スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES 作:hayato0121
今年も『スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES』をよろしくお願いします。
トリガーも最終回を迎え、とても素敵な作品だったと個人的には思っていて、今から『エピソードZ』がとても楽しみです。
それではこちらの本編もスタートです。
これまでの『スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES』は・・・
クマリン星でノットレイダーからの襲撃を受け、こうたを1人残して逃げ延びてしまったひかる達、そんなひかる達を追ってノットレイダー達は地球へとやってきた。
カッパード、テンジョウ、アイワーンの3人が一つになって生まれた巨大ノットリガーを前に絶体絶命のピンチに陥ったプリキュア達だったが、フワの力で地球に帰還したこうたと力を合わせてノットレイダーの撃退に成功した。そんなプリキュア達であったが、地球で、そしてノットレイダー達の拠点では新たな動きが起こりつつあった。
「来ていたか、サーディス。」
「『来ていたか』はねぇだろ。ガルオウガの旦那。せっかく頼まれてた品を持って来たってのによ。」
「ほう?という事は?」
「あぁ、手に入れてきたぜ。プリンセスの力。」
バケニャーン達が地球から帰還した直後、ノットレイダーのアジトには『サーディス』という名のいかにも自分は海賊と言わんばかりの黒いロングコートの中に灰色のベストに白いYシャツ、黒い長ズボンに短髪の黒い髪、そして燃えるような赤い瞳をしていて、腰の両側に同じ形をした海賊が持っていそうな少し峰の部分が曲がった紫色の剣を、腰の後ろ側には此方も同じ形をした少し細長くて剣と同じく紫色の銃を2つずつ装備した男がプリンセススターカラーペンを1本片手に持っていた。
「あなたは?」
「ん?そうかお前さんとはお初だったな。俺の名はサーディス。全宇宙のお宝を手にし、気に入ったものは手元に残し、それ以外は売り捌いたりして活動しているトレジャーハンターだ。よろしくな。」
「はい。私はアイワーン様の執事を務めておりますバケニャーンと申します。よろしくお願いします。サーディス様。」
「あぁ、よろしくな。」
サーディスはバケニャーンに挨拶をしながら持っていたプリンセススターカラーペンをガルオウガに渡した。
「これがいつもの報酬だ。」
「おう。サンキュー旦那。」
「あの?それで、先程仰っていたウルトラマンの力とは?」
「おう、そうだったな。」
バケニャーンは先程サーディスが言っていたウルトラマンの力とは何なのか質問した。
「ウルトラマンってのは、いま俺達がいる宇宙とは別の宇宙に存在する光の巨人達の事だ。」
「光の巨人?」
「そうだ。奴らは悪者から宇宙の平和を守る為に戦ってるらしいぜ。」
「何故あなたはそのような事をご存知なのですか?」
バケニャーンはどうしてサーディスがそこまでウルトラマンについて知っているのか気になった。
「決まってるだろ。俺も此処とは違う別の宇宙から来たからさ。」
「「っ!」」
サーディスがウルトラマンの事を知っているのはサーディス自身も今いる宇宙とは別の宇宙から、ウルトラマン達のいる宇宙からやって来たからだった。
それを知ってバケニャーン、それを聞いていたガルオウガは驚きを隠せなかった。
「最も、俺の場合はトレジャーハンターとしてお宝を探している途中に偶然こっちの宇宙に迷い込んじまっただけなんだけどな。」
「そうでしたか。」
「とにかく、ウルトラマンの力は強力だ。これからもその『キュアスペース』だっけ?ソイツの相手をするならくれぐれも気をつけるんだな。んじゃな!またプリンセスの力をみつけたら持ってくるわ。」
「あぁ、よろしく頼む。」
ガルオウガがそう返事をするとサーディスはその場を後にした。
「キュアスペース・・・か、そのうち俺も会いに行ってみるか。」
サーディスはそう呟きながら自身の右手に持っている2本のペンを見つめていた。
