スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES   作:hayato0121

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12月最初の投稿です。

そしてこの先にもあるかわかりませんが、今回は初めてオリ主であるこうたの出番は回想のみとなります。

今年もあと残りわずか、今年が終わるまでに第3章は終わるのか少し不安になってきましたが、頑張ります。

後編は早ければ明日の夜に投稿します。



第31話 宇宙(そら)に輝け!サザンクロスとギンガの光! 前編

ひかるがサザンクロスを見に行こうとみんなを強引に宇宙へと連れ出すが、行った先のクマリン星で襲ってきたいつもより強化されたノットレイダーによってクマリン星にあったペン、そしてひかるが持っていたおうし座のペンがノットレイダーに奪われてしまった。

 

ピンチに陥ったひかる達だったが、こうたが新たに手にしたウルトラマンビクトリーの力でノットレイダーの撃退に成功したが、その中でひかる達はこうたを残して自分達だけが逃げる事になってしまい、こうたをクマリン星に置き去りにしてしまった。

 

それから地球へと戻ってきたひかる達はロケットを何とか着陸させる事は出来たが、ロケットの一部はノットレイダーとの戦闘の影響で損傷していて、みんなで付けたピンクのリボンの飾りには亀裂が入ってしまっていた。

 

そんなロケットの姿をひかる達はロケットの外に出て黙って見つめていた。

 

「・・・・みんなで作ったのに・・・・」

 

『・・・・・・・・』

 

ひかるはみんなで作ったロケットが傷ついた事に落ち込んでいて、そんなひかるの姿を他のみんなは黙って見ているしかなかった。  

 

「こうた、大丈夫かな?」

 

「そうですね。心配です。」

 

「ルン。どうしてこうたはいつもいつも無茶ばっかりするルン。」

 

ひかるが落ち込んでいる後ろで、えれな、まどか、ララの3人はクマリン星に残してきたこうたの事を心配していた。

 

「それよりも今は、さっきので誰かにロケットを見られたはずでプルンス!早く逃げるでプルンス!」

 

「っ!ルン!ロケット!キャリーモードルン!」

 

「ひかる・・・・」

 

プルンスの言葉を聞いてララは慌ててロケットのキャリーモードを起動させた。

 

するとロケットが煙に包まれるとロケットは野球の球と同じくらいの大きさの濃いピンクと薄いピンクの2色の小さなボールになった。

 

「っ!小さくなった。」

 

「こうして持ち運ぶルン。壊れてたけど、ロケットを修理した時に直したルン。」

 

えれなはロケットが小さくなった事に驚いているとララがその仕組みを簡単に説明した。

 

「誰か来るでプルンス!」

 

するとプルンスが人の気配に気づいてみんなに知らせた。みんなはその場を離れようとしたが、ひかるだけがその場から動かなかった。

 

「っ!ひかる!」

 

「私のせいだ・・・・くっ・・・・」

 

ひかるは下に俯いたまま自身の拳を強く握りしめながらこれまでの事を強く後悔していた。

 

そんなひかるの右手をまどかの左手はしっかりと掴んだ。

 

「え?」

 

「行きましょう。」

 

まどかに手を引かれてひかる達も何とか見つかる前にその場を離れる事ができた。

 

そして、先程までひかる達がいたところにスーツを着た冬貴とその後ろに防護服を着た内閣府宇宙開発特別捜査局の人達がやって来た。

 

「落下地点はここか?」

 

「お父様・・・・」

 

まどか達は何とか冬貴達が到着する直前に木の影に隠れる事ができた。

 

「局長、防護服なしでは・・・・」

 

「必要ない、今までの調査でも危険な物質は検出されていない。やはり、今朝飛び立った飛行物体と考えるのが妥当か・・・・探せ!この周辺を!」

 

冬貴の指示で他の局員達が周辺の調査を開始した。

 

それから逃れるのようにひかる達もその場を離れて走って逃げた。

 

ひかるは後ろを振り向きながら走っていて、今の自分達が置かれている状況を少しずつ理解していた。

 

それからみんなは今日は休館日だった天文台の中へと逃げ込んだ。

 

「はぁ・・・・はぁ・・・・ここまでくれば・・・・」

 

「フワ・・・・」

 

「見つかる所だったルン。」

 

「セーフでプルンス・・・・」  

 

「え⁉︎あぁ・・・・」

 

プルンスとフワの姿を見て遼じぃは驚きのあまりに持っていた数冊の本を落としてしまった。

 

「アウトでプルンスゥゥゥゥゥ!」

 

「オヨォォォォ⁉︎」

 

宇宙人だという事がバレたプルンス達は激しく動揺していてその場でアタフタしていた。

 

『っ!』

 

