に進んでいると思いきや・・・・

 

『1時間経過。』

 

「はぁ・・・・はぁ・・・・」

 

「大丈夫かえれな?」

 

「だ、大丈夫〜」

 

「「はぁ〜」」

 

「うぅ、ちょっと待って下さい・・・・」

 

「掃除・・・・掃除・・・・」

 

作業を開始してから1時間が経過すると疲れが出たのかみんなの集中力が徐々に落ちてきていた。

 

『2時間経過・・・・』

 

「はぁ・・・・はぁ・・・・」

 

「大丈夫か?俺が変わるぞ?」

 

「ご、ごめん・・・・」

 

「「すぅ・・・・すぅ・・・・」」

 

「寝ながらやると怪我するぞ!」

 

「オヨ⁉︎」

 

「す、すまないでプルンス。」

 

「えぇと・・・・次は・・・・」

 

「そうじ・・・・」

 

「ストーップ!」

 

『っ!』

 

みんなからの集中力が殆ど感じられなくなりこうたは痺れを切らしてみんなの作業を一旦ストップさせた。

 

「何⁉︎どうしたのこうた⁉︎」

 

「どうしたもこうしたもない!みんな殆ど集中力が切れてかけてる!だから少し休憩しよう!出ないと作業しながら怪我するぞ!」

 

『ですが、それでは作業に遅れが出てしまいます。』

 

「今の時点でも充分遅れが出てると思うぞ。それになAI!俺達は生き物なんだ!生き物は疲れが出ると作業効率がドンドン落ちてくる。だからある程度休息を取らないといけないんだ。」

 

『わかっています。ですから4時間経過した時に休憩を・・・・』

 

「長い!それは流石に長すぎる!せめて1時間か2時間毎に休憩を入れないと・・・・」

 

『それではロケットの修理に遅れが・・・・』

 

「確かに遅れないようにする事は大事だ。けどその前に俺達一人一人の体調や身体の事も考慮して作業を進めないとダメなんだ。だからAI!次からは俺達の休憩時間ももっとちゃんと考慮した修理計画を作成してくれ!」

 

『・・・・了解しました。』

 

こうたはAIにロケットの修理より自分達の体調を優先した修理計画を作成するように頼んだ。

 

「ねぇ、そう言えば何でこうたは全然疲れてないの?」

 

「確かに、同じ作業してるあたしと違って何でそんなに元気なの?」

 

こうたが他のみんなより元気な事をひかるとえれなは疑問に思っていた。

 

「いやいや、俺だって疲れてるって。けど俺は男だからな、それなりに体力はあるし、それに最近はちょっと鍛えようと思って朝と夜に走るようにしてるからな。」

 

「えぇ⁉︎そうだったの⁉︎」

 

こうたが最近走ってる事を知ったひかるは驚いていた。

 

「ですが、何故そのような事を?」

 

「何かあったルン?」

 

それに疑問をもったまどかとララがこうたが走るようになった理由を聞いた。

 

「ほら、俺だけ新しい力を手に入れただろ?」

 

「確かギンガストリウムだっけ?」

 

「あぁ、けどいつまた宇宙大魔王みたいなヤバい奴が現れるかわかんないし、それにあの時はウルトラマン達が助けてくれたから俺も最後まで戦えたけど、もしあの時助けがなかったら俺はみんなの事を守れなかったかもしれない・・・・」

 

「そんな事・・・・」

 

「だから!俺にも出来る事は何でもやっておこうと思って走るようになったんだ。もうあんな思いは二度としたくないからな。」

 

「こうた・・・・」

 

こうたが鍛え始めた理由は宇宙大魔王との戦いの時に感じた守りたいものを守れない事に対する悔しさからきていたものだった。

もうあんな思いはしたくないとこうたは自分に出来る事を精一杯やろうとしていた。

 

「さ、取り敢えず休憩しよう!それが終わったらまた作業再開だ!」

 

『おーっ!』

 

そして休憩時間となり、ひかるはトゥインクルブックに何かを書き込んでいた。

 