それはこうたが持っているウルトラスターカラーペンと似ていて、一本目のペンの絵には胸のカラータイマーが丸い輪っかの形をしていてその手には巨大な剣が握られていた。
もう一本の方の絵には見た目はウルトラマンにみえるが、悪者ではないかと思わせるような水色で目つきの悪いウルトラマンの姿だった。
「待ってろプリキュア、お前達の持ってるペンは俺が頂く。」
サーディスはそう遠くない内にプリキュア達のいる地球に行く事を決め、早速その準備に取り掛かった。
その頃、地球ではこうた達の前に謎の人物が姿を現していた。
「ハロー、エブリワン!」
その人物は上着を羽織ったポッチャリした体型に緑色の帽子にオレンジ色の髪や髭を生やし、撮影用のカメラを持って英語で挨拶してきた。
「あっ!貴方は!」
「君、勝手に撮影するな!いったい何者なんだ!」
「オー、ソーリー!私の名前は・・・」
「P.P.アブラハム監督!キラやば~っ☆私が大!大!大ファンな映画監督だよ~!」
彼が自己紹介をしようとするとそこにひかるが割り込んできて代わりに全部喋ってくれた。
「宇宙開発特別捜査局の香久矢です。世界的映画監督である貴方が何故ここに?」
「勿論、映画の撮影の為です。」
「え?えぇ⁉︎」
「撮影?」
「YES!貴方が見たのは映画のマジックなのです。」
「なんだって・・・」
アブラハム監督の説明を聞いた冬貴は驚いているが、それを聞いていたこうたの中には疑問が次々と浮かび上がっていた。
(違う、アレはマジックなんかじゃない。ノットレイダーのこと、もしくは俺達プリキュアの事も隠そうとしているのか?だとしたらこの人はそれら全てを知ってる事になる。いったい何者なんだ?)
「では、これまで私達が目撃してきたものは全て・・・」
「全ては映画のマジック、日本語でいうと特撮でぇす!」
「それは流石に無理があるでプルンス。」
それを木の影から聞いていたプルンスは無理があると呟いた。
「特撮?あれは私達の・・・」
「待てひかる・・・」
「おっほん!」
こうたがひかるの言葉を止めようする前にアブラハム監督がわざと大きく咳をしてそれ以上は何も言わせなかった。
「みんな、ここは話を合わせよう。」
「あぁ、それが一番よさそうだ。」
『はい(ルン)。』
それを見たえれなはアブラハム監督に話を合わせようとみんなに提案して他のメンバーもそれを承諾した。
「まどか、君達はなぜここに?」
「その・・・映画制作のお手伝いを・・・」
「学校の課外活動の一環で・・・」
「そうそう私達役者なんです。」
『え?』
「おいおいひかる・・・」
「ヤバイ・・・」
プルンスはひかるの言葉に呆れ、こうたは再び嫌な予感を感じずにはいられなかった。
「こっそり撮影してごめんなさい。でも、どうしても映画を完成させたいんです。私達出演者からもお願いします。」
それからの展開はひかるの言葉に拍車をかけるかのように話が進んでいき、なんと総理大臣までもがその映画を見たいと言い出してしまいホントに映画を作らなくてはいけなくなってしまった。
ひかるは大喜びだったが、こうたの頭の中は既にパンク寸前だった。
(お前なぁ、さっきの事で少しは懲りたんじゃなかったのか?切り替え早すぎだろ・・・)
こうたはひかるがどんな思考をしているのか考えるだけ無駄なので諦める事にした。
結局その日はそのまま解散となり後日アブラハム監督をロケットに呼び出して話し合いをする事になった。
「全く、なんて勝手なことをしてくれたんだ!」
「え?」
「私はあの男の目を誤魔化そうしただけなのに、本当に映画を撮らなくちゃいけなくなっちゃったじゃないか!」
「それよりどうして監督がわたくし達の事をご存知なのでしょう?」
「私には全てお見通しだ。」
まどかの質問に対してアブラハム監督は返事をするといきなり監督の胸の部分が開き、中には小さな宇宙人がいた。
『っ!』
「・・・・・・」
『えぇぇぇぇぇぇ(オヨォォォォ)⁉︎』
「ミニチュラ星人でプルンス。」
「びっくりフワ!」
あまりに突然の出来事にみんなは一瞬固まってしまうがひかる達女の子4人は両手を頭上に上げながら立ち上がって驚いていて、こうたも両手をテーブルに叩きつけながら立ち上がり上半身を前のめりにして食い入るようにその存在を見ていた。