「まずい!」

 

「ん?」

 

しかし、その最中に天文台の入り口の扉が開く音が聞こえてきて、えれなにはそれが追っ手だとすぐにわかった。

 

「隠れるでプルンス!」

 

ひかる達は慌てて奥の部屋に隠れると遼じぃはそんなひかる達の姿を見て何となく状況を理解した。

 

そしてそこへ冬貴が遼じぃのいる部屋へと入ってきた。

 

「あの・・・・」

 

「宇宙開発特別捜査局の香久矢と申します。この近くで未確認飛行物体が着陸した痕跡が発見されました。何か、異変はありませんか?」

 

「フワ?」

 

「ダメルン!」

 

フワがその様子を覗こうしていたのをララが慌てて止めた。

 

 

「はて・・・・今日は休館日でしてねぇ・・・・誰も来てませんよぉ。」

 

(遼じぃ・・・・)

 

ひかるは遼じぃが自分達の事を隠してくれた事に心の中で感謝した。

 

「よいしょっと!どうも、最近手が滑って・・・・歳ですかねぇ・・・・」

 

遼じぃは先程落としてしまった本を一冊ずつ拾いだし、冬貴もそれを手伝った。

 

しかし冬貴はその中で天文台の中に泥の足跡が部屋の奥へと続いている事に気づいた。

 

「もしくは、何かに驚き、落としたとか・・・・」

 

「はて・・・・」

 

それから冬貴は泥の足跡を辿って部屋の奥へと進んでいった。

 

その先で隠れていたひかる達にも緊張が走った。

 

「局長!」

 

「ん?」

 

そこへ防護服を着た1人の男性局員がやって来た。

 

「森で、発光を目撃したとの情報が・・・・」

 

「すぐに行く!」

 

「よっこらせぇ」

 

「お騒がせしました。今度は会館の時にゆっくりと伺います。」

 

「えぇ是非・・・・」

 

「防護服は機動力が落ちる。脱衣しろ!」

 

「はっ!」

 

そして冬貴と男性局員は天文台を後にした。

 

それからひかる達は遼じぃにララ達の事、プリキュアの事を説明した。

 

「いやぁ・・・・君が異星人だったとは・・・・長生きするもんだねぇ・・・・」

 

「言えなくてごめんルン。」

 

「ララ達が宇宙から来た事がバレたら地球にいられなくなるから・・・・」

 

「そういう事なら、秘密、だね。」

 

「ありがとうルン!」

 

「遼じぃ・・・・」

 

「フワァ!」

 

「感謝でプルンス!」

 

プルンスは遼じぃが秘密を守る事を約束してくれた事に泣きながら両手で拝んで感謝していた。

その間にフワも遼じぃの胸元に飛び込んでいき、遼じぃはそれをしっかりと受け止めた。

 

「最近、大きな花火の音がすると思っていたけど、ロケットだったとはなぁ・・・・」

 

遼じぃ、最近の大きな音が何なのかわかった事でスッキリした表情で夕日で輝く空を見ていると、その間にひかるの表情が雲った所を見逃さなかった。

 

 

 

それから数分後、ひかるは真っ暗なプラネタリウムの部屋で膝を抱えたまま椅子に座っていた。

 

「・・・・・・・・」

 

すると突然、スイッチの入る音がすると天井には沢山の星座が映し出されていた。

 

「いないと思ったら、やっぱり・・・・」

 

「遼じぃ・・・・」

 

「何かあるといつもここだからねぇ。ひかるは・・・・」

 

それから遼じぃはひかるの隣の席に座った。

 

「でも、久しぶりじゃないか?」

 

「宇宙に行ったり、ララ達と一緒にいたから私、はしゃいでたかも・・・・新しい友達ができて、宇宙に行けて、とってもキラやば~な毎日で、みなみじゅうじ座、サザンクロスは天文台からは見えないけど、宇宙なら見えるかなぁってみんなを誘ったの・・・・でも、そのせいで・・・・そのせいで・・・・こうたが・・・・」

 

ひかるの表情はとても悔しそうな表情をしていてその瞳には少しだが、涙も浮かんでいた。

 

「案外、呼ばれたのかもしれないよ。」

 

「え?」

 

ひかるは遼じぃの言葉の意味がよくわからなかった。

 

「サザンクロスはね、ひかるにピッタリな想像力を、イマジネーションをくれる星座なんだ。昔、人々は南の空に輝くサザンクロスを目印にして旅をしていた。そう教えたけどねぇ、ただの目印じゃあないんだよ。」

 

「え?」

 

「旅人は、サザンクロスを見ながら遠くで待つ大切な人や、新たな大陸を思い描いたんだ。サザンクロスは人々に進む力を、イマジネーションをくれる星座なんだよ。ね、ひかるにピッタリだろ?」