「イイね!イイね!」

 

「何してるルン?」

 

「え⁉︎いや、これは・・・・」

 

「あぁ!大事なトゥインクルブックに何してるでプルンス!」

 

「私のだからイイでしょ?」

 

プルンスがトゥインクルブックに落書きしてると思い注意するとひかるは元々自分のノートだから良いだろうと反論する。

 

「何書いてたの?」

 

「な、何でもない・・・・」

 

「フゥワ!」

 

ひかるが書いていた物が気になってえれなとフワがそれを見たがっていた。

 

「何だ?」

 

「どうかしましたか?」

 

その騒ぎに気づいてこうたとまどかもひかる達の所にやって来た。

 

「何ルン?」

 

「見せてよ、ひかる・・・・」

 

「えぇっと・・・・うぅ・・・・」

 

そしてひかるは観念して自分が書いていたものをみんなに見せた。

 

『おぉ!』

 

「ノートとして書けるでプルンス?」

 

「うん!このペンで好きな色も塗れるんだよ。」

 

「これ、ロケットルン?」

 

「うん!みんなでこんなロケットに乗ってみたいなぁって思いながら書いたんだ。」

 

ひかるが変身する時に使うスターカラーペンでトゥインクルブックに書いていたのは周りがピンク色で黄色い星がついたロケットだった。

 

「凄いルン。」

 

「可愛くていいんじゃないか?」

 

「ホント!」

 

「うん!色もデザインも楽しい!」

 

「えぇ!」

 

ひかるの考えたロケットはみんなから大好評だった。

 

『作業時間が増えると完成が遅れます。』

 

「えぇ・・・・」

 

「でも可愛いルン。」

 

「でしょ!でしょ!」

 

AIが作業に遅れが出ると伝えるが、ララはこのロケットの事を気に入っているようだった。

 

「あ、でもAIの言う通り完成が遅れちゃうルン。」

 

「うぅ〜」

 

「・・・・ねぇ、この辺に可愛い飾りとかあったらイイなぁ。」

 

「え?」

 

そこへえれなが新しいアイデアを出してきてひかるがえれなの顔を見ると満面の笑顔のえれながいてひかるもその笑顔に惹かれながらもペンをはしらせた。

 

「イイかも!こんな感じかな?」

 

『あぁ!』

 

そしてロケットの先端部分にピンクと白のリボンが追加されてみんなで喜んでいた。

 

「いい感じ!」

 

「あのこの辺りに違う色を足してみるのはどうでしょう?」

 

「それもイイかも!」

 

まどかはロケットの中心にある黄色い星の周りの円に違う色を加えるのはどうかと提案し、それを聞いたひかるは星の周りの円に水色の円を加えた。

 

「うん!うん!」

 

「素敵です。」

 

『ロケットに飾りは必要ありません。』

 

「確かに必要はないとかもしれないけど、こうやってみんなで楽しくやる事も必要な事だと思うぞ。」

 

「うん!」

 

「ララはどう思う?」

 

「ルン?私・・・・こんなロケット・・・・乗ってみたいルン!」

 

「うん!だったらやってみようよ!」

 

ひかるの話を聞いて2人とも頬を赤くしながら楽しそうに話していた。

 

「少し待って下さい!コレは元々ララさんのロケットです。勝手に変える訳には・・・・」

 

「そうだよね。」

 

まどかはララのロケットを勝手に変えていいのかと確認をしてきてひかるもどうするかと考えていた。

そんな中でララはロケットを見つめながら、もしこのロケットがひかる達の考えたロケットになったらどうなるかをイメージしていた。

それを考えている内にララの中のイメージがドンドン膨れ上がっていくのが、ララ自身にもわかっていた。

 

「コレは私達のロケットルン!みんなが楽しくなるような素敵なロケットにしたいルン!」

 

ララは満面の笑顔で自分自身の思いを他のみんなに伝えた。

 

「良いのか?ララはそれで?」

 

「ルン!」

 

最終的にこうたが確認をするがララは首を縦に振って了承した。

 

『やったぁ!』

 