その正体がミニチュラ星人だとプルンスが説明してくれた。
「映画監督は世を忍ぶ仮の姿、私の正体は太陽系を監視するため宇宙星空連合からやって来た調査員だ。」
「ルン⁉︎ 宇宙星空連合・・・・」
ミニチュラ星人が星空連合という単語をだした途端、ララの表情から何故か焦りが伝わっていた。
「キラやば~っ☆監督が宇宙人だったなんて・・・」
「ですが、なぜわざわざ映画監督に?」
「あれは100年以上前の事、はじめは異星人の存在が地球人に知られぬように監視する使命だった。しかし、徐々に地球人の生態と文化を記録する事にのめり込んでいき、やがて映画の都ハリウッドが栄え、私は映画に魅入られたのだ。」
「私も監督の映画大好き!でも最近ヒット作がないんだよね。」
「グサーッ!」
「本人の前でそういう事言うなよ。」
ひかるの言葉はアブラハムに突き刺さり、こうたはひかるにちょっとだけ注意した。
「私の話はいい。それよりも君達‼︎」
「ルン?」
「君達は異星人なのに、地球人にその存在を知られてしまった。宇宙法違反だ!罰として故郷の星に帰ってもらう!」
『いやぁぁぁぁぁあああ(フワー)!』
ミニチュラ星人はララ、プルンス、フワを指差して地球を出ていくように告げた。
「ララ達はあたし達の友達だよ!」
「いきなり帰れだなんて・・・」
「これには色々事情があるんですよ!」
「それに監督だって姿見られているじゃん!いいの?」
ひかるの言葉を聞いて図星をつかれたミニチュラ星人はレバーを操作すると、胸元の扉が閉まった。
「あーみんな、今のは見なかったことにしてくれ。」
「いや、それは流石に無理があるでしょ・・・」
「オホン!とにかく、一週間後に帰還ポッドが到着する。それに乗って帰ること!宇宙星空連合の法律は絶対だ!」
「ルン・・・」
こうたの言葉はアブラハムはわざと咳き込んで止めて、それからララ達に帰る為の段取りが伝えられるとララは元気をなくしてしまった。
「待って下さい!ララ達は俺達の大切な仲間なんです!生まれた星が違うからとか別の星の住人と接触したからとかそんな理由でララ達を帰すのはやめて下さい!」
「こうた・・・」
それを見たこうたはアブラハムに反対の意志を伝えてさっきまで落ち込んでいたララもその言葉に耳を傾けていた。
「いやしかしだね君、これは星空連合の法律で決まっている事なんだ。私の一存でそれを破る訳にはいかないんだよ。」
「監督の立場から考えたらそうでしょうね。でも!それでも俺は、ララ達ともっと一緒にいたい!せっかく出会えたララ達との繋がりをこんな形でなかった事にしたくないんです!」
『こうた・・・』
それを聞いていたララをはじめとする他のメンバー達はこうたの気持ちに心を打たれてした。
ちょうどその頃、こうたがそんな話をしていたのと同時刻、地球とは違う別の星で一本のペンの輝きが点滅する形でその輝きが強くなったり弱くなったりして何かに反応していた。
「お願いします!ララ達を帰さないで下さい!お願いします!」
「・・・・・・」
こうたは頭を下げてアブラハムに頼み込み、アブラハムも腕を組みながらどうするかを考えていた。
「あの!映画の撮影はどうするんですか?」
「ん?」
「私達も協力します!」
「何を言っている、君達に芝居ができるとは・・・」
「できます!」
「ああっ⁉︎」
すると突然、ひかるが最初の話にあった映画制作の話をもちだした。
「監督の映画は何百回も見てるし、監督の望む演技やってみせます。」
「ほう?」
「その代わりうまくできたらララ達のこと見逃してくれませんか?」
「ルン?」
「監督やりましょう!あたし達がんばります!」
「総理も楽しみにされてますし!」
「俺からもお願いします!やらせて下さい!」
ひかるの言葉に便乗してえれな、まどか、こうたもアブラハムに映画制作をするお願いをした。
「わかった。映画を撮ろう。」
「じゃあララ達の事は・・・」
「私の望む演技が出来れば考えてやらない事もない。」
「ホントルン⁉︎」
「私は厳しいぞ?」
みんなの熱意を受け、アブラハムはひかる達の提案を了承した。