 

遼じぃは笑顔でひかるに語りかけるとひかるの表情も先程までの暗い表情から打って変わり何かを感じている明るい表情へと変わっていった。

 

「それに、こうただってきっと大丈夫さ。」

 

「え?」

 

「こうたの強さはいつも側で見ていたひかるが一番良くわかっているだろう?」

 

「っ!」

 

『俺も諦めない!絶対にアイツを倒して、この町を、この世界を守る!』

 

『スターはスターのやりたい事をやれば良いんだよ。俺も全力でフォローするからさ。』

 

『これが俺達!プリキュアとこの宇宙に生きるみんなの力だ!』

 

『大切なものの為、この宇宙を・・・・仲間を守る為に・・・・俺は戦う!』

 

遼じぃの言葉を聞いて、ひかるはこれまでのこうたの姿を思い出してこうたの力を、その強さを再認識した。

 

(そうだ!そうだよ!こうたなら・・・・こうたなら・・・・きっと・・・・)

 

そしてひかるはこうたならきっと無事だと強く信じた。

 

そんな2人の会話をプラネタリウムの入り口付近で聞いていたララは何かを決意した表情で静かにその場を後にした。

 

 

 

その頃、先程までひかる達がいた森にはクマリン星からプリキュアを追って来たノットレイダーの面々がいた。

 

「ケヒャヒャヒャヒャヒャ!」

 

「で、私がやられている間に何があったんだ。」

 

カッパードはスペースにやられた場所を押さえながらアイワーンやテンジョウに状況の説明を求めた。

 

「アタシ達を1人で圧倒したキュアスペースがいない間に他のプリキュア達からペンを頂くのさ。」

 

「そして、その為の良い方法をここへ来るまでに思いついたっつうの。」

 

「ほう・・・・で?良い方法とは?」

 

カッパードがその方法をアイワーンに聞くと、アイワーンはカッパードがひかるから奪ったおうし座のペンをダークペンにしてしまった。

 

「うぅ!うぅ・・・・コレは・・・・」

 

その影響はスターパレスにいるおうし座のスタープリンセスにも影響を及ぼし、プリンセスの周りには黒いオーラが現れてとても苦しそうにしていた。

 

「生まれろダークペン。」

 

「何かと思ったら、いつものノットリガーじゃない?」

 

「違うっつうの!今までのノットリガー化のデータによると、1人じゃ意思を制御出来ないっつうの。だけど、3人ならOKだっつうの!」

 

「3人って、まさか私達を⁉︎」

 

「ノットリガーにする気か⁉︎」

 

「嫌です。」

 

「はっきり断ったっつうの⁉︎」

 

アイワーンはまさかバケニャーンに断られるとは思ってなかったらしくそれに驚いていた。

 

「私の力ではお2人とバランスを取れませんので。」

 

「じゃあ・・・・アタイが行くっつうの!」

 

「待て!承知してないぞ!」

 

「アイワーン!」

 

アイワーンはカッパードとテンジョウの静止を振り切り、ダークペンの力を発動させた。

 

「ダークペン!イマジネーションを塗りつぶせっつうの!」

 

そしてダークペンから放たれた黒いハートの形をしたエネルギー体がカッパード、テンジョウ、アイワーンの3人を包み込むとそれは形を変えて3人の容姿が1つになった巨大な人型のノットリガーが誕生した。

 

『ノットリガー!』

 

「ふっ、美しくはないが・・・・」

 

「悪くはないわね。」

 

「でしょでしょ!」

 

「っ!何だ⁉︎」

 

するとそこへ運悪く冬貴達、宇宙開発特別捜査局の局員達が鉢合わせてしまった。

 

「良い実験体、みっけだっつうの!」

 

そしてノットリガーは冬貴達に襲いかかった。

 

 

 

 

 

その出来事が起こる数分前に遡ると、ひかるがいなくなった事が気になったえれな達他のメンバーはひかるの事を探していた。

 

「いた?」

 

「こっちにはいません。」

 

「全く、ひかるは何処に行ったでプルンス?」

 

「フワ・・・・」

 

手分けしてひかるを探していたえれな、まどか、プルンス、フワは巨大望遠鏡のある星の部屋に集まっていた。

 

「っ!ララ、そっちはどうだったでプルンス?」

 

そこへララもやって来てプルンスがひかるはいたのかをララに聞いた。

 

「みんな・・・・こうたを・・・・迎えに行くルン。」

 

「えぇ⁉︎こんな時に何を言ってるでプルンスか⁉︎」

 

「そうだよ。ロケットだって本調子じゃないんだし・・・・」

 