「そうと決まれば作業再開だな。」

 

「ワクワクしてきた!キラやば~っ☆よぉし!みんな頑張ろう!」

 

みんなが張り切っている姿をAIはララの手袋から静かに見守っていた。

 

「よぉし!ドンドン塗っちゃおう!」

 

ひかる達は2種類のピンク色のペンキを買ってきて早速ロケットの色塗りと修理を同時に行っていった。

 

その姿は先程までの疲れ切っている姿とは違い、みんな笑顔で自分達の思い描いたロケットを作れる楽しさからくる満面の笑顔でみんな作業を行っていた。

その光景をAIは小型のカメラがついて宙に浮かぶ機械を通して見ていた。

 

それから数日間、ロケットの修理は順調に進んでいたが、突然雨が降ってきたのでみんなでロケットにカバーをかけてロケット内で雨宿りをする事になった。

 

「急に降ってきちゃったね。」

 

「フルーツポンチフワ!」

 

「どうぞルン。」

 

そんな中でララはしし座のプリンセススターカラーペンでトゥインクルブックにフルーツポンチを書くとそれが具現化されてフワはそれを美味しそうに食べていた。

そしてプルンスもロケットの中で着々と何かを作っていた。

 

「プルン、もうちょっとでプルンス。」

 

「ねぇプルンス?ずっと何か作ってるけど、それなぁに?」

 

「あたしも知りたい。」

 

「チッ、チッ、チッ、出来てからのお楽しみでプルンス。宇宙の長旅を楽しむ為のスペシャルなアイテムでプルンス!」

 

「全然わかんないよぉ。」

 

ひかるがプルンスに文句を言っているとそれを聞いていたララは何かを思いついたような表情をしていた。

 

「そうルン!みんなそれぞれの部屋があったら良いルン!」

 

「それぞれの部屋?」

 

「ルン!そんな部屋があったらみんな宇宙での時間を楽しめルン!」

 

「それキラやば~っ☆!」

 

「うん!イイねぇ!」

 

「自分の好きな物を飾ったりしてとても寛げると思います。」

 

「だな。ララ、ナイスアイデアだと思うぞ!」

 

「ルン!」

 

「よぉし!作っちゃお!ふふっ、楽しいねぇ。」

 

こうしてロケットの外部だけでなく、内部にも手を加える事になり作業がまた一つ増えたのにも関わらず、みんな笑顔で楽しそうに作業をしていた。

 

『データ更新中・・・・解析不能な状況です。不必要な仕事が増えているのに、何故か作業効率は上がっています。』

 

AIは作業が増えて完成はその分遅れているはずなのに何故か作業効率が上がっている事に疑問をもっていた。

 

「よぉし!あと少し、頑張ろう!」

 

『データ更新・・・・ひかる様は、周りを元気にする力があるようです。』

 

そしてAIは最初はよく分からなかったひかるの事を少しずつ理解するようになってきていた。

 

「いくよ!」

 

「「せぇの!」」

 

『おぉ!』

 

「フワ!」

 

ロケットの修理はほぼ完了しその見た目はひかるがノートに書いたロケットと同じピンク色のロケットと同じものになっていた。

 

「良し!後はコレをつければ・・・・」

 

そして後は先端の部分に飾り付けをすれば完成する所まできていたのだが・・・・

 

『ノットレイ!』

 

『っ!』

 

『ノットレイ!ノットレイ!」

 

「あっ!」

 

そこへノットレイ達が現れて、その後ろからはノットレイ達が担いでいる椅子に座るテンジョウも姿を現した。

 

「やっと見つけた。こんな所に隠れてたのね。お嬢ちゃん達・・・・」

 

「くっ」

 

「また最悪なタイミングで出て来たな。」

 

 

 

 

To Be Continued

 

 

 




         次回予告

ノットレイダーに見つかってしまったこうた達・・・・

果たしてロケットを守りきり、宇宙に行く事は出来るのだろうか?

次回『スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES』

第24話 出来た!これが私達のロケット! 後編

次回も楽しみに!
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