「みんなー頑張ろう‼︎」
『おーっ!』
それから数日後、出演者であるこうた達はそれぞれの演じる役の衣装に着替えて天文台の中の巨大望遠鏡のある星の部屋に集まっていた。
「『映画 忍法羽衣伝説妖怪スペースウォーズ』?」
「フワ?」
「地球人のセンスは良くわからないでプルンスなぁ。」
プルンスとフワは今回の映画のポスターをみてコレがどういう設定なのかイマイチ理解できていなかった。
「まぁ地球人のセンスは色々だからな。その全てを理解するのは多分無理だと思うぞ。」
プルンス達の後ろからこうた話に入ってきた。
「あれ?こうたのその衣装は、普段の地球人の服と同じでプルンス?」
「まぁ、今回の俺の役は何の力もない何処にでもいる普通の地球人の少年って設定だからな。まさか主人公をやる事になるとは思わなかったけど。」
こうたの衣装は青い半袖のTシャツの上に黒い半袖の上着を着て、下は抹茶色の長ズボンに青い靴を履いていた。
「トオゥッ!くノ一、星影!」
「星より舞い降りし、羽衣天女でござる。」
「ござる?」
「緊張してるルン。」
「太陽の王子、参上!」
「おぉ!」
「カッコいいルン。」
「月の姫を務めさせていただきます。」
『はぁ・・・』
「綺麗ルン。」
「へぇ、みんな良く似合ってるじゃないか。」
「こうた!」
「こうたはいつもとあんまり変わらないルン?」
「まぁな。俺は主人公で地球人の少年、『さとる』って役なんだよ。」
今回の映画でのみんなの演じる役は・・・
ひかるは、くノ一星影
ララは、羽衣天女
えれなは、太陽の王子
まどかは、月の姫
こうたは、地球人の少年、さとる
コレが今回の映画のメインキャストとなっている。
「こうた、元気そうで安心したよ。」
「遼じぃ、心配かけてごめん。良かったら遼じぃも撮影を見に来てくれ。」
「君達、そろそろ本番だぞ。私の完璧な台本は一語一句頭に入ってるだろうな?」
「勿論!」
「お任せ下さい。」
「ララも大丈夫?」
「文字が読めないルン。」
『えぇ⁉︎』
ここにきてララが台本が読めないと事が発覚した。
「でもAIに翻訳してもらったから大丈夫ルン。」
『ふぅ・・・・』
撮影が始まるまでの間、ララはAIに協力してもらってセリフを覚えるのを頑張っていた。
「私は決して手を抜かない。映画を作るからには大ヒットを狙う!いや、映画史に残る名作を撮る!」
「それは流石に無茶でプルンス。」
「よぉし!やるぞ!」
『おーっ!』
それからみんなで森に移動し、映画の撮影が開始された。
「まずは主人公が天女と出会うシーン・・・よぉい!アクション!」
「今日はどこまで探検しようかな?」
主人公は森の中を探検し進んでいくと、その途中で何かがウロウロしているのをみつけた。
「あの?なにしてるの?」
「エ?チョ、チョットサガシモノヲシテイマシテ・・・・」
「探し物?よかったらお手伝おうか?」
「ホ、ホントウデスカ⁉︎アリガトウゴザイマス。」
「ララ、緊張しすぎでプルンス。」
こうたはララほど棒読みではなかったが、動きが少しぎこちなくなっていた。
ララも緊張しているのかセリフは棒読みになったり動きがロボットみたいに固くなっていた。
「カット!君、もう少し身体の力を抜いて自然体で演技してみてもらえるかな?」
「はい。わかりました。」
「君は緊張しすぎ!彼以上にもっと力を抜いて気持ちを落ち着かせて演技しなさい!」
「わ、わかったルン。」
それからも何とか撮影は進んでいった。
「次はくノ一が主人公と天女の2人と出会うシーン・・・よぉい・・・アクション!」
「ツキノヒメサマヲマモルタメ、キヨウモシュギョウニハゲムゾ!エイ!ヤーッ!」
「凄い棒読みでプルンス・・・」
ひかるのあまりにも不自然なセリフの言い方に木の影からフワと共に撮影を見ていたプルンスは不安でしょうがなかった。
「・・・アッ、コンナトコロニキレイナハゴロモ。」
「・・・あ!天女さん、探し物ってアレじゃない?」
「ソ、ソウデス。ソレコソテンノハゴロモ。スイマセン、ソノハゴロモヲワタシニオカエシクダサイ。」
「ッテコトハ、アナタハテンニョサン?」
「ハイ!それを返して頂かないと空に帰れないのです。」
「くノ一さん、お願いします。それを天女さんに返してあげて下さい。」
「私の使命はお姫様を悪い妖怪から救う事・・・天女さん、羽衣は返すから私に力を貸して。」
「お安い御用ルン!」
「キラやば~っ☆」
(あっ・・・)
途中からひかるとララの言葉遣いが良くなってきて安心していたこうたであったが最後の最後に素の2人が出てきてしまい、こうたは心の中でやってしまったと思った。
「カット!カット!・・・君、キラやば~っ☆ってなに!?」
「あっつい、うっかり・・・」
「それに君!語尾にルンってつけない!」
「オヨ〜」
アブラハムからの指摘にひかるとララはやってしまったとと思い反省していた。
(お父様が見ている。完璧にやらなくては・・・完璧に・・・)
その光景を冬貴はジッと見ていて、それを見たまどかは更に緊張してしまっていた。
「あぁ、3人は妖怪から姫を守るシーン。はい本ばーん、よーい!アクション!」
「待て待て!逃すものか!」
「あ〜れ〜」
背後から妖怪に追いかけられてまどかが演じる姫は走りながら必死に逃げていた。
「シーン7駆けつけるさとると星影と羽衣天女、さとる『大丈夫?』星影『助けに参りました。』羽衣天女『私達が相手です!』」
『え?』
こうたとひかるとララはスタンバイしていたがまどかがこうた達のセリフまで一人で言ってしまったのでみんな戸惑っていた。
「カット!カット!・・・君、何で台本全部読んじゃうの⁉︎」
「っ!すみません!一語一句ってそういう事だったのですか⁉︎」
「まどかってさ、映画やドラマって観た事ある?」
「え?はい。少しは・・・」
「その中で演じている人達ってさっきのまどかみたいに一人でセリフを全部言ってたか?」
「・・・言ってません。」
「そう。つまりそういう事なんだよ。」
「わかりました。次からは気をつけます。」
アブラハムやこうたの言葉でまどかは自身の解釈の間違いに気づき、それを反省した。
そして次はえれなも参加するシーンという事もあり、えれなはアブラハムの横で準備運動をしていた。
「今度こそ頼むよ!はぁい今度は王子も参戦して、みんなで妖怪を倒すシーン。よぉい!アクション!」
「へへ!姫は頂く!」
「そうはさせない!太陽の王子!参上‼︎月の姫は僕が守り抜く!」
そう言ってえれなジャンプして妖怪に斬り掛かるとその後に木に足で踏み込むとその勢いを利用して再びジャンプし、ワイヤーで吊るされているえれなはそれを利用して空中で回転しながら妖怪に斬り掛かった。
「おぉ!やるじゃないか!」
これを見たアブラハムも今日初めて演技に対して絶賛していた。
「こっちも負けてられない!えい!」
そう言ってひかるは手に持っていた小道具の手裏剣を妖怪に向けて投げようとしたが、その手裏剣は妖怪ではなく、アブラハムの被っている頭の帽子に当たってしまった。
「あぁ・・・」
「監督、大丈夫ですか⁉︎」
「君達!私の映画をぶち壊す気か‼︎」
「ごめんなさい!」
「コレはまずいでプルンス。」
「フワ。」
これには流石のアブラハムも我慢の限界を超えてみんなに対して怒鳴り散らしていた。
それを木の影からプルンスとフワも見ていた。
「言っただろ!台本通り完璧に!さもないとクビだからね!」
「オヨ・・・」
「ララ・・・」
ひかるは自身の失敗を反省し、この映画の完成がララ達の今後を左右する事を思い出していた。
果たして、映画を無事に完成させてララ達は地球に留まる事が出来るのだろうか・・・
To Be Continued
次回予告
もう失敗は許されないひかる達・・・
そんな中でひかる達は互いの気持ちを再確認し、繋がるみんなの心が新たな光を呼び覚ます!
次回『スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES』
第34話 さよならララ⁉︎ 映画作りと繋がる心 後編
次回も楽しみに!
そして次回の最後の方では次の新章予告も行います。
そちらもお楽しみ。
※ もしよろしければ、皆さんがこれまでの話で感じた感想やコメントがあればドシドシ送って下さい。
皆さんからのコメント、そして評価が頂けたら凄く嬉しいです。
よろしくお願いします。