「それに今は、お父様達が・・・・いくらなんでもリスクが高すぎます。」

 

「でも!・・・・こうたをあのままにはしておけないルン!」

 

えれな、プルンス、まどかはララの意見に反対したがララの意思は変わらなかった。

 

『ララ様、私もララ様の意見には反対です。』

 

「AI⁉︎」

 

そこにAIまでもがララの意見に反対してきた。

 

『現状のロケットでは破損が原因で万全の状態の約70%の性能しか発揮できません。これではロケットの運用に大きな影響を与えてしまいます。』

 

「何とかならないルン?」

 

『改善するにはロケットの修理が必要です。そうしなけば、とても宇宙へは行けません。』

 

「そんな・・・・」

 

AIから聞かされた現状にララはショックを受けた。

 

「ララ?いったいどうしたの?」

 

「そうですよ。何かあったんですか?」

 

えれなとまどかはララに何があったのかを聞いた。

 

「私・・・・いつもこうたに助けてもらってばっかりで・・・・そんなこうたが大変な時に・・・・私は・・・・何も出来なくて・・・・それが凄く・・・・悔しいルン・・・・。」

 

「ララ・・・・」

 

ララは両手で自身のスカートを強く握り締めて悔しそうに目に涙を浮かべながら自身の思いを語った。

 

「こうたはいつも自分の事は後回しにして誰かの為に頑張って、その所為で自分ばっかり損をして・・・・ひかるはこうたを信じてるみたいだったけど・・・・私は・・・・こうたに何かあったらって思ったら・・・・凄く不安で・・・・怖いルン。」

 

「ララ・・・・」

 

「そうだね・・・・怖いのは・・・・アタシも同じだよ。」

 

ララは初めてノットリガーと戦った時にスペースが自分を庇って傷ついた事、宇宙大魔王との戦いでみんなが復活するまで1人で戦っていた事、そして今回も自分達を逃がす為に1人だけ残って戦う選択をした事、その全てを思い出しながらララはこうたの事を考えていた。

それを聞いたまどかとえれなもララと同じ気持ちだった。

 

「だから今度は私が・・・・私がこうたを助けるルン!守られるばかりじゃなくて、私がこうたの事を守るルン!」

 

「だね!今度はアタシ達が!」

 

「はい!こうた君を助けましょう!」

 

ララ、えれな、まどかの3人は、今度は自分達がこうたを助けると強く決意した。

 

ズドォォォォン!

 

「っ!何⁉︎」

 

その時、外からもの凄い音が聞こえてきた。

 

 

 

「ひかる・・・・お茶が入ったよぉ・・・・はて・・・・」

 

プラネタリウムの中にお茶とカップを持って入ってきた遼じぃだったがそこにひかるの姿はなかった。

 

一方、ひかるはペンダントの反応を辿って天文台の外に出てベンチの所から森を見渡すと森の方で爆発する所を目撃した。

 

「あっ!」

 

「ひかる⁉︎」

 

「何処に行ってたでプルンス?」

 

それに反応してララ達も外へ出ると天文台の外にあるベンチの所にひかるが立っていた。

 

「森からおうし座のペンの反応が・・・・」

 

「それって・・・・」

 

「ノットレイダーがいるでプルンスか⁉︎」

 

「フワ・・・・」

 

「森には、お父様が・・・・」

 

ひかるの言葉を聞いてノットレイダーが森にいる事を悟った他のメンバーは動揺し、まどかは森にいるであろう冬貴の事を心配していた。

 

「・・・・行くルン!」

 

そんなまどかの姿を見たララは森に行くと言い出した。

 

「行くってプルンス達の存在を知られたら地球に居られなくなるでプルンス。それにまた・・・・ノットレイダーにやられたら・・・・」

 

「でも!放っておけないルン!・・・・それにこうたなら・・・・こうたならきっと、迷わず助けに行くルン!」

 

「だろうね。こうたなら・・・・」

 

「はい。こうた君なら、ここにいる誰よりも早く助けに行くと思います。」

 

 

ララ、えれな、まどかの言葉を聞いてプルンスは何も言えなくなってしまった。

 

「うん。・・・・行こう。」

 

そしてひかるも森に行く事を決意し、みんなはそのまま森へと走って行ったのであった。

 

 

 

To Be Continued

 

 

 




         次回予告


森へとたどり着いたひかる達はカッパード達が合体した巨大ノットリガーとの戦闘に大苦戦・・・・

徐々に追い詰められるプリキュア達だがそれぞれの思いを胸に必死に立ち向かう。

そんなプリキュア達の思いが新たな奇跡を引き起こす!



次回『スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES』

第32話 宇宙(そら)に輝け!サザンクロスとギンガの光! 後編


次回も楽しみに!